AirPods Proきっかけに、ノイキャン搭載のフルワイヤレスに目覚めたマクリン( @Maku_ring)です。
これまで1万円以下のワイヤレスイヤホンを数多く所有してきた僕ですが、2万円超えの高級ワイヤレスはやはりひと味違います。
有線イヤホン派で「音質面が気になってフルワイヤレスにできない……」という人も満足できる完成度に仕上がっています。
AirPods Pro・SONY・Jabra・JBL・Technics・audio-technica・Sennheiser・AVIOT・ANKER・RHAを立て続けに試したので、その中でもおすすめの製品を紹介します。
そんなわけで本記事は「【最強はどれ?】ノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンのおすすめBEST10」について書いていきます。
タップできるもくじ
ノイキャン搭載の完全ワイヤレスイヤホンBEST10
このたび比較した10製品はこちらです。
- AirPods Pro
- SONY WF-1000XM3
- Jabra Elite 85t
- JBL CLUB PRO+ TWS
- RHA TrueControl ANC
- Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
- Technics EAH-AZ70W
- audio-technica ATH-ANC300TW
- Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2
- AVIOT TE-D01m
正直いずれも音質が良いため、従来の評価項目では差が見えませんでした……。
そこで、音質面とノイキャン性能に分けた評価項目を新たに制定し、こちらに当てはめて9製品の順位づけを行いました。
このクラスになると、音質の仕上がりが良いのはもちろんのこと、専用アプリもしっかり作り込まれ、ナンバーワンを決めるのは困難をきわめました。
それではBEST10を発表していきます。
製品名 | Bluetooth | 防水性能 | 対応コーデック | 重量(イヤホン/ケース込み) | 音楽再生時間 | 音楽再生時間(ケース併用) | ドライバー | 充電ポート |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「AVIOT TE-D01m」![]() |
Bluetooth 5.1 | IPX4 | AAC/SBC/aptX/aptX Adaptive | 約13g/約53g | 最大10時間 | 最大50時間 | 6mmドライバー | USB-C |
「audio-technica ATH-ANC300TW」![]() |
Bluetooth 5.0 | IPX2 | AAC/SBC/aptX | 約14g/約50g | 最大4.5時間 | 最大18時間 | 10mmダイナミック型ドライバー | USB-C |
「Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2」 |
Bluetooth 5.1 | IPX4 | AAC/SBC/aptX | 約13g/約58g | 最大7時間 | 最大28時間 | 7mmドライバー | USB-C |
「Technics EAH-AZ70W」![]() |
Bluetooth 5.0 | IPX4 | AAC/SBC | 約14g/約65g | 最大6.5時間(最大7.5時間) | 最大19.5時間(最大22.5時間) | 5.8mmドライバー | USB-C |
「AirPods Pro」![]() |
Bluetooth 5.0 | IPX4 | AAC/SBC | 約11g/約46g | 最大5時間 | 最大24時間 | 未記載 | USB-C・ワイヤレス |
「SONY WF-1000XM3」![]() |
Bluetooth 5.0 | 防水・防滴なし | AAC/SBC | 約17g/約92g | 最大6時間(最大8時間) | 最大24時間(最大32時間) | 6mmドライバー | USB-C |
「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」![]() |
Bluetooth 5.0 | IPX4 | AAC/SBC | 約10g/約61g | 最大7時間(ANC:最大6時間) | 最大26時間(ANC:最大21時間) | 11mmダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス |
「JBL CLUB PRO+ TWS」 |
Bluetooth 5.1 | IPX4 | AAC/SBC | 約13g/約69g | 最大6時間(最大8時間) | 最大18時間(最大24時間) | 6.8mmドライバー | USB-C・ワイヤレス |
「RHA TrueControl ANC」![]() |
Bluetooth 5.0 | IPX4 | AAC/SBC/aptX | 約16g/約109g | 最大5時間 | 最大15時間 | 6mmドライバー | USB-C・ワイヤレス |
