1台だけの充電だと心もとないので、2ポートのUSB充電器が必携のマクリン（ @Maku_ring）です。
数ある充電器でも持ち運びに適しているのが、Anker PowerPort Atom III Slimに代表されるフリスク（ミントタブレット）形状の充電器。
このタイプは狭いポケットに入れやすいし、コンセントに挿しても出っ張らないので根強い人気をほこるものの、ラインナップが多くなく、2ポートはほぼ存在しないという状況でした。
その状況下で突如現れた救世主が、本記事で紹介するCIOの「NovaPort SLIM 65W」です。
充電器の出力は、通常決まっていることが多いですが、本機はNovaPort DUO 65Wと同様「Nova Intelligence」という同社オリジナルの出力振り分け機能を搭載しています。
1ポート接続では各ポート最大67W出力ですが、2ポート使用時はつなげるデバイスによって「20W + 20W」「30W + 30W」「45W + 20W」と出力配分が柔軟に変わります。
マクリンしかも他にはない極薄設計というおまけつき。
そこで本記事では、本機のサイズと重量を比較した後、各ポートの出力面を紹介していきます。
- 機器に合わせて最適な電力分配を実現
- PPS規格対応
- 同クラス最薄
- ケーブルは別途必要
- コンセントによっては隣の差し込み口に干渉する
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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細／レビューガイドライン・理念
CIO NovaPort SLIM 65Wの外観とサイズ・重量比較
「NovaPort SLIM 65W」は2ポートタイプの65WクラスUSB-C充電器です。
| 製品名 | CIO NovaPort SLIM 65W |
|---|---|
| サイズ | 約85 x 47 x 14 mm |
| 重さ | 約110g |
| 出力ポート数 | 2（USB Type-C x 2） |
| USB-C 出力（1ポートのみ使用） | 5V 3A / 9V 3A / 12V 3A / 15V 3A / 20V 3.35A（最大67W） |
| USB-C 出力（2ポート同時使用） | 45W + 20W / 30W + 30W / 20W + 20W ※ポート合計最大65W |
| PPS出力 | 5.0V-11.0V 5.0A（最大55W） |
| 最大出力 | 67W |
表面にはおなじみの粗いシボ加工が施され、キズの目立ちにくいデザインに仕上がっています。
マクリンスリムな2ポートながら折りたたみプラグを搭載しています。
本機で特筆すべき点はやはりその形状。
かの名作「Anker PowerPort Atom III Slim」と比べても、ポート数が1つ多いにも関わらず、厚みはほぼ同じに仕上がっています。
ミントタブレットと並べてみても、ひと回り大きい程度に収まっています。
同じく2ポートの65Wクラスである「NovaPort DUO 65W」も小さいモデルですが、スリムという点では本機が当然勝っています。
Apple 67W USB-C電源アダプタと比べると、もはや異なるワット数なのではないかと勘違いするほどサイズの違いがあります。
これだけの極薄設計だと、コンセントに挿したときも邪魔にならないですし、ポケットにも簡単に忍ばせられます。
ただし3個口の壁面コンセントだと、隣の差し込み口を塞いでしまう可能性が高いです。
重量は約110gでNovaPort DUO 65Wよりはやや重いものの、同クラスのMacBook Pro用アダプターの半分程度という軽量設計。
NovaPort SLIM 65W（110g）
NovaPort DUO（92g）
MacBook Pro用（208g）
なお、ケーブルは付いていないので、別途買うなら「CIO L字型 柔らかいシリコンケーブル C to C」「CIO L字型 柔らかいシリコンケーブル C to ライトニング」あたりがおすすめです。
CIO NovaPort SLIM 65Wのレビュー
NovaPort SLIM 65Wの特徴を紹介していきます。
1ポート接続時は最大67W出力に対応
NovaPort SLIM 65Wは、1ポート接続だと上下いずれも各ポート最大67W出力に対応しています。
したがって、MacBook Airをはじめ、MacBook Proや大抵のモバイルノートPCでも急速充電できます。
MacBook Pro（64.3W）
PPS対応
本機はPPSにも対応し、従来のPD以上の超急速充電が可能です。
PPS対応スマホのGalaxy S21を充電したところ、超急速充電の充電グラフィックを示し、PPSであることが確認できました。
Galaxy S21（21.0W）
2ポート接続時は出力自動振り分けに対応
本機はNova Intelligenceに対応し、2ポート接続時はデバイスに合わせて出力が自動配分されます。
たとえばスマホとタブレット、あるいはスマホ2台の組み合わせなら20Wずつ出力します。
iPhone / Galaxy S21（19.4W / 20W）
MacBook Air（Pro）2台みたいな組み合わせでは30Wずつの出力になります。
MacBook Air / Pro（24.2W / 28.4W）
さらにMacBook Pro + スマホみたいなパターンでは45W + 20Wの出力配分になります。
MacBook Pro / Galaxy S21（43.5W / 17.0W）
マクリンCIO NovaPort SLIM 65Wはこんな人におすすめ
NovaPort SLIM 65Wは「スマホ・タブレット・モバイルノートPCをあらゆる組み合わせで急速充電したい人」におすすめです。
2ポート仕様の65W充電器でもバツグンの薄型設計であり、充電スペースが限られている人にぴったり。
Nova Intelligence機能のおかげで、ポートの接続方向や組み合わせも選ばず汎用性も高いです。
形状によって本機とNovaPort DUO 65Wを選び分けするといいでしょう。
CIO NovaPort SLIM 65Wレビューまとめ
本記事はNovaPort SLIM 65Wをレビューしました。
ノートPC・ゲーム機・タブレット・スマホなど、全デバイスの組み合わせでスマートな電力分配を実現するUSB充電器です。
マクリンどうも、マクリン（ @Maku_ring）でした。
- 機器に合わせて最適な電力分配を実現
- PPS規格対応
- 同クラス最薄
- ケーブルは別途必要
- コンセントによっては隣の差し込み口に干渉する
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