評価:4
どうも、メインのノートPCがモバイルノートのマクリン( @Maku_ring)です。
家でも外でも持ち出して使うなら、携帯性にすぐれるモバイルノートがベターですが、作業性をふまえると、14インチ以上のディスプレイが欲しいところ。
14インチながら世界最軽量クラスのモデルが、ASUSの「ExpertBook B9」です。
ExpertBook B9は、メインPCとしてもモバイルPCとしても使える、ちょうど良いサイズ感を備えています。
最小構成ならわずか870gで14インチ最軽量かつ最大16時間のロングバッテリーと、ビジネス向けの仕様に仕上がっています。
第10世代インテルCoreプロセッサー搭載にPCIeベースのSSD、Thunderbolt3対応USB-Cを2つ備えるなど、スペックもそつなくまとまっています。

そんなわけで本記事は「【ASUS ExpertBook B9レビュー】最軽量クラスの14型モバイルノートPC」について書いていきます。
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ASUS ExpertBook B9のスペック
ASUSの「ExpertBook B9」は、14型のモバイルノートPCです。
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製品名 | ASUS「ExpertBook B9」 |
CPU | Intel Core i5-10210U(1.60GHz)/ Core i7-10510U(1.80GHz) |
GPU | Intel UHD グラフィックス 620 |
液晶 | 14インチ |
解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
メモリ | 8GB/16GB |
ストレージ | 512GB(PCIe SSD)/1TB(PCIe SSD) |
生体認証 | 顔認証/指紋認証 |
端子 | USB-C x 2(Thunderbolt3)/USB-A x 1(USB3.1)/HDMI x 1 |
バッテリー | 約16時間(33Whrバッテリ搭載時)/約30時間(66Whrバッテリ搭載時) |
質量 | 約870g(33Whr)/約995g(66Whr) |
外観
筐体は軽くて剛性の高いマグネシウムリチウム(Mg-Li)合金で高級感があり、カラーはマットなブラックです。

ヒンジ部は180°までフラットに開く仕様となっています。
地味に見逃せないのが、液晶を開くとキーボードが絶妙に傾斜するリフトアップ機構である点。

サイズ・重量
ExpertBook B9のサイズは幅320 x 奥行203mmで、14型として最小クラスどころか、13.3インチのモデルとほぼ同じ大きさです。
コンパクトなだけでなく厚みも14.9mmと薄く、カバンに入れても邪魔にならない、かなりのスリム設計。
特筆すべきはその重量で、わずか856gと抜群に軽く、14インチノートの中でも最軽量に仕上がっています。
ただし、2倍の容量を積む66Whrバッテリーモデルでも1kgを切るため、30時間の超ロングバッテリーにこだわるなら、こちらがおすすめです。
ACアダプターは約312gですが、充電ポートがThunderbolt3対応USB-Cなので、他メーカーの60W以上のPD対応充電器を使うことができます。

ディスプレイ・スピーカー
ExpertBook B9のディスプレイは1920 x 1080ドットのフルHD液晶(IPS)で、充分な解像度を備えています。

視野角も広く、角度をつけても画面は鮮明に見ることができます。
こちらはプライバシーシャッター付きで、オンライン会議などでのカメラの不意な起動にも安心。
背面にはharman kardonと共同開発したツインスピーカーを搭載しています。
深みのあるサウンドを楽しめるスピーカーに仕上がっており、ノートPCにありがちな軽い音ではありませんでした。
キーボード
ExpertBook B9のキーボードは、キー配列にクセがなく使いやすいですが、Deleteの位置に電源ボタンがある点だけご注意ください。
キーボード筐体はマグネシウム合金かつ防滴仕様で剛性にすぐれ、飲み物の飛散にも配慮されています。
キーピッチ・キーストロークともに平均レベルで、キートップはフラット気味であるものの、打鍵しづらさは特にありませんでした。
キーボードには3段階に調光できるバックライトを搭載し、暗所での作業に配慮されています。
タッチパッドの横幅は約13cmとわりと広めで扱いやすいです。
特筆すべき点として、タッチパッドの右上に数秒触れるとそのままテンキーに変わる、NumberPad 2.0を備えています。
また左上のアイコンに指をあて、そのまま右下にスライドすることで電卓アプリが出現し、意外と重宝します。
パームレストには指紋認証リーダーが付いており、安全かつクイックにログインすることができます。
インターフェース
ExpertBook B9自体にはLANポートが付いていません。
その代わり、LANポート付きの変換アダプターが付属しています。
ワイヤレス環境でも快適にインターネットができるよう、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi6」に対応しています。
- 最大速度(理論値):6.9Gbps
- 周波数帯:5.0GHz
- MU-MIMO:最大4ユーザー
- 最大速度(理論値):9.6Gbps
- 周波数帯:2.4GHz/5.0GHz
- MU-MIMO:最大8ユーザー
Wi-Fi6対応ルーターと組み合わせることで、無線LANでも有線並みの快適サクサクの高速インターネットを体感できます。
右側面には左からマイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック、USB-A(USB3.1)があります。
左側面はUSB-C x 2(Thunderbolt3)とHDMI、microHDMIがあります。
ASUS ExpertBook B9のCPU・SSD性能
ExpertBook B9のストレージはHDDでなく、読み書きの速いPCIeベースのSSDを採用しています。
- HDD(Hard Disc Drive) ディスク型の記録デバイス
- SSD(Solid State Drive) フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の大型版
ベンチマークソフト「Crystal Disc Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、そこそこ速い値を示していました。
CPUには第10世代のIntel Coreプロセッサー(Core i5-10210U/ i7-10510U)を搭載しています。
CPUの性能を測るCINEBENCH R20の結果は1,000近くであり、高くはないものの、ビジネス用途なら充分なスコアです。
3DMARKによるグラフィック性能も1,000程度とUHDグラフィックスの平均値であり、ゲーム用途に期待するモデルではありません。
軽いゲームの「ドラゴンクエストX」では、最高品質で「普通」、標準品質で「快適」という評価であり、これより重いゲームだと厳しいでしょう。
世界最軽量かつ大容量バッテリーで、マグネシウム合金でボディも丈夫。
ExpertBook B9はタフなビジネス環境に耐えうるモバイルノートです。
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ASUS ExpertBook B9レビューまとめ
本記事は「【ASUS ExpertBook B9レビュー】最軽量クラスの14型モバイルノートPC」について書きました。
ExpertBook B9は、14インチ最軽量かつ最大16時間の長時間使用可能と、ビジネスマン好みの機動性をそなえたモバイルノートに仕上がっています。
マグネシウムリチウム合金ボディにWi-Fi6対応、Thunderbolt3対応USB-C搭載で液晶も優秀と、弱点の少ないモデルといえます。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。







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