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【書評】TOOT社長の枡野恵也さんから学んだ「人生をはみ出す技術」

 

どうも、TOOT愛好家のマクリン( @Maku_ring)です。

 

マクリン
持ち前の引っ込み思案を発揮し、先日参加したイベントではほぼ傍観者でした……。
 

イベントというのは、パンツブランド「TOOT」の枡野社長と「夕飯何食べたい?」記事が死ぬほどバズった琴市さんのトークライブです。

イベントを通じ、僕の内面は大きく揺さぶられましたが、お土産でいただいたパンツの着用感に感動し、肝心の内容に触れるのを失念していました……。

そんなわけで本記事は「【書評】TOOT社長の枡野恵也さんから学んだ『人生をはみ出す技術』」です。

イベントレポートであり、枡野恵也さん著「人生をはみ出す技術」の書評でもあります。

 

「人生をはみ出す技術」を読み解く3つのキーワード

パンツブランドTOOT社長の枡野恵也さんは、その見た目もさることながら、ちょっと変わった経歴の持ち主です。

東大法学部を卒業後、コンサル会社のマッキンゼーで数年の経験を積んで、オンライン英会話のレアジョブ ライフネット生命に転職し、現在はTOOTの社長に転身なさっています。
 

マクリン
僕はかつてレアジョブで英語を習っていたのですが、その立ち上げをこの2人がされていたとはびっくり……!
 
マッキンゼーから最終的にパンツブランドの社長になるのもめずらしいですが、超一流企業から当時5人しかおられなかったベンチャー企業(レアジョブ)に転職されるのもなかなかレアケースでしょう。

どうしても高学歴で一流企業の人ほど、ある一定レベル以上の企業を渡り歩いていくイメージがあります。

また、職種も似たようなところに落ち着きがち。

そんな中、枡野さんは職種も企業規模もさまざまなところを経験してこられました。

ご自身もおっしゃっていたとおり、ありがちなレールの上を歩くのではなく、常にキャリアを「はみ出して」こられたということです。

「キャリアをはみ出す」とは、別の言葉で表現すると「キャリアの枠を広げる」とほぼ同義です。

つまり、職種・業種の壁を越えて経験の幅を横に伸ばすことです。

キャリアをはみ出すことで、他の人よりも多くの武器を身に付けて、多様性のある仕事にも対応できる強みがあります。

ですが、ただ漫然とはみ出すのではなく、やはりそこには明確な意図があったのです。
 

はみ出すキャリアとは

「キャリアをはみ出す」対比として「キャリアを飛び出す」ことを挙げておられました。

ハイリスクの選択肢が「キャリアを飛び出す」ことであり、例えば「自分で起業すること」がそれに該当します。

実際に枡野さん自身、ライフネット生命から転職されるときはキャリアのモテ期で、さまざまな選択肢があったそうです。

TOOT社長以外にも「自分で起業する・韓国のベンチャーの日本法人トップ・他ベンチャーの経営企画」という3つの選択がありました。

その中でTOOT社長を選択されたのは、起業するほどハイリスクではなく、2つのベンチャーほどローリターンではない、「ミドルリスク・ミドルリターン」だったからです。

社長として誘われていた時点で、TOOTはブランドが確立しており、高品質で一定層からの支持も得て黒字化していました。

すなわち、ある程度安定した器の中に入って、その器をさらに大きくする仕事だったということです。

この「ミドルリスク・ミドルリターンで堅実にはみ出す姿勢」は、TOOT社長に就任される前から一貫してらっしゃいます。

マッキンゼー(経営コンサル)からレアジョブ(法人事業立ち上げ)、さらにライフネット生命(経営企画)に転職される際も、これまでのスキルを活かしながら、さらに横に広げていくような選択をされています。

  1. マッキンゼー:英語力、事業の立ち上げ経験(大企業向け)を身に付ける
  2. レアジョブ:前社のスキルを活かしながら、事業の立ち上げ経験(中小企業向け)、営業力、ネットの知識を身に付ける
  3. ライフネット生命:両社で身につけたスキルを強化

経歴を訊いて感じたのは、やはり「転職の軸がぶれていない」ということです。

3社とも業種(業界)はちがえど、「事業を立ち上げる能力を身に付ける」という軸はぶれていません。

しかも業種が異なることは、固定概念にとらわれずに物事を見るという意味ではメリットしかありません。
 

マクリン
軸になるスキルとさまざまな業種の掛け算でレアな存在になるのは、キャリアの理想形ですね!
 

