どうも、iPhone 7からiPhone XS、さらにiPhone 11 Proに乗り換えたマクリン( @Maku_ring)です。
iPhone 11 ProはiPhone XSの後継機種にあたります。
改善点は主に2つでバッテリーとカメラ。

カメラはハイエンドスマホで主流のトリプルカメラ(三眼)を搭載し、巷では「タピオカメラ」とも呼ばれ、話題になりました。

それ以外はiPhone XSと大きく変わるものでもなく、無理に変える必要はなかったのですが……ガジェットブロガーの血が騒ぎ、ついつい買ってしまいました。



妻の怒号を背に、iPhone 11 Proの厳かな箱を見てほくそ笑んでいました。
iPhoneは、外箱の上蓋を開封するときのワクワク感を生み出すため、開くまでの秒数にこだわりを持って作られています。
せっかくなので「iPhone 11 Pro開封の儀」を動画に収めました。

そんなわけで本記事は「【iPhone 11 Pro比較レビュー】iPhone XS/7との違い・外観・機能・カメラまとめ【評判・口コミ】」について書いていきます。
タップできるもくじ
iPhone 11 Proの外観と付属品
電源を立ち上げると、いま使っているiPhoneを近づけるだけで、既存のApple IDでサインインできるクイックスタートに対応しています。

iPhone 11 Proは、2種類の電話番号(キャリア)が使えるデュアルSIM仕様。
とはいえ、SIMカードが物理的に2枚入るわけではありません。
もう1枚のSIMは本体内蔵のeSIMです。
eSIMは、電話番号情報をネットワーク経由で書き込んで契約する形式で、国内キャリアは現在IIJmioのみが対応しています。
iPhone 11 ProはXSと同様のベゼルレス(フチ無し)で、ディスプレイの表示範囲が大きいです。
僕が購入したのは新色のミッドナイトグリーンで、オリーブ色の要素も入った深いグリーン。
上質かつ落ち着いたカラーで、一番人気もうなづける魅力的な色です。
iPhone 11 Proの特筆すべき点が背面ガラスの処理。
……し、指紋が付かないだと⁉️ pic.twitter.com/yeBlhKQ3b4
— マクリン (@Maku_ring) 2019年9月20日
iPhone XSが鏡面仕上げで指紋ベッタベタだったのに対し、iPhone 11 Proはマットなスリガラス状に仕上がっており、指紋が全くつきません。

指紋を取るためだけにタッチパネルクリーナーをふだんから持ち歩いている僕にとっては、これだけでも乗り換えて良かったと思える神仕様です。
細かいですが、カメラの出っ張り部分もふくめて一体成型になっているのは、所有欲を高めてくれます。

カメラがさらに高機能となっているので、1mm程度の飛び出しは致し方ないところでしょう。
iPhone 11 Proの側面は、光沢のあるステンレススチール(SUS)製であり、耐久性と耐食性(さびにくさ)にすぐれています。
USBタイプCになると期待されていた端子はLightningのままで、この点はやや残念でした。
ディスプレイから向かって右側にサイドボタン、左側にはマナーモードスイッチと音量ボタンが付いています。
iPhone 11 Proの付属品は、イヤホン・Lightningケーブル・USB充電器と、往年のラインナップです。
ただし、iPhone 11 Proは高速充電に対応し、従来のiPhone付属の5W電源アダプタではなく、18W USB-C電源アダプタがついています。
それにあわせてケーブルもUSB-C to Lightningケーブルとなっています。

それではiPhone 11 Proの機能面を、iPhone 7やXSとの比較から紹介していきます。
iPhone 11 ProとiPhone XS・7の違いを比較
iPhone 11 Proはベゼルレスのため、サイズは71.4 x 144 x 8.1mmと、それほど大きくありません(iPhone XSとほぼ同じ)。

重さは188gで、iPhone 7の138gやiPhone XSの174gに比べてやや重いですが、重心のバランスが良く、苦に感じませんでした。
それではスペック比較をしていきます。
5.8インチの有機ELディスプレイ採用
iPhone 7とサイズはほとんど変わりませんが、そのディスプレイサイズは大きく異なります。
発色の良さもかなり異なり、有機EL(iPhone 11 Pro)と液晶(iPhone 7)の実力差が如実にあらわれています。

