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【SONY WF-1000XM3レビュー】防水はないが史上最強の音質をほこる完全ワイヤレスイヤホン

AirPods Proノイキャン搭載イヤホンの良さにようやく目覚めたマクリン( @Maku_ring)です。

iPhoneを使っているならAirPodsはほぼ必須でしょう、というのが結論。

しかし、AirPods Proを使っていると、どうしても無視できないのが、Appleを双璧そうへきをなすSONYフルワイヤレスの存在。

ということで「SONY WF-1000XM3」も買っちゃいました。

ひと通り使ってみた感想ですが、率直にいって驚きました。

ノイキャンや外音取り込みではAirPods Proが上回るものの、音質面だとSONY WF-1000XM3がすぐれていたからです。

ケースがゴツかったり、防水が付いてないなど難はあるものの、音質が気になってフルワイヤレスに手が出せなかった人でも、これなら納得の出来じゃないでしょうか。

ただし、新モデルの「SONY WF-1000XM4」は本機の弱点をつぶし、音質・ANCをさらに磨きあげているので、いま買うならこちらのほうがおすすめです。

そんなわけで本記事は「【SONY WF-1000XM3レビュー】防水はないが史上最強の音質をほこる完全ワイヤレスイヤホン」について書いていきます。

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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

SONY WF-1000XM3の外観とその特徴をレビュー

SONYのWF-1000XM3防水防滴なしの完全ワイヤレスイヤホンです。

SONY WF-1000XM3の外観

僕はこれが気になって本モデルに手を出せなかったのですが、よく考えたら雨天・スポーツ時にイヤホンを使う機会は皆無。

我ながらなぜこだわっていたのだろうかw

一方、運動時に使う可能性のある人は、素直にちがうモデルにしましょう。

ラインナップはブラックとシルバーの2色で、いずれも甲乙つけがたいセンスの良いカラーリング。



ただ、ケースのフタがいずれも全面ゴールドなのは好みが若干分かれるかも。僕は好きだけどw

SONY WF-1000XM3のケースフタはゴールド
 
イヤホンはソニーらしくスタイリッシュなものの、わりと大きめで、たとえは悪いがカメムシくらいのサイズ感です。


 
重量もワイヤレスの中ではなかなか重めで、約17gあります。

SONY WF-1000XM3の重量は約17g

ただ、重心のバランスが良いのか、長時間つけてもそれほど重みは感じませんでした。

丸い部分はタッチセンサーになっています。

SONY WF-1000XM3のタッチセンサー
 
ケース自体はプラスチックですが、しっとりした質感で高級感があります。

SONY WF-1000XM3の充電機能付きケース

ただし、とにかくゴツいです。

AirPods Proよりひと回り大きく、大げさでなく名刺くらいあります。

マクリン
しかもケースが自立しないんだなコレが……。

高価格帯イヤホンは自立しないのがふつうなのでしょうか……。

充電用のポートはUSBタイプC(USB-C)に対応し、汎用性の高いポートなのはありがたいです。

SONY WF-1000XM3のケース充電はUSB-Cに対応
 
同梱品は本体とUSB-Cケーブル(約20cm)、ハイブリットイヤーピースロング(SS/S/M/L)、トリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)となっています。

SONY WF-1000XM3の付属品

発泡シリコンのトリプルコンフォートイヤーピースのほうが遮音しゃおん性が高く、Complyのようなイメージです。
 

SONY WF-1000XM4とのスペック比較

新モデル「WF-1000XM4」との比較は以下のとおりです。

製品名 SONY WF-1000XM4 WF-1000XM3
重量 イヤホン約14g / ケース約54g イヤホン約17g / ケース約92g
バッテリー イヤホン単体:約12時間(ANCで8時間)
ケース込み:約36時間(ANCで約24時間)
イヤホン単体:約8時間(ANCで6時間)
ケース込み:約32時間(ANCで約24時間)
充電方式 USB-C / ワイヤレス充電 USB-C
防水規格 IPX4 防水防滴なし
イヤーチップ 3種類 4種類 + 3種類
ANC 3つのモード搭載 3つのモード搭載
外音取り込み 2つのモード搭載 2つのモード搭載
接続方式 Bluetooth 5.2 Bluetooth 5.0
対応コーデック SBC / AAC / LDAC SBC / AAC
ドライバー 6mm 6mm
価格 33,000円 22,500円

