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実際にデータ復旧業者に依頼した人の体験談では「3万程度で済んだ」という声から「数十万以上かかった」という声もあります。
データ復旧の料金は、機器に発生している障害の程度で変わるため一概に「高い = ぼったくり業者」「安い = 良心的な業者」とは限りません。
初めてサービスを利用する際は適正価格の判断が難しく、どの業者に依頼するか迷ってしまいます。
そこでデータ復旧業者にこれから依頼する方のために、僕が実際にデータ復旧サービスを利用した経験や、各社の料金設定を徹底調査した結果から、データ復旧業者の料金相場や、費用が決まる仕組みを解説します。
タップできるもくじ
【主要10社】データ復旧業者の料金・相場を徹底比較
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今回は、データ復旧業界を牽引する主なデータ復旧業者野中から主要な10社の料金・相場を比較して、本当に業者によってデータ復旧料金に差があるのかを調査しました。
HPで公開されている情報をもとにしたデータ復旧業者の機器別の料金相場の比較は以下の表の通りです。
対応機器 | デジタルデータリカバリー | ジャパンエイド | DiskSafe | データ復旧センター | DATASMART(データスマート) | 特急データ復旧 Winget | DATA OK | クイックマン | データ復旧のピーシーキッド | パソコン救急バスターズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HDD(ハードディスク) | ¥5,000~ | ¥17,600~ | ¥29,000~ | 初期診断後に見積 | 初期診断後に見積 | 初期診断後に見積 | ¥10,800~ | ¥43,780~ | ¥16,500~ | ¥30,000~ |
SSD | ¥5,000~ | ¥17,600~ | – | 初期診断後に見積 | – | ¥57,000~ | ¥10,800~ | ¥54,780~ | – | ¥50,000~ |
SDカード/USB | ¥5,000~ | ¥17,600~ | ¥8,000~ | 初期診断後に見積 | 初期診断後に見積 | ¥20,000~ | ¥28,000 | ¥10,780~ | ¥22,000~ | – |
スマホ(iPhone/android) | ¥5,000~ | ¥17,600~ | – | 初期診断後に見積 | 初期診断後に見積 | – | – | – | – | ¥30,000~ |
レコーダー | ¥5,000~ | – | – | 初期診断後に見積 | – | – | – | ¥54,780~ | – | ¥50,000~ |
その他(NAS/RAID等) | ¥5,000~ | ¥17,600~ | ¥29,000~ | 初期診断後に見積 | – | 初期診断後に見積 | ¥60,000~ | ¥54,780~ | – | ¥120,000~ |
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基本的なデータ復旧料金以外にも、追加料金が発生する可能性があります。主要な10社の追加料金を比較してみた結果が以下の表の通りです。
追加料金 | デジタルデータリカバリー | ジャパンエイド | DiskSafe | データ復旧センター | DATASMART(データスマート) | 特急データ復旧 Winget | DATA OK | クイックマン | データ復旧のピーシーキッド | パソコン救急バスターズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初期診断費用 | 無料 | ¥3,300 | 無料 | – | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | ¥3,000~ |
機器の分解・解体費用 | 無料 | – | – | – | 無料 | – | 無料 | ¥3,300 | 無料 | – |
特急料金(スピード復旧費用) | 無料 | – | – | 特急料金有料 | 成功報酬費用+30% | – | – | ¥16,500〜 | – | ¥10,000〜 |
部品費用 | 無料 | – | – | – | 無料 | – | – | – | – | – |
納品用バックアップ機器費用 | 無料レンタルあり | ¥2,200~ | 有料 | – | 有料 | 一定期間無料 | – | ¥10,000~ | 無料 | 有料 |
機器配送料 | 無料 | 自己負担 | 自己負担 | – | 自己負担 | 無料 | 無料 | 自己負担 | 返送費用無料 | 返送費用無料 |
出張費用 | 無料(法人のみ) | ¥5,500 | – | 出張料金有料 | – | 無料(法人のみ) | – | 大阪市内周辺地域無料 | – | 有料 |
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基本料金が安価な業者でも、追加料金が発生して後から請求されてしまうケースがあります。
事前に見積もりを確認して、確定させたうえで調査してもらえる良心的な業者に相談するようにしましょう。
業者の選び方については以下の記事でも紹介していますので、是非参考にしてください。
まずは無料で初期診断してもらうのがポイント
データ復旧の費用相場を知りたい場合には、まず無料で初期診断してもらうのがポイントです。データ復旧業者の初期診断では、機器の障害が発生した原因を明確にし、データ復旧に必要な費用の見積もりを出してもらえる業者があります。
基本的に初期診断は「診断料金」が発生しますが、中には診断を無料で対応してもらえる業者もいます。
業者によっては、無料の初期診断で料金・費用に納得できなかった場合は、復旧作業前に依頼を取り消すことができるので、安心して相談してみてください。
無料で診断可能な業者:デジタルデータリカバリー
今回おすすめする無料で初期診断を受け付けているデータ復旧業者は、デジタルデータリカバリーです。
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者で、復旧率最高値95.2%と高い復旧率を誇るデータ復旧業者です。
過去の相談件数36万件超と、業界でも最高クラスの実績があります。
復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。
まずは最大手のデジタルデータリカバリーに相談するのがよいでしょう。
データ復旧業者を探している方はまずデジタルデータリカバリーに相談してみることをおすすめします。
なぜデータ復旧業者によって料金に差があるのか?