「Jabra Elite 85t」![]() |
Bluetooth 5.1 | IPX4 | AAC/SBC | 約14g/約58g | 最大5.5時間(最大7時間) | 最大25時間(最大31時間) | 12mmドライバー | USB-C・ワイヤレス |
第10位:AVIOT TE-D01m
第10位は「AVIOT TE-D01m」です。
カラーは僕が持っているBlackのほか、Cardinal Red・Ivory・Pearl White・Navyと、豊富なバリエーションをそなえています。
日本人の耳形状に基づくエルゴノミクスデザインで、耳へのフィット感は抜群なので、トレーニング時でも落とす心配がありません。
高感度タッチセンサーを搭載し、耳元を軽く触るだけで操作できます。
- (右/左)1回押す 再生/一時停止/受話/終話
- 右2回押す 曲送り(次の曲)
- 右3回押す 曲戻し(前の曲)
- 左2回押す 音量を下げる
- 左3回押す 音量を上げる
- 左2秒押す アンビエントマイクON/OFF
- 右2秒押す ノイズキャンセリングON/OFF
AVIOT TE-D01mはQualcommチップ「QCC3040」搭載により、抜群のロングバッテリーを実現しています。
イヤホン単体で10時間の連続再生が可能で、ケースもふくめると最大50時間も使用できます。
高音はまろやかで抑え気味であり、低音域も重低音というほどではないものの、しっかりした量感を持たせています。
全音域にわたって比較的フラットで、ロック&ポップスとの組み合わせでその特性をより発揮します。
しかもaptX・AAC両方に対応し、iPhoneとAndroidスマホの双方で、質の高いサウンドを提供可能です。
aptXでも最新のコーデックである「aptX Adaptive」に対応しています。
対応するAndroidスマホは一部のハイエンド機にとどまるものの、超高音質と超低遅延を実現し、動画再生でも力を発揮します。
ただし、ノイキャンはマイルドANCと銘打っているだけあり、その味付けは正直おまけレベルです。
AVIOT TE-D01mの評価
第9位:audio-technica ATH-ANC300TW
第9位は「ATH-ANC300TW」です。
audio-technica初のアクティブノイズキャンセリング搭載イヤホンとなっています。
コンパクトでないにもかかわらず、専用の曲面設計の恩恵で装着しやすさは抜群です。
左右のイヤーカップ周囲にボタンになっており、こちらでボタン操作可能です。
- 右1回押す 再生 / 一時停止 / 受話 / 終話
- 左1回押す ノイズキャンセリング / ヒアスルー(外音取り込み)
- 右2回押す 曲送り(次の曲)
- 左2回押す 音量上げ
- 右3回押す 曲戻し(前の曲)
- 左3回押す 音量下げ
イヤホンだけで最大4.5時間、ケースふくめ最大18時間使用でき、フルワイヤレスとして平均的な連続使用時間です。
専用アプリ「A-T Connect」があり、複数の機能が盛り込まれています。
操作画面はシンプルで、イヤホンマークのタップで詳細のカスタマイズが可能となっています。
- バッテリー確認
- 音質コーデック変更
- アンビエンスコントロール(ノイキャン・外音取り込み機能)
音質コーデックやノイキャンは、カスタマイズからでもいじることができます。
低音・中音はフラットなものの、高音は好き嫌いがやや分かれそうな印象があります。
硬くて鋭い音設計で、女性ボーカルやEDMだと、高音が耳障りに聴こえるかもしれません。
その反面、男性ボーカルのロックやラウドロックを聴くと、ギターやドラムのスネアが耳に刺さって気持ちいいです。
アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、電車や車の音は7割程度カットしてくれていますが、人の声は3〜4割減といった印象で、過度な期待は禁物。
その分、ノイキャン特有の閉塞感が苦手な人でも使いやすいイヤホンといえます。
audio-technica ATH-ANC300TWの評価
第8位:Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2
第8位は「Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2」です。
ホワイトとブラックの2色があり、クセのないラインナップとなっております。
スマートな形状で耳にスッとはまり、少しひねるだけでしっかりグリップします。
全面がタッチセンサーであり、軽く触れるだけで操作可能です。
- 右1回タッチ 音声アシスタント(Siri / Googleアプリ)起動 / 受話 / 終話
- 左1回タッチ 再生 / 一時停止 / 着信拒否
- 右2回タッチ 外音取り込み
- 左2回タッチ 曲送り(次の曲)
- 右3回タッチ ノイズキャンセリング
- 左3回タッチ 曲戻し(前の曲)
- 右長押し 音量+
- 左長押し 音量ー
長時間モデルに仕上がっており、イヤホンだけで最大7時間、ケースふくめて最大28時間(4回分)使用できます。
専用アプリ「Sennheiser Smart Control」は、かなり使いやすいです。
