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Soundcore Space A40をレビュー!躍動感あるサウンドにマルチポイントまでそなえるAnkerの完全ワイヤレスイヤホン

Ankerアンカーの進化に驚きを隠せないマクリン( @Maku_ring)です。

モバイルバッテリー充電器などで知られるAnkerですが、ワイヤレスイヤホンはSoundcoreシリーズでその技術力を存分に発揮しています。

Liberty Air 2 ProLife P3などはTWSでも屈指の高コスパモデルで、価格以上の音質・ANC・機能をそなえています。

そんなAnkerが培ってきたノウハウを凝縮ぎょうしゅくし、満を持して発売されたイヤホンが「Soundcore Space A40」です。

Anker Soundcore Space A40の外箱

あらゆる方向から楽器音が聴こえる躍動感あるサウンドに同価格帯トップクラスのANCと、その性能の高さは折り紙つき。

さらにはマルチポイント対応や高音質コーデックのLDAC対応など、機能面では非の打ちどころがありません。

また耳にすっぽり収まるコンパクトさでありつつ、ケース込み50時間のロングバッテリーまで実現しています。

マクリン
正直、1万円台前半とは思えない…!

そこで本記事では「Soundcore Space A40をレビュー!躍動感あるサウンドにマルチポイントまでそなえるAnkerの完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。

ご提供品

本記事はアンカー・ジャパン様から商品を提供いただき作成しています。

メリット
  • 広がりと躍動感を感じるサウンド
  • 高強度のANC
  • 軽くて安定感ある装着性
  • マルチポイント対応
  • LDACコーデック対応
  • ワイヤレス充電対応
  • 機能盛りだくさんの専用アプリ
デメリット
  • 装着センサー非対応
  • タッチセンサーが敏感
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プロフィール

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

Soundcore Space A40の外観と付属品

Soundcore Space A40」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。

Anker Soundcore Space A40の外箱とイヤホン本体

防水規格IPX4
「水の飛まつに対して保護されている」という定義の防水規格です。浸水状態での使用は厳しいものの、雨の中で使う分には問題ありません。
製品名 Soundcore Space A40
防水・防塵規格 IPX4
接続方式 Bluetooth 5.2
対応コーデック SBC / AAC / LDAC
重量 イヤホン約10g / ケース込み約58g
バッテリー(最大) イヤホン単体:10時間(ANCで8時間)
ケース込み:50時間(ANCで40時間)
ドライバー 10mmダイナミックドライバー
充電方式 USB-C / ワイヤレス
装着検出機能
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
価格 12,990円

 
イヤホンはコロンと丸っこいフォルムで、シックなグレーのロゴ面が高級感をただよわせています。

Anker Soundcore Space A40のイヤホン外観(外側)
 
サイズは小ぶりで、ノイキャン搭載機としてSoundcore史上最小のコンパクトさです。

Anker Soundcore Space A40のイヤホンを手のひらに載せた様子

装着センサー非搭載のため、耳からの脱着にともなう音楽再生・停止には対応していません。

AIノイズリダクションを搭載したマイクを左右に3つずつそなえ、通話時のノイズをおさえて自分の声をより大きくクリアに届けてくれます。

Anker Soundcore Space A40のイヤホン外観(内側)
 
