ノートPCで動画編集やイラスト制作も行うマクリン家（ @Maku_ring）です。
ノートPCでクリエイティブ系の作業を行うなら、内蔵グラフィックスでなく、やはり専用グラフィックス搭載のクリエイター向けノートPCを選びたいところ。
うちの妻は出先で作業することも多いので、動画編集用のノートPCで大事な要素は、軽量スリムで持ち運びに適していること。
まさにそんな要望にぴったり応えるモデルが、ASUSの「Zenbook Pro 14 OLED」です。
CPUに第13世代のIntel Core Hシリーズ、グラフィックスはRTX 4060/4070を搭載しつつ、重さは約1.6kg、厚さは約18.5mmと、動画向けPCとしてはダントツの軽量スリム設計となっています。
さらに、最大2.8Kの有機ELディスプレイでリフレッシュレートが120Hzに対応するなど、画面表示でも抜かりありません。
そこで本記事は、Zenbook Pro 14 OLEDの外観を紹介した後、各部位や性能面を分かりやすく紹介していきます
タップできるもくじ
ガジェットブロガー
マクリン
Makurin
いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri・合同会社レイテラス代表取締役。プロフィール詳細／レビューガイドライン・理念
Zenbook Pro 14 OLED UX6404のスペック
ASUSの「Zenbook Pro 14 OLED」は、14.5型のクリエイター向けノートPCです。
モバイルは左スライドで全表示
| 製品名 | ASUS「Zenbook Pro 14 OLED」 |
|---|---|
| CPU | Intel Core i7-13700H / Core i9-13900H |
| GPU | GeForce RTX 4060 / 4070 |
| 液晶 | 14.5インチ |
| 解像度 | 2.8K（2880 x 1800） |
| メモリ | 16GB / 32GB |
| ストレージ | 512GB / 1TB（PCIe SSD） |
| 生体認証 | 顔認証 |
| 端子 | USB-C x 2（Thunderbolt 4 x 1 / USB3.2 Gen2 x 1）/ USB-A（USB3.2 Gen2）/ HDMI x 1 / SDカードリーダー / マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック |
| バッテリー | 約8.8時間 |
| 質量 | 約1.6kg |
Zenbook Pro 14 OLEDは、現時点で最新のWi-Fi規格「Wi-Fi6E」に対応し、Wi-Fi6E対応のルーターと組み合わせることで、従来よりさらに低遅延で高速のインターネットを体感できます。
- 最大速度（理論値）：6.9Gbps
- 周波数帯：5.0GHz
- MU-MIMO：最大4ユーザー
- 最大速度（理論値）：9.6Gbps
- 周波数帯：2.4GHz/5.0GHz/6GHz
- MU-MIMO：最大8ユーザー
外観
本体カラーはテックブラックで、シックで洗練された雰囲気となっています。
外装にはミルスペック準拠（MIL-STD 810G）のアルミ合金パネルを採用し、堅牢性・触感ともにすぐれています。
天面には控えめながら存在感のあるロゴだけを配し、派手なのがニガテな人も使いやすいデザインとなっています。
ヒンジ部は150°程度開く仕様となっています。
サイズ・重量
Zenbook Pro 14 OLEDのサイズは幅321.8 x 奥行223.3mmで、B4サイズよりひと回り小さく、14.5型の中でも小型サイズです。
MacBook Airを並べてみた
厚さは最薄部18.54mmであり、なかなかのスリム設計。
重量は約1.6kgであり、スペックを踏まえるとかなりの軽量設計で、持ち運びにも配慮されています。
200W仕様のACアダプターは約546gです。
ディスプレイ・スピーカー
Zenbook Pro 14 OLEDのディスプレイは解像度2.8Kであり、従来PCのフルHDよりひと際高精細です。
有機ELディスプレイというだけあり、色味の表現がナチュラルで、長時間見ても目が疲れにくいディスプレイに仕上がっています。
ベゼルも細く、視認性も高めです。
マクリン
視野角も広く、角度をつけても画面は鮮明に見ることができます。
背面左右にharman kardonと共同開発のスピーカーを2機そなえ、音質はそこそこ良いです。
キーボード
Zenbook Pro 14 OLEDのキーボードは配列にクセがないものの、Zenbook S 13 OLEDと同様、Back Space・Enter・Shiftキーがやや細いのが気になります。
