Anker(アンカー)にハマりマクリン( @Maku_ring)です。
どちらかというとモバイルバッテリーやUSB充電器で知られる同社ですが、実は完全ワイヤレスイヤホンも名機ぞろい。
ほとんどのモデルが1万円以下で購入できるにもかかわらず、外観・機能・音質ともにすぐれ、1万円以上の他社製品を凌駕する完成度をほこります。
そんなわけで本記事では「【徹底比較】Ankerのワイヤレスイヤホンで今すぐ買うべきおすすめ7モデル」について書いていきます。
ちなみに、どれか1つ選べといわれたら「Soundcore Liberty 4」、最強のモデルは「Soundcore Liberty 3 Pro」、安めにおさえたいなら「Soundcore Life P3」がおすすめです。
タップできるもくじ
Anker(アンカー)でおすすめのワイヤレスイヤホンを比較
Ankerのワイヤレスイヤホンは、モバイルバッテリーで培ったバッテリー技術を生かし、ロングバッテリーに仕上がっています。

またMicro USB充電のイヤホンが多い中、Anker製品のほとんどが、汎用性の高いUSBタイプC充電に対応しているのもポイント。
中には「置くだけ充電」のワイヤレス充電が可能なモデルもあります。
本記事で取り上げる7モデルには、それぞれ以下の特徴があるので、ひとつずつ紹介していきます。
製品名 | 価格 | Bluetooth | 防水性能 | 対応コーデック | 重量(片耳/ケース込み) | 音楽再生時間 | 音楽再生時間(ケース併用) | ドライバー | 充電ポート | マルチポイント | 装着検出機能 | Soundcoreアプリ | ANC | 外音取り込み | HearID |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Soundcore Liberty Neo 2」![]() |
5,990円 | Bluetooth 5.2 | IPX7 | AAC/SBC | 約6g/約59g | 最大10時間 | 最大40時間 | 8mmドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | – | – | – | – | |
「Soundcore Life P2 Mini」![]() |
4,490円 | Bluetooth 5.2 | IPX5 | AAC/SBC | 約9g/約47g | 最大8時間 | 最大32時間 | 10mmドライバー | USB-C | – | – | – | – | – | – |
「Soundcore Life Note 3S」![]() |
6,990円 | Bluetooth 5.2 | IPX4 | AAC/SBC | 約9g/約59g | 最大5時間 | 最大35時間 | 13.4mmドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | – | – | – | – | |
「Soundcore Life P3」![]() |
8,990円 | Bluetooth 5.0 | IPX5 | AAC/SBC | 約10g/約60g | 最大7時間(ANC:6時間) | 最大35時間(ANC:30時間) | 9㎜ダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | – | – | |||
「Soundcore Life A2 NC」![]() |
7,990円 | Bluetooth 5.0 | IPX5 | AAC/SBC | 約13g/約68g | 最大7時間(ANC:最大6時間) | 最大35時間(ANC:最大30時間) | 11mmダイナミックドライバー | USB-C | – | – | – | |||
「Soundcore Space A40」![]() |
12,990円 | Bluetooth 5.2 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約10g/約58g | 最大10時間(ANC:最大8時間) | 最大50時間(ANC:最大40時間) | 10mmダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | |||||
「Soundcore Liberty 4」![]() |
14,990円 | Bluetooth 5.3 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約12g/約55g | 最大9時間(ANCで7時間) | 最大28時間(ANCで24時間) | 9.2mmダイナミックドライバー 6mmダイナミックドライバー |
USB-C・ワイヤレス | ||||||
「Soundcore Liberty 3 Pro」![]() |
19,800円 | Bluetooth 5.2 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約14g/約57g | 最大8時間(ANC:最大6時間) | 最大32時間(ANC:最大24時間) | 10.6mmダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス |
Soundcore Liberty Neo 2
「Soundcore Liberty Neo 2」は、完全防水仕様(IPX7)の完全ワイヤレスイヤホンです。


