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東芝製Dynabookが起動しない場合の原因と対処法(データ復旧方法)を解説

Dynabookは、世界初のノートPCとして日本の東芝から1989年に発売され、今もなお広く使われている製品です。

そんなDynabookですが、たまに「突然起動しなくなってしまう」という症状が発生します。

適切な対応をとることができれば正常に起動できる可能性は十分にありますが、通電や再起動など誤った操作をすると、最悪の場合2度とデータを復旧できなくなってしまう恐れがあるため注意しましょう。

この記事では、東芝製Dynabookが起動しない場合の原因や注意点、対処方法から、最悪データだけでも復旧したい方向けのデータ復旧方法まで紹介しています。

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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri・合同会社レイテラス代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

Dynabookが起動しない場合にまずすべきこと

老舗ブランドで国内のノートパソコンの中でも人気が高いDynabookの寿命は、一般的には3~5年程度といわれています。

そのため長期間使用していると、ある日突然エラーメッセージが出て起動しないロゴが表示されたまま起動しないといった症状が起きることがあります。

Dynabookが起動しない場合、Dynabook株式会社の公式サイトのサポートページで解決できるトラブルかどうか、検索して調べてみましょう。

公式のサポートページ内で解決できず起動も難しい場合、中のデータのバックアップを取っていなければデータの救出が必要になります。

DynabookをはじめとするPCのデータ復旧方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しているのであわせてご覧ください。

 

Dynabookが起動しない場合の症状例

Dynabookが起動しない場合の症状例は以下の通りです。

 

電源が入らず全く起動しない

Dynabookの電源が入らず全く起動しない場合、電源不良やコード類の接触不良が考えられます。

まずは電源周りの確認パソコンの放電を行いましょう。
 

画面が真っ暗でロゴのまま進まない

Dynabookの電源を入れてもロゴが表示されなかったり、ロゴが表示された後進まないことがあります。

この場合、Windowsよりも周辺機器を先に読み込むことでエラーが発生している可能性があるため、まずは周辺機器を全て取り外してみましょう。

急に再起動が繰り返される

Dynabookが急に再起動を繰り返し、正常に起動できないことがあります。

この場合電源周りやメモリ、システムに異常が発生している可能性が高いため、メモリの状態の確認やシステムの復元を実行しましょう。
 

ブルースクリーンやエラーメッセージが表示される

Dynabookの画面上でブルースクリーンが表示されたり、下記のようなエラーメッセージが表示される場合、MBRやBIOS(OSの起動プログラム)の破損が考えらえます。

よくあるエラーメッセージ例
  • 「A disk read error…」
  • 「A problem has been detected…」
  • 「BOOTMGR is missing」

またそれだけでなく内蔵のHDDが物理的に故障している可能性もあるため、ブルースクリーンが表示される場合はデータ復旧業者に相談するようにしましょう。

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LEDランプが異常点滅する

Dynabookが正常に起動せず、LEDランプが異常点滅することがあります。

LEDランプの点滅パターンによって故障個所を特定できる可能性かあるため確認してみましょう。

ただしランプの色だけで原因を判断し対処した結果、障害が悪化したケースもあるため、不安な方はデータ復旧業者に相談することをおすすめします。
 

機器から異音・異臭がする

Dynabookが起動せず、機器から異音・異臭がする場合は以下のような障害が起きている可能性があります。

  • コンセント部分のショート
  • ケーブルの断線
  • コンデンサの破裂
  • 熱暴走
  • 内部にホコリが溜まっている
  • HDDの故障

熱暴走により機器内の部品が溶けてしまっている場合は火災に繋がる恐れもあるため、すぐに使用を中止しましょう。

 

Dynabookが起動しない原因

Dynabookが起動しない場合、考えられる原因は以下の4つです。

 

筐体の損傷(電源不良・接触不良を含む)

Dynabookが起動しない場合、筐体が損傷している可能性があります。

筐体の損傷は以下のようなものがあります。

  • 電源スイッチの破損
  • 電源コードが抜けている
  • ケーブルの断線
  • 差込口の汚損
  • 接続ポートの破損
  • モニターやケーブルの劣化

筐体が損傷している状態で操作をするとデータ・機器もろとも破損する恐れがあるため、通電や再起動は避け、データの要不要に応じて専門業者に相談しましょう。
 

バッテリーの障害

Dynabook内蔵のバッテリーが経年劣化していることで起動できない場合があります。

バッテリーの寿命は長くても5年程度と言われているため、古いパソコンの場合は新しいバッテリーに交換してから再度起動してみましょう。

HDD/SSD(記憶装置)の論理障害

論理障害とは、HDD自体には問題ないものの、ファイルシステムやデータ部分に破損が起きていたり、プログラム上に問題が生じていたりすることで発生する障害です。

論理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため確認してみましょう。

論理障害の症状例
  • フォーマットを要求される
  • OSが起動しない/フリーズする
  • ブルースクリーンが表示される
  • 勝手にファイル名が書き換わる
  • ファイルやフォルダが開けない