同じ機器でデータ復旧の依頼をしたとしても、データ復旧業者によって提示される復旧料金は違います。
今回はデータ復旧業者のHPを調査して、データ復旧業者の料金が変化するポイントをまとめています。
業者例 | A社 | B社 | C社 | D社 | E社 |
---|---|---|---|---|---|
料金形態 | 一律料金制 | 成功報酬制 | 成功報酬制 | 成功報酬制 | 成功報酬制 |
料金が変動するポイント | ・復旧台数 ・作業費BU料金 ・メディアの容量 ・送料 |
・論理障害/物理障害 ・軽度/重度 ・機種 ・送料 |
・メディアの種類 ・メディアの容量 ・復旧台数 ・論理障害/物理障害 ・ご使用環境 |
・メディアの種類 ・メディアの容量 ・論理障害/物理障害 ・復旧台数 ・復旧期間 ・部品の取り寄せ費用 ・使用した復旧設備 |
・診断費用 ・論理障害/物理障害 ・復旧期間 ・エンジニアの対応人数 ・データ復旧作業の難易度 ・データ復旧作業の試行回数 |
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ここでは、「なぜデータ復旧業者によって料金に差があるのか?」という疑問に対して解説していきます。
発生している障害ごとに作業工程に差がある
HDDやSSDなどの記憶メディアに発生する障害は「論理障害」と「物理障害」の大きく2つに分けられます。
論理障害:データの誤削除や強制終了による破損などが原因で正常にデータの読み書きができない状態のこと。
物理障害:HDDなどの部品が物理的に破損したり経年劣化でデータの読み書きに支障が出てくる状態のこと。
発生している障害が論理障害か物理障害かによって、データを取り出すときに必要な作業工程が変わるため、その分必要な人数や復旧完了までにかかる時間が変わるわけです。
基本的には物理障害の方が復旧難易度が高く、復旧料金もかかる傾向があります。
まずはデータを取り出したい機器に発生している障害が論理障害か物理障害かを確かめなければ、料金の相場もわからないため、まず診断が必要です。
データ復旧作業の難易度・試行回数に差がある
データ復旧作業は、誰の手も加わっていない一番最初の状態がもっとも復旧できる可能性が高いです。
自力で対処したり、技術力の低い業者に依頼するなど、一度作業を行うと、機器の損傷が進んだりデータに上書き処理がかかってしまい、最初よりも復旧が難しくなることがあります。
使用していたHDDが突然データにアクセスできなくなりました。故障を疑っていましたが、「故障といっても、今まで使えたんだから自力で作業すれば復旧できるだろう」と何とか対処できる方法を調べ、データ復元ソフトでの復旧を試みました。
ソフトをダウンロードしたはいいもののPCに詳しくなかったため、やみくもに作業を試しても復旧できない状態が続きました。結果的にデータは復旧できず…、HDDから何やら聞いたことがない音が鳴るようになってしまいました…。
「大切な思い出の写真データ」が保存されていたため不安になり、専門業者に連絡しました。経緯を話すと、自力で復旧作業をした結果状態が悪化した可能性が高いそうで、一番最初から依頼しておけば復旧料金が半額くらいで済んだそうです…。
データはすべて復旧できたのでひとまず安心しましたが、異常が起きた時点でしっかり対処できていればもっとお得に復旧できたのにと後悔…。
また、同じ業者への依頼でも、最初に依頼するより別の業者で復旧に失敗したあとの依頼の方がデータ復旧費用が高くなってしまう傾向にあります。データ復旧を依頼する場合には、一番最初に依頼した業者で確実に復旧成功するよう、技術力が高い業者を選びましょう。
おすすめのデータ復旧業者の選び方は以下の記事でも紹介しているので是非参考にしてください。
業者が設定している料金システムに差がある
データ復旧の料金形態は大きく2つに分けることができます。
- 初期診断をして、見積もり料金を提示する
- 実際の相場を知ることができる
- 専門的なデータ復旧作業を実施
- 料金がHPなどに事前に提示されている
- 極端に安価
- 簡易的名作業しかしていない
この料金システムを分ける要素は、業者が対応できる作業内容で、比較的簡単な作業を安価で行っている業者が「一律料金制」、専門的な設備を利用して本格的にデータを復旧している業者が「成功報酬制」という傾向があるようです。
悪質な成功報酬制の業者の中には、診断をせずに言い値で料金を提示してくる業者もいるようですので、復旧率の高い成功報酬制の業者に相談するのが一番です。
一律料金で復旧している業者は、機器の障害に関わらず決まった作業しか行わないため、作業に対する料金が事前に提示できます。料金は固定ですが、対処が誤っていた場合は、機器の障害が悪化する原因になります。業者を選ぶときは注意しましょう。
復旧するデータの容量に差がある
データ量(例) | 作業料金(例) |
---|---|
~50GB(*2) | ¥15,000 |
~100GB | ¥25,000 |
~250GB | ¥35,000 |
~500GB | ¥50,000 |
500GB~ | ¥5,500/500GB |