ケースはつい触りたくなるツルッとした触感で、落ち着いた黒の色合いに天面のロゴがクールに決まります。

Anker Soundcore Space A40のケース外観
 
重量はイヤホン単体で約10g、ケースふくめ約58gと標準的です。

Anker Soundcore Space A40のイヤホン重量は約10g
Anker Soundcore Space A40のケース含めた重量は約58g
 
ケースの大きさは約68 x 45 x 29 mmとコンパクトで、安定性の高い低重心形状となっています。

Anker Soundcore Space A40のケースを手のひらに載せた様子
 
付属品はイヤホン本体とイヤーチップ(XS/S/M/L/XL)、USB-C to Aケーブルです。

Anker Soundcore Space A40の付属品
 

Life P3・Liberty Air 2 Pro・Liberty 3 Proとのスペック比較

同社の過去モデル「Life P3」「Liberty Air 2 Pro」「Liberty 3 Pro」との比較は以下のとおりです。

左スライドで全表示

製品名 Soundcore Space A40
Soundcore Space A40
Soundcore Life P3
Soundcore Life P3
Soundcore Liberty Air 2 Pro
Soundcore Liberty Air 2 Pro
Soundcore Liberty 3 Pro
Soundcore Liberty 3 Pro
防水規格 IPX4 IPX5 IPX4 IPX4
接続方式 Bluetooth 5.2 Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.2
対応コーデック SBC / AAC / LDAC SBC / AAC SBC / AAC / LDAC SBC / AAC / LDAC
重量(イヤホン / ケース込み) 約10g / 約58g 約10g / 約60g 約10g / 約61g 約14g / 約57g
バッテリー駆動時間
(上)イヤホン
(下)ケース込み
最大10時間(ANCで8時間)
最大50時間(ANCで40時間)
最大7時間(ANCで6時間)
最大35時間(ANCで30時間)
最大7時間(ANCで6時間)
最大26時間(ANCで21時間)
最大8時間(ANCで6時間)
最大32時間(ANCで24時間)
ドライバー 10mmダイナミックドライバー 11mmダイナミックドライバー 11mmドライバー 10.6mmドライバー
充電方式 USB-C / ワイヤレス USB-C / ワイヤレス USB-C / ワイヤレス USB-C / ワイヤレス
装着検出機能
ANC ウルトラノイズキャンセリング2.0 ウルトラノイズキャンセリング ウルトラノイズキャンセリング ウルトラノイズキャンセリング2.0
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
価格 12,990円 8,990円 12,980円 17,800円

最大の特徴は、1万円台前半ながらハイエンド機同等のスペックを手にしたことでしょう。

ANCはウルトラノイズキャンセリング2.0に対応し、数少ないマルチポイントまで搭載しています。

耳にすっぽり収まるコンパクト設計でありつつ、ケース込み50時間の超ロングバッテリーまで有しています。

音質はLiberty 3 Proに、ANC強度はLiberty Air 2 Proにやや軍配が上がります(音質は好みの部分もありますが)

とはいえ、Soundcore Space A40のトータル完成度は非常に高く、コスパは圧倒的です。

マクリン
とりあえずSpace A40を選べば間違いありません!

Liberty Air 2 Proも1万円台前半でありながら、本機にならぶ性能を有しています。

2020年発売と時間も経っているため、スペック・機能面で本機に劣る部分もあるものの、ANC強度は本機以上ですし、スティック型が好みならまだまだ選択肢に入るモデルです。

ANC搭載で唯一1万円を切るLife P3もコスパは優秀ですが、せっかくならもう少し奮発してSoundcore Space A40Liberty Air 2 Proに手を伸ばしたいところ。

 

Soundcore Space A40のレビュー

Soundcore Space A40の特徴を紹介します。

 

単体10時間、ケース込み50時間のロングバッテリー

本機はイヤホン単体で最大10時間(ANCオンで8時間)、ケースふくめ最大50時間(ANCオンで40時間)と、かなりのロングバッテリーです。

Anker Soundcore Space A40のケースにイヤホンを収納

マクリン
本体のコンパクトさを考えると驚異的…!

ケース背面には汎用性の高いUSB-Cポートと、ペアリング用のボタンが搭載されています。

Anker Soundcore Space A40のケース背面にUSB-Cポート

急速充電に対応し、なんと10分の充電で4時間の音楽再生が可能となっています。

さらにはワイヤレス充電にも対応し、充電まわりは文句なしの仕上がりです。

Anker Soundcore Space A40はワイヤレス充電対応
 

切り替えが便利なマルチポイント対応

Soundcore Space A40は、2台のBluetooth機器に同時接続できるマルチポイントに対応しています。

Anker Soundcore Space A40はマルチポイント対応

通常だと、機器を切り替える際にはBluetooth画面から毎回接続しなおす必要があります。

一方マルチポイント対応なら、タブレットでYouTube鑑賞しながらスマホからの着信に応答できたり、スマホで音楽を聴きつつ会議のタイミングでPCとの接続に切り替えられたりと、音楽再生や着信をトリガーに瞬時に機器を切り替え可能です。

マクリン
一度慣れると抜け出せなくなる便利さ!