次にiPhone XSとの比較です。
iPhone XSは「Super Retina HDディスプレイ」、11 Proは「Super Retina XDRディスプレイ」と呼ばれているのですが、ぶっちゃけ違いが分かりませんでしたw
というのも、両者とも有機ELディスプレイ、しかも解像度も同じ2436 x 1125ドット。
輝度はiPhone 11 Proのほうが高いようですが、一般人にはもはや分からぬせめぎ合いをしている雰囲気です。
ちなみに液晶保護フィルムは、必須レベルで貼っておきましょう。
息の詰まる瞬間😨
エンジニアやってた頃は、無塵服着てクリーンルームでやってました😇#iPhone11Pro pic.twitter.com/AZsJkkVQah
— マクリン (@Maku_ring) 2019年9月21日
愛用の保護フィルム
製品名 | iPhone 11 Pro | iPhone XS | iPhone X | iPhone 7 |
ディスプレイ | 5.8インチ有機EL | 5.8インチ有機EL | 5.8インチ有機EL | 4.7インチ液晶 |
解像度 | 2436 x 1125ドット | 2436 x 1125ドット | 2436 x 1125ドット | 1334 x 750ドット |
サイズ | 71.4 x 144.0 x 8.1mm | 70.9 x 143.6 x 7.7mm | 70.9 x 143.6 x 7.7mm | 67.1 x 138.3 x 7.1mm |
重さ | 188g | 177g | 174g | 138g |
顔認証のFace IDを搭載
ロック解除・承認のシステムは、指紋認証(Touch ID)ではなく顔認証(Face ID)を採用しています
iPhone XSのFace IDもそこそこ優秀でしたが、(僕の場合は)メガネを取ると認識されないことがありました。
しかし、iPhone 11 Proではその点の改善が見られ、メガネなしでも100%ロック解除できるようになりました。

この処理速度には、iPhone 11 Proが搭載するCPU(脳みそ)の性能が関係しています。
iPhone 11 Proは、XSに載っているCPUより1世代先のA13を採用しています。
製品名 | iPhone 11 Pro | iPhone XS | iPhone X | iPhone 7 |
CPU | A13 Bionicチップ | A12 Bionicチップ | A11 Bionicチップ | A10 Fusionチップ |
iPhone 11 ProのA13は、iPhone XS搭載のA12よりも20%の性能向上と30%の省電力を達成しています。

Qiワイヤレス充電と高速充電に対応
iPhone 7との違いとして、iPhone XSとiPhone 11 Proはワイヤレス充電規格のQiを搭載します。
ただし本体にはQi対応ワイヤレス充電器が同梱されていません。
スタンド型なら「Anker PowerWave 7.5 Stand」、パッド型なら「Belkin BOOST UPワイヤレス充電パッド」がおすすめです。
Anker PowerWave 7.5 Standレビューはこちら
BOOST UPワイヤレス充電パッドレビューはこちら
またiPhone 11 Proは前述のとおり、18W USB-C電源アダプタとUSB-C to Lightningケーブルが付属し、高速充電に対応しています。
その出力は実際、iPhone XS付属の5Wアダプタの3倍近く出ており、30分で50%に到達するスピード充電の片鱗が垣間見えました。
ホームボタンを廃し豊富な操作アクションを用意
iPhone 11 ProとiPhone XSにはホームボタンがありません。
その代わり、豊富な操作アクションが用意されています。

基本操作の一例を紹介します。
コントロールセンター
ディスプレイの右上スワイプで、コントロールセンターが呼び出せます。
ホーム画面の表示
画面中央下のバーを下から上にスワイプすると、ホーム画面にもどります。
アプリ表示・タスクキル
バーを上にスワイプして止めると、アプリ表示やタスクキルができます。
アプリ切り替え
アプリ起動中にバーを横にスワイプすると、アプリを切り替えることができます。
スクリーンショット
サイドボタンと音量+ボタンを同時押しすることで、スクリーンショットが可能です。
タピオカメラ搭載で超広角から望遠まで対応
iPhone 11 Proはタピオカメラ、いやトリプルカメラを搭載しています。

iPhone XSは画質劣化なしの2倍光学ズーム(望遠)が可能でしたが、iPhone 11 Proはさらに0.5倍の超広角にも対応しているのです。
つまり、35mm換算で13mm・26mm・52mm、3種の焦点距離を持つカメラ(だからトリプル)を搭載しています。
インターフェースも優秀で、レンズの切り替わりに気付かないほどスムーズに、スライダーだけでズーム操作を可能としています。
中でも13mmの超広角は使い勝手抜群で、広大な風景を1枚でおさめることができます。

もうひとつ、iPhone 11 Proの新機能が、暗所や夜景で活躍するナイトモードです。
光量の少ない場所で撮影しようとすると、左下の黄色いナイトモードボタンがアクティブになります。
こちらをタップすると、暗所に最適なシャッター時間に自動調整され、暗い場所でバッチリ撮影することができます。
同じ風景を通常モードとナイトモードで撮影比較したところ、空の色と建物の存在感がナイトモードでは明瞭になっているのが分かります。
通常モードで撮影

