中国発祥のLenovoは、2004年にIBMのPC部門とサーバー部門を買収したことをきっかけに、今やPCの世界シェアNo.1企業にまで成長しました。
日本の大手PCメーカーのNECや富士通のPC事業も、その傘下に置くほどです。
そんなLenovoが展開しているゲーミングPCのブランドが「Legion(レギオン)」。
ただし、ドスパラやマウスコンピューターもしくはパソコン工房といったBTOメーカーで購入する人が多いでしょう。
これらに比べると「Legion」は、その良さが十分伝わっていないかもしれません。
でも、質感やデザイン面ではもっともおすすめのメーカーなんですよ!
そこで本記事では、LenovoのゲーミングPC「Legion」の特徴を解説し、おすすめのゲーミングPC・ゲーミングノートPCを7つ厳選して紹介します。
目次(気になる項目をクリック)
LenovoのゲーミングPC「Legion」の特徴
Lenovoが展開するゲーミングPC「Legion」の特徴をくわしく解説します。
- コスパ良しのゲーミング専用モデル
- モデル名で搭載CPUがわかる
- SDDとHDDがセットの大容量モデルが豊富
- 冷却システムへのこだわり
- スタイリッシュなデザインが人気
- ゲーミングに特化したサポート
- AR/VRにも注力
コスパ良しのゲーミング専用モデル
他のBTOメーカーと比べ、コスパの良さが目立つのがLegionです。
その秘密は2つあり、1つはLenovoの会社の規模。
前述のとおり、Lenovoは世界No.1のBTOメーカーで会社の規模が大きいので大量生産が可能です。
そのため、他のBTOメーカーと比べ、安い価格を実現できています。
もう1つの理由は、ハイスペックよりもミドルスペックぐらいを目指した構成のモデルが多いこと。
ハイスペックの構成にすると、CPUとグラボだけで価格が20万・30万を超えてしまいます。
その点Legionの構成は「ミドルスペックだけど十分ゲームを遊べる」というモデルが多いです。
つまり、ゲーム始めたての初心者やカジュアルに楽しみたいユーザーが、満足できるラインナップが豊富なのです。
価格が安いうえにゲームも快適に遊べるから最高!
モデル名で搭載CPUがわかる
Legionはそのモデル名に特徴があり、搭載されているCPUが、一目で分かるようになっています。
モデル名の末尾に「i」が付いていたらIntel製、付いていない場合はAMD製のCPUが搭載されています。
CPUに好みがある人からすれば、モデル名を見ただけでIntelかAMDか判別がつくのはうれしいですよね。
SDDとHDDがセットの大容量モデルが豊富
Legionは、ディスク容量が豊富なことも特徴の一つです。
スペック重視のゲーミングPCだと、ディスク容量が犠牲になりがち。
その点LegionのデスクトップならSSDにくわえ、1TBもしくは2TBのHDDを搭載しているモデルが豊富です。
それゆえ購入時にディスク増設を検討する必要はないですし、購入してから当面の間ディスク容量で悩むこともありません。
冷却システムへのこだわり
通常のPCと異なり、さまざまな処理が高速で行われるゲーミングPCは、熱も大量に発生します。
そのため、通常のPC以上の冷却効率を求められるのがゲーミングPCです。
しかし、ゲーミングノートPCの場合、デスクトップほど内部にスペースが無いので、ファンをいくつも載せるわけにはいきません。
そこでLegionは「Legion Coldfront (レギオン・コールドフロント)」という冷却システムを開発しました。
この冷却システムはCPUとGPU、それぞれのファンの回転数をAIが最適化してくれるのです。
負荷のかかるゲーム中でも最高のパフォーマンスを発揮できるように、AIがファンの回転数を調整します。
冷却システムがデスクトップより弱いゲーミングノートPCには、ありがたいシステムですね!
スタイリッシュなデザインが人気
Legionはデザインの秀逸さにも定評があります。
ノートは薄型でスタイリッシュなデザインが魅力的。
デスクトップのケース自体はシンプルですが、サイドパネルは内部が見える強化ガラスを採用。
さらに、その内部には1680万色に対応したLEDが搭載されています。
妖艶に光るライティング効果は、個性ある空間づくりの手助けにもなること間違いなしです。
ちなみに、2021年のグッドデザイン賞で13製品も受賞してますよ!