自分にフィットする仕事をつかむ

「やりたいこと」「できること」「求められること」の3つの円の重なり部分に天職があるといわれます。

自分のやりたいこと(好きなこと)を仕事にできれば最高ですが、現実的にはなかなか難しいです。

僕は今の会社でメンター(若手社員の相談役)をやっていますが、新人からの相談で多いのがこういうものです。
 
「マーケティングをするつもりで入社したのに、実際は問屋まわりの営業をさせられている」
 

マクリン
こんな感じで一見華やかな仕事に憧れがちな新人さんは多いものです……。
 
残念ながらいま任されている仕事が、会社から「求められていること」です。

それを必死で自分の「できること」にしてから、「やりたいこと」に近づける方法を考えていかないと上手く行きません。

これは枡野さんも著書内で書かれているとおりですが、目からウロコだったのは「ご縁」を重視し、「やりたいこと」を掴みにいくというものでした。

ご縁だけを重視すると行き当たりばったりのキャリアになりかねないので、さらに「軸をぶらさない」ことを掛け合わせてキャリアを選択されています。

ご縁をつかむ方法のひとつとして勧めておられたのが「外側にアンテナを張って、自分が興味を持てる副業をする」というものでした。

例えば枡野さんは、レアジョブ時代にNPO活動を熱心にされていました。

その活動を通じて知り合ったのが、次の転職先であるライフネット生命の現社長であり、後に直接スカウトされることになるのです。

転職というとどうしても転職サービスだけに目が行きがちですが、副業からご縁をつかみ取り、次のキャリアにつながるというのは、とても理にかなっていると感じました。

副業で自分の「やりたいこと」を熱心に取り組んでいると、ふとしたご縁で自分の本業(「できること」「求められること」)とつながり、これらが結ばれることで自分にフィットする仕事をつかむことができるのです。
 

マクリン
だからといって、次の転職先を見つける意識で副業に取り組んでも、ご縁はつかめませんからね……。
 

やりたいことは主張しないといけない

枡野さんとともにイベントを主催された、琴市さんとは共通項が多く、勝手に親近感を感じているブロガーさんです。
 

マクリン
実にエモい文章を書かれる方で、ことあるごとにバズるバズブロガーさんですよ!
 
琴市さんは長い間、「求められること」と「できること」だけが重なっており、「やりたいこと」が置いてけぼりの状況でした。彼女の「やりたいこと」は「文章を書くこと」でした。

ですが、いかに文才のある琴市さんであっても「やりたいことは口に出さないといけなかった」というのです。

文章にたずさわる仕事がしたかったので、経理の仕事をやりながらも経理の広報誌で川柳を出されたり(中でも「パンパンの 財布の中身は 領収書」は傑作w)と、社内で広報部にお声がかかるための工夫をされていたそうです。

とはいえ、自分でその部署に行きたいと主張をすることはなかったため、その希望が叶うことはありませんでした。

ところが、ブログを書くこと(副業)を始めることで、色々なメディアから連載のお声がかかり、「やりたいこと」を「できること」「求められること」に重ね合わせられる状況になってきているのだそうです。

もちろんこれは、琴市さんの文章が多くの人を惹きつけるという要素もあっての結果ですが、3つの円を重ねるには、なにごとも行動しなければ始まらないのです。
 

最後に僕のハナシ


 
僕にとって今の仕事は、琴市さんと同じく「できること」「求められること」であって、本当の意味で「やりたいこと」ではありません。

というか長年、僕はやりたいことがないと思い込んでいた人間でした。

ところがブログを書き始めて1年近く経ち、自身の文章力は置いといて、僕は文章を書くことが好きだということを思い出したのです。

そしてかつては自分が小説家になりたかったこと、いつからかその気持ちにフタをしていたことにも気づきました。

今でも小説家になりたいわけではありませんが、やはり文章を書くことは好きなのです。

「文章を書く」という観点で考えると、現在の状態は「できること」「やりたいこと」であって、残念ながら「求められていること」ではありません。

文章を書くことを「求められること」にしていくには、文章をお金に変えていく努力が必要です。

とはいえ、幸い僕はサラリーマン。やりたいこと(文章を書くこと)と食えること(仕事)を別々に楽しんでいける状況です。
 

マクリン
焦らずコツコツやっていく所存です!
 

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「人生をはみ出す技術」書評まとめ

本記事は「【書評】TOOT社長の枡野恵也さんから学んだ『人生をはみ出す技術』」について書きました。

まさかパンツブランドの社長イベントで、自分の人生を見つめ直すことになるとは思いもよりませんでしたw

枡野さんと琴市さん、アプローチはちがえど、二人とも自分のやりたいことを実現するために人生をはみ出しています。

自分の人生に迷っている人、自分らしい人生を過ごしていきたい人にとって、「人生をはみ出す技術」は大きなヒントになり得る名著です。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

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