上記はあくまで例ですが、データの容量が大きいと、その分設備を占領する時間も長くなるため、業者によっては容量に応じて料金テーブルが変わることがあります。
料金だけでなく、復旧期間も長くなるため、急ぎの場合はエンジニアの人数が多かったり(10名以上など)、多数の機器を同時に作業できる設備が整っている業者を選ぶのがポイントです。
たとえ特定のデータだけあればいい場合でも、復旧できるデータを全て復旧したうえで必要なデータが出たかどうか確認するため、作業量自体は変わりませんので注意しましょう。
作業を外注するかどうかで差がある
全ての業者がデータ復旧設備を設置しているわけではなく、中には受付だけして作業自体は他社に外注している業者もいます。
外注している場合には、受付の業者が作業する業者に依頼するための「仲介費用」が発生します。
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業者が作業を外注しているかどうかはほとんど公言していないので、HPに復旧設備を公開しているか確認しておきましょう。
データ復旧の緊急度によって差がある
データ復旧の緊急度によって、データ復旧料金が変化する可能性があります。
データ復旧業者には、日々多くの依頼が集まっているため、基本的には依頼した順で復旧作業を行います。
ただし、会社の会議で使う資料を数日でデータ復旧してほしい」などの緊急性の高い方のために、優先して作業を行うための特急プランを設定している業者があります。
緊急度が低い場合は、期間を設定せずにデータを復旧してもらうことで、特急料金を削減できます。
機器の種類や型番によって差がある
機器の種類(パソコン/HDD/USBメモリ/スマホ等)や、型番によっても料金が変動します。
論理障害 | 物理障害 | |
---|---|---|
HDD(ハードディスク) | ¥30,000~¥300,000 | ¥70,000~¥700,000 |
パソコン(PC) | ¥30,000~¥500,000 | ¥70,000~¥1,000,000 |
SSD | ¥30,000~¥300,000 | ¥50,000~¥500,000 |
SDカード・USBメモリ | ¥20,000~¥200,000 | ¥50,000~¥300,000 |
スマホ | ¥30,000~¥200,000 | ¥50,000~¥300,000 |
※あくまで目安なので、これより安い・高いこともあるようです。
- HDDやパソコンに比べて、SSDやSDカード、レコーダーなどは受け付けてくれる業者が少ない
- 珍しい型の場合は試行錯誤しながらの復旧作業になるケースもあるため、費用に幅の出るケースが多い
- 古い機器は複数個所が損傷していたり、交換用の部品入手が難しいこともあるため、その分料金が変動する
また、業者によって対応できる機器は異なり、NAS/サーバーやスマホなど難易度の高いデータ復旧はそもそも対応できないこともあるため、業者選びの際は料金面とあわせて対応範囲も確認することが大事です。
ただ、これはあくまで相場であり、実際の料金は機器を診断してみなければ判断できません。
マクリン
データ復旧業者選びで費用面でよくある失敗談
データ復旧業者では、復旧可否に関する失敗談の次に、「費用面」での失敗談が多いです。中には、作業に対して見合わない金額を請求してくる悪質な業者も存在するようです。不当な金銭被害に遭わないために、過去の失敗談をチェックしましょう。
同僚
料金を払ったにもかかわらずデータが復旧されなかった
データ復旧業者でよくある失敗談として、「料金を支払ったのに復旧できなかった」「復旧できなかったのに料金を請求された」という失敗談が少なくないです。
データ復旧業者の料金は、作業に対して料金が発生する「作業費」が中心の業者と、復旧できたデータに対して料金が発生する「成果報酬費」の2つが主流です。作業費の場合はデータが復旧できなかった場合であっても料金が発生します。
データ復旧を依頼した時に、料金について説明されるはずです。もし説明されなかった場合は、必ず確認してください。
同僚
まずは無料で初期診断や見積もりが受けられるデータ復旧業者に相談しましょう。
極端に安価な業者は後から内訳不明な追加料金が請求されることも
「安い業者に依頼したつもりが、内訳不明な追加料金が請求された」という悪徳業者の被害に遭っている方もいるようです。
データ復旧業者の料金が依頼前に決定していることは不自然です。業者に依頼するときは基本的に、復旧前に機器の診断を行い、機器の症状に合わせて料金を設定するのが主流です。
相談前からHPなどで「一律で極端に安価を提示している業者」の中には、復旧完了後に内訳も不明瞭な追加料金が発生するようなケースがあります。
失敗しないためにも、まずは無料で診断してもらえる業者でデータ復旧の相場感を掴んでおくことが重要です。
診断してもらって復旧不可でも診断料をとられた
「機器の診断してもらって復旧不可でも診断料をとられた」という失敗談もよく聞きますが、すべての業者が無料で機器の診断を行っているわけではありません。サービスを利用する際には、その技術、時間、そして知識に対して費用が発生するのは自然なことです。