論理障害の場合、機器への通電を続けると重要なデータが上書きされてしまう可能性があるため、すぐに使用を中止しましょう。
 

HDD/SSD(記憶装置)の物理障害

物理障害とは、HDDやそれらを構成している部品が、熱劣化や経年劣化、衝撃などによって物理的に破損していることを指します。

物理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため確認してみましょう。

物理障害の症状例
  • カチカチ、カタカタという異音がする
  • Chromebookが認識しない
  • 読み書きできない
  • 異臭がする
  • フォーマットを促される

HDDに物理障害が発生してしまった場合、自力でどうにかできるものではないため、症状を悪化させないためにも早めにデータ復旧業者に相談しましょう。

 

Dynabookが起動しない場合の注意点

 

通電、繰り返しの再起動は控える

Dynabookに障害が起きている状態で通電すると機器に大きな負荷がかかり故障部分の症状悪化データの上書きなど新しい障害が発生してしまう恐れがあります。

特に、物理障害が発生している状態で通電するとHDDに更なる負荷をかけ、深刻な障害を起こしてしまうことがあるため注意が必要です。

Dynabookに不具合がみられる場合は機器の電源を切り、なるべくそのままの状態でデータ復旧業者に相談しましょう。
 

OSの再インストールはしない

OSの再インストール(リカバリー)を行うと既存のデータは上書きされてしまい、消えてしまいます。

上書きされてしまうとデータ復旧の難易度が上がってしまうため注意しましょう。

過度な強制終了はしない

Dynabookに何らかの不具合がある状態で過度な強制終了をするとHDD/SSDに負荷がかかり、障害が悪化してしまう可能性があります。

場合によってはデータが完全に消えてしまうこともあるので注意しましょう。

Dynabookが起動しない場合の対処方法

Dynabookが起動しない場合の対処方法は以下の通りです。

対処方法を試しても起動しない場合、データを2度と見れなくなる可能性があります。

データだけでも復旧したい場合は「データ復旧業者」に依頼することをおすすめします。

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正常に充電されているか確認

Dynabookが起動しないせず、電源ランプも付かない場合は電源周りを確認しましょう。

電源ケーブルやコンセント、ACアダプタが正しく接続できていなかったり、断線している可能性があります。

また、使用しているケーブルがDynabook用の充電ケーブルであるかも必ず確認しましょう。
 

PCの放電

パソコンを長時間使用したことで内部に不要な電気がたまり起動できなくなることがあります。

この場合、一度電源を切りバッテリーパックを取り外してから10分以上放電してみましょう。

ただし、放電によって何度も再起動するとハードディスクやデータが破損してしまう恐れがあるため注意が必要です。

マザーボードの電池の交換

マザーボードが電池切れを起こすと、PCの起動に欠かせないBIOSが正常に動作しなくなります。

この場合、マザーボードの電池(CR2032)を交換することで解消できます。

ただし、この作業を行うには自分でDynabookを分解して交換する必要があるため注意が必要です。
 

PCに取り付けられている周辺機器の取り外し

BIOS設定に問題がある場合、Windowsよりも周辺機器を先に読み込むことで、エラーが発生することがあります。

USBメモリ、外付けHDD、プリンター、スピーカーといった周辺機器をいったん取り外してみましょう。

BIOS設定の初期化

BIOS(バイオス)は「Basic Input Output System」の略称で、パソコンのデバイス(キーボードや画面など)を制御するためのプログラムです。

パソコンは起動時にOSを立ち上げる際、BIOSからデバイスの動作環境を読み込みますが、何らかの原因でBIOSの設定に問題があると、パソコンは正常に起動せず、ブルースクリーンが表示されることがあります。

