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【Surface Pro Xレビュー】ARMベースが少しくせ者のLTE対応2in1ノートPC!

副業ノマドワーカーのマクリン( @Maku_ring)です。

ノートPCでもタブレットでも使える2in1・タブレットPCは、ノマドワーカーのみならず、いま主流のPCといっても過言ではありません。

2in1の代表格といえばMicrosoftマイクロソフトの「Surface Pro 8」ですが、その機能をよりとがらせた13インチモデルが「Surface Pro X」です。

Surface Pro Xの外観

Surface Pro XはCPUにIntelやAMDでなく、ARM系のチップ(SoC)である「Microsoft SQ2」を搭載する、一風変わった13型タブレットPCに仕上がっています。

とはいえ、USBタイプC充電やnanoSIMやeSIMのLTEに対応し、4096段階の筆圧が感知できるSurfaceスリムペンなど実用性は抜群で、これらだけでも本機を購入したくなる魅力があります。

そんなわけで本記事は「【Surface Pro Xレビュー】ARMベースが少しくせ者のLTE対応2in1ノートPC!」について書いていきます。

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本記事はメーカー様から商品を貸与いただき作成しています。
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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri・合同会社レイテラス代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

Surface Pro Xのスペック・特徴

Microsoft社の「Surface Pro X」は、13インチの2in1・タブレットノートPCです。

Surface Pro Xは13インチの2in1・タブレットノートPC
 
「スリム ペン付き Surface Pro X Signature キーボード」は必須レベルの付属品なので、本体と同時購入しましょう。

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本体のスペックは以下のとおり。

モバイルは左スライドで全表示

製品名 Microsoft「Surface Pro X
CPU Microsoft SQ1/SQ2
GPU Microsoft SQ1 Adreno 685 GPU/SQ2 Adreno 690 GPU
液晶 13インチ(光沢)
解像度 267 PPI(2880 x 1920)
メモリ 8GB/16GB
ストレージ 128GB/256GB/512GB(PCIe SSD)
生体認証 顔認証
端子 USB 3.2 Gen 2 Type C x 2/nanoSIM x 1
バッテリー 約13時間
質量 約774g
MEMO
本記事では、Microsoft SQ2/16GB/256GBの構成で貸与いただき、レビューしています。
 

ARMベースのプロセッサMicrosoft SQ2を搭載

Surface Pro Xを語る上で外せないポイントが、CPUがタブレットやスマホにも使われる「ARMプロセッサであること」です。

ヨメ

それってふつうに使う分にはなんか変わるの?
 
ほとんど変わらないよ。ただ、64bitのWindowsソフト(x64)が使えないのは注意だね!

マクリン

 
つまり、32bit(x86)アプリとARMアプリのみ使えるということです。

Microsoftストアの各ソフトの「システム必要条件」を見れば、そのソフトが対応しているか否かが分かります。

例えば、アーキテクチャのところに「x86, x64, ARM, ARM64」と記載があれば、x64以外にも記載があるため、Surface Pro Xでも動作します。

これがx64しか記されていない場合、Surface Pro Xでは使えないことになりますので、使いたいソフトが使えるか事前に確認することをおすすめします。

(一部のクリエイティブソフトに非対応アプリがありますが、そういったものも順次対応していくとは思います)

ちなみに「Office Home & Business 2019」が標準で付属していますので、Word・Excel・PowerPointなどが使用可能です。

Surface Pro XはOffice Home & Business 2019が標準で付いている

マクリン
良心的な仕様ですね!
 

nanoSIM・eSIMのLTEに対応

Surface Pro Xを購入する大きな原動力になりそうなポイントが「LTE対応であること」です。

Surface Pro XはnanoSIM・eSIMのLTEに対応

マクリン
つまりSIMカードを挿せば、PCだけでにインターネットに常時接続できるということ!