しかし、良心的な業者の中には無料で診断や見積を受け付けている業者があります。未だに広く認知されていないデータ復旧サービスを、安心して利用してもらうためにも、診断料金を無料で提供しているようです。
データ復旧にかけるコストをなるべく抑えたい場合は、無料で初期診断・相談・見積が可能なデータ復旧業者に相談してみることをおすすめします。
【調査結果】データ復旧の料金相場で事前に知っておくべきポイントは4つ
僕がこれまでデータ復旧について調べた経験から、データ復旧業者の料金について「ここだけは気を付けておいた方がいい」とお伝えしたいポイントは以下の4つです。
データ復旧業者の料金システムは「一律料金制」と「成功報酬制」がある
データ復旧業界の料金設定は特殊で、料金設定の仕組みを知らないと復旧作業の相場観が読みにくいため、「復旧できなかったのに高額請求された」「安かったけど復旧できなかった」などのトラブルが発生します。
まずはデータ復旧業者の料金システムについて紹介していきます。
データ復旧業者の料金システムは大きく2つに分類できます。
一律料金制
一律料金制とは、機器の種類・取り出すデータ量・発生している障害ごとに、初めから料金が設定されている料金システムです。
定額30,000円など、比較的安価な金額がHP上に掲載されていることも多いです。
一律料金制の業者は、問合せや診断をする前に料金設定が提示されているため、相場観を掴みやすいのがメリットになります。
ただし、料金が安価な分、作業内容も限定的なことが多く、成功報酬制の業者と比較して復旧率が低い傾向があります。
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大切なデータを復旧する時には一律料金制よりも、成功報酬制の業者の利用をおすすめします。
成功報酬制
成功報酬制とは、機器に発生している障害を診断し、見積が設定される料金システムです。
診断後に料金が決まるため、いくらくらいの費用がかかるのか事前にイメージできない点で不安に思う方も多いようです。
診断後、見積を見て依頼するかどうかを決められるので、予算に合わない場合は依頼をキャンセルすることもできます。
機器の相談や診断・見積を無料で行っている良心的な業者も多数あるので、まずは機器を診断してもらうことをおすすめします。
完全成功報酬でも復旧率が非開示の業者は要注意
成功報酬制の中でも、復旧作業に失敗した時に料金が発生しない「完全成功報酬制」を採用している業者も存在します。
データ復旧では、100%データを取り出せるとは限らないため、復旧できなかった際に料金が発生しないのは有難いですよね。
ただし、一部には復旧成功率を非開示にしたまま、宣伝目的で「完全成功報酬制」を謳っている業者も存在するので注意が必要です。
成功報酬とするからには、復旧成功率も開示するべきですが、復旧率非開示の業者は、自社に都合の悪い実態を隠していると考えられます。
データの復旧率は復旧作業に失敗するたびに低下するので、一度データ復旧に失敗すると、永久にデータを消失してしまうことさえあります。
完全成功報酬制を謳っている業者によっては、復旧成功の定義を業者で決めており「必要なデータは取り出せなかったのに全額請求される」なんてこともあるようです。
中には「完全成功報酬制のはずが調査費として追加費用が発生した」といった口コミもあるので、まともな業者かどうかは見極めが必要です。
復旧率が不明確な完全成功報酬制の業者に相談する前に、まずは長年の実績がある復旧率の高い業者へ相談すべきでしょう。
【2024年】データ復旧業者のおすすめをランキング順に紹介!費用や評判で失敗しない業者の選び方は?データ復旧業者によって追加料金が発生する項目がある
データ復旧業者の料金システムでは、データ復旧料金の他にも、追加項目により費用が変動することもあります。
- 初期診断費用
- 機器の分解・解体費用
- 特急料金(スピード復旧費用)
- 部品費用
- バックアップ機器費用
- 機器配送料
- 出張費用
こうした追加料金は、一律料金制のデータ復旧業者や完全成功報酬制(復旧成功時のみ支払いが発生する)のプランの業者に多い傾向があります。追加料金が正当な理由で発生している場合がほとんどですが、中には詳細に透明性がない費用が含まれる業者もあるようなので、費用は事前に詳細を確認しておくと安心です。
HPや見積書に「調査費用(診断費用)」「機器の分解・解体費用」「機器配送料」などの記載がある場合は、たとえ依頼をキャンセルしても数万円かかってしまうケースもあります。良心的な業者であれば、依頼前の初期費用はかからないようになっているため、最初は初期診断や見積もりを無料で行ってくれる業者に相談するのがおすすめです。
今回は追加料金の中でも、データ復旧で特有の追加料金の要素2種類を紹介します。
部品費用
壊れたHDDからデータを取り出すためには、まずHDDを正常に起動できる状態にする必要があります。部品費用とは、HDDを起動させるために、物理的に壊れたパーツを交換するための部品代を指します。