この場合、BIOS設定を変更したり、初期化をすると問題が解決することがあります。

BIOSの設定の変更手順です。

STEP.1
「F2」キーを数回押す
STEP.2
「BIOSセットアップユーティリティ」が起動したら、矢印キーで「Boot」に移る
STEP.3
「Boot Device Priority」→「1st Boot Device」に移る
STEP.4
Windowsがインストールされているドライブを選択

BIOSの初期化手順です。

STEP.1
起動後に「F2キー」を押す
STEP.2
「BIOSセットアップユーティリティ」が起動したら、矢印キーで「Exit」に移る
STEP.3
「Load Setup Defaults」 を押す

ただし、PC本体やHDDに物理的な障害が起きている場合、初期化による負荷で症状が悪化してしまう恐れがあるため注意しましょう。
 

メモリの状態の確認

メモリのチップが故障している場合、正常なデータ処理が行えず、下記のような不具合が発生することがあります。

  • パソコンが急にシャットダウンする
  • ブルースクリーンが発生する
  • 突然再起動する

メモリの故障は修理で対応できる場合がありますが、修理業者やメーカーに依頼するとストレージごと交換されデータを失う恐れがあるため注意しましょう。

システムの復元の実行

ソフトウェアのインストール後にDynabookが起動できない場合、ソフトウェアのドライバが原因の恐れがあります。

この場合、バックアップ機能の一つであるシステムの復元を行い、システムファイルを以前の状態に戻すことで問題が解決する可能性があります。

システムの復元の実行手順は、以下の通りです。

STEP.1
スタートボタンをクリックし、「設定(歯車マーク)」→「システム」の順番にクリック
STEP.2
「詳細情報」を選び、右側メニューの「関連設定」欄にある「システムの保護」を選択
STEP.3
「システムのプロパティ画面」の「システムの保護」タブが開くので、タブにある「システムの復元」をクリック
STEP.4
「次へ」を選択して表示される一覧から復元ポイントを選び、「影響を受けるプログラムの検出」をクリック
STEP.5
表示される画面の内容を確認し、問題なければ「閉じる」をクリックした後、「次へ」を押して画面の指示に沿って操作

ただし、この方法はバックアップ機能をあらかじめONにしていた場合に限り有効であるため注意しましょう。
 

セーフモードで起動

セーフモードとは、何らかのトラブルが発生した際にその原因を診断するモードです。

これにより最低限の機能やドライバー以外は無効にした状態で立ち上げることができます。

セーフモードの実行手順は以下の通りです。

STEP.1
自動修復画面から「詳細オプション」(表示が違う場合は説明している項目)をクリック
STEP.2
オプションの選択画面から「トラブルシューティング」をクリック
STEP.3
トラブルシューティング画面から「詳細オプション」をクリック
STEP.4
トラブルシューティングの詳細オプション画面から「スタートアップ設定」をクリック
STEP.5
スタートアップ設定画面から「再起動」をクリック

再起動が終わり次第「セーフモードを有効にする」と書かれている番号のキーを押し、セーフモードを起動させましょう

データ復旧業者に相談する

データ復旧業者とは、HDD/SSDやSDカードなど、障害が発生した記憶媒体からのデータ復旧を専門としている業者です。

メーカーや修理業者に依頼すると、機器内のデータは全て消えてしまいますが、データ復旧業者であれば高確率でデータを取り出すことができます。

また、標準搭載ツールや復元ソフトでは対応できないケースでも復旧が可能な場合もあるため、復旧業者への依頼は最もおすすめできる方法です。

診断~見積もりまで無料で行っている業者もあるため、まずは無料相談を受け付けているデータ復旧業者へ問い合わせてみましょう。

マクリン

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おすすめのデータ復旧業者

専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在しています。

本章では、中でも選りすぐりの1社を紹介します。

選定基準は以下のとおりです。

Point
  • クリーンルームなどの設備が整っているか
  • セキュリティ管理が徹底されているか
  • 高い技術力・実績があるか

それでは、くわしく見ていきましょう。

 
今回紹介するおすすめの業者はデジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。

復旧率も95.2%と業界最高水準をほこり、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。

また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。

相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。

SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。

 

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まとめ

Dynabookが起動できない場合の原因や注意点、対処方法からおすすめのデータ復旧業者まで紹介しました。

Dynabookに何らかの不具合が生じても、適切な対処ができれば正常に起動できる可能性は十分あります。

ただし対処方法を試しても起動しない場合はデータを2度と見れなくなる可能性があるため、データだけでも復旧したい方はデータ復旧業者に相談することをおすすめします。

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