Transparent Hearing(外音取り込み機能)の調整ができ、外音取り込み時に音楽の再生を続けるか止めるかを選ぶことができます。
人によっては、電車アナウンスや会計時など、周りの音を拾う場面で音楽を一時停止したいこともありますので、これはうれしい機能です。
また、アプリの最大の機能として、タッチ操作時のキー割り当てをほぼ自在に変更できます。
音質はさすが本格派といったところで、原音に忠実で素直な設計となっています。
ボーカルやドラム音がこもる傾向がある一方、ギター音やユニゾンはかなりきれいです。
全体的にナチュラルな味付けなので、造られた音を好まない人にはおすすめできます。
ノイキャンは正直おまけ程度ですw
物理的に遮音するパッシブノイズキャンセリングとのハイブリッド仕様であるため、アクティブノイズキャンセリングの効きをそこまで強くしなかったものと思われます。
MOMENTUM True Wireless 2の評価
第7位:Technics EAH-AZ70W
第7位は「Technics EAH-AZ70W」です。
パナソニック・テクニクスブランド初のフルワイヤレスにして、競合製品をよく研究した完成度の高いイヤホンに仕上がっています。
カラーはシルバーとブラックで、2色とも使いやすいラインナップとなっています。
ビー玉のようなゴロンとした形状なので、装着しやすさは抜群です。
ヘアライン加工が施されたロゴ部分は全面タッチセンサーで、軽くタッチするだけで操作可能です。
- 1回タッチ 再生 / 一時停止 / 受話
- 右2回タッチ 曲送り(次の曲)
- 左2回タッチ 音量下げ
- 右3回タッチ 曲戻し(前の曲)
- 左3回タッチ 音量上げ
- 右2秒タッチ 外音コントロール切り替え / 終話
- 左2秒タッチ 音声アシスタント(Siri / Googleアプリ)起動 / 終話
バッテリー性能も優秀で、イヤホンだけで最大6.5時間(ノイキャンOFFは最大7.5時間)、ケースふくめ最大19.5時間(ノイキャンOFFは最大22.5時間)使用することができます。
また、従来のリレー伝送方式でなく、左右独立受信方式に対応しています。
左右イヤホンがBluetooth信号をそれぞれ受け取るため、接続の安定性にくわえ動画視聴時の音ずれも抑制されます。
専用アプリである「Technics Audio Connect」もかなり使いやすいです。
初見も分かりやすく、ユーザーフレンドリーな操作画面となっています。
- バッテリー確認
- 外音コントロール
- サウンドモード
他のモデルに無いものとして、ノイズキャンセリングと外音取り込みの効き具合をコントロールできる機能があります。
音質は日本人好みのクリアサウンド設計に仕上がっています。
ボーカル音の表現力も豊かで、高音は特に突き抜けるような印象を受けました。
ビートの音圧が強めに出るので、クラブサウンド・EDMに適したイヤホンといえます。
ノイズキャンセリングの性能も高く、低音部分での効きが特に素晴らしいです。
初のフルワイヤレスにして円熟した完成度を有しています。
Technics EAH-AZ70Wの評価
第6位:AirPods Pro
第6位は、この分野を切り開いたともいえる「AirPods Pro」です。
うどん(軸)が短くなったため、そのデザインが購入の障壁になっていた人でも受け入れられやすいものに仕上がっています。
実際に装着してみると、これまで感じたようなカッコ悪さとは無縁で、耳へのフィット感も抜群です。
側面は感圧センサーであり、ギュッとつまむことで操作できます。
- 1回押し 再生/一時停止/受話/終話
- 2回押し 曲送り(次の曲)
- 3回押し 曲戻し(前の曲)
- 長押し ノイズコントロール/Siriのいずれか登録可
バッテリー性能はふつうで、イヤホンだけで最大4.5時間(ノイキャンOFFは最大5時間)、ケースふくめて最大24時間(5〜6回分)使用できます。
充電面は優秀で、Lightningによる有線充電にくわえ、ワイヤレス充電に対応しています。
ワイヤレス充電器を使えば置くだけ充電もできちゃいます。
iPhoneをお持ちなら必須レベルでおすすめできる理由として、純正ならではの本体設定画面への組み込み具合があげられます。
iOS 13.2以上からAirPods Proに完全対応し、コントロールセンターで音量調整が可能です。
さらにBluetooth接続画面から、ノイズコントロールやボタン割り当て、装着テストまでできるようになっています。
音質は素直でフラットな設計です。
高音域の解像度はかなり高く、音の粒が立っている印象を受けました。
一方で低音はややこもる傾向があり、低音重視の人は少し物足りないかもしれません。
ノイキャンの性能はかなり高く、音楽を流していない状態でも外音が分厚い壁の奥に聴こえる感覚をおぼえます。
それから音楽を流せば、(おおげさでなく)周りの音という音がかき消される世界に入り込みました。
音への没入感がグンと上がり、集中したいとき・動画や音楽に没頭したいときにうってつけの機能といえるでしょう。
AirPods Proの評価
第5位:SONY WF-1000XM3
第5位は「SONY WF-1000XM3」です!
