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中小企業から大企業に転職して感じた働き方の違い・メリットデメリット

 

どうも、マクリン(@Maku_ring)です。

つい最近、前職(中小企業)の元上司と現職(大企業)の上司、それぞれサシでじっくり話す機会がありました(←というか単なる呑み)。

彼らと話しながらこれまでの働き方を振り返っていくと「けっこう仕事のスタンスが変わってきたなぁ」と実感したのです。

片方だけの経験では変わっていなかったと思います。

中小・大企業双方を経験したからこその変化なのでしょう。

そんなわけで今回の記事は「中小企業から大企業に転職して感じた働き方の違い・メリットデメリット」について書いていきます。

 

 

 

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中小企業で働いていたころの自分

2社目で伝説の上司に出会ってガムシャラに働いていたときです。

 

マクリン

この頃は本当に仕事がたのしくって仕方ありませんでした!

 

やればやるほど案件が増えていくのでいつまでも仕事が終わらず、毎晩テッペン越えでした。

このときの僕の信念は「量は自分を裏切らない!」でした。

だから「他の営業マンの3倍以上やったるねん!」という気合いでやっていました。

退職のときは僕の仕事が3人に引き継がれたので、実際に3倍やっていたのだと思います。

営業スキルのベースはたしかにこのときに培われたと感じています。

そういう意味では、このころガムシャラにやってたのは間違いではなかったのでしょう。

 

 

 

中小企業で働くメリット

ひとことで言うと

 

マクリン

自由!!!

 

これに尽きます。

このころの僕が営業を「楽しくて仕方ない」と感じていたのは、「自分が取り引きしたいと思ったら、どの企業とでも仕事できる」という点にありました。

たとえば

 

マクリン

うちの会社、ソニーと取り引きないから取り引きしたいなぁ。でも電話やと受付ではじかれて、技術者にたどりつかへんしなぁ……。よっしゃ、そんじゃあソニーの門衛所で待ち構えて、出てきた社員つかまえよう!

 

ということができます。

→僕が実際にやって取り引きが始まりました。

 

他には「うちの会社、航空宇宙の事業やったらええのになぁ。よっしゃ、今日はJAXA(宇宙航空研究開発機構)に突撃してみよう!」ということもありました。

→これは伝説の上司のハナシ。今では航空宇宙分野が大きな柱のひとつになっています。

 

これだけ自分のやりたいようにできたら、楽しいに決まっています。

一人ひとりの仕事の裁量が大きいので、「あなたの仕事はここからここまで!」という境界がほぼないに等しいのです。

やるやらないはその人次第。

ですが、やる人であればどこまでもできるから、その成長速度はすさまじいものがあります。

また、自分の意思・主体性をもって仕事をする能力は、中小企業の経験者のほうが培われやすいです。

いわゆる「指示待ち人間」になりにくいということです。

 

 

あと、「自由」ということ以外に「役員との距離がちかい」というのもメリットです。

中小企業での「役員と話すこと」は、「近所のオッサンと話する」くらいの感覚でしたw

 

マクリン

だから社員たちの声が役員に届きやすいんですね。

 

会社がなにか新しい事業を始めたいときも意思決定が早いので、次のステップに進めやすいのです。

営業マンが自由に動けて、上層部とのコミュニケーションがとりやすい。

これは会社全体としてイノベーションを生み出す風土ができます。

こういう風土は大企業ほどつくるのが難しいものです。

 

 

 

中小企業で働くデメリット

中小企業にいたとき、よく感じていたこと。

 

マクリン

うーん、会社にもっとええ人材おらへんのかなぁ……

 