スペック上ではWF-1000XM3を大きく上回り、WF-1000XM4最新技術が詰めこまれたイヤホンとなっています。

WF-1000XM4の進化点
  • 小型なのにロングバッテリー
  • 生活防水仕様(IPX4)に対応
  • 高音質コーデックのLDACに対応
  • 音質・ノイキャン性能UP
 
デザインも平たい形状からスタイリッシュに生まれ変わりました。

SONY WF-1000XM4とSONY WF-1000XM3のイヤホン形状比較
 
バッテリー性能は8時間 12時間と約1.5倍にパワーアップしています。

さらに生活防水仕様(IPX4)に対応し、外出時や運動時も気軽に使えるようになりました。

コーデックがaptXに非対応なのは残念なものの、高音質が特徴のLDACに対応したのは嬉しいポイントです。

SONY WF-1000XM4はLDACに対応

LDACは、SONYが独自開発した高音質特化のコーデックで、Xperiaだけでなく、最新のAndroid端末にも採用されています。

遅延はSBCよりも大きいため、ゲームや映像視聴には不向きですが、純粋に音楽を堪能したい人には最適の音質コーデックです。

マクリン
ハイレゾ音源もフルワイヤレスで楽しめる時代に突入!
 

SONY WF-1000XM3のレビュー

SONY WF-1000XM3の特徴を紹介していきます。

 

バッテリー性能も優秀

音質面をみがき上げているモデルだけに、バッテリーが犠牲になっていると思いきや、実はそんなことありません。

それどころか、WF-1000XM3はなかなかのロングバッテリーです。

イヤホンだけで最大6時間(ノイキャンOFFは最大8時間)、ケースふくめて最大24時間(ノイキャンOFFは最大32時間)使用でき、イヤホン単体では長時間モデルに仕上がっています。

また、10分充電で90分再生可能のクイックチャージにも対応し、万が一のときにも安心して使えます。

SONY WF-1000XM3は10分充電で90分再生可能な急速充電に対応

マクリン
高音質ながらバッテリー長持ちなのは素晴らしい!
 

左右同時伝送で遅延が少ない

従来のワイヤレスイヤホンは「リレー伝送」であり、親機 子機へ飛ばす仕組みであるため、遅延や音飛びがどうしても発生してしまいます。

リレー伝送方式と左右独立受信方式
 
その点WF-1000XM3は、左右イヤホンそれぞれが音を受信する「左右同時伝送」を実現しています。

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これによって左右イヤホン間の伝送がなくなり、安定性が向上し音飛びしづらいだけでなく、音の遅延抑制にも貢献しています。

この恩恵は大きく、音質コーデックはAACでありながら、Google Pixel 4などのAndroidスマホで聴いても、動画再生時の遅延をほとんど感じませんでした。

ペアリングが素早い

WF-1000XM3は、初使用時でもイヤホンを取り出せば、スマホとサクッとつながる自動ペアリングに対応しています。

XperiaシリーズやAQUOSシリーズの一部など、NFC対応のAndroidスマホであれば、充電ケースにタッチするだけでペアリング可能です。


 
万が一ペアリングが上手く行かないときは、左右のタッチセンサーに7秒間触れると「Bluetooth Pairing」のアナウンスが流れ、ペアリングモードに入ります。

マルチペアリングにも対応しているので、例えばスマホからPCへとBluetooh機器を切り替える際、スマホ側の接続設定を解除する必要はありません。

ペアリング済みの機器(この場合だとPC)から接続するだけで大丈夫です。

マクリン
同時接続に対応しているとなお良しでしたね!
 