音質・ノイキャン性能ともに総じてレベルが高く、他製品を一歩リードする結果となりました。
カラーはブラックとシルバーの2色で、いずれもセンスの良いカラーリングです。
イヤホンはソニーらしくスタイリッシュですが、少々大きめで、(たとえは悪いけど)カメムシくらいのサイズ感。
付け方にクセがややあるものの、慣れればスムーズに装着可能です。
丸い部分がタッチセンサーであり、軽くタップするだけで操作できます。
- 右タップ 再生 / 一時停止
- 左タップ ノイズキャンセリング / 外音取り込みの切り替え
- 右2回タップ 受話 / 終話 / 曲送り(次の曲)
- 左2回タップ 受話 / 終話
- 右3回タップ 曲戻し(前の曲)
- 右長押し クイックアテンションモード
- 左長押し 音声アシスタント(Siri / Googleアプリ)起動
操作感は軽く、アクションを受け付けたときに「トン」という音がするので分かりやすいです。
なかなかのロングバッテリーを実現し、イヤホンだけで最大6時間(ノイキャンOFFは最大8時間)、ケースふくめて最大24時間(ノイキャンOFFは最大32時間)使用できます。
また、Technics EAH-AZ70Wと同じく、左右イヤホンそれぞれが音を受信する「左右同時伝送」を実現しています。
専用アプリである「Headphones Connect」を使うことで、細かい調整ができるようになります。
アプリのUIが正直使いにくいですが、機能は実に多彩で、さすがソニーといったところです。
- バッテリー残量確認
- アダプティブサウンドコントロール
- 外音コントロールの切り替え
- イヤホンを外したときに音楽を一時停止する機能ON/OFF
- 音質モード(音質優先/接続優先)
- DSEE HX(ハイレゾ並みの音質)
- タッチセンサーのボタン割り当て
- 自動電源オフ機能
音質は全体的にクリアサウンド設計となっています。
高音域の伸びが特にあり、イヤな音圧もありません。
ボーカルの小さな息遣いも拾いつつ、ドラムやギターなど楽器隊のサウンドもきれいに表現でき、音場がとにかく広い印象を受けました。
ノイキャンもなかなか優秀で、オンにすると雑音を遠くに追いやる静寂が降りてきます。
ノイキャンにありがちなホワイトノイズも皆無で、音質も犠牲になっていません。
SONY WF-1000XM3の評価
第4位:Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
第4位は「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」です。
イヤホンには装着センサーを搭載し、片方または両耳からイヤホンを外すと音楽が自動停止し、装着するとまた再生します。
イヤホン単体で約10g、ケースふくめて約61gと標準的な重量です。
スライドケース式で取り出しやすく、個人的には好きな機構です。
イヤホン単体で最大7時間(ANCで6時間)、ケースをふくめ最大26時間(ANCで21時間)使用可能です。
USB-C充電にくわえ、ワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで充電できます。
表面はタッチセンサー式で感度も高く、正確に操作できます。
- 右2回タップ 再生/一時停止
- 右2秒押し モード切り替え(ノイズキャンセリング / 外音取り込み / 通常)
- 左2回タップ 曲送り(次の曲)
- (右/左)2回タップ 受話/終話
- (右/左)2秒押し 着信拒否
音質の系統は若干ドンシャリ系で、Anker製品の中ではトップクラスの高音質。
Soundcore Liberty Air 2 Proの解像感は、他とひと味違います。
高音域はクリアながらまろやかで、低音域には迫力があり臨場感も強いです。
中音域は、深みや力強さを求める人にはやや物足りないものの、音の空間認識や表現力では充分すぐれたものとなっています。
全体的な音質レベルは、個人的にはAirPods Proより好きな味付けです。
ROCK & POPSやJAZZを中心に幅広いジャンルを楽しめるイヤホンに仕上がっています。
また、良い意味で驚きだったのがノイキャン性能で、AirPods Proと同等レベルで外音を遮断してくれます。