われながら傲慢ですが……。

当時の上司は誰もが認めるレジェンド。

学ぶべき点・太刀打ちできない点がとても多く、「この人を目指そう!」と純粋に思える方です。

ところが、彼以外に同じくらいのスキル・マインドで仕事をこなす人が、社内にほぼいないという状況でした。

これまた傲慢かもしれませんが、彼の求めることを高い精度で実行できていたのは、社内でも僕と数人だったと思います。

言い方を変えると「高い精度で実行できる人材がいなかった」ということです。

もし会社にとって推進力となる人材がそろっていたら、もっと会社は成長していくのになぁ、と嘆いたりしたこともありました。

新しい人材は入ってきます。

ですが、期待された能力を発揮できない人材であることがほとんどでした。

採用基準に問題があるということではなく「そもそも良い人材が会社に応募してこない」のです。

仕方ありません。基本的には良い人材ほど有名企業に流れていきますから。

だから会社は、上司のように会社の推進力となりえる「ダイヤの原石」が応募してくるのを待つしかない状況です。

会社の知名度がないと、良い人材を集めることはそうとう難しいです。

上司みたいな人材を見つけるのは宝くじ引き当てるみたいなものです。

会社の推進力となる人材が数人しかいないことでなにが起きるか。

 

 

マクリン

そりゃあもうね、仕事がとにかくその人たちに集まる集まる!!

 

 

当たり前でしょう。

依頼しても覚えてない、アクションも進めてくれない社員に誰もお願いしないですから。

僕自身も年数が経過するほど仕事量は増えていきました。

メールも増え、最後のほうは毎日150通程度のメールが来ていました。

もちろんふだんの営業活動もあり、それをこなしながらのメール・電話対応なので、必然的に労働時間は長くなります。

企業規模に関わらずデキル人材に仕事が集まる傾向はありますが、集中具合が大企業の比ではありません。

 

マクリン

へ? ワークライフバランス? どこのお国の言葉かしら??

 

 

 

中小企業での働き方

ヒトは本当に自由な環境ほど、なかなか自由に動けないものです。

あれほど自由になりたいと言っていたのに、いざ本当にほっぽり出されると「あれ!? なにから手を付けたらええかぜんぜん分からん!」となるのです。

だから、こういう風にやりたいんだという「アイデア」と「強い意志」、そしてそれを形にするための「実行力」が求められます。

あとはやっぱり、やりたいことを前に進めるために「周りの人をどれだけ巻き込めるのか」というところも重要です。

大企業ほど業務が細分化されておらず、各々がやることも明確ではありません。

巻き込まなくてはだれも動いてくれないのです。

「だれを巻き込むのか」は、営業マンのセンスが問われる部分でもあります。

そして中小企業で活躍することを念頭に置くのであれば、「会社にかなりの時間をぶち込む覚悟」が必要です。

「仕事とプライベートのどちらに時間を割くのか」が各々の価値観である中、仕事のウェイトを相当分厚めにしないといけないということです。

 

マクリン

それを僕は時間の投資だと捉えました。

 

自分の能力を伸ばすことにおいて、それはとても有効なことであったと感じています。

同じ時間を漫然と過ごしてしまったら、それは単なる時間の浪費・消耗となってしまいます。

せっかくの時間をヒトより多く会社につぎ込むのであれば、明確な意図をもって時間を使っていかないと損です。

時間を有効的にしっかり仕事につぎ込めば、人材面で大企業に劣る分、他の営業マンよりも抜きんでた存在になることは難しくありません。

 

 

 

大企業で働いている自分

もっと高いレベルの中で自分がどれだけやれるのか試してみたいと思って、大企業に移ってきました。

 

マクリン

あと単純に「有名どころで働きたい」というミーハー心があったことは認めます……

 

仕事のスキルは実のところ、中小企業で培ったもので充分通用します。

ですが、仕事の進め方・考え方は大きく異なっていて、それはかなり勉強になっています。

僕自身も仕事の捉え方がずいぶん変わりました。

だから、転職してきて本当に良かったです。

 

 

大企業で働くメリット

だれもが会社名を知っているという点です。

だれも名前を知らない会社から転職してきたので、これだけで「うっわー、会社名が通じるってめっちゃラク~~!!」て思いました。

だって中小企業にいた頃は何度も名前をまちがえられる(特に電話ごし)ので

 

マクリン

東京の「ト」! 伸ばし棒! 近畿の「キ」!~~(以下つづく)

 

てな感じで、どっかのオペレーターみたいな伝え方をしていました。

だれも名前を知らん会社の営業マンが大企業を取り込むという図式はけっこう好きでしたけど。

だれもが社名を知っているということは、会社の看板で仕事をしやすいですし、お客さんからの信用も得られやすいです。

友人や家族から社名を訊かれて伝えても、だれもが知っている安心感、ときに優越感もあります。

 

あと中小企業のデメリットに上がっていたのとは逆で、人材がメリットです。

 

マクリン

びっくりするくらい、まともな人が多いですよ!