イヤホンの形状はゴロンと丸みを帯び、ロゴの印字部分はザラついた質感で、タッチ操作に対応しています。
イヤホン単体で約12g、ケースふくめて約59gと、標準的な重量です。
前モデル「【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo」はメタリックコーティングが施され、指紋が付きやすかったのに対し、本機のケースはシンプルかつ洗練され、サラリとした触感で指紋も目立たくなりました。
バッテリーはイヤホン単体で約10時間、ケースをふくめると最大40時間の連続再生が可能であり、前モデルの約2倍に伸びました。
USB-C充電にくわえ、ワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで簡単に充電できます。

イヤーウィングのおかげでしっかりフィットし、少しひねるだけで密閉性は抜群です。
- 左1回タップ 音量小
- 右1回タップ 音量大
- 左2回タップ 音声アシスタント
- 右2回タップ 再生 / 一時停止
- 左1秒押し 前の曲へ
- 右1秒押し 次の曲へ
音質は低音から中音にかけて迫力があり、Soundcore Life A2 NCと同じく若干ドンシャリ系ではありつつ、高音域はまろやかで耳に刺さるイヤな感じがありません。
前モデル「【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo」と同様、ROCKやHIP HOP、EDMと組み合わせてパフォーマンスを発揮するイヤホンに仕上がっています。
音質コーデックはSBC・AACのみに対応しています。
価格的に仕方ないですが、ノイズキャンセリングはついていないので、周囲音を抑えて音楽を堪能したい方は、同社だとSoundcore Liberty Air 2 ProかSoundcore Life A2 NCが適しているでしょう。

Soundcore Life P2 Mini
「Soundcore Life P2 Mini」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホン本体はSoundcore Life P3と同様、軸の伸びた形状をしているものの、軸はショートでAirPods Proと同程度におさまっています。
イヤホン単体で約9gと軽く、ケースふくめても約47gです。
充電端子はUSB Type-Cポートで、10分の充電で1時間分の再生が可能な急速充電にも対応しています。
Soundcore Life P2 Miniは、アプリ非対応であるにも関わらず、3回タップでイコライザーモードの切り替えに対応しています。
アプリなしでイコライザーをそなえるのは本機のみの特徴です。
3回タップするたび「通常モード 低音モード ボーカルモード」の3つが順に変わっていきますが、モードの出来は正直微妙。
ボディ部分が耳の中にほど良くハマる感じで装着でき、軽快性と安定感のあるつけ心地です。
タッチセンサーの認識は、1タップ・2タップは問題ないものの、3タップは通らないことがあるので注意ください。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | 2タップ | 2タップ |
停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | – | 2秒長押し |
曲戻し | 2秒長押し | – |
イコライザーの切り替え | – | 3回タップ |
音声アシスタント起動 | 3回タップ | – |
中低音域が前面に出る音設計であり、バスドラムは少し鳴り響く傾向があるので、パワフルな感じを受けます。
一方、中音域のボーカルやギター・ピアノは、かなり繊細で上手く表現できています。
この音域の豊潤さは、4千円台のイヤホンの平均値を大きく上回ります。
中高音域に来ると、ボーカル音やシンバルが自然な音色に少し欠け、実際よりも軽く、若干とがる傾向があります。
ROCK & POPSやEDM中心に、パワフルな低音と豊かな中音域を聴くのに最適なイヤホンです。
Soundcore Life Note 3S
「Soundcore Life Note 3S」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
重量はイヤホン片側で4.3gと、10円玉とほぼ同じという驚きの軽さを実現。
アンカー初のインナーイヤー型であり、軽快な装着感と耳当たりの良さをもち、光沢感のあるツルッとした質感です。
バッテリー性能はイヤホン単体では最大5時間と短いものの、ケースふくめると最大35時間と、日常使いには充分なレベルです。
ケース背面にはUSB Type-Cポートをそなえ、ワイヤレス充電にも対応しています。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | ― | 2タップ |
曲送り | 2タップ | ― |
音量を上げる | ― | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ― |
音声アシスタント | 2秒長押し | 2秒長押し |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話拒否 | 着信中に2秒長押し | 着信中に2秒長押し |
通話終了 | 通話中に2秒長押し | 通話中に2秒長押し |
エントリーモデルの位置づけながら、専用アプリ「Soundcore」に対応しています。
コントロールの項目から「1タップ」「2タップ」「2秒間長押し」のタッチ操作内容を変更できます。
動画に対する音声の遅延を抑える「ゲームモード」や、好みのヒーリングサウンドを作り出せる「睡眠モード」も搭載し、アプリの機能性は充分すぎるほど。
音質は迫力ある低音をベースに、クセがなく聞きやすいサウンドに仕上がっています。
中音と高音が少し控えめな一方、低音の量感はかなりリッチで迫力あるサウンドを実現しています。
粒の細かさや音場の広さはあまり感じられないものの、価格を考えると妥当でしょう。

