評価:3.5
作業場所を選びたくないならモバイルノートPC一択のマクリン( @Maku_ring)です。
とはいえ、最近のモバイルノートは機能性が高く、お世辞にも安いとはいえません。
それにも関わらずPCの製品サイクルはわりと早く、2〜3年も経つと、とたんに古くなってしまいます。
人生のうちで何回も買い換える製品であれば、一回一回の出費はできるだけ抑えたいもの。
やはり「安さは正義」ということで、きちんとしたメーカーが作っていて、かつ3万円台を実現した破格の14型モバイルノートPCが、ドスパラの「THIRDWAVE VF-AD4」です。
CPUはCeleron N4000、ストレージは64GBとかなり控えめの仕様ではあるものの、M.2 SATA SSDの増設が容易に可能なのでそれほど問題ではありません。
しかも、筐体がわりと頑丈であったり、PD対応USB-C充電対応や液晶もがんばっているなど、価格からは想像できないほどしっかり造られています。

そんなわけで本記事は「【THIRDWAVE VF-AD4レビュー】3万円台で買える価格破壊のドスパラ14型モバイルノートPC」について書いていきます。
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THIRDWAVE VF-AD4のスペック
「THIRDWAVE VF-AD4」は、14型のモバイルノートPCです。
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製品名 | サードウェーブ「THIRDWAVE VF-AD4」 |
CPU | Intel Celeron N4000(1.10GHz) |
GPU | Intel UHD Graphics 600 |
液晶 | 14インチ(非光沢) |
解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB(eMMC) |
生体認証 | 指紋認証 |
端子 | USB-C x 1(USB3.2 Gen1・Power Delivery)/USB-A x 2(USB 3.2 Gen1 x 1/USB 2.0 x 1)/micro HDMI x 1/microSDカードリーダー |
バッテリー | 約8.6時間 |
質量 | 約1.28kg |
外観
本体カラーは、シンプルなシルバーですっきりした外観です。
素材は不明ですが、アルミニウムっぽい金属感のあるボディであり、指紋の付きづらいマット加工がされているなど、かなり上質に仕上がっています。
エッジ部分にはダイヤモンドカットが施され、高級感の演出もされているのには驚きました。
サイズ・重量
THIRDWAVE VF-AD4のサイズは幅332.5 x 奥行222mmで、A4サイズよりほんのり大きいくらいで持ち運びには困りません。
厚みは最厚部14mmで、バッグやケースに入れても邪魔にならない、なかなかのスリム設計です。
45W仕様のACアダプターは約157gと軽く、折りたたみプラグなのもうれしいです。
しかも充電ポートはPD対応USB-Cであり、他社の45W対応充電器が使えるほか、PD対応モバイルバッテリーからの充電も可能となっています。
ディスプレイ・スピーカー
THIRDWAVE VF-AD4のディスプレイは、1920 x 1080ドットのフルHD液晶で充分な解像度を備え、価格のわりに液晶の品質もぜんぜん悪くありません。
さらにノングレア(非光沢)なので映り込みもなく、使いやすいです。
視野角もそれなり広く、明記はしていませんが、IPSなのではないかと思われます。
上枠にはHD対応Webカメラもそなえ、Web会議用途でも使えます。
スピーカーはキーボード上部にあるものの、音質は正直おまけレベルとお考えください。
キーボード
THIRDWAVE VF-AD4のキーボードは、タイプした感じがやや固めであるものの、配列にクセもなく使いやすいです。
タッチパッドの横幅は約10.5cmとやや狭めではあるものの、クリック感はまったく問題ありませんでした。
特筆すべきは、3万円台にも関わらず指紋認証リーダーをそなえていることです。
安全かつスムーズにWindowsにログインできて重宝します。
インターフェース
THIRDWAVE VF-AD4のインターフェースは、PD対応USB-CをそなえるほかにUSB-Aも2つ付き、ツボをおさえた仕様です。
右側面には左からmicroSDカードリーダー、USB-A(USB2.0)、マイク入力ヘッドフォン出力共用端子があります。
左側面はUSB-C x 1(USB3.2 Gen1・Power Delivery)、microHDMI、USB-A(USB 3.2 Gen1)があります。
THIRDWAVE VF-AD4のSSD・CPU・GPU性能
THIRDWAVE VF-AD4のストレージはHDDでなく、読み書き速度がSSDとHDDの中間程度のeMMCを採用しています。
- HDD(Hard Disc Drive) ディスク型の記録デバイス
- eMMC(embedded MultiMediaCard) フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の小型版
- SSD(Solid State Drive) フラッシュメモリの大型版
ベンチマークソフト「Crystal Disc Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、HDDよりは速い値(ただしSSDよりは遅い)を示していました。
容量は正直少ないですが、M.2 SATA SSDの増設が容易に可能なので、パフォーマンスを上げたいときは増設も視野に入れましょう。
CPUにはIntel Celeron N4000(1.1GHz)、GPUにはUHD Graphics 600を搭載しています。
CINEBENCH R20の結果は257であり、高い性能とはいいがたいです。ただ、Web閲覧やショッピング、オフィスソフトなど一般用途かつ単一使用であれば、問題なくこなせます。
3万円で買えるノートPCとしては上手くまとまっており、価格をとにかく最優先する人には有力候補になるでしょう。
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THIRDWAVE VF-AD4レビューまとめ
本記事は「【THIRDWAVE VF-AD4レビュー】3万円台で買える価格破壊のドスパラ14型モバイルノートPC」について書きました。
THIRDWAVE VF-AD4は、3万円台を実現している価格破壊の14型モバイルノートPCです。
CPUはCeleron N4000、ストレージは64GBと控えめであるため、決してサクサク動くわけではありませんが、負荷の軽い作業であれば実用的にこなせます。
シンプルな外観、PD対応USB-C充電対応や視野角の広い液晶など、しっかり造られています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。




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