HDDの部品は、互換性(ほかの部品に交換しても効果的に動作する機能)がある部品と交換しなければ起動できません。互換性のある部品を探すのには、時間と労力がかかります。
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もし部品費用が気になる場合は、ドナーを多く所有しているような業者に相談し、復旧費用の見積もりを取ることがおすすめです。
バックアップ機器費用
バックアップ機器費用とは、復旧したデータを保存するためのストレージ機器の費用を指します。データ復旧したもともとのHDDは壊れて使えなくなってしまうため、納品する際に新しい機器にデータを移し替える必要があります。
データ復旧業者でバックアップ機器を利用するときは、以下の3つのケースに分かれます。
- バックアップ機器を購入する
- バックアップ機器をレンタルする
- クラウドストレージに保存する
バックアップ機器を購入するときや、クラウドストレージに保存する場合は、バックアップ機器費用が有料になります。バックアップ機器をレンタルする場合は、貸出料金がかかる場合と、一定期間無料で貸し出してもらえる場合があります。
データを移し替えるための機器が自分で用意できるのであれば、手持ちの機器にバックアップデータを保存できます。バックアップ用の機器は購入ではなくレンタルでも問題ないのであれば、なるべく一定期間無料でレンタルできるプランの方がお得です。
1社目で復旧失敗すると、2社目3社目の復旧料金が割高になる
データ復旧作業は失敗するたびに機器の状態が悪化するため、2社目3社目と業者をはしごして復旧依頼すると、作業難易度があがっている分復旧料金も割高になっていきます。
持ち歩いていた外付けHDDを落としてしまった。電源が入らなくなったため、「壊れてしまった」と思いデータ復旧業者に依頼してデータを救出できないか試すことに。
データ復旧業者について調べたところ、復旧率が高い業者や大手の業者など数多くありましたが「どこもかわらないだろう」と安価に復旧できる業者に依頼することにしました。
診断してもらった結果は「復旧不可能」と言われ、初期診断料金だけかかる結果に。仕事で使っている重要なデータが入っているため、再度手ごろな価格で復旧できそうな業者に相談するも復旧作業に失敗。この時点で2社で診断や復旧作業をしていました。
どうしても復旧する必要があったため、復旧率の高いデータ復旧業者に相談すると、ほかの業者で作業した際に状態が悪化しているとのこと。なんとか数日でデータを復旧することができましたが、データ復旧業者によって技術力に差があることを知っていれば、もっと早く安価に問題解決できたと考えると失敗しました…。
データ復旧の過程では、機器を解体したり、復元ツールを利用して機器に負荷をかける形での作業も発生するため、作業に失敗すると故障状況が悪化したり、別の障害が併発してしまう恐れがあります。
マクリン
最悪の場合には、データ復旧作業の失敗を繰り返したことで、取り出せたはずのデータが取り出せなくなることも考えられるので、特に最初に依頼する業者選びはしっかりと見極めて行いましょう。
料金・相場はデータ復旧業者に相談して確認するのが確実
実際にどの程度費用がかかるかどうかは、機器の状態や依頼条件によってケースバイケースです。
もし費用面で納得できなければ、見積もり確認後にキャンセルして別の業者に相談してみることもできます。
実際に機器の状態を確認してもらわなければ正確な費用は分からないので、まずは無料で初期診断・見積もりを行ってくれる業者に相談してみましょう。
僕がおすすめするデータ復旧業者は、復旧率が95.2%と非常に高く、初期診断が無料のデジタルデータリカバリーです。
おすすめのデータ復旧業者はデジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。
復旧率も95.2%と業界最高水準を誇り、HDDやパソコンだけでなくSSD・大型サーバー・スマホなどの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。
また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。
料金体系は成功報酬制が採用され、相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。
SNS上でも実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。
復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。— ヤマモト (@yamamoto16) May 30, 2020
デジタルデータリカバリーさん(@DDR_Japan )に10年以上のデータ復旧してもらえたよ😂大切な思い出だったので嬉しい! pic.twitter.com/d03MMf9Ddx
— もか/うた@一週間分のリプしてる (@tarotantora2) April 8, 2020
データ復旧業者の料金システムに注意!悪質な業者を見分けるには?
