ノートPCを1台もつなら、タブレットでも使える2in1ノートPCがおすすめのマクリン( @Maku_ring)です。
かつては性能面で劣るといわれた2in1ですが、近年はCPU・GPU・メモリともに強化されたモデルが数多く出てきています。
その中でもしっかりした性能と剛性をほこるのが、Microsoftの「Surface Book 3 13.5インチ」です。
Intel Core i5モデルはGPUがIntel Iris Plus Graphicsにとどまるものの、Core i7モデルならゲーミングノートにも搭載されるGeForce GTX 1650 with Max-Q Designを採用しています。
また、Surfaceペンは別売りであるものの、4096段階の筆圧感知に対応するタブレットとしても使用でき、解像度も3000 x 2000 pxと精細です。
そんなわけで本記事は「【Surface Book 3 13.5インチレビュー】中程度のゲームもこなす描画性能にすぐれる2in1ノートPC」について書いていきます。
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Surface Book 3 13.5インチのスペック
Microsoft社の「Surface Book 3 13.5インチ」は、15インチのタブレットノートPCです。
ディスプレイはタッチ対応であり、タブレットで使うときはSurface ペンの購入をおすすめします。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | Microsoft「Surface Book 3 13.5インチ」 |
CPU | Intel Core i5-1065G7(1.3GHz)/Intel Core i7-1065G7(1.3GHz) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1650 with Max-Q Design |
液晶 | 15インチ(光沢) |
解像度 | 267 PPI(3000 x 2000) |
メモリ | 8GB/16GB/32GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB(PCIe SSD) |
生体認証 | 顔認証 |
端子 | USB-C x 1(Power Delivery・USB3.1) x 1/USB-A x 2(USB3.1)/Surface Connectポート x 2/ヘッドホンジャック/SDXCカードリーダー |
バッテリー | 約15.5時間 |
質量 | 約1,534g(i5)/約1,642g(i7) |
Surface Book 3 13.5インチは最新のWi-Fi規格「Wi-Fi6」に対応し、Wi-Fi6対応のルーターと組み合わせることで、超高速のインターネット環境を体感できます。
- 最大速度(理論値):6.9Gbps
- 周波数帯:5.0GHz
- MU-MIMO:最大4ユーザー
- 最大速度(理論値):9.6Gbps
- 周波数帯:2.4GHz/5.0GHz
- MU-MIMO:最大8ユーザー
また「Office Home & Business 2019」が標準で付属し、Word・Excel・PowerPointなどが使用可能です。
外観
外装はマグネシウム合金で品質・強度・質感ともに高く、カラーは上品なプラチナです。
同社の中でも、Surface Laptop 3やSurface Pro Xに使われているアルミニウム合金より素材的には優秀で、軽くて高剛性となっています。
ディスプレイを外してタブレットでも使えますが、ヒンジ部がジャバラ形状でかなり丈夫な造りとなっています。
Del左隣の「取り外しボタン」を押すことで、「カチッ」という音ともにディスプレイが外れます。
他モデルでは見られない厳かな外れ方をするので、なかなかクセになります。
ちなみにコネクタは表裏対照なので、ディスプレイ側を外向きに装着し、タッチペン操作のしやすい傾斜をつけることも可能です。
サイズ・重量
Surface Book 3 13.5インチのサイズは312 x 232 mmで、A4サイズよりひと回り大きく、14インチPCとほぼ変わらぬサイズ感です。
最厚部は23mmで、ヒンジ部側の機構が特殊なためか、やや分厚めです。
重さは約1.64kgであり、モバイルノートとして考えるとかなり重めの部類。
タブレットに分離すると約714gなので、外へ持ち出すときはこちらのモードのほうがいいかも。
ディスプレイ・スピーカー
Surface Book 3 13.5インチのディスプレイは3000 x 2000ドットであり、よくあるフルHD(1920 x 1080ドット)の液晶にくらべ約2.9倍の解像度であり、15インチモデルに通ずる精細で細やかな表現が可能となっています。
ただし、グレア(光沢)液晶なので、映り込みが気になるときは低反射タイプの液晶保護フィルムを貼ることをおすすめします。
画面比率は通常の16:9ではなく3:2であるため、他のノートPCに比べて縦方向の表示が広く、視認性にすぐれています。
上枠には約500万画素のHD対応カメラが付き、外側にも約800万画素のHD対応リアカメラをそなえています。
両脇にデュアルスピーカーを搭載するのみですが、通常のノートPCよりも音質は優秀で、高音の抜けがそこそこあります。
キーボード
Surface Book 3 13.5インチのキーボードは、高剛性なのでタイプ時のたわみもなく、打鍵音は比較的抑えられています。
タッチパッドの横幅は約10.5cmとそこそこですが、クリック音は少し大きめでした。
インターフェース
Surface Book 3 13.5インチのインターフェースは、HDMIがないなど、ポート数はかなり控えめです。
右側面にはPD対応USB-C(USB3.1)とSurface Connectポートがあります。
左側面はUSB-A(USB3.1)x 2とSDXCカードリーダーをそなえています。
Surface Book 3 13.5インチのSSD・CPU・ベンチマーク
Surface Book 3 13.5インチのストレージはHDDでなく、読み書きの速いSSD(PCIe)を採用しています。
- HDD(Hard Disc Drive) ディスク型の記録デバイス
- SSD(Solid State Drive) フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の大型版
ベンチマークソフト「Crystal Disc Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、なかなか速い値を示していました。
CPUには第10世代のIntel Coreプロセッサー(Core i7-1065G7)を搭載しています。
CINEBENCH R20の結果も1,400以上あり、Web閲覧やオフィスソフトのビジネス用途はもちろん、写真・動画編集もこなせるレベルといえます。
ゲーミングモデルではありませんが、GPUに描画性能の高いGeForce GTX 1650 with Max-Q Designを内蔵しています。
GPU性能を測る「Fire Strike」「Time Spy」では、ゲーミングノートのエントリー機くらいの実力を発揮していました。
ゲームのベンチマークスコアも確認したところ、軽いゲームの「ドラゴンクエストX」では、最高品質・標準品質のいずれも「すごく快適」でした。
中程度の「ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズ」では高品質・標準品質の双方で「非常に快適」でスコアも1万超えとかなり優秀。
重いゲームの「ファイナルファンタジー15」は高品質・標準品質ともに「普通」ですが、さすがにこのレベルだとやや厳しめ。
剛性の高いボディに高品質なディスプレイ、優秀な描画性能。
Surface Book 3 13.5インチは、機動性ではやや劣るものの、クリエイター向け要素をすべて兼ね備えているノートPCです。
Surface Book 3 13.5インチレビューまとめ
本記事は「【Surface Book 3 13.5インチレビュー】中程度のゲームもこなす描画性能にすぐれる2in1ノートPC」について書きました。
Surface Book 3 13.5インチは、第10世代のIntel CoreプロセッサーとGeForce GTX 1650 with Max-Q Designを搭載し、幅広くこなせるノートPCに仕上がっています。
ただし、モバイルノートで考えるのと重いのと高価格である点は注意が必要です。
ちょうど良い性能であるCore i7/16GB/256GBが26万円台からであることを踏まえると、本命のノートPCを買うときに検討することをおすすめします。
とはいえ、性能面は間違いない一品なので、妥協したくない人には有力候補になってくるでしょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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