専用アプリの作り込みはイマイチ

WF-1000XM3は専用アプリ「Headphones Connect」を使うことで、細かい調整が可能となります。

Sony | Headphones Connect

Sony | Headphones Connect

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アプリのUIが少々使いづらかったり、接続がつながりにくいこともありますが、機能は実に多彩で、さすが高級イヤホンといったところです。



  • バッテリー残量確認
  • アダプティブサウンドコントロール
  • 外音コントロールの切り替え
  • イヤホンを外したときに音楽を一時停止する機能ON/OFF
  • 音質モード(音質優先/接続優先)
  • DSEE HX(ハイレゾ並みの音質)
  • タッチセンサーのボタン割り当て
  • 自動電源オフ機能

中でもDSEE HXは、他のイヤホンにもなかなか搭載していない機能で、音質をハイレゾ並みの高解像度音源にパワーアップしてくれるというものです。

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オフの状態で使用しても充分に高音質ですが、こだわり派の方は試してみるといいでしょう。

 

SONY WF-1000XM3の音質とノイズキャンセリング性能

WF-1000XM3は付け方に少々クセがあるものの、慣れればスムーズに装着可能です。

前述のとおり重さはありますが(約17g)、長時間つけても倦怠感けんたいかんはありませんでした。

マクリン
SONYのロゴが控えめながら存在感があって、スタイリッシュなフォルムですよ!

丸い部分はタッチセンサーになっており、軽くタップするだけで操作可能です。

ボタン操作一覧
  • 右タップ 再生 / 一時停止
  • 左タップ ノイズキャンセリング / 外音取り込みの切り替え
  • 右2回タップ 受話 / 終話 / 曲送り(次の曲)
  • 左2回タップ 受話 / 終話
  • 右3回タップ 曲戻し(前の曲)
  • 右長押し クイックアテンションモード
  • 左長押し 音声アシスタント(Siri / Googleアプリ)起動

操作感は軽く、アクションを受け付けたときに「トン」という音がするので分かりやすいです。

左をタップするごとに「ノイズキャンセリング アンビエントサウンド オフ」と切り替えできるので、ふとした拍子にもすぐに変えられます。

アンビエントサウンドとは外部音取り込みのことで、遮音しゃおんしては困るシーン(電車内・コンビニやタクシーの会計)でかなり重宝します。

音質は全体的にクリアサウンド設計となっています。

高音域の伸びが特にあり、イヤな音圧もありません。

ボーカルの小さな息遣いも拾いつつ、ドラムやギターなど楽器隊のサウンドもきれいに表現でき、音場がとにかく広い印象を受けました。

AirPods Proとよく比較される本機ですが、音質に関してはWF-1000XM3がワンランク上でした。

それどころか、いわゆる高級ワイヤレス、というか全フルワイヤレスイヤホンの中でもナンバーワン


 
WF-1000XM3アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。

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マイクからノイズを拾い、それと逆位相のシグナルで相殺そうさいする機能です。

AirPods Proのノイキャンを10とすると、7くらいではあるものの充分な効きで、オンにすると雑音を遠くに追いやる静寂せいじゃくが降りてきます。

さすがソニーと思ったのが、ノイキャンにありがちなホワイトノイズも皆無で、音質も犠牲になっていないことです。

「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e」による貢献が大きいのでしょう。

SONY WF-1000XM3
高音域
(5.0)
中音域
(4.5)
低音域
(4.5)
ノイズキャンセリング
(4.0)
総合評価
(4.5)
 

SONY WF-1000XM3レビューまとめ

本記事は「【SONY WF-1000XM3レビュー】防水はないが史上最強の音質をほこる完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。

WF-1000XM3は、ケースがゴツかったり、防水・防滴に対応してないなど、少々の難はあります。

しかし、それを補って余りある、良質なサウンドを届けてくれるワイヤレスイヤホンです。

音に妥協したくない人にはベストアンサーの製品といえるでしょう。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

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