2台の機器に同時接続したい場合、イヤホンをケースに収めた状態でケース背面のボタンを3秒間長押ししましょう。


 
もしくはイヤホンを装着した状態で、両方のイヤホンのタッチセンサーを同時に3秒長押しします。

するとペアリングモードに入るので、接続したい機器から追加すればOKです。

MEMO
このとき、元々使用していた機器の接続が一時的に解除されます。Bluetooth画面から接続しなおせば、2台の機器の同時接続完了です。

機能盛りだくさんの専用アプリ

Soundcore Space A40は専用アプリ「Soundcore」に対応し、以下の機能がそろっています。

アプリの機能
  • サウンドモード設定
  • イコライザー設定
  • タッチ操作カスタマイズ
  • 風切り音の低減
  • ゲームモード
  • HearID

soundcore

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ダッシュボードではバッテリー残量をひと目で確認でき、サウンドモードの切り替えや各機能へのアクセスが可能です。

Anker Soundcore Space A40アプリのダッシュボード画面
 
ノイズキャンセリングは強・中・弱から選択できる「手動モード」と、周囲のノイズレベルに合わせて自動調整する「自動モード」が用意されています。

Anker Soundcore Space A40のノイズキャンセリング手動モード
Anker Soundcore Space A40自動モード
マクリン
自動も悪くありませんが、基本的には手動でにしておけば良いかと!

イコライザー設定では22種類と豊富なプリセットが用意され、さらには8つの音域から自在にカスタマイズもできます。

Anker Soundcore Space A40のイコライザープリセット
Anker Soundcore Space A40のイコライザーカスタム
 
タッチ操作カスタマイズでは「1タップ」「2タップ」「長押し」の3つのアクションの操作を変更可能です。

Anker Soundcore Space A40のタッチ操作カスタマイズ
Anker Soundcore Space A40のタッチ操作カスタマイズ
注意
サウンドモード切り替えは1タップに割り当て不可など、カスタマイズに一部制限があります。
 
そのほか「操作時のタッチ音」「風切り音の低減」「ゲームモード」の切り替えなども可能です。

Anker Soundcore Space A40の設定画面
 
そしてSoundcoreアプリの目玉機能が、こちらのHearID機能です。

Anker Soundcore Space A40のHearID機能

HearID

聴覚テストにより左右の耳の聴きとりやすさを測定することで、自分用にカスタマイズされたイコライザーに自動調整してくれます。

 
超低音から超高音までさまざまな音量で再生されるので、聴こえているかどうかを回答して聴覚感度を確認します。

Anker Soundcore Space A40のHearID機能
 
すると自分の耳の聴こえ方に合わせてイコライザーを自動チューニングしてくれ、究極のサウンド設定が可能となります。

Anker Soundcore Space A40のHearID機能

マクリン
プリセットも豊富ですが、HearIDがおすすめですよ!

アプリのUIも見やすく、必須のものからかゆい所に手が届くものまで多くの機能が搭載され、文句なしの完成度かと。

最近は各社専用アプリを用意していますが、Soundcoreはその中でも抜きんでている印象です。
 

軽くて安定感ある装着性

本機は筐体部分が耳にうまくフィットして支えてくれるため、安定性が高く、装着性は良好です。

Anker Soundcore Space A40を耳の装着している様子

ノイキャン搭載機としてはシリーズ最小のコンパクトさで、耳にスポッと収まります。

片耳約4.9gの軽量設計にくわえ、耳からの飛び出しも少ないので、重さを感じづらく首を振っても落ちそうにありません。

イヤホン側面のメタリックグレーも主張しすぎず、落ち着きすぎず、ちょうどいいオシャレ感をかもし出してくれています。

イヤホン表面はタッチセンサーで、以下の操作が可能です。

操作 L R
再生/停止 2タップ
曲送り 2タップ
音量を上げる 1タップ
音量を下げる 1タップ
ANC 外音取り込み OFF 長押し(2秒) 長押し(2秒)
受話 着信中に2タップ 着信中に2タップ
通話拒否 着信中に長押し(2秒) 着信中に長押し(2秒)
通話終了 通話中に2タップ 通話中に2タップ
MEMO
各操作はアプリで変更できます。

デフォルトでは割り当てられていませんが「曲戻し」「ゲームモード切り替え」「音声アシスタント」なども割り当て可能です。

サウンドモード切り替えでは「ANC ⇔ 外音取り込み」のみの設定にも対応しています。

ただ、タッチセンサーがかなり敏感で、脱着の際に軽く触れただけで操作が反映されるのは若干気になりました。

また、タップしてから操作が反映されるまで1秒ほどかかるので、反応速度はちょっと遅い印象です。

マクリン
このあたりは、慣れればそこまで気になりません!