キーピッチは平均レベルで押しづらくなく、心地よい打鍵感でした。
キーボードにはバックライトも搭載し、暗所での作業に助かります。
タッチパッドには「ASUS DialPad」と呼ばれる、独自のクリックホイールをそなえている点です。
タッチパッド右上のアイコンを左下にシュッとスライドすると使え、操作感はなめらかで使いやすいです。
Premiere ProなどAdobe系のソフトとも連動して直感的に動かせ、クリエイターとの親和性はかなり高いです。
タッチパッド自体も横幅13cmと広めで使いやすいです。
インターフェース
Zenbook Pro 14 OLEDのポート数は少なめですが、Thunderbolt 4とHDMIをそなえるなど、強力な布陣となっています。
右側面には左からSDカードリーダーとUSB-C x 2（左からUSB 3.2 Gen2・Thunderbolt 4の順）があります。
左側面には電源端子、HDMI、USB-A（USB3.2 Gen2）、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャックがあります。
Zenbook Pro 14 OLED UX6404のCPU・GPU・ストレージ性能
Zenbook Pro 14 OLEDのSSD・CPU・GPU性能を測るべく、各種ベンチマーク結果を紹介します。
SSD
ストレージにはHDDでなく、読み書きの速いPCIeベースのSSD（1TB）を採用しています
- HDD（Hard Disk Drive） ディスク型の記録デバイス
- SSD（Solid State Drive） フラッシュメモリ（USBメモリの中身）の大型版
ベンチマークソフト「Crystal Disk Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、かなり速い値を示していました。
CPU
CPUは第13世代のIntel Core Hシリーズのプロセッサー（i7-13700H / i9-13900H）を採用しています。
CPU性能を測る「CINEBENCH R20」で6,000以上あり、動画編集やゲームもこなせるだけあり、かなり高い値でした。
グラフィックス
GPUは、ミドルクラスのゲーミングノートにも使われるRTX 4070だけあり、かなり優秀なスコア。
クリエイティブ
Adobe Premiere Pro CCにて、11分12秒のフルHD動画を「H264形式・YouTube 1080p フルHDのプリセット」で書き出したところ、約53秒でした。
Core i9-13900HとRTX 4070の組み合わせはパワフルで、かなり速い書き出しを実現してくれました。
| CPU / GPU | 書き出し時間 |
|---|---|
| Core i5-11400H / GTX 1650 | 2分5秒 |
| Core i7-11800H / GTX 1650 | 1分57秒 |
| Core i7-11370H / RTX 3050 Ti | 1分45秒 |
| Core i7-11800H / RTX 3050 | 1分40秒 |
| Core i7-11800H / RTX 3060 | 1分24秒 |
| Core i7-12700H / RTX 3060 | 1分7秒 |
| Core i3-13900H / RTX 4070 | 53秒 |
ゲームベンチマーク
軽めのドラゴンクエストXでは、最高品質でも2万4千以上のスコアを記録しました。
中程度の「ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズ」では、最高品質でも「非常に快適」であり、かなり優秀です。
重めの「ファイナルファンタジー15」でも「快適」であり、これはもはやゲーミングノートです…！
Zenbook Pro 14 OLEDは、CPU・GPU性能と軽量スリムを両立し、持ち運びにすぐれるクリエイター向けノートPCです。
Zenbook Pro 14 OLED UX6404レビューまとめ
本記事はZenbook Pro 14 OLEDをレビューしました。
クリエイターやゲーマーの要求にこたえる仕様ながら、持ち運びにも配慮するノートPCに仕上がっています。
どうも、マクリン（ @Maku_ring）でした。
【2023年】動画編集に使うクリエイター向けノートパソコンおすすめ7選
ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VAをレビュー！約1kgかつ超スリムな有機EL搭載モバイルノートPC
