かつてはディアブロ2やThe Elder Scrollsなど、PCのアクションロープレにハマりまくっていたマクリン( @Maku_ring)です。
PCへの負荷が重いゲームでも遊べるノートパソコンが、いわゆるゲーミングノートPC。
PCの性能が上がるほど、ゲームの快適性も上がるため、高性能なゲーミングノートPCを求めがち。
しかしそうなると、価格はいくらでも高くなっていきます。
そこで、そこそこの性能のゲーミングノートPCにおさめることで、ゲームの快適性を維持しつつ、価格を抑えることが可能です。

そんなわけで本記事では、コスパの良いゲーミングノートPCを選ぶ方法とおすすめ商品を紹介します。
先におすすめのゲーミングノートPCを知りたい場合は「2021年おすすめのゲーミングノートPC」からチェックしてみてください。
デスクトップでおすすめのゲーミングPCは「【初心者向け】おすすめのゲーミングPCは?コスパ最強のモデルを厳選!」で特集を組んでいます。
タップできるもくじ
ゲーミングノートPCを選ぶ5つのポイントとは?
ノートPCは大きく4つに分類されます。
- タブレットPC(2in1)
- モバイルノートPC
- スタンダードノートPC
- ゲーミングノートPC
このうち据え置きメインのノートPCが、スタンダードノートPC・ゲーミングノートPCです。
スタンダードノートPCよりも性能面を重視し、3Dゲームの動作性に特化したPCがゲーミングノートPC。

性能にこだわりすぎると、価格がどんどん上がってコスパは悪くなります。
したがって、中位クラスのパフォーマンスにとどめ、ゲームの軽快性と価格を両立することが大事です。
数あるゲーミングノートPCから、コスパ良好のモデルを選ぶポイントは大きく5つ。
- CPU
- グラフィックボード
- 液晶の解像度 フルHDの1920 x 1080以上を推奨
- メモリ容量
- ストレージ
スペック以外には大きく4つのポイントがあります。
- サイズ・軽さ
- キーボード
- ディスプレイ・リフレッシュレート
- スペック(CPU・GPU・メモリ)
この4つの何に重きをおいて選ぶかは、目的で分かれてきます。
- 持ち運びをするのか
- 作業用として兼用するのか
- 周辺機器は揃えない予定か
- やりたいゲームジャンルがMMOなのかFPSなのか
それではCPU・GPU・メモリ・ストレージのポイントをもう少し詳しく見ていきます。
CPU Core i5 H / Ryzen 5以上がおすすめ
パソコンの処理能力を決める上で、もっとも大事なポイントがCPUです。

CPUのGHz数、すなわち「クロック周波数」も大事な点ですが、それよりもCPUの種類のほうがもっと重要。
おおよそこんなイメージで捉えれば間違いありません。
- Atom・Celeron 問題外
- Core i3・Pentium 物足りない
- Core i5 U ちょっと厳しい
- Core i7 U これくらいは欲しい
- Core i5 H/i7 H/Ryzen 5/7 快適に楽しめる
3Dゲームまで視野に入れるなら、Core i3やi5 Uでもスペック的に厳しいものがあります。
快適にゲームすることを考えた場合、Core i5 H / Ryzen 5以上がベターです。
GPU GeForce GTX1660Ti以上がおすすめ
ゲームに大事なのがグラフィック性能です。
この性能を決めるのがグラフィックボード(GPU)。
多くのノートPCで採用されている、CPUにGPUが統合された形式の内蔵GPUでは、描画性能が低く、3Dゲームの動作自体が困難です。
一方、外付けGPUはGPU専用のメモリーを載せるなどして、負荷の重い処理でも軽快にこなせるのが特長です。
ゲーミングノートPCは、性能の高い外付けGPUのPCが必須になってきます。
ということで、主要なGPUと3Dゲームの対応度はこんなイメージ。
- GeForce MX250 ライトなゲームなら大丈夫
- GeForce GTX1650/1660Ti これくらいは欲しい
- GeForce RTX2060/2070/2080 快適に楽しめる
- GeForce RTX3060/3070/3080 さらに快適に楽しめる
GPUの妥協は禁物。
重いゲームやFPS値を高く保ちたいFPSなどはGTX1660Ti以上は欲しいです。
GeForceにはGTXシリーズの上位モデルであるRTXシリーズもあり、光の反射なども再現できるようになります。
MMOなどでもグラフィックをより楽しみたい方は、RTXシリーズを搭載したモデルがおすすめです。
メモリ16GB以上がおすすめ
同時に処理できる量に大きく関係するのがメモリ容量です。
中でもWindows10はメモリ容量を食うため、4GB以上のメモリは最低限必要。
ゲームは負荷が重く、メモリ消費量も大きいため、4GBや8GBでは動作自体が難しいです。
ゲームの快適性を考慮すると、16GB以上のメモリを搭載しているモデルをおすすめします。
SSD 512GB以上がおすすめ
PCの起動や読み書きの速度を左右するストレージ。
CドライブにHDDよりSSDを採用していたほうが基本的に高速です。