 

だれもが知っている会社だから、その社名だけでどんどん人が応募してきます。

人事部はたくさん応募してくる中から選定できるので、とうぜん人材の平均レベルは上がるわけです。

人材レベルが一定以上だと、「アイツもっとちゃんと仕事せえや!」とかしょうもないことでイライラする機会は減ります。

バランスの良い人が多くなるので、人間関係のこじれも少ないですし(全くないわけでもありませんが)。

 

 

そして、中小企業では「へ? なにそれ?」状態だった、ワークライフバランスへの理解がとても進んでいます。

というか、大企業ほど企業イメージを大事するからでしょう。

社員を大切にあつかっているイメージづくりに、ワークライフバランスって手っ取り早いから。

 

マクリン

だから中小企業ではテッペン越えだった僕も、6時台には帰宅しています。

 

ものすごい変化でしょう。

7時になったら強制的に退社させられますから。

あと最近では「女性の管理職比率」もすっごい気にしてます。

 

 

最後にイヤらしい話ですが、大企業は給料が高い!

中小企業で毎晩テッペン越えだったときの給料 < 大企業で毎晩残業ナシの給料」ですから。

 

マクリン

実におっそろしい給与水準の差ですよコレは……!

 

さらに家賃補助や年間休日もたんまりあるので、「こんなに恵まれたらバチあたるんちゃうかな」という気分になります……。

 

 

大企業で働くデメリット

まず仕事がおもろくありません。

いや、全くおもしろくないわけではないのです。

「中小企業にくらべると」どうしても面白みが欠けてしまうのです。

とはいえ、これは仕方ない部分もあります。

中小企業が本当に自由なフィールドで営業できるのに対し、大企業はガチッと決められた枠組みの中で動かないといけないですから。

一人ひとりの裁量が小さく、かぎられた範囲の中で仕事をすることになります。

 

マクリン

中小企業の経験者だと、とくに閉塞感を感じるかもしれません。

 

ちなみに僕は感じています。

 

そして、何かを決めるときの意思決定が早くありません。

大企業である分、いろいろな人がひとつの事業に関わっていて、承認を得ないといけない人数が多くなってしまいます。

いまの会社は外資系なので、さらに海外にまで承認をもらわないといけなかったりすることがあります。

彼らは日本の事情を分かっていないので、理解を得るのはそりゃあもう大変です……。

 

マクリン

社員の平均レベルは高い一方で、保守的で自分の評価につながることしかやらない人が多いです。

 

大企業の評価基準が明確だからこそ、そういう人が増えてしまうのかもしれません。

中小企業にいたような、自分の損得関係なく協力してくれる人はめっちゃ少ないです。

また、社内で打ち合わせをしていてよくあることなんですが、こちらのお願いごとがたとえお客さんに役立つことであっても、自分の評価につながらないことなら、なるべくやらない方向へと持っていきます。

そういう場面に遭遇するたび「あー、つまらん人だなぁ」と思います。

そう思う頻度は大企業で働いてから格段に増えました。

 

マクリン

大企業は社員数が多い分、中小企業にくらべて昇格・昇進がかなり大変です。

 

どうしても母数が増えて全体のレベルが上がるので、周りより目立つこと・抜きん出ることが難しくなります。

通常の成果では簡単に埋もれてしまいます。

評価されるためには、「大企業の社員らしくないモノ」を持っている必要があります。

僕は運よく評価されているほうですが、それは中小企業での労働経験で得た「アイデア」、「強い意志」、「実行力」が今でも通用しているからに他ならないです。

 

 

大企業での働き方

中小企業ではたくさんの時間を仕事に使うことができました。

多くの業務をこなすためになるべく効率的に仕事を行ってきたつもりですが、どこかで仕事の生産性を無視していた部分は否めません。

 

マクリン

まあ今日もどうせテッペンまで行くだろうから、コレとソレは定時後からやろうかな

 