製品名 | iPhone 11 Pro | iPhone XS | iPhone X | iPhone 7 |
メインカメラ | 1200万画素 x 3 F値1.8、2.4、2.0 | 1200万画素 x 2 F値1.8、2.4 | 1200万画素 x 2 F値1.8、2.4 | 1200万画素 F値1.8 |
インカメラ | 1200万画素 x 2 F値2.2 | 700万画素 x 2 F値2.2 | 700万画素 x 2 F値2.2 | 700万画素 F値2.2 |
防水性能とバッテリーが向上
iPhone7以降のiPhoneは防水・防塵仕様です。
iPhone 11 ProはXSと同じIP68等級であるものの、水深が2mから4mにアップし、その性能はさらに向上しています。
- iPhone 7 IP67等級(水深1mで30分間耐えられる)
- iPhone X IP67等級(水深1mで30分間耐えられる)
- iPhone XS IP68等級(水深2mで30分間耐えられる)
- iPhone 11 Pro IP68等級(水深4mで30分間耐えられる)
iPhone 11 Proは、消費電力の小さい有機ELディスプレイ採用にくわえ、A13搭載による省電力化で、iPhone XSよりさらに4時間のバッテリー延伸を実現しています。
製品名 | iPhone 11 Pro | iPhone XS | iPhone X | iPhone 7 |
ビデオ再生時間 | 18時間 | 14時間 | 13時間 | 13時間 |
パフォーマンスが向上しているにもかかわらず、ソフト面の改善でロングバッテリーを実現しているのは素晴らしいです。
これはもはや、モバイルバッテリーの出番がほとんど無いのではないでしょうかw
Sponsored Links
iPhone 11 Pro評判・口コミ
iPhone 11 Proの評判や口コミを、Twitterから拾ってみました。
カメラの性能を中心にその使い勝手は評価が高く、全体的に満足度が高いことがうかがえます。
東京ディズニーシー
Tokyo Disneysea全ての写真をiPhone11 Proで撮ってみました📱
このクォリティ機材が常にポケットに入ってる状態!
iPhone 恐るべし‼️#iPhone11Pro pic.twitter.com/dzZQZQTX00— ちゃん★ (@mickey2017d) 2019年9月22日
ではいよいよ、iPhone11Proのナイトモードの性能を確認しよう。
1枚目はiPhone XRのカメラの画面をスクショしたもの。2枚目はiPhone XRのスマートHDRで撮影したもの。3枚目はiPhone11Proのナイトモード&スマートHDRで撮影したもの。ヤバすぎるっしょwwww pic.twitter.com/Omd4qj3eNs
— たかめ®︎ (@gaojie_TKM) 2019年9月22日
iPhone7とiPhone11Proナイトモード pic.twitter.com/yCJiot6Vxy
— モンスターズインク名言bot (@MonstersIncAN) 2019年9月22日
凄いぞiPhone11PRO 約4時間ドラクエウォークつけっぱなしにして、まだ4割バッテリー残ってるぞ!! pic.twitter.com/vzBGuJOpg5
— つるぎ@千葉アルバトロス71敗ペース🐶💙🍡 (@tsurugiMHW) 2019年9月21日
引き続き新iPhoneの広角カメラレビュー。川渡らず三棟画角に入る感動を、晴海民には共有したい。笑
iPhoneはアクションカメラのライトユーザーを奪いにきてるね。GoProいらないと思っちゃうもん。
それにしても天気悪いw#iPhone11pro pic.twitter.com/brQGTrDONV— WDH (@monryuuuu) 2019年9月20日
iPhone 11 Pro比較レビューまとめ
本記事は「【iPhone 11 Pro比較レビュー】iPhone XS/7との違い・外観・機能・カメラまとめ【評判・口コミ】」について書きました。
- 5.8型の有機ELディスプレイ
- 軽快動作のA13チップ
- 顔認証のFace ID
- ワイヤレス給電規格のQi
- 高速充電
- タピオカメラによる0.5倍〜2倍光学ズーム
- 防水・防塵機能
iPhone 11 Proは、これまでXSを使用していた僕にとって大きな変更はありませんでした。
ですが、背面のマットな質感やバッテリー向上、カメラの高機能化など、使い勝手にかかわる部分で改善が見られ、確実な進化を感じ取ることができました。
Apple Watchも組み合わせれば、その魅力はさらに増します。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。







初めまして。いつもブログ読んだり参考にさせていただいています。
といっても今回は、iPhone11Proのレビューを探していたところ、たまたまこちらの記事にたどり着きました。
現在7plusを使っているので、7との比較はとても参考になりました。
11Proお値段高いですがやはりいいですね。カメラとバッテリー性能が素晴らしすぎます!
良記事をありがとうございますm(__)m
ちなみにお時間あったらでよいのですが、現時点でタピオカメラに傷が付いたりはされてますでしょうか?
出っ張りが少々気になっておりまして。よろしくお願いいたします。
ネムさん、
コメントありがとうございます(*´ω`*)
>ちなみにお時間あったらでよいのですが、現時点でタピオカメラに傷が付いたりはされてますでしょうか?
僕は買ってすぐに「REAL EDGE」というバンパーをはめたので、現時点でもタピオカメラに傷ついていません。
危惧されているとおり、キズは付きやすいはずなので、購入されましたらすぐにバンパーもしくはカバーを付けることをおすすめしますm(_ _)m
7シリーズから機種変されましたら、その進化に驚かれるはずです!
マクリンさん、
ご返信ありがとうございますm(__)m
やはり傷付きやすいんですね。。。ご丁寧にありがとうございます。
11Pro購入したらマクリンさんの記事を参考に即バンパーをつけたいと思います!