評価:4
妻にYouTube編集をお願いしているマクリン( @Maku_ring)です。
ふだんはMacBook Airで動画編集を行っていますが、スペック不足で編集作業に苦労しています。

ノートPCで映像編集やイラスト作成といったクリエイティブな作業を行おうとすると、それなりの性能が必要です。
しかし、それ相応のスペックを整えるとなると、金額がその分はね上がってしまいます。
ドスパラの「raytrek R5-TA5」は、クリエイターの要求に応える構成でありながら、税込み16万円台におさえたモデルに仕上がっています。
第11世代のIntel Core i7搭載にくわえ、グラフィックスはRTX3050に最大32GBメモリ採用と、スペック面はもちろん充実。
しかも約2.0kg台の軽量かつスリム設計で、シーンを選ばず使いやすいデザインとなっています。
価格をより抑えたい人にはraytrek G5-TAがベターですが、しっかりした動画編集にはraytrek R5-TA5がおすすめです。
より高スペックをのぞむ方にはR5-TA6という選択肢もあります。

そんなわけで本記事は「【raytrek R5-TA5レビュー】RTX3050搭載で動画編集にもゲームにも使えるドスパラの15.6型ノートPC」について書いていきます。
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raytrek R5-TA5のスペック
ドスパラの「raytrek R5-TA5」は、15.6型のクリエイター向けノートPCです。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | ドスパラ「raytrek R5-TA5」 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-11800H(2.3GHz) |
GPU | GeForce RTX 3050 4GB |
液晶 | 15.6インチ |
解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB(PCIe SSD) |
生体認証 | 顔認証 |
端子 | USB-C x 1(USB3.2 Gen2・DisplayPort Alt Mode)/USB-A x 3(USB 3.2 Gen1 x 2/USB 2.0 x 1)/HDMI 2.1/マイク入力 x 1/ヘッドフォン出力 x 1/SDカードリーダー |
バッテリー | 約6.3時間 |
質量 | 約2.0kg |
最新世代のWi-Fi規格「Wi-Fi6」に対応し、Wi-Fi6対応のルーターと組み合わせることで、超高速のインターネット環境を体感できます。
- 最大速度(理論値):6.9Gbps
- 周波数帯:5.0GHz
- MU-MIMO:最大4ユーザー
- 最大速度(理論値):9.6Gbps
- 周波数帯:2.4GHz/5.0GHz
- MU-MIMO:最大8ユーザー
外観
本体カラーはメタリックな光沢のあるグレーで、ロゴのみがオンされたシンプルなデザインに仕上がっています。
サイズ・重量
サイズは幅360 x 奥行244mmで、B4サイズよりひと回り小さいものの、15.6型では標準的なサイズです。
120WのACアダプターは約564gと出力なりの重量感ですが、基本的に据え置きで使うことになるので問題ないでしょう。
液晶ディスプレイ・スピーカー
raytrek R5-TA5のディスプレイは1920 x 1080ドットのフルHD液晶で、クリエイター向けに高い輝度をそなえています。
しかもベゼルの横幅が約6.5mm、縦幅が約9mmと狭く、視認性にすぐれています。
ノングレア(非光沢)液晶なので映り込みもなく、目にやさしいです。
ディスプレイの上枠には、HD対応WEBカメラが付いています。
キーボード
raytrek R5-TA5のキーボードは剛性が高く、前モデルで見られた配列のクセもかなり改善しています。
具体的には、Enterキーが通常のサイズになり、アンダーバー(_)やカッコ閉じ(」)の位置がEnter・Shiftキーの隣に映ったのは大きいです。
キーピッチは19mm、キーストロークは1.4mm確保され、入力しやすさに配慮しています。
LEDバックライトも付き、暗所の作業に重宝します。
全面単色ではあるものの、バックライトの色を変えることもできます。
タッチパッドの横幅は約11.5cmであり、作業性にすぐれています。
インターフェース
raytrek R5-TA5のポートは背面にもあり、バリエーション豊富にそろっています。
欲をいえば、USB-CはPDもしくはThunderbolt 3に対応してほしかったところですが、DisplayPortをサポートしているため、映像出力でも使えるのはありがたいです。
右側面には左からSDカードリーダーとUSB-A x 2(USB 3.2 Gen1)があります。
左側面にはUSB-A(USB 2.0)、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子があります。
背面にはUSB-C(USB3.2 Gen2・DisplayPort Alt Mode)とHDMI、LANポートと電源端子が付いています。
raytrek R5-TA5の各種ベンチマーク結果
raytrek R5-TA5のSSD・CPU・GPU性能を測るべく、各種ベンチマーク結果を紹介します。
SSD
ストレージにはHDDでなく、読み書きの速いPCIeベースのSSD(1TB)を採用しています。
- HDD(Hard Disk Drive) ディスク型の記録デバイス
- SSD(Solid State Drive) フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の大型版
ベンチマークソフト「Crystal Disk Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、かなり速い値を示していました。
CPU
CPUは第11世代のIntel Coreプロセッサー(i7-11800H)、GPUにはGeForce RTX 3050 4GBを搭載しています。
CPU性能を測る「CINEBENCH R20」では3,000以上あり、軽い動画編集などの作業もこなせるスコアでした。
グラフィックス
GPUは、エントリーモデルのゲーミングノートにも使われるRTX 3050であり、ちょうどGTX 1650 Tiと1660 Tiの中間くらいのスコア。
クリエイティブ
Adobe Premiere Pro CCにて、11分12秒のフルHD動画を「H264形式・YouTube 1080p フルHDのプリセット」で書き出したところ、約1分40秒でした。
レンダリング速度やプレビュー表示も円滑で、滞りなく動画編集できました。
ゲームベンチマーク
ゲーミングモデルではありませんが、参考のためゲームのベンチマークスコアを確認してみました。
本機には「オフィス」「ゲーム」「ターボ」という3つのモードが用意され、電源ボタンの左にあるボタンを押すたびに、簡単に切り替えられます。
軽めのドラゴンクエストXでは、最高品質でもなんと2万超えを記録!
中程度の「ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズ」では最高品質でも「とても快適」、高品質と標準品質で「非常に快適」です。
重めのゲームの「ファイナルファンタジー15」でも、高品質でも「やや快適」という評価でした。
クリエイティブな業務を支える高性能とシンプルスマートな外観を両立。
raytrek R5-TA5は、価格と性能を妥協したくない人におすすめのノートPCです。
raytrek R5-TA5レビューまとめ
本記事は「【raytrek R5-TA5レビュー】RTX3050搭載で動画編集にもゲームにも使えるドスパラの15.6型ノートPC」について書きました。
raytrek R5-TA5はクリエイターの要求に応えるハイスペック仕様ながら、16万円台におさえたノートPCです。
第11世代のIntel Core i7搭載にくわえ、RTX30シリーズのGPUに32GBメモリ採用と隙のない構成で、あらゆる作業をこなす相棒に最適といえるでしょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。