データ復旧業者の料金システムをしっかり把握できていないと、悪質業者かどうかを見分けられずにトラブルに巻き込まれるかもしれません。
実際口コミや評判を見ると、「復旧に失敗され、高額請求された」「安価な業者に依頼した結果、復旧に失敗された」など料金に関しての悪評が多いです。
注意点を知っていれば、これらのトラブルは避けられるはずですので、悪質業者を見分けるポイントをチェックしておきましょう。
一律料金制の業者は簡単な作業しかできない?
一律料金制の業者は症状や機器ごとに事前に料金が設定されているため、価格に応じて対応できる作業内容もあらかじめ決まっている可能性が高いです。
難易度の高い作業ほど作業にかかるコストが大きいため、一律料金で難易度の高い復旧作業をすると、復旧作業のコストが上回ってしまうので、業者は赤字で復旧作業をすることになってしまいますよね。
実際に一律料金制の業者を調べてみると、物理的な障害や重度障害といった難易度の高い復旧作業はそもそも受け付けていない業者や、復旧に失敗してしまう業者が多いようです。
これを踏まえると、一律料金制の業者は料金が比較的安価に設定されている反面、作業はデータ復元ソフトを用いた簡単な作業をしている可能性が高いです。
復旧に失敗してしまうリスクを考えると、一律料金制の業者に依頼するよりも復旧率の高い業者に依頼する方が確実でしょう。
作業費を請求するのは悪質業者?完全成功報酬制の業者の復旧率は?
データ復旧業者でいう作業費とは、データ復旧作業の成功失敗に関わらず、復旧作業自体に発生する診断や調査にかかる実費を指します。
「事前に把握していなかった作業費を依頼後に事後請求された」といったトラブルが発生する可能性もあるので依頼前に見積内容をよく確認しましょう。
一方で、難易度が高い障害の復旧を担う業者では、その分作業に人員や設備を割いていて費用がかかってしまうものです。
マクリン
作業に失敗しても費用がかからない完全成功報酬制の業者も存在しますが、必ずしも復旧率が高いとは限りません。
業者を選ぶ時は復旧費用はもちろん、復旧率が高く実績のある業者かを吟味するようにしましょう。
料金が高い=ぼったくり・安い=良心的というわけではない
データ復旧業者の料金は業者によって差があるため、料金が高い=ぼったくり・安い=良心的と思ってしまいがちですが、それは違います。
復旧率が高い業者は高難度の障害にも対応できるように、最先端の機器や復旧ノウハウを兼ね備えています。
できる限り安く抑えたいものですが、手術と同じで、復旧が難しい障害であるほど、復旧費用がかかってしまう側面があるのは納得できます。
反対に安価な業者は、軽度な症状に対して簡単な作業でしか対応できないため料金設定は安くなっているようです。
基本的に障害の復旧難易度に沿った料金設定になっていれば、良心的な業者であるといえます。
ただ、中には作業内容に見合わない高額料金を請求してくるようなぼったくり業者も存在するので依頼前に見積もりを確認しておく必要があります。
料金と合わせて確認しておくべきポイント
データ復旧業者を選ぶ際は、料金面を参考にしつつ、復旧率が高いかどうかを判断する必要があります。
データ復旧の技術力は「復旧率」「実績」「設備」でチェック
データ復旧業者を選ぶうえで、復旧技術はもっとも重要な要素です。
データ復旧作業は繰り返すたびに復旧率が低下してしまうため、一番最初の依頼で復旧を完了させることが大切です。
データ復旧業者の技術力を見極めるポイントは以下のようなものがあります。
- データ復旧率 を「 %」という具体的な数値と算出根拠が記載されているか
- 復旧実績相談件数、復旧依頼の件数が10万件以上あると技術力高い可能性大
- クリーンルームなどの設備がない業者は、簡易的作業しか対応できない
これらのポイントを抑えた業者であれば、データ復旧の技術力で失敗することは少ないでしょう。
データ復旧の技術力が低い業者に依頼して失敗されてしまうと、機器の状態が悪化してしてしまいます。
「せっかく依頼したのにデータを取り出せなかった……」というトラブルを未然に防ぐためにも、データ復旧業者は技術力の高さを軸に選択しましょう。
緊急時にスピード復旧が可能か確認する
緊急時には、スピード復旧が可能かどうかを確認しましょう。
復旧スピードは最短即日の業者もあれば、診断だけで数日かかる業者もあります。
ラボの規模が大きくて、エンジニアの人数が豊富な業者は、一度に併行できる作業が多い分早く復旧できる可能性が高いです。
また、365日24時間電話対応可能や、土日祝日の復旧対応が可能なデータ復旧業者に依頼すれば、すぐに対応してもらえるでしょう。
対応できる障害レベルを確認する
業者によって復旧率に差がある一番の原因として、機器別に発生している障害レベルが異なることが挙げられます。