外音取り込み機能は「全ての外音」と「音声フォーカス」で切り替えられるようになっています。
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proの評価
第3位:JBL CLUB PRO+ TWS
第3位は「JBL CLUB PRO+ TWS」です。
タッチコントロール対応の表面には、JBLのロゴが大きく表示され、ワイルドで男っぽさを感じるデザインです。
イヤホン自体は付けやすいものの、奥までピタッとはまる感じではないので、長時間の装着でも痛みを感じません。
装着センサーを搭載し、耳から外すと音楽が停止し、装着するとまた再生します。
表面はタッチセンサー式で、操作を認識すると本体が鳴動するので分かりやすいです。
- 右1回押す 再生 / 一時停止
- 右2回押す 曲送り(次の曲)
- 右3回押す 曲戻し(前の曲)
- 左1回押す ノイズキャンセリング / アンビエントアウェア
- 左2回押す トークスルー
- (右/左)長押し 音声アシスタント(Siri / Googleアシスタント / Amazon Alexa)起動 / 着信拒否
- (右/左)2回押す 受話 / 終話
イヤホン単体で最大8時間(ANCオン時は最大6時間)、ケースふくめ最大24時間(ANCオン時は最大18時間)使用することができます。
USB-C充電にくわえ、ワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで充電できます。
専用アプリは、イヤホンを見つける機能・タッチ操作カスタマイズ・最適なフィット感チェック・イコライザーと、かなり充実しています。
3つのオーディオモードが用意され、用途に合わせて最適な音楽を楽しめます。
DJシグネチャーでは、DJが作成したプリセットのイコライザーが楽しめ、マイEQで自分好みの設定にすることも可能です。
音質面は、JBLらしいパワフルなサウンドが特徴です。
迫力のある重低音を感じられ、臨場感や没入感も強いので、EDMなどのクラブミュージックならかなりノれます。
重低音だけでなく、中音域は豊か、高音域はかなり粒立って表現力が高いので、全体的にバランスの良い高音質といえるでしょう。
ノイズキャンセリング性能は、ちょうど良い効き具合です。
外音が完全に遮断されるわけではなく、AirPods ProやJabra Elite 85tと比べると控えめ。
とはいえ、走行音やタイプ音はほど良くカットしてくれます。
外音取り込みはアンビエントアウェアとトークスルーをそなえ、音量キープで周囲音を拾うのが前者、音量を下げて拾うのが後者です。
JBL CLUB PRO+ TWSの評価
第2位:RHA TrueControl ANC
第2位は「RHA TrueControl ANC」です。
イヤホンには装着センサーが搭載され、イヤホンを耳から脱着すると音楽が自動停止・再生します。
イヤホン単体で約16g、ケースふくめて約109gと、なかなかの重量感。
ケースはチルト式で開け閉めしやすく、個人的には好きな機構です。
イヤホン単体で約5時間、ケースふくめ約15時間(いずれもANCオン時)と、短くないもの実用ギリギリといったところ。
汎用性の高い充電用のUSBタイプC(USB-C)をそなえ、15分の充電で約1時間強使用できる急速充電にも対応しています。
さらに、置くだけで充電できるワイヤレス充電にも対応し、バッテリー性能はやや寂しいものの、充電面の利便性は高いです。
人間工学に基づく複雑形状の恩恵で耳へのフィット感は抜群で、物理的な遮音性が高く、ANC特有の閉塞感は少なめです。
ノイキャン性能はほどほどのレベルで、空調音や走行音など、低音域のノイズを軽減するのに長けていますが、話し声やタイプ音の抑制はそれほどでもありません。
外音取り込みはかなり優秀かつ自然で、強にすると周囲音が明確に聞こえ、変なノイズもありません。
RHA TrueControl ANCは、スワイプ操作に対応しているのがユニークで、センサー部に指をスライドすることで直感的に操作できます。
- 右スワイプ (後ろ 前)音量アップ/(前 後ろ)ダウン
- 左スワイプ (後ろ 前)曲送り/(前 後ろ)曲戻し