Soundcore Life P3
「Soundcore Life P3」は完全防水仕様(IPX5)のBluetoothワイヤレスイヤホンです。
イヤホン本体は、軸のシュッと伸びたスタイリッシュな形状をしています。
イヤホン単体で約10g、ケースふくめて約60gと標準的な重量です。
ケース上部にはキラリと光るロゴがプリントされ、光沢感のあるマット仕上げの筐体がエレガント。
ラインナップはブラックふくめ、ネイビー・ライトブルー・オフホワイト・コーラルレッドの5色で、無骨なガジェットのイメージを覆す爽やかなカラーリングなので、幅広いユーザーが使いやすいです。
同社のANC搭載モデルではエントリーモデルにもかかわらず、ワイヤレス充電にも対応し、この機能を削らなかったのはかなりポイント高いです。
耳の先端が安定するようにその周りをしっかりと密閉し、フィット感は良好です。
タッチセンサーの感度は、シングルタップがあまりよろしくなく、余韻を少し残すような感じでグッと押してあげるのがおすすめです。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | – | 2タップ |
停止 | – | 2タップ |
曲送り | 2タップ | – |
曲戻し | – | – |
音量を上げる | – | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | – |
モード設定 | 2秒長押し | 2秒長押し |
音の解像感は最上位のLiberty Air 2 Proにゆずるものの、低音が強めで中高音もくっきり聴こえ、同価格帯ではトップクラスの音質です。
低音の量感がそこそこあるにかかわらず、ナチュラルで開放感のある中高音域もクリアかつ分離感も良く、各楽器の音にバランス良くフォーカスをあてられています。

ROCK & POPSやEDM中心に、ダイナミックな低音と安定した中音域を楽しむのにぴったりのイヤホンです。
さらに、8千円台で最強クラスのノイキャン性能をほこります。
兄貴分のSoundcore Life A2 NC、最上位のSoundcore Liberty Air 2 Proと並び、AirPods Proと同等レベルで、車のエンジン音やタイヤ音、電車の走行音といった低音ノイズを抑え込んでくれます。
キーボード音や空調音といった、比較的近くで発している音もかなり小さくしてくれます。
ただし、外音取り込みはもうちょっとがんばってほしいというのが正直なところ。