HDDは「Hard Disc Drive」、SSDは「Solid State Drive」の略称です。
両者のちがいはざっくり下記のとおり。
- HDD ディスク型の記録デバイス
- SSD フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の大型版
HDDは、ディスクを回して磁気ヘッドを動かして所定の住所に物理的にアクセスし、データの読み書きをします。
一方SSDは、メモリ上にある所定の住所に電子的にアクセスし、データの読み書きをします。

SSDはいいことだらけのデバイスですが、一点だけデメリットがあります。
それはHDDに比べて大容量化が難しく高価という点。
HDDはTBクラス(1TB = 1,000GB)が当たり前の中、SSDでその容量を持つものは稀で、とてつもなく高いです。
かといって、あまりに容量の少ないSSDを選んでしまうと、OSアップデート時にトラブルが起きるリスクもあります。
したがって、SSDの容量は最低限512GB以上のものを選びましょう。
または、SSDの低容量を補うために、SSDとHDDを両方搭載したデュアルストレージ仕様のモデルもおすすめです。

2021年おすすめのゲーミングノートPC
前章までの内容をまとめると、コスパの良いゲーミングノートPCを選ぶポイントは以下のとおりです。
- CPUはCore i5 H / Ryzen 5以上
- GPUはGeForce GTX1660Ti以上
- 液晶の解像度はフルHDの1920 x 1080クラス
- メモリ容量は16GB以上
- ストレージはSSD 512GB以上もしくはHDDとのデュアルストレージ仕様
進化の早いノートPCですので、検討時点での最新モデルを購入されることをおすすめします。
そんなわけで最新モデルの中から、これらの条件をなるべく満たすゲーミングノートPCを集めました。