- (右/左)1回タップ 再生/一時停止/受話
- (右/左)2回タップ モード切り替え(ANC / 通常 / 外音取り込み)
- (右/左)2回タップ 受話/終話
- (右/左)1.5秒タップ 終話
- 右2秒押し 音声アシスタント起動
音質はさすがといったところで文句なしの完成度です。
低音は迫力がありながら自然に聴こえ、柔和な響きをたたえています。
また、中音域の空間表現力が高く、ボーカルの確かな息づかいと立体感を感じ取ることができます。
高音も軽さや尖りがなく、繊細かつ深みのある音質となっています。
バランス感覚にすぐれた高音質で、ANC搭載イヤホンではJabra Elite 85tとJBL CLUB PRO+ TWSのいいとこ取りもいえる音設計で、まさにオールマイティ。
RHA TrueControl ANCの評価
第1位:Jabra Elite 85t
第1位はなんと「Jabra Elite 85t」です。
耳の気圧を調整してくれるベントをそなえ、開放感のあるつけ心地となっています。
ボタン式であり、音量調整ふくめた全操作が可能なのはかなり便利。
- 右1回押す 再生 / 一時停止
- 右2回押す 音声アシスタント(Siri / Googleアシスタント / Amazon Alexa)起動
- (右/左)1回押す 受話 / 終話
- (右/左)2秒押す 着信拒否
- 左1回押す ノイズキャンセリング / HearThrough
- 左2回押す 曲送り(次の曲)
- 左3回押す 曲戻し(前の曲)
- 右長押し 音量アップ
- 左長押し 音量ダウン
イヤホン単体で最大5.5時間(ANCオフ時は最大7時間)、ケースふくめ最大25時間(ANCオフ時は最大31時間)使用することができます。
充電方式はUSB-Cにくわえ、Qiワイヤレス充電ポートを底面に搭載し、ワイヤレス充電が可能です。
専用アプリ「Jabra Sound+」の機能はなかなか秀逸。
ユニークな機能として「Find My Jabra」をそなえ、自分のイヤホンがどこにあるのか分かります。
また、アクティブノイズキャンセリングや外部音取り込みを1タップで切り替えられ、ノイズキャンセルの効き具合も調整できます。
ボタンの割り当ても自在に変えられ、ユーザーに寄り添った仕様となっています。
特筆すべき機能として、フルワイヤレスでは数少ないマルチポイントに対応しています。
こちらは2台同時にBluetooth接続可能というもので、ノートPCやタブレット・スマホなど、複数デバイスで円滑に使用したいときにかなり重宝します。
Jabra Elite 85tは、なんといっても音質が非常に良いのが特徴的。
搭載ドライバーも75tの6mmから12mmドライバーにアップし、コンパクトなボディからは想像できない迫力のある重低音を楽しめます。
重低音とはいいつつ、ビートが自然なのでイヤな聞こえ方はしません。
中音・高音域にもツヤと伸びがあり、音の広がりも文句なし。
高音もまろやかに処理され、刺さる感じは全然ありません。
また、ノイズキャンセリングも高性能で、周波数帯によってはAirPods ProやSONY WF-1000XM3を凌ぐレベルです。
外で歩いても車の音や電車の走行音がかなり制御されるだけでなく、身体をうごかしたときの動作音や食べ物を口に入れたときの音まで抑制できていました。
Jabra Elite 85tは全ワイヤレスでナンバーワンの完成度をもつイヤホンといえるのではないでしょうか。
Jabra Elite 85tの評価
ノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンまとめ
本記事は「【最強はどれ?】ノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンのおすすめBEST10」について書きました。
ノイキャン搭載ワイヤレスは、各社ともにフラグシップモデルであるため、完成度がいずれも高く、順位付けはめちゃくちゃ大変でした……。
このたびあげた製品は、どれを選んでも後悔しないはずですので、順位も参考にしつつ、自分に合うモデルをぜひ見つけてみてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。