Soundcore Life A2 NC
「Soundcore Life A2 NC」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホン単体で約13g、ケースふくめて約68gであり、軽量モデルの多い同社の中ではやや重め。
ケースはたまご型のマットな質感でパカッと開く機構です。
イヤホン単体で最大7時間(ANCで6時間)、ケースをふくめ最大35時間(ANCで30時間)使用可能です。
ケース背面には、使い勝手の良いUSB-Cポートを備えています。
また、10分の充電で1.5時間駆動する急速充電にも対応しています。
表面はタッチセンサー式で感度も高く、正確に操作できます。
- 右2回タップ 再生/一時停止
- 右2秒押し モード切り替え(ノイズキャンセリング / 外音取り込み / 通常)
- 左2回タップ 曲送り(次の曲)
- (右/左)2回タップ 受話/終話
- (右/左)2秒押し 着信拒否
ドンシャリ感が強めで、Ankerの中でもトップクラスの音質に仕上がり、アンダー1万円ではピカイチ。
高音域は刺さる感じが少しあるものの、クリアで爽快感があり、低音域には迫力があり臨場感も強いです。
中音域は、やや平坦な印象がありますが、表現力の面ではすぐれています。
ROCKやEDMにはぴったりで、ライブ感にあふれる派手なサウンドが楽しめます。
Anker初のANC搭載であるものの、その性能はアンダー1万円では最高クラス。
2万円台のモデルとも遜色なく、AirPods Proほどではないものの、近いレベルで外音を抑制してくれます。
外音取り込み機能も地味に優秀で、全ての周囲音を取り込む「全ての外音」と音声重視で取り込む「音声フォーカス」で切り替えられるようになっています。
Soundcore Space A40
「Soundcore Space A40」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホンはコロンと丸っこいフォルムで、シックなグレーのロゴ面が高級感を漂わせています。
重量はイヤホン単体で約10g、ケースふくめ約58gと標準的です。
ケースはつい触りたくなるツルッとした触感で、落ち着いた黒の色合いに天面のロゴがクールに決まります。
イヤホン単体で最大10時間(ANCオンで8時間)、ケースふくめ最大50時間(ANCオンで40時間)と、かなりのロングバッテリーです。
USB-Cにくわえ、ワイヤレス充電にも対応し、充電まわりは文句なしの仕上がりです。
筐体部分が耳にうまくフィットして支えてくれるため、安定性が高く、装着性は良好です。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | ― | 2タップ |
曲送り | 2タップ | ― |
音量を上げる | ー | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ー |
ANC 外音取り込み OFF | 長押し(2秒) | 長押し(2秒) |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話拒否 | 着信中に長押し(2秒) | 着信中に長押し(2秒) |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
ただタッチセンサーがかなり敏感で、脱着の際に軽く触れただけで操作が反映されるのは若干気になりました。
低音から高音までキレイに響きながらも音場の広さや立体感を感じられ、完成度の高い音質です。
粒の細かさが感じられ、楽器隊の音もしっかりと捉えられる、聞きごたえのあるサウンドを実現しています。
音もクリアで、各音域がキレイに再現されながらもボーカルがスカッと耳に届くので、POPSを楽しむのにぴったり。
とくに推したいのがサウンドの広がりや立体感で、左右だけでなく、奥行き方向にも自然な音の広がりを感じられます。

さらに、同社製では数少ないマルチポイントも搭載しています。
同価格帯でトップクラスのANC性能をもち、電車の走行音や車のロードノイズなどの騒音が激しい場所では、ANCをオンにするとノイズをグッと抑えてくれました。
ただ低音域が大きく低減されつつも高音域への効きは弱く、どうしても残ってしまいます。
カフェのBGMや人の話し声などの中~高音域は、スッと遠くなるくらいでした。
外音取り込みは、耳につんざくような音もなく、快適に使えます。
電車内でオンにするとアナウンスが自然に聞こえ、コンビニ会計時など、ピンポイントで周囲の音を聞きたいシーンでも活躍してくれました。

Soundcore Liberty 4
「Soundcore Liberty 4」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
耳からの脱着にともない、自動で音楽再生・停止する装着センサーに対応し、アプリからON/OFFの切り替えも可能です。
重量はイヤホン単体で約12g、ケースふくめ約55gと標準的な重さです。
ケースはつい触りたくなるサラリとした質感で、前後にスライドして開閉できる機構もスマートで扱いやすいです。
イヤホン単体で最大9時間(ANCオンで7時間)、ケースふくめ最大28時間(ANCオンで24時間)と、標準的なバッテリー性能です。
ケース背面にはUSB-Cポートを搭載し、ワイヤレス充電にもしっかり対応しています。
Soundcore Liberty 4は、2台のBluetoothデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。
タブレットでYouTube鑑賞しながらスマホの着信に応答したり、スマホで音楽を聴きつつ会議のタイミングでPCに切り替えたり、音楽再生や着信をトリガーに機器を切り替え可能です。

