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中鎖脂肪酸(MCT)とはそもそも何? その定義と効果(エネルギー源・脳の健康)について

 

どうも、マクリン(@Maku_ring)です。

実は僕、食物繊維マニアというだけでなく、油(脂質)にも少々うるさいのです。

最近メディアでも、脂質の一種である「中鎖脂肪酸」の取り上げられる機会が増えてきました。

そのおかげもあってか、中鎖脂肪酸が体づくりやシェイプアップに役立つらしいことは認識されてきています。

しかし僕は常々、中鎖脂肪酸に関してこのような思いを抱いています。

 

マクリン

中鎖脂肪酸って本当はもっとスゴいんやで……!

 

中鎖脂肪酸の偉大さが全く認知されておらず、歯がゆく感じる今日この頃。

ということで、本記事ではこちらの2点について書きます。

 

  • 中鎖脂肪酸とはそもそも何なのか
  • どのような効果があるのか

 

少しでも多くの人に中鎖脂肪酸の魅力を知ってもらいたい!

そんなわけで今回の記事は「中鎖脂肪とはそもそも何? その定義と効果について」です。

 

 

 

中鎖脂肪とはそもそも何? その定義と効果について

中鎖脂肪酸とはそもそも何なのか?

シンプルに書くと中鎖脂肪酸は「脂質(体内の油分)の一種」です。

またの名を「MCT」と呼びますが、これは「Medium(中くらいの) Chain(鎖につながっている) Triglyceride(脂肪)」の頭文字から取っています。

すなわち中鎖脂肪酸(MCT)は「中くらいの長さの(炭素の)鎖につながっている脂肪」なのです。

MCTが中くらいということは、短いものや長いものもあるわけで、それぞれを「短鎖脂肪酸」、「長鎖脂肪酸(LCT:Long Chain Triglyceride)」といいます。

詳細は下記記事にゆずりますが、短鎖脂肪酸は大腸のエネルギー源で、腸を元気にするのに重要な役割を持ちます。

 

食物繊維とはそもそも何なのか? その効果と種類について

 

長鎖脂肪酸(LCT)は、一般的に使われる油であるキャノーラ油・オリーブオイル・ラードなどの主成分でもあります。

一方MCTは、ココナッツオイル・パームフルーツ・母乳・牛乳などに含まれる天然由来の成分です。

市販製品では、日清オイリオの「MCTオイル」がメジャーどころです。日清オイリオはMCTについて真面目に研究している企業でもあります。

 

 

 

 

中鎖脂肪酸の効果

MCTは「スーパーエナジー」とも称されるとおり、ただの脂質ではありません。

現在もその研究は進んでおり、まだ全てが解明されていないと云われています。

ということで、その代表的な効果を紹介していきます。

 

 

効果1:長鎖脂肪酸よりも約5倍早くエネルギー化される

 

マクリン

LCTとMCTは消化・吸収の流れが全然ちがいます!

 

どれくらい違うのかについて、それぞれの消化吸収の流れを下記にまとめました。

 

  • LCT:小腸で消化・吸収  リンパ管・静脈   脂肪組織・筋肉・肝臓で貯蔵   必要に応じてエネルギー利用

 

  • MCT:小腸  門脈経由で肝臓   エネルギー利用

 

簡潔に説明すると「LCTは小腸で分解された後に全身に運ばれて、脂肪や筋肉に蓄えられる」のに対し、「MCTは小腸からダイレクトに肝臓へ運ばれる」ということです。

経路がシンプルなので、MCTはLCTの約5倍近い速さで分解されます。これには「MCTの鎖が短く、水になじみやすい」という特長が関係しています。

しかもLCTが必要に応じてエネルギー利用されるのに対して、MCTはそのまま全てがエネルギー利用されます。MCTは筋肉や脂肪組織に蓄えられることもないので、脂質のイメージである中性脂肪になるということもありません。

 

マクリン

すなわちMCTは、脂肪がつかずエネルギー化しやすい、「糖質のような脂質」なのです!

 

糖質のようでありながら、一方で糖質のように血糖値を気にする必要がないという、まさに理想の栄養素でもあります。

医療現場では、「MCTが素早くエネルギー化できる」という特長を活かし、栄養状態を良くする手法としてMCTが積極的に活用されています。

その実績もあって、一般市場に比べて医療・介護市場のほうが、MCTははるかに認識されているのです。

 

 

 

効果2:脳のエネルギー源になる

脳のエネルギー源はブドウ糖です。

脳がエネルギー不足になると、新たなことを覚えたり、覚えていることを思い出しにくかったりと、記憶機能の低下につながります。こういったもの忘れの進行は、高齢化にしたがって増え続ける、認知症の入り口でもあります。

認知症の中で最も多い、アルツハイマー病に見舞われる脳は、エネルギー不足状態に陥っていることが、最近の研究では報告されています。しかも厄介なことに、この状態の脳では第一のエネルギー源であるブドウ糖がうまく使えない状態なのです。

脳内にブドウ糖が不足している状態では、第二のエネルギー源「ケトン体」が使われるようになります。

 

マクリン

実はMCT、このケトン体を最も効率的に作り出すことができる栄養素なのです。

※MCTが肝臓に運ばれると、ケトン体に変換される仕組みです。

 

MCTは脳の代替エネルギーであるケトン体を作り出すので、記憶力の低下を防ぐ可能性が高い栄養素として期待を集めています。

まだ研究途中ではありますが、MCTの摂取量を増やすことで、血液中のケトン体が増えて、記憶力の低下を抑えられるというデータも出ています。

またこの特性に着目し、MCTとDHA(魚の油)を配合して、脳の健康に特化したサプリメントが、日本でも発売されています。

 

 

マクリン

MCTが脳の健康にも関わるなんてスゴイですね!

 

 

まとめ

今回の記事は「中鎖脂肪酸(MCT)とはそもそも何? その定義と効果について」を書きました。

MCTは速やかにエネルギー化されることから、これまで活用されてきた医療・介護現場だけでなく、最近はスポーツ分野の栄養補給にも活用されています。

インテルの長友佑都選手が社長を勤める会社「Cuore」も、MCTがボディメイクに役立つとして「Cuore MCTオイル」を発売しています。

 

参考

中鎖脂肪酸豊富なココナッツオイル サッカー長友佑都「社長」の会社が発売JCASTヘルスケア

 

別の研究では、MCTは認知症の予防や改善のみならず、がんの治療効果がある可能性も報告されており、現在でも多くの研究が進行中です。

 

マクリン

体のみならず脳やがんにまで関わるMCT、実に魅力的な栄養素ですね!

 

どうも、マクリンでした。

 

 

 

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