これら10製品の主なスペックを並べました。
製品名 | OS | CPU | GPU | 液晶 | メモり | ストレージ | 端子 | バッテリー | 質量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドスパラ「GALLERIA XL7C-R36」![]() |
Windows 10 Home 64bit | Core i7-10875H(2.3GHz) | GeForce RTX 3060 | 17インチ (1920 x 1080) | 16GB | 512GB(SSD) | USB2.0 x 1 USB3.1 x 2 USB-C x 1 HDMI x 1 |
5.8時間 | 2.0kg |
ドスパラ「GALLERIA GR1650TGF-T」![]() |
Windows 10 Home 64bit | AMD Ryzen 5 4600H(3.0GHz) | GeForce GTX 1650Ti | 15.6インチ (1920 x 1080) | 8GB | 512GB(SSD) | USB2.0 x 1 USB3.2 x 2 USB-C x 1 HDMI x 1 miniDisplayPort x 2 SD x 1 |
3.8時間 | 1.85kg |
ドスパラ「GALLERIA GCL1650TGF」![]() |
Windows 10 Home 64bit | Core i5-10300H(2.5GHz) | GeForce GTX 1650Ti | 15.6インチ (1920 x 1080) | 16GB | 500GB(SSD) | USB2.0 x 1 USB3.2 x 2 USB-C x 1 HDMI x 1 SD x 1 |
6.5時間 | 2.1kg |
ドスパラ「GALLERIA GCL2060RGF-T」![]() |
Windows 10 Home 64bit | Core i7-10875H(2.3GHz) | GeForce RTX 2060 | 15.6インチ (1920 x 1080) | 16GB | 512GB(SSD) | USB2.0 x 1 USB3.2 x 2 USB-C x 1 Mini Display x 2 HDMI x 1 SD x 1 |
3.8時間 | 1.85kg |
ドスパラ「GALLERIA GR2060RGF-T」![]() |
Windows 10 Home 64bit | Ryzen 7 4800H(2.9GHz) | GeForce RTX 2060 | 15.6インチ (1920 x 1080) | 16GB | 512GB(SSD) | USB2.0 x 1 USB3.2 x 2 USB-C x 1 Mini Display x 2 HDMI x 1 SD x 1 |
3.8時間 | 1.9kg |
ドスパラ「GALLERIA GCR2070RGF-QC」![]() |
Windows 10 Home 64bit | Core i7-9750H(2.6GHz) | GeForce RTX2070(Max-Q) | 15.6インチ (1920 x 1080) | 16GB | 1TB(SSD) | USB2.0 x 1 USB3.1 x 2 USB-C x 1 HDMI x 1 SD x 1 |
10時間 | 1.87kg |
MSI「GF65 Thin 10U」![]() |
Windows 10 Home 64bit | Core i7-10750H(2.6GHz) | GeForce RTX 3060 6GB | 15.6インチ(1920 x 1080) | 16GB | 512GB(SSD) | USB3.2 x 2 USB-C x 2 HDMI x 1 |
7時間 | 1.86kg |
MSI「GS66 Stealth 10U」![]() |
Windows 10 Home 64bit | Core i7-10870H(2.6GHz) | GeForce RTX 3070 8GB | 15.6インチ(1920 x 1080) | 16GB | 1TB(SSD) | USB3.2 x 3 USB-C x 2 HDMI x 1 |
7時間 | 2.1kg |
ASUS「ROG Strix G17 G713QR」![]() |
Windows 10 Home 64bit | Ryzen 9 5900HX | GeForce RTX 3070 8GB | 17インチ(1920 x 1080) | 16GB | 1TB(SSD) | USB3.2 x 3 USB-C x 1 HDMI x 1 |
13.6時間 | 2.0kg |
ASUS「ROG Strix SCAR 17 G733QS」![]() |
Windows 10 Home 64bit | Ryzen 9 5900HX | GeForce RTX 3080 Laptop 16GB | 17インチ(1920 x 1080) | 32GB | 2TB(SSD) | USB3.2 x 3 USB-C x 1 HDMI x 1 |
12.2時間 | 2.75kg |
HP「HP OMEN 17」![]() |
Windows 10 Pro 64bit | Core i9-10885H(2.30GHz) | GeForce RTX 2080 SUPER with Max-Q design | 17.3インチ (1920 x 1080) | 32GB | 512GB(SSD)+ 1TB(HDD) | USB3.0 x 3 USB-C(TB3) x 1 HDMI x 1 Mini Display x 1 SD x 1 |
5.0時間 | 2.48kg |
これら10製品はコスパの良いモデルというだけあり、上に挙げた5条件をいずれも満たしています。
したがって、自分がどの機能を優先したいかで選ぶといいでしょう。
RTX30シリーズで最安値
軽量なRyzen 4000シリーズ
第10世代IntelでGTXシリーズ
第10世代Corei7で12万円台
Ryzen 4000で12万円台
軽量性とデザインで選ぶなら
RTX30シリーズで2kg未満
RTX30シリーズでSteelSeries製
RTX3070・Ryzen9で高コスパ
超ハイスペックが欲しいなら
デスクトップ並みが欲しいなら
ゲーミングノートPCはゲームだけでなく、映画鑑賞に動画編集にと、もはやオールラウンドに使えるノートPC。

価格・コスパで選ぶおすすめモデル
「価格をおさえたいけど、ある程度のゲーム性能はキープしたい」という方はこれらの項目を重要視しましょう。
- 価格(15万円を切るか)
- ゲーム性能(重めのPUBGでもFPS値100を切らないか)
ゲームの快適性は、ゲーミングノートPCによるモデル差がかなりあります。
CPUだけのスペックが高くとも、GPUの性能が低ければFPS値は上がりませんし、逆もまたしかり。
つまり、CPUとGPUともに性能がそれなりに高いモデルを選ぶことが大事になってきます。
GALLERIA XL7C-R36
「GALLERIA XL7C-R36」は軽量スリムで144Hz液晶、GPUにはRTX3060を搭載し、キーボードの使いやすさも兼ね備えたゲーミングノートです。
軽さなどバランス良くそなつつ、価格は14万円台という破格モデルに仕上がっています。
本体スペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | 「GALLERIA XL7C-R36」 |
CPU | Core i7-10875H |
GPU | GeForce RTX 3060 6GB |
液晶 | 15.6インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
解像度 | フルHD 液晶(LEDバックライト / 1920×1080ドット表示) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
端子 | USB2.0 x 1、USB3.2 Gen1 Type-A x 2、USB 3.1 Gen2 Type-C x1(DP1.4対応・Power Delivery非対応)、マイク入力 x 1、ヘッドフォン出力 x 1、HDMI2.1 x 1、SDカードリーダー(SDXC対応)、ギガビットLANポート x 1 |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5 |
バッテリー | 約5.8時間 |
質量 | 2kg |