イヤホン側面は感圧センサーで、グッとつまむ(ピンチする)ことで以下の操作ができるようになっています。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | 1クリック | 1クリック |
曲送り | ― | 3クリック |
曲戻し | 3クリック | ― |
ANC / 外音取り込み / OFF | 2クリック | 2クリック |
受話 | 着信中に2クリック | 着信中に2クリック |
通話終了 | 通話中に2クリック | 通話中に2クリック |
タップ操作だと反応しないこともあるので、ピンチ操作はかなり使いやすくて好きです。

サウンドはナチュラルかつフラットな質感で、ついつい聞き入ってしまう心地よさがあります。
音のバランスは低音域がクリアでシャープ、中音域はリッチで高音域は若干刺さる感じはあるものの、全体的にバランスは良く、音が積み重なったような立体感も感じられます。
これまでのAnkerイヤホンに通ずるボーカルのパワフルさや臨場感もあり、ROCK & POPSによく合うイヤホンといえるでしょう。
ANC強度も申し分なく、ちょっとした話し声や空調音はかき消してくれ、オフィスでONにすれば一気に静寂に包まれるほどです。
AirPods Pro 2を10とすると、8くらいのイメージかと。
電車のガタンゴトン音やロードノイズは8割以上抑えてくれますし、同価格帯では充分高いレベルのANC性能です。
外音取り込みも悪くはないものの、ちと人工的な音の響き方という印象。
ただ音はしっかり拾ってくれますし、電車アナウンスやコンビニの会計時など、ピンポイントで使う分には問題ないでしょう。
Soundcore Liberty 4は、必要な機能はすべて網羅し、ANC・音質も高レベル、装着性・操作性まで良しと、まさに優等生ともいえるモデルに仕上がっています。
Soundcore Liberty 3 Pro
「Soundcore Liberty 3 Pro」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
ジュエリーのような光沢感をもつタッチセンサー部が印象的で、丸みを帯びています。
装着センサーも搭載し、イヤホンの取り外しにともなう音声停止に対応しています。
イヤホン単体で約14g、ケースふくめて約57gと、単体ではやや重めです。
同社の上位モデルに採用されるスライド機構で開きやすく、この点はポイントが高いです。
イヤホン単体で最大8時間(ANCで6時間)、ケースをふくめ最大32時間(ANCで24時間)使用可能です。
充電はワイヤレス充電にも当然対応し、充電のスイートスポットも広いので使いやすくできています。
Soundcore Liberty 3 Proのみの特徴として、マルチポイントに対応し、Bluetoothの同時接続が可能です。
マルチポイント対応だと、Bluetoothの接続先をいちいち切り替えることなく、デバイス側でBluetooth接続がスムーズに切り替わります。