安くて大容量のSIMを利用するなら、僕も使っている「FUJI Wifi」がおすすめです。

さらにもうひとつ、Surface Pro XeSIMに対応しています。

eSIMとは「embedded(組み込み型の)SIM」の略称で、物理的にカードを挿すのではなく、本体に内蔵しているため、ネットワーク経由で電子的に情報を書き込んで利用することができるものです。

IIJmio meeting 24 IIJmio Updates 2019/04~2019/06 from techlog

日本ではIIJmioがこのサービスに対応しています。

マクリン
QRコード読み込みだけで回線が使えるので圧倒的便利!
 
eSIMの情報を書き換えるだけでその国にあった回線を利用できるので、出張や旅行に適したサービスへと昇華することが想定されています。

  • 現地でSIMカードを物理的に調達しなくて済む
  • SIMカードを抜き差ししなくて良いので、紛失するリスクがなくなる

経済的・時間的・心理的コストが削減されるので、海外渡航の機会が多い場合には大きなメリットになってきます。

先進的なサービスをいち早く取り入れているところも、Surface Pro Xの魅力です。

 

Surface Pro Xの外観レビュー

Surface Pro Xの外装はSurface Pro 8Surface Book 3に採用しているマグネシウム合金ではなく、Surface Laptop 3Laptop Goと同じくアルミニウム合金が使われています。

Surface Pro Xはアルミニウム合金採用

軽さ・丈夫さではマグネシウム合金に軍配が上がるものの、アルミニウム合金も充分に高品質・高剛性ではあります。

カラーはブラックとプラチナですが、指紋の付きにくさという点では、マット加工が施されているプラチナがおすすめです。


Surface Pro Xのシルバー

背面にはKickstandを内蔵しています。

Surface Pro XはKickstand内蔵
 
直角に近いところからフラットに迫る角度まで、無段階で調整可能です。



サイズ・重量

Surface Pro Xのサイズは287 x 208 mmで、A4と同じ大きさです。

Surface Pro Xのサイズ

ナローベゼルモデルであるため、Surface Pro 8よりも画面のインチが大きい(12.3 13)にもかかわらず、サイズは少し小さくなっています。

厚みはわずか7.3mmとSurface Pro 8よりさらに2mm程度の薄型化を実現し、ARMプロセッサ採用の恩恵を生かした設計となっています。

Surface Pro Xの厚みは7.3mmとSurface Pro 8より1.2mmの薄型化を実現
 
重さはタイプカバーをふくめると約1.07kgであり、モバイルノートPCとしてやや軽めの部類に入ってきます。

Surface Pro Xの重量は約1.07kg
 
付属のACアダプターは約277gと少し重めで、ポート形状もおなじみのSurface専用仕様です。

Surface Pro XのACアダプター重量は約277g

こちらのアダプターには、充電用のUSBタイプAポートが付いています。

Surface Pro XのアダプターはUSBタイプAポート付き
 
側面にある2つのUSBタイプCがPD対応であり、こちらからPD対応のUSB-C充電器やモバイルバッテリーを使って給電可能となっています。

Surface Pro Xは2つのPD対応USB-C搭載
 
ためしにcheeroの18WRAVPowerの30WANKERの60W充電器とPD対応USB-Cケーブルを組み合わせたところ、いずれも問題なく充電できていました。


Surface Pro Xは18W以上のPD対応USB充電器から充電可能
マクリン
USB-C充電対応だと汎用性上がりマクリンまくり
 

ディスプレイ・スピーカー

Surface Pro Xのディスプレイは2880 x 1920ドットであり、従来のフルHD(1920 x 1080ドット)の液晶にくらべて約2.4倍の解像度なので精細できめ細やかな表現が可能となっています。

Surface Pro Xの液晶ディスプレイは2880 x 1920ドット

MEMO
グレア(光沢)液晶で映り込みするため、気になる場合は低反射タイプの液晶保護フィルムを貼るといいでしょう。
 
ベゼルも狭く、視認性を高めつつサイズをおさえる良いとこ取りの仕様となっています。

Surface Pro Xはナローベゼル
 
タイプカバーを外すとタブレットとしても使用でき、そのサマはもはやiPad Pro!