とか考えながら、仕事していることが多かったのです。

仕事の始まりから「定時後にやること」を決めていたら、余計に仕事が終わりません。

一方、大企業では決められた退社時間までに仕事を終えないといけません。

 

マクリン

いやがおうにも仕事の生産性を上げないといけなくなりますよね。

 

周りよりも評価される仕事を目指すならばなおさらです。

中小企業では、膨大な時間にたよって生産性を度外視できていた部分がごまかせなくなります。

生産性を意識することで仕事に大きな変化が生まれました。

かつての僕は、すべての仕事を100パーセントにちかい完成度に仕上げて終わらせることを心がけていました。

それが本質的に100パーセント必要かどうかは別にしてです。

いまの僕は、社内あるいはお客さんが要求する完成度で仕事を終わらせるようにしています。

ムダな完ぺき主義をやめました。

 

マクリン

あと、今日やらなくていいことは今日やらないです。

 

以前の僕は、その日のうちにやると決めたことは必ずその日のうちに終えるようにしていました。

それが本質的にその日中に終わらせる必要があるかどうかは別にしてです。

ムダな「その日終わらせたるねん」ルールを取っ払いました。

仕事の進め方もずいぶん変わりました。

ゴハンにたとえるとこんな感じです。

 

  • かつての僕:ハンバーグを全部食べてからエビフライに着手。エビフライを全部食べてからライスを食べる。
  • いまの僕:ハンバーグとエビフライとライスを少しずつ食べていく。プチトマトは合間に一口でパクリ!

 

ひとつの仕事を終えるまでほかの仕事をやらないのは、生産性を落とすことにつながってしまいます。

なので、いろいろな仕事を少しずつ進めていきながら、合間に小さい仕事があれば、それは一瞬で終わらせる、といった感じでやるようにしています。

大企業は本当の意味での自由な仕事はやりづらい環境です。

 

マクリン

だからといって自由にやることをあきらめてはいけません。

 

不自由な枠組みの中でいかに自由なことをやり続けるかが勝負だと思います。

不自由さの中でもがきながら新しいことを創造するのもなかなか楽しいものです。

 

 

 

中小企業から大企業へ転職するために使った転職サービス

最後に転職の話をします。

中小企業から大企業に転職することは、なかなかハードルが高いと思われがちです。

 

マクリン

実際のところ全くそんなことはありませんよ!

 

まず途中で書きましたとおり、大企業でやっていける能力は中小企業で身に付きます。言い換えると「大企業でないと身に付かない能力はない」ということです。

但し中小企業で「傍から見て分かりやすい実績を挙げること」だけは意識するようにしましょう。常に良い実績でなくても、ピンポイントで抜粋して良さそうに見えれば、それでも構わないのです。

採用担当者から「うちの会社で働いても活躍してくれそうだな」というイメージ作りに貢献してくれるからです。

転職サービスも特別なものを使う必要はありません。

僕はDODAを使って転職しました。理由は以下の2点からです。

  • 大手サービスだと案件数が多いから
  • キャリアアドバイザーと相談しながら決めたかったから

「ここでないといけない!」というのはありませんが、案件数を考慮するとやはり大手エージェントです。

同じく中小企業から大企業へ転職したヨメは、リクナビネクストを使っていました。

エージェント・サイトのいずれで進めるかは、相談を軸にするのか、あるいは自分のペースでやりたいのか、ご自身の性格に合わせて検討するといいでしょう。

 

 

 

まとめ

今回の記事は「中小企業から大企業に転職して感じた働き方の違い・メリットデメリット」について書きました。

結論は「いずれの企業でもそこでしか得られない経験・スキルがあるから、どっちがいいとか選べない」です。

中小企業で自由に働く経験があったからこそ、大企業の不自由さの中でも新しいことを見つける力があります。

大企業で生産性を意識して働いた経験があれば、中小企業では短時間でさらに多くの業務をこなせていたかもしれません。

ビジネスマンとしては、中小企業・大企業双方の経験があれば、多角的な視野をもつことができるので良いことしかありません。

 

マクリン

働き方ってホント奥が深いですよね。

 

どうも、マクリンでした。

 

 

 

 

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