技術力の高い業者は過去の実績や自社ラボの復旧設備が豊富なため、すべての障害レベルの復旧依頼を受け付けているにもかかわらず、高い復旧率を維持しています。
しかし、技術力の低い業者では市販のデータ復元ソフトを利用した簡単な作業しか復旧対応できない業者もあり、ソフトで復旧できずに障害が悪化してデータが取り出せなくなる可能性があります。
症状の診断を自力でやるのは時間も手間もかかるので、無料で診断や見積をしてもらえるデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
無料で初期診断が受けられて技術力が高いおすすめのデータ復旧業者
専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在していますが、本記事ではその中でも選りすぐりの1社を紹介します。
選定基準は以下のとおりです。
- 料金形態に透明性があるか
- クリーンルームなどの設備が整っているか
- 高い技術力・実績があるか
- 無料で初期診断が受けられるか
技術力が高く一番最初に依頼すれば確実に復旧できるだろう優良業者の中で、復旧依頼する前に見積もりの内訳が確認できる要素を兼ね備えた業者をおすすめしています。
それでは、詳しく見ていきましょう。
デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。
復旧率も95.2%と業界最高水準で、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。
また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。
料金形態は成功報酬制を採用しており、初期診断を無料で受けることができる上に、診断結果とともに見積もりを確認してから復旧を依頼するか判断できます。
SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。
まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリー(@DDR_Japan)さんにお願いして突然壊れたUSB内のデータ復旧してもらいました…………!!!!
おかえり原稿…………!!!!
(原稿は今書いてるやつなので写せないけど ※写ってるのはセリフ起こししたやつと前作の原稿) pic.twitter.com/she69CT2Zc— みー。*あいくるし。@7/7新刊 (@youme_neko) April 23, 2020
対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔「パッカ」1巻発売中 (@dice_k_imai) March 6, 2020
【障害別】障害レベルによる復旧作業の違いとは?
データ復旧サービスに依頼した時、症状や障害の度合いによって行われる作業は異なります。
作業の難易度や工数によって復旧費用も変わるため、格安の業者や事前に一律料金が決まっている業者は、対応してもらえる作業も限られている可能性が高いです。
記憶媒体の故障原因は、以下の2つに大きく分かれます。
論理障害
論理障害とは、誤削除や強制終了によるデータ破損などが原因で正常にデータの読み書きができない状態のことです。
以下のような状況で論理障害が発生します。
- 誤って削除してしまった
- フォーマットしてしまった
- HDD使用中に強制終了した
論理障害の場合、物理障害に比べると復旧難易度が低いといわれます。
ただ、論理障害でも重度のエラーが発生していると対応できる業者が限られるので、腕の良い業者に相談するのがおすすめです。
軽度の論理障害
軽度の論理障害の場合には、以下のような手順で作業を行います。
格安料金の業者は作業内容のレベルが低く復元ソフトを利用している可能性が高いので、注意しましょう。
技術力の高い業者であれば1つ1つのデータを人の目で確認・修復してくれるので、復元ソフトでは正確に診断できない場合でも復旧することができます。
重度の論理障害
重度の論理障害は、主に以下のような種類があります。
- 上書き・フォーマット・削除したデータの復旧
- データ構造自体の破損
- 動画データの復旧
- 暗号化されたデータの復旧
- 環境復旧
重度の論理障害の場合には、データやディレクトリの構造が破損・欠損してしまう恐れがありますが、しっかりとした復旧設備で復旧すれば、復旧できる可能性は高いです。
また、暗号化データや動画データの抽出は、現状一握りの技術力の高い業者でなければ復旧対応することができないので、技術力の高い業者に依頼する必要があります。
物理障害
