ジェルキャンドル(ゼリーキャンドル)は、ジェルワックスという透明の専用ジェルを使って作られるキャンドルで、見た目はまるでゼリーのようにプルプルしています。
しかし熱を加えると溶けて液体状になるため、その性質を活かしてジェルの中に貝殻やガラスを閉じ込めて作品を作ります。
一見、自分で作るのは難しそうですが、実はすごく簡単に作ることができるのです!
まずは今回紹介する基本作品を作ってみましょう。
ジェルキャンドル作りの基本工程が身につくので、アレンジした作品も簡単に作れるようになっていきますよ!
写真を交えながら実際に作っていきますので、材料を用意して一緒に作ってみてくださいね!
まず揃えるべき「ジェルキャンドル作り」に必要な材料
基本ジェルキャンドルに必要な材料
①ガラス容器
②ジェルワックス
③キャンドルウィック 1本
④キャンドルカラー(ピンク)
ガラス容器は100均で買えるもので良いので、口の広いガラス容器で挑戦してみましょう!
『200mlの容器に対しジェルワックス100~150g』が容量の目安ですが、少し多めに用意しておくと安心です。
基本ジェルキャンドルの作り方
先に簡単な流れを説明すると、以下のような流れになります。
1.ジェルワックスを溶かす
2.ガラス瓶にキャンドルの芯を取り付ける
3.溶かしたジェルワックスを流しいれて固める
たった3工程ですが、細かい方法や注意点があるので、ひとつずつ丁寧に説明していきますね!
1.ジェルワックスを溶かす
まずは180℃~200℃に設定したホットプレート(IHヒーターでも可)でジェルワックスを溶かします。
ジェルワックスをステンレスカップ(ホーローマグ)に入れ、ホットプレートの上で置き、溶かします。
ステンレスカップは持ち手もかなり熱くなりますので、軍手をはめて気を付けて作業してくださいね!
ステンレスカップが濡れているとジェルワックスがはじけて火傷をする危険があります。必ず水気をとってから溶かしましょう。
2.ジェルワックスを完全に溶かして温度を一定に保つ
次第にジェルワックスが溶けてくるので、スプーンで静かに混ぜてみましょう。
完全に溶けたらホットプレートの温度を120℃程に下げ、ジェルワックス自体の温度を90℃に保つようにします。
温度が高くなりすぎると危険です(煙が出てくるほど高くならないように注意!)逆に温度が低くなると、ジェルワックスは固まり始めます。
液体を保っていられる90℃をキープしながら作業を続けてください。
ジェルワックスを勢いよく混ぜると空気が含まれて気泡が多くなるので、気泡をなくしたい時は極力混ぜないようにしましょう。
3.ジェルワックスに色付けをする
色付けが必要な時には、このタイミング(ジェルが完全に溶けたあと)で色付けを行います。
キャンドルカラーを好みの分量だけ入れて、スプーンで静かに混ぜて全体に色付けしましょう。
今回はピンクのキャンドルを作るので、ピンク色の色付けを行いました。
透明の場合は色付けしなくてもいいですし、複数の色を混ぜる・ラメを使うなどして好みの色に調整してくださいね。
出来上がるとわかりますが、ほんのちょっとの量でも濃く色が付きます。ピンセットでちょっとずつ入れながら色を濃くしていきましょう。
4. キャンドルウィックを容器に固定する
あらかじめジェルコーティングしたキャンドルウィックをガラス瓶の底に固定します。
3のジェルワックスにキャンドルウィックの金具部分をつけて、ガラス瓶の真ん中に置きます。
ピンセットでくっつけるように押さえるといいでしょう。(ジェルがのり代わりになってくっつきます)
5.キャンドルウィックを割りばしで固定する
キャンドルウィックを割りばしではさみます。
そして割りばしは割らずに、キャンドルウィックを挟んでガラス瓶に橋渡しの状態で置きます。
こうすることでキャンドルウィックを真っすぐ固定したまま、ジェルワックスを流し固めることができます。
6.ジェルワックスをガラス容器に流し入れる
ジェルワックスをガラス容器に静かに流し入れましょう。
静かに入れることで気泡ができにくくなります。
逆に勢いよく入れると空気が含まれるので、気泡が発生する原因となります。
容器はジェルが入ると、持てなくなるくらい熱くなります。気を付けてください!
7.ジェルワックスを固めて完成
そのまま常温でしばらく置いておきます。(冷蔵庫には入れないでください)
ジェルワックスが固まってきたら割りばしをそーっと外して、キャンドルウィックの長さを切って調節します。
完全に固まったら完成です!
ジェルキャンドル作りのアレンジ方法
今回は基本となるシンプルなジェルキャンドルの作り方をお伝えしましたが、中に貝殻や花を入れることで様々なアレンジができます。
基本を押さえていれば、どれも簡単に作れるものばかりです。
ぜひ色々なジェルキャンドルを作ってみてくださいね。