GALLERIA GCL2060RGF-T
「GALLERIA GCL2060RGF-T」は、薄くて軽くて使いやすく、価格もなんと12万円台におさえられています。
重さは1.85kgと最軽量クラスかつ19.9mmと薄いのに、重めのゲームでもしっかり動作できるスペックをそなえています。
本体スペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | 「GALLERIA GCL2060RGF-T」 |
CPU | Core i7-10875H(2.3GHz) |
GPU | GeForce RTX 2060 6GB |
液晶 | 15.6インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
解像度 | フルHD 液晶(LEDバックライト / 1920×1080ドット表示) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
端子 | USB2.0 x 1、USB3.2 gen1 Type-A x 2、Type-C x 1、マイク入力 x 1、ヘッドフォン出力 x 1、HDMI2.0 x 1、miniDP x 2、SDカードリーダー(SDXC対応)、ギガビットLANポート x 1 |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5 |
バッテリー | 約3.8時間 |
質量 | 1.85kg |

高性能・ディスプレイで選ぶおすすめモデル
「やりたいゲームジャンルがFPSやアクション」という方はこちらの項目を重要視しましょう。
具体的には以下項目を基準に決めると良いと思います。
- ディスプレイサイズ(ベゼルの狭さ、15.6インチ・17.3インチ)
- ディスプレイタイプ(IPS・VA、フルHD・4Kなど)
- リフレッシュレート(60hz・144hz・240hz)
ちょっと解説
ベゼルは狭いほうが、没入感が高まり見やすくなります。
また、リフレッシュレートの数値が高いほど滑らかに表示されます。
動きの激しいFPSやアクションジャンルをプレイする方は、144hzか240hzのモデルを選んでください。
特に視界を激しく移動するゲームだと、60hzモニターでは酔いやすいかもしれません。
一方MMOやパーティーゲームなどでは、リフレッシュレートはそこまで高くなくても良いので、60Hzのモデルでも問題ないでしょう。
OMEN 17

HP OMEN 17の詳細は、実際のゲーム性能などもふくめてこちらの記事で紹介しています。

本体スペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | HP「OMEN 17 エクストリームモデル」 |
CPU | Core i9-10885H |
GPU | GeForce RTX 2080 SUPER with Max-Q design |
液晶 | 17.3インチワイド |
リフレッシュレート | 144Hz |
解像度 | フルHD非光沢・IPSディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 512GB PCIe SSD + 1TB HDD |
端子 | HDMI 2.0/Mini DisplayPort x 1/USB Type-C 3.1 Gen2 x 1(Thunderbolt 3)/USB3.1 Gen1 x 3 |
バッテリー | 約5時間 |
質量 | 3.26kg |
ASUS ROG Strix SCAR 17 G733QS

ROG Strix SCAR 17 G733QSの詳細は、実際のゲーム性能などもふくめてこちらの記事で書いています。

本体スペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | 「ROG Strix SCAR 17 G733QS」 |
CPU | Ryzen 9 5900HX |
GPU | GeForce RTX 3080 Laptop 16GB |
液晶 | 17.3インチ |
リフレッシュレート | 300Hz |
解像度 | フルHD 液晶(LEDバックライト / 1920×1080ドット表示) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB PCIe SSD |
端子 | USB3.2 Gen2 Type-C x 1、USB3.2 Gen1 Type-A x 3、HDMI x 1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック x 1 |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 |
バッテリー | 約12.2時間 |
重量 | 2.75kg |
おすすめのゲーミングノートPCまとめ
本記事は「【2021年】コスパ最強のおすすめのゲーミングノートパソコン【3Dゲームもできる】」について書きました。
ゲーミングノートPCは、性能を気にしすぎると、価格が高くなってしまいます。
各部位の機能を理解し、中位クラスのスペックに納めることで、ゲームの快適性と価格を両立することが可能です。
本記事で紹介したゲーミングノートPCであれば、20万円以下でも充分に満足できる1台となるはずです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