Surface Pro Xのタブレットモード
 
それから優秀なのが、こちらのSurfaceスリムペン

Surface Pro XのSurfaceスリムペン
 
Apple Pencilに迫る繊細なイラスト描写が可能ではあるものの、従来のSurfaceペンにくらべて平たいためか、やや持ちづらかったです。


 
とはいえ、細かな表現が可能であり、妻も楽しんでスケッチしていました。

Surface Pro Xでのスケッチ
 
Surfaceスリムペンはキーボード上部に収められるのにくわえ、側面にマグネットでくっ付けることができます。


Surface Pro Xは側面にマグネットでくっ付けることができる

上枠には約500万画素のフルHDビデオ対応カメラが付いています。

Surface Pro Xのフロントカメラ
 
背面にも約1000万画素のオートフォーカス付きカメラ(フルHDビデオ対応)を搭載しています。

Surface Pro Xのリアカメラ
 
両サイドにデュアルスピーカーを搭載し、音質は比較的良いです。

キーボード

Surface Pro Xのキーボードの打鍵感は普通ですが、タイプ音は少し響きます。

Surface Pro Xのキーボード
 
Alcantaraアルカンターラ素材は手触りが心地よく、熱も伝わりにくくて使いやすいです。

Surface Pro XのキーボードカバーはAlcantara素材
 
キーストロークはやや浅いものの、キーピッチは標準的な値。

Surface Pro Xのキーピッチ
キーピッチは約19mm
Surface Pro Xのキーストローク
キーストロークは約1.0mm
 
タッチパッドの横幅は約10cmと一般的ですが、クリックがやや硬めでした。


 

インターフェース

Surface Pro Xのインターフェースは、PD対応USB-Cを2つ搭載しているものの、ポート数は必要最低限です。

右側面には電源ボタンとSurface Connect ポートがあります。

Surface Pro Xの右側面インターフェース
 
左側面には音量ボタンとPD対応USB-C(映像出力にも対応)が付いています。

Surface Pro Xの左側面インターフェース

マイクロソフト
 

Surface Pro XのSSD・CPU・ベンチマーク

Surface Pro XのストレージはHDDでなく、読み書きの速いSSD(PCIe)を採用しています。

HDDとSSDのちがい

  • HDD(Hard Disc Drive) ディスク型の記録デバイス
  • SSD(Solid State Drive) フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の大型版

 
ベンチマークソフト「Crystal Disc Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、速い値を示していました。

Surface Pro XのSSD性能
 
CPUには前述のとおり、ARMベースのプロセッサ「Microsoft SQ2」を搭載しています。

CPUの性能を測るため、ARM64向けのベンチマークソフト「Geekbench 5」で計測しました。


 
スマホCPUとの比較になりますが、AndroidではOnePlus 7T Proなどに搭載するSnapdragon 855 Plus、iOSではiPhone XS Maxに搭載するApple A12 Bionicと同程度といったところです。


 
GPUにはMicrosoft SQ2 Adreno 690 GPUを内蔵しています。

軽いゲームの「ドラゴンクエストX」では、最高品質・標準品質ともに「普通」という評価でした。



描画性能の点では、Iris Xeグラフィックスを内蔵するSurface Pro 8に軍配が上がります。

とはいえ、オフィス用途で不足を感じることはありませんし、実用性は高いモデルなので、ノマドワーカーにおすすめのノートPCといえるでしょう。

マイクロソフト
 

Surface Pro Xレビューまとめ

本記事は「【Surface Pro Xレビュー】ARMベースが少しくせ者のLTE対応2in1ノートPC!」について書きました。

Surface Pro Xは、ARM系のチップ「Microsoft SQ2」を搭載する、エッジの効いた13型2in1ノートPCです。

USBタイプC充電やLTEに対応し、軽量小型で扱いやすいなど実用性は抜群で、オフィス用途と割り切るならかなり使いやすく仕上がっています。

Surface Pro 8とどちらを選ぶか迷いどころですが、LTE対応にこだわらないなら7、先進的な機能を好むならX、といった分かれ目になるのではないでしょうか。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

マイクロソフト
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