ドライブレコーダーのデータを復元する方法を解説します

運転中の事故やトラブルの証拠としてドライブレコーダーを取り付ける人も年々増加しています。

しかし、そんなドライブレコーダーが故障により記録されたデータを見ることができなくなってしまうケースがあるのです。

盗難防止や事故の証拠としても大きな役割を担うデータが閲覧できなくなるのは困りますよね。

ではこのような場合はどうすれば良いのでしょうか？

今回は、ドライブレコーダーが故障したときの原因や注意点、データを復元する方法について解説します。

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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri・合同会社レイテラス代表取締役。プロフィール詳細／レビューガイドライン・理念

ドライブレコーダーの役割

ドライブレコーダーとは運転時の映像や音声を記録することができる車載記録装置です。

ドライブレコーダーには以下のような役割があります。

ドライブレコーダーで撮られた映像は全て「SDカード」に保存されます。

そのため、内部のデータを取り戻すためには、SDカードを取り出して復旧させる必要があるのです。

ドライブレコーダーのデータが破損する原因

ドライブレコーダーのデータが破損する原因は以下のとおりです。

論理障害

論理障害とは、ドライブレコーダーに使用しているSDカードのデータやシステムファイルが破損することによって生じるデータ障害のことを言います。

誤操作によってデータをフォーマット・初期化・上書き・削除することが、論理障害が発生する最大の原因です。

論理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため、確認してみましょう。

軽度の論理障害は個人で復旧できることもあるのですが、重度の場合は復旧が難しく、データが消失してしまうことがあります。

そのため、データを確実に取り出したいのであれば、データ専門復旧業者へ相談しましょう。

物理障害

物理障害とは、ドライブレコーダーに使用しているSDカードやそれらを構成している部品が、熱劣化や経年劣化、衝撃などによって物理的に破損していることを指します。

特に、事故の強い衝撃によって、SDカードが変形したり内部の基盤が破損したりしやすいです。

物理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため確認してみましょう。

そのため、個人での復旧は極めて困難であり、最悪の場合データが全て消えてしまう可能性も考えられるのです。

したがって、物理障害が疑われる場合はデータ専門復旧業者へ依頼することをおすすめします。

ドライブレコーダーのデータが破損したときの注意点

ドライブレコーダーのデータが破損したときの注意点は以下のとおりです。

通電しない

ドライブレコーダーが故障したときに通電し続けてしまうと、データの上書きが行われて状況が悪化する可能性があります。

また、データの破損につながる恐れもあるため、通電することは控えて下さい。

ドライブレコーダーのデータを復旧させたいときは、機器の電源を切っておきましょう。
 

安易に復元ソフトを利用しない

復元ソフトで対応可能なのは軽度の論理障害のみで、重度の論理障害や物理障害には対応できません。

また、復元ソフトを利用するとトラブルの原因を正確に特定できなかったり、複雑な作業を求められて操作を誤ってしまったりする可能性があります。

さらに、復元するにあたり原因をしっかりと見極める必要があるため、個人で復元ソフトを使用するのは難しいと言えるでしょう。

SDカードのデータを復元する方法

SDカードのデータを復元する方法は以下のとおりです。

規格に合ったカードリーダーでPCに接続する

SDカードには通常サイズのSDカードだけでなくスマホ等で使用されるmicroSDなど、サイズが異なります。

また容量によっても規格が異なり、SD・SDHC・SDXCといった複数規格が存在します。

そのため、規格に合ったカードリーダーを使用しないと正しくパソコンで認識できず、SDカードのデータを読み込めないことがあるのです。

まずはパソコンに接続し、データを見ることができるか確認してみましょう。
 

再起動する

パソコンの周辺機器に不具合が発生している場合、パソコンを再起動することでSDカードのデータを閲覧できるようになる可能性があります。

ただし、一度再起動してみても不具合が解消しないときは、他にも何らかの障害が併発しているかもしれません。

また、再起動を繰り返してしまうと機器に大きな負担がかかり損傷が悪化する恐れもあるため控えるようにしましょう。

データ専門復旧業者に依頼する

大切なデータを復旧できる確率が最も高いのはデータ専門の復旧業者へ依頼することです。

個人で対処するのが難しい物理障害や重度の論理障害が発生している場合でも、正確に原因を見極め、適切に対処することができます。

また、高い技術力と専門設備が備わっている業者であれば、安心してデータ復旧を任せることが可能です。

そのため、安全かつ確実にデータを復旧したい方は、データ専門復旧業者へ相談しましょう。

まとめ

今回は、ドライブレコーダーが故障したときの原因や注意点、データを復元する方法について解説しました。

ドライブレコーダーに論理障害や物理障害の発生が疑われる際は、通電したり復元ソフトを使用するのは控えましょう。

大事なデータが破損してしまう恐れがあります。

確実に復旧させたい場合はデータ専門復旧業者に一度相談するのがおすすめです。

ドライブレコーダーに保存されたデータを取り戻すためには、機器の取り扱いに十分注意し、適切に対処することが大切です。