同価格帯でトップクラスのANC性能

本機は、同シリーズではハイエンド機のみが対応していたウルトラノイズキャンセリング2.0に対応し、1万円台前半でトップクラスのANC強度を実現しています。

Anker Soundcore Space A40のイヤホン外観(側面)

電車の走行音や車のロードノイズなどの騒音が激しい場所では、ANCをオンにするとノイズをグッと抑えてくれました。

イメージとしては、イヤホン装着で10の音が6〜7になり、ANCオンで3〜4になる感じです。

ただ低音域が大きく低減されつつも高音域への効きは弱く、どうしても残ってしまいます。

カフェのBGMや人の話し声などの中~高音域は、スッと遠くなるくらいでした。

とはいえ、この辺の音域はどのイヤホンも苦手としていますし、本機のANC強度はかなり優秀なレベルです。

外音取り込みは、耳につんざくような音もなく、快適に使えます。

電車内でオンにするとアナウンスが自然に聞こえ、コンビニ会計時など、ピンポイントで周囲の音を聞きたいシーンでも活躍してくれました。

一方ボリュームが少し小さく、こもった感じに聞こえるので、利用シーンによっては周囲の音が聞き取りにくいかもしれません。

また「全ての外音」と「音声フォーカス」の2種類のモードが用意されていますが、大きな違いは感じませんでした。
 

広がりと躍動感を感じるサウンド

Soundcore Space A40は、低音から高音までキレイに響きながらも音場の広さや立体感を感じられ、完成度の高い音質です。

Anker Soundcore Space A40のイヤホン外観(外側)

粒の細かさが感じられ、楽器隊の音もしっかりと捉えられる、聞きごたえのあるサウンドを実現しています。

音もクリアで、各音域がキレイに再現されながらもボーカルがスカッと耳に届くので、POPSを楽しむのにぴったりです。

とくに推したいのが、サウンドに広がりや立体感を感じられるところ。

ボーカル・各楽器音があらゆる場所から飛んでくるため、左右だけでなく、奥行き方向にも自然な音の広がりを感じられます。

いうなれば音が飛び回っているような感じで、それに合わせて自分も踊りたくなるような、不思議な躍動感とともに音楽を楽しめます。

マクリン
満足度のかなり高い音質ですよ!
Soundcore Space A40
高音域
(4.0)
中音域
(4.5)
低音域
(4.0)
ノイズキャンセリング
(4.0)
総合評価
(4.0)
MEMO
高音質コーデックのLDACにも対応しているので、対応端末をお持ちの人はぜひ試してみてください。
 

Soundcore Space A40はこんな人におすすめ

Soundcore Space A40は「音質・ANC・バッテリーの全てをよくばりたい人」におすすめです。

これらの性能の一つ一つを見ると、本機よりすぐれているモデルは他にもあります。

ただ全てを高いレベルでそなえ、マルチポイントLDACコーデックにまで対応している機種は、この価格帯ではまずないでしょう。

それでいて耳にすっぽりと収まるコンパクトさで、装着時の安定性も高く、使い勝手の面でもすきがありません。

装着センサーまで求めるなら(少し高くなりますが)JBL LIVE PRO 2、マルチポイントなしでもいいならSoundcore Liberty Air 2 Proも完成度が高くておすすめです。

 

Soundcore Space A40レビューまとめ

本記事は「Soundcore Space A40をレビュー!躍動感あるサウンドにマルチポイントまでそなえる完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。

Soundcore Space A40は、音場が広く躍動感あるサウンド高強度のANCをそなえつつ、ケース込み50時間のロングバッテリーにマルチポイントと、ふだん使いにうれしい機能が盛りだくさんのイヤホンです。

マクリン
1万円程度なら出せる人であれば間違いなく買いのモデル!

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

メリット
  • 広がりと躍動感を感じるサウンド
  • 高強度のANC
  • 軽くて快適な装着性
  • マルチポイント対応
  • LDACコーデック対応
  • ワイヤレス充電対応
  • 機能盛りだくさんの専用アプリ
デメリット
  • 装着センサー非対応
  • タッチセンサーが敏感
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