物理障害とは、部品が物理的に破損したり経年劣化でデータの読み書きに支障が出てくる状態です。
物理障害が起こっていると少しでも通電するとすぐに状態が悪化するので、以下のような心当たりがある人は機器の電源をできるだけ入れないように注意しましょう。
- 機器を落とした・衝撃を与えた
- 機器に水をこぼした・水没
- 経年劣化(3年以上使用している)
物理障害のHDDからデータを取り出すにはHDDの開封が必要になります。専用設備がないとデータの復元は難しいので、個人でむやみにHDDを分解しないようにしましょう。
軽度の物理障害
そもそも、物理障害の復旧にはクリーンルームなどの専用設備や高い技術が必要なので、「軽度の症状」は存在しないと考えた方がよいです。
物理障害の復旧作業のなかでもスムーズに復旧完了できるケースと、かなり複雑な工程になるケースがあるため、ここではスムーズに復旧作業が進むケースでの流れを紹介します。
また、物理障害が複数個所に発生している場合には、その分部品の移植作業が必要になります。
比較的料金が低めに設定されているような業者(一律料金制・完全成功報酬制)では復旧対応できない場合が多くなります。
重度の物理障害
物理障害は基本的にどれも復旧難易度が高いですが、その中でも重度の物理障害の復旧作業は非常にレベルが高いものです。
重度の物理障害には以下のようなものがあります。
- 機器の水没・折れた・割れた状態
- スクラッチ(HDD内部のデータ記録面に傷がついている)
- すでに一度HDDを開封・分解してしまっている
重度物理障害の復旧作業は、うまくいかない時に別の方法を試したり、1つ前の段階に戻って作業を繰り返すなど、緻密な作業を試行錯誤して行います。
事前に料金が決まっている一律料金業者や格安の業者ではそもそも設備がなかったり、一定以上の作業は対応してもらえない可能性が高いため、技術力の高い業者に依頼しましょう。
データ復旧費用を少しでも抑えるには
ここでは、データ復旧の料金を少しでも抑えるためのポイントを紹介します。
データ復旧する上で、費用を抑えるポイントが予め分かっておけば無駄な出費をおさえられます。
技術力の高いデータ復旧業者で費用を抑えるポイントは以下のようなものがあります。
1番最初から確実に復旧できる業者に依頼する
データ復旧作業は一度きりといわれるほどに、一番最初のデータ復旧作業で復旧できるかどうかが重要です。
費用をおさえるために格安の業者を選んでも、復旧に失敗して機器の状態が悪化してから2社目の業者に依頼すると、必要な復旧作業や交換用の部品が増えてしまうため結局データ復旧の料金が上がってしまいます。
失敗して他の業者への依頼を繰り返すよりは、初めから信頼できて技術力の高いデータ復旧業者に依頼する方がトータルの費用に無駄がなくなる可能性が高いです。
データ復旧業者の選び方に困った場合には、まず最初に技術力が高いかどうかを見極め、一番高い確率で復旧できる業者に依頼しましょう。
データ復旧完了までの期間を指定しない
データ復旧業者では、特急依頼などのスピード復旧を希望すると追加料金が発生する場合があります。
緊急でデータを復旧したい方にはとてもうれしいプランですが、少しでも復旧費用を抑えたいという方は、納期にゆとりを持って依頼するとよいでしょう。
スピード復旧に追加費用が発生しない業者もあるため、データ復旧業者を選ぶ時には特急料金が発生するかどうかも確認しましょう。
無料で診断・見積ができる業者に相談
データ復旧業者ではまず機器に発生している障害を確認するため依頼前の初期診断を行いますが、業者によっては初期診断の時点から料金が発生する業者もあるようです。
初期診断で「復旧不可能」という結果で復旧を断られても、診断料として数千円~数万円請求されることもあるので必ず診断・見積もりまで無料で対応してくれる業者を選びましょう。
ちなみに、診断前に金額が確定するような一律料金制の業者などは、依頼後に難易度の高い作業が必要だったと判明した際に後から大幅な追加料金が発生してほかの業者と変わらないかそれ以上の費用がかかってしまうことがあるので、おすすめしません。
まとめ
データ復旧の料金相場について紹介しましたが、最終的に自分の依頼でどのくらい費用がかかるかどうかは直接診断して見積もりを出してもらわないことには分かりません。
データ復旧の料金は業者が行う作業の質とも関連するため、あまりに安い業者に依頼するとかえってデータを全て失ってしまう可能性があります。
もし不安であれば、まずは無料で診断・見積もりを行ってくれる業者に相談し、実際の見積り額を確認してから依頼するかどうか決めることもできるので、気軽に相談してみましょう。
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