本機のみHearIDがイコライザーだけでなく、ノイズキャンセリングでも可能となっています。
HearIDで最適化されたANCは強力で、同社でナンバーワンなのはもちろん、SONY WF-1000XM4を10とすると8.5〜9くらいあります。
食器洗い機・空調音・インターフォン・話し声といった生活音から、車や電車の走行音までわりとかき消してくれます。
外音取り込みモードでは、全ての周囲音を取り込む「全ての外音」と音声重視で取り込む「音声フォーカス」で切り替えられます。
「全ての外音」はなかなか効果的で、音が変に強調されてたり歪んだりすることなく、周囲音の詳細をしっかり拾い上げてくれます。
妻が洗い物をしながら話しかけても問題なく会話できるレベルでしたが、Liberty Air 2 Proとそう大差ありませんでした。
表面のタッチセンサー感度は悪くないものの、ダブルタップをシングルタップと誤認識することが若干あります。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 / 停止 | – | 2タップ |
曲送り | 2タップ | – |
音量を下げる | 1タップ | ― |
音量を上げる | – | 1タップ |
ANC / 外音取り込み / 標準 | 2秒長押し | 2秒長押し |
HearID実施後の音質は素晴らしく、Liberty 2 ProやLiberty Air 2 Proを上回る解像感と音場をもっています。
音場はかなり広く、3Dオーディオモードにせずとも音楽がすぐ傍に感じられ、楽器の音がどこから発されているかといった定位感(表現合ってるかしら…?)を把握できるレベル。
全体的にクリアではあるものの、鋭いというわけではなく、うまく抑制されています。
ただ、ROCK & POPSでギターや高音域のボーカルが目立つような楽曲だと、原音より高音がやや誇張される傾向があります。
耳障りなレベルではありませんが、気になる場合はイコライザーで少しトーンダウンしたほうがいいかも。
とはいえ、他のAnker製品からは一線を画す分離感と解像感を持ち合わせています。
Ankerのおすすめワイヤレスイヤホンまとめ
本記事は「【徹底比較】Ankerのワイヤレスイヤホンで今すぐ買うべきおすすめ7モデル」について書きました。
Ankerのワイヤレスイヤホンは隠れた名作が多く、デザイン・機能・音質いずれも完成度が高いです。
このたび紹介したイヤホンはどれも名作ですので、ぜひベストパートナーを見つけてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
製品名 | 価格 | Bluetooth | 防水性能 | 対応コーデック | 重量(片耳/ケース込み) | 音楽再生時間 | 音楽再生時間(ケース併用) | ドライバー | 充電ポート | マルチポイント | 装着検出機能 | Soundcoreアプリ | ANC | 外音取り込み | HearID |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Soundcore Liberty Neo 2」![]() |
5,990円 | Bluetooth 5.2 | IPX7 | AAC/SBC | 約6g/約59g | 最大10時間 | 最大40時間 | 8mmドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | – | – | – | – | |
「Soundcore Life P2 Mini」![]() |
4,490円 | Bluetooth 5.2 | IPX5 | AAC/SBC | 約9g/約47g | 最大8時間 | 最大32時間 | 10mmドライバー | USB-C | – | – | – | – | – | – |
「Soundcore Life Note 3S」![]() |
6,990円 | Bluetooth 5.2 | IPX4 | AAC/SBC | 約9g/約59g | 最大5時間 | 最大35時間 | 13.4mmドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | – | – | – | – | |
「Soundcore Life P3」![]() |
8,990円 | Bluetooth 5.0 | IPX5 | AAC/SBC | 約10g/約60g | 最大7時間(ANC:6時間) | 最大35時間(ANC:30時間) | 9㎜ダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | – | – | |||
「Soundcore Life A2 NC」![]() |
7,990円 | Bluetooth 5.0 | IPX5 | AAC/SBC | 約13g/約68g | 最大7時間(ANC:最大6時間) | 最大35時間(ANC:最大30時間) | 11mmダイナミックドライバー | USB-C | – | – | – | |||
「Soundcore Space A40」![]() |
12,990円 | Bluetooth 5.2 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約10g/約58g | 最大10時間(ANC:最大8時間) | 最大50時間(ANC:最大40時間) | 10mmダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | |||||
「Soundcore Liberty 4」![]() |
14,990円 | Bluetooth 5.3 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約12g/約55g | 最大9時間(ANCで7時間) | 最大28時間(ANCで24時間) | 9.2mmダイナミックドライバー 6mmダイナミックドライバー |
USB-C・ワイヤレス | ||||||
「Soundcore Liberty 3 Pro」![]() |
19,800円 | Bluetooth 5.2 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約14g/約57g | 最大8時間(ANC:最大6時間) | 最大32時間(ANC:最大24時間) | 10.6mmダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス |



