HDDデータ復旧業者のおすすめ

【HDD復元】自分でデータ復旧できる?故障原因や注意点を解説

HDD復元

同僚

HDDのデータが飛んじゃった! 自分で復元できるかな…?
自力で対処してOKな場合とNGな場合があるから、まずは原因を確認しよう!

マクリン

HDDのデータに問題が発生した際は、適切に対処すればデータを取り戻すことができます。

ただ、原因によってはデータ復旧ソフトを使うと状態が悪化することがあるため、対処前にきちんとHDDの症状や状態を確認しましょう。

この記事では、HDDのデータ障害の原因や対処時の注意点、データ復元ソフトを使ってもOKな状況、データ復旧業者に依頼したほうがいい状況について解説します。

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マクリン

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マクリン

Makurin

プロフィール

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri・合同会社レイテラス代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

HDDのデータ復元方法は?

HDDのデータを復元したいとき、方法は2つあります。

HDDのデータ復元方法

データ復元ソフト

自分でデータを復元したい場合は、データ復元ソフトを使用します。

データ復元ソフトを使えるシチュエーションは以下のとおりです。

  • 間違えてデータを削除してしまった
  • 間違えてHDDをフォーマットしてしまった
  • HDDから異音(カリカリ・カチカチ等)がしていない
  • トラブルの直前に落としていない
  • データ復元ソフトをインストールする用の正常に起動できるパソコンがある
上記の状況に当てはまらない場合、データ復元ソフトを使用することで逆に症状が悪化してしまう可能性があるので注意しましょう。

データ復旧業者

HDDのデータを復元する最も確実な方法は、技術力の高いデータ復旧業者に依頼することです。

データ復旧業者であれば、対応できる症状の幅が広く、ソフトを使えない障害であっても復旧作業を行うことができます。

データ復元ソフトより費用はかかるものの、復旧できるかどうかの初期診断や見積もりまでは無料で対応してくれることが多いです。

したがって、実際に料金を支払ってデータ復旧してもらう前に、可能性や費用を確認してから依頼するかどうか決定することができます。

 

HDDの故障・トラブルの原因

HDDが故障したりデータが消えたりするトラブルが発生する原因は、おもに3種類にわけられます。

電源や接続の問題

単純な接触不良や電力不足などが原因で、HDDが起動しない・認識しないなどのトラブルが発生していることがあります。

まずは一度、ACアダプタや接続ケーブルなどがしっかり奥まで差し込まれているか・ケーブルが断線していないか等を確認しておきましょう。

物理障害

物理障害とは、物理的な衝撃や経年劣化によりHDDが壊れてしまった状態です。

物理障害が発生しているときによくみられる症状は以下のとおりです。

  • 異音・異臭がする
  • エラーメッセージが表示される
  • HDDが起動しない
  • HDDが認識しない

HDDに物理障害が発生しているときは、機器を分解して壊れた部品を交換しなければいけないことが多く、データ復旧ソフトを使うことはできません。

機械に詳しい人であれば自分でチャレンジしたいと思うかもしれません。

しかし、HDDは目に見えないほど小さなホコリが中に入ってしまうだけでも障害悪化の原因になるほど非常に繊細な機器なので、自室で開封するのはNGです。

マクリン
特にカリカリ音や異臭がするときは物理障害の可能性が高いから、下手に操作しないようにしよう!

HDD分解作業に必須のクリーンルーム(空気中のちりやホコリを排除した部屋。無菌手術室のようなもの)がある業者に相談しましょう。

論理障害

論理障害とは、部品などには問題がないものの、データが破損してしまった状態です。

論理障害が発生しているときによくある症状は以下のとおりです。

  • エラーメッセージが表示される
  • 頻繁にフリーズしてしまう
  • フォーマットを要求するメッセージが出る
  • ファイルやフォルダが消えている

誤操作によって消してしまったデータは、データ復旧ソフトで復元できる可能性が高いです。

ただ「エラーメッセージが表示される」など、論理障害と物理障害は一見見分けがつかないときがあるため、論理障害・物理障害と断定できない場合は先にデータ復旧業者で初期診断を受け、正確な故障症状を確認してもらうことをおすすめします。

 

自分でHDDのデータ復元しても問題ない状況

自分でHDDのデータを復元しても問題ないのは、以下のような状況です。

軽度の論理障害だと確定している

軽度の論理障害、つまり「誤ってデータを削除してしまった」「誤ってフォーマットしてしまった」などが原因で、誤操作してからあまり期間が経っていない状況です。

この場合は、HDD自体は故障していないことが明確でデータを消してからまだ日が浅いため、画面上では確認できなくてもHDD内にはまだデータが残存している可能性が高いです。

正常に動作するパソコン(Windows/Mac)がある

データ復元ソフトを利用するには、ソフトをインストールするための正常に動作するパソコンが必須になります。

もしパソコンの内蔵HDDのデータを復元したい場合など、そもそも起動できるパソコンが手元にないときはデータ復元ソフトを使用することはできません。

ネットで検索すると、ネットカフェ等のパソコンを使ってデータ復元ソフトをダウンロードし、HDDを接続してデータを復旧する方法が紹介されていることもありますが、おすすめはしません。

情報漏えいなどセキュリティ面が不安なうえに、データ復元ソフトのスキャンには長時間(数時間以上)かかることもあり、事前に終了時間が予測できません。

データ復元ソフトの使用は必ず自宅で時間の余裕があるときにしましょう。

バックアップがある、最悪データが消えても問題ない

データのバックアップがある際や、最悪データが消えてしまっても困らない場合には、自力でデータ復元できないかどうか試してみてもよいでしょう。

データ復旧ソフトの復旧率は決して高いとはいえないので、症状的にはソフトで復旧できると書いてあっても、実際に使ってみると出てきたデータが文字化けしていたり、全部0バイトでデータの中身がなかったりもするようです。

「できれば復旧したいけど、最悪データを諦めてもいいかな」というくらいであれば、無料のデータ復旧ソフト(フリーソフト)を使ってみてください。

 

データ復旧業者に相談したほうがいい状況

「こういうときはデータ復旧業者に相談すべき」という状況もあります。

原因が分からない・物理障害の可能性が高い

HDDが論理障害・物理障害のどちらが原因なのか分からないときは、むやみに自分でやらないほうがいいです。

また「カリカリ・カチカチという音がする」「落とした・衝撃が加わった心当たりがある」といった状況であれば、物理障害の可能性が高いです。

もし物理障害が発生しているHDDの電源を入れてソフトを使用すると、部品同士がぶつかって大きな傷がついてしまったり、最悪の場合は起動できなくなってデータが完全に取り出しできなくなる可能性があります。

あまりにもひどい物理障害は、データ復旧業者であっても復旧できないことがあるので、そうなる前に業者で初期診断を受けたほうが安心です。

万が一にも消えたら困る重要なデータがある

数年分の思い出が詰まったHDDや仕事で使うファイルが入ったHDDなど、どうしてもデータを取り出せなければ困るときは、データ復旧業者にできるだけ早く相談しましょう。

HDDであれば持ち運びもしやすいので、復旧ラボが近くにある場合は直接持ち込んでそのまま診断・依頼すれば、下手にソフトを使ってあれこれ頑張るよりも簡単にデータ復旧できることもあります。

業者に依頼するのはハードルが高く感じるかもしれませんが、データ復旧できるかどうか無料で即日診断してくれるところもあるので、とりあえず業者に連絡してみるのがおすすめです。

専用ツールを使ったパソコン操作に不安がある

データ復元ソフトは、ある程度パソコンの知識がある人向けに作られていることが多く、パソコン操作に不慣れな人は間違って今あるデータを丸ごと上書きしてしまうことがあります。

そういった人は、最初からプロに依頼するのが確実です。

すぐに適切な手順でデータを取り出せば簡単だった症状でも、ソフトで失敗してデータが上書きされた結果、データ復旧業者でもお手上げの状態になってしまったという事例もあるので、不安な人はデータ復旧業者に相談してみましょう。

おすすめのデータ復旧業者

専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在しています。

本章では、中でも選りすぐりの1社を紹介します。

選定基準は以下のとおりです。

Point
  • クリーンルームなどの設備が整っているか
  • セキュリティ管理が徹底されているか
  • 高い技術力・実績があるか

それでは、くわしく見ていきましょう。

 

デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。

復旧率も95.2%と業界最高水準をほこり、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。

また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。

相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。

SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。

 

CHECK NOW

データ復元時の注意点

データ復元ソフトを使うにしろ、業者に依頼するにしろ、以下のようにデータ復元率を下げる可能性がある行動には気を付けましょう。

むやみに電源のオンオフ・再起動しない

HDDにトラブルが発生したとき、再起動するとHDDにかなりの負担がかかります。

1回再起動してみても改善しなければ、そもそも他のところに原因がある可能性が高いので、何度も電源を入れ直すのはやめておきましょう。

HDDを繋いだままPCを何度も再起動するのもNGです。

通電・操作は最小限に控える

HDDをパソコンに接続したり電源を入れたままの状態にしていると、特に操作していなくても内部の部品は駆動します。

もし部品が壊れて歪んだり他の部品とぶつかっていたりすると(物理障害)、通電するだけで部品の損傷が進行してしまうので、通電や操作は控えましょう。

論理障害であっても、操作しているうちに復元したいデータの上に新しいデータがどんどん上書きされる可能性があるので注意してください。

絶対に自分でHDDを開封・分解しない

HDDの開封・分解を自分でした場合、最悪データが二度と取り戻せなくなるため絶対にやめましょう。

たとえ細かい作業に自信があっても、HDDの場合は話が別です。

HDDを解体する際は、空気中のちりやホコリを徹底的に排除するため手術室同等のクリーンルーム内で作業しなければいけません。

目に見えないほどの小さなホコリでも、HDDのデータ記録面に傷をつくってしまうと最重度障害となりデータ復旧業者でも復旧できなくなる可能性があるので、データが必要であれば自力で分解することはやめておきましょう。

まとめ

HDDのデータ復元方法について解説しました。

データ復元ソフト・データ復旧業者に依頼する2種類の方法がありますが、原因によってはソフトを使用できないものもあるので、事前にしっかり障害原因を見極めて対処しましょう。

もし万が一にでもデータが消えては困るという方は、自力であれこれ操作する前にデータ復旧業者に相談することをおすすめします。

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