ゲーミングに特化したサポート
Legionにはゲーミングに特化したサポート、Legion Ultimate Support(レギオン・アルティメット・サポート)があります。
これはゲーミングPCのみならず、最新ゲームの推奨環境や快適にプレイするための必要な知識まで、幅広いサポート範囲が特徴的。
24時間いつでも対応してくれます。
しかも、このサポートスタッフは、実際にプレイ経験のある熟練プレーヤーたちばかりなのです。
ゲーマーにとって当たり前の用語が説明なしで通用するだけでなく「どうすればゲームで勝てるようになるか」といった相談にまで答えてくれます。
ゲーム初心者にとくに心強い存在となるのが、このLegion Ultimate Supportでしょう。
AR/VRにも注力
Lenovoは、近年注目されているARやVRにも力を入れている企業です。
ARスマートグラスの「ThinkReality A3」が国内で2022年4月から販売開始となり、話題となったことも記憶に新しいです。
また、ゴーグル型VRヘッドセットも、2018年にGoogleと共同開発した「Mirage Solo」を発売しています。
ARやVRにも関心の強い企業だけに、LegionもVRゲームを快適に楽しめるモデルが豊富にそろっています。
メタバースの世界を体験してみたい人にもおすすめですよ!
LenovoのゲーミングPC「Legion」のおすすめ3選
LenovoのゲーミングPC「Legion」のおすすめを紹介します。
機種名 | 特徴 | CPU | メモリ | グラボ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
Legion T750i | どんなゲームも遊べるハイスペックモデル | Core i9-10900K | 32GB | GeForce RTX 3080 LHR 10GB | SSD 512GB HDD 2TB | 242,990円 |
Legion T570i | コスパ最高なミドルスペックモデル | Core i7-12700F | 16GB | GeForce RTX 3060 12GB | SSD 512GB HDD 1TB | 189,090円 |
Legion T550 | ゲーミングPC初心者向けのエントリーモデル | Ryzen 7 5800 | 16GB | GeForce RTX 3060 LHR 12GB | SSD 256GB HDD 1TB | 154,800円 |
どんなゲームも遊べるハイスペックモデル|Lenovo Legion T750i
製品名 | Lenovo Legion T750i |
製品番号 | 90Q800EDJM |
CPU | Core i9-10900K |
GPU | GeForce RTX 3080 LHR 10GB |
メモリ | 32GB DDR4 |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | 2TB |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
価格 | 242,990円 |
- グラボは最高クラスのRTX 3080搭載
- 水冷式クーラーで冷却効果抜群
- 拡張性が高く、後から増設もしやすい
- ゲームも実況も快適なハイスペックモデル
「Legion T750i」は、Legionシリーズでも最高峰のモデルです。
その中でもおすすめしたい構成が、製品番号90Q800EDJMのモデルです。
このモデルのCPUは第10世代のCore i9ですが、10コア20スレッドで第12世代のCore i7より優秀です。
さらにグラボ最高クラスのRTX 3080を搭載しているので、Apexで200fps超えも可能。
どんなゲームでも快適に遊べますし、高画質での実況配信やエフェクトを駆使した動画編集も難なくこなす万能モデルです。
価格の高さがネックですが、予算に余裕があってハイスペックにこだわりたい人はぜひ検討してください。
コスパ最高なミドルスペックモデル|Lenovo Legion T570i
製品名 | Lenovo Legion T570i |
製品番号 | 90SV009VJM |
CPU | Core i7-12700F |
GPU | GeForce RTX 3060 12GB |
メモリ | 16GB DDR5 |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | 1TB |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
価格 | 189,090円 |
- グラボはRTX 3060搭載
- CPUは第12世代Core i7
- SSD 512GBとHDD 1TBの大容量
- ゲームでパフォーマンスを発揮するミドルスペックモデル
「Legion T570i」は、ロースペックからハイスペックまで構成が幅広く用意されているモデルです。
その中でもおすすめしたい構成が、製品番号90SV009VJMのモデルです。
このモデルは第12世代のCore i7、RTX3060、そしてメモリは最新のDDR5を搭載した申し分のないスペック。
ゲームのみならず、クリエイティブな作業でも高いパフォーマンスを発揮します。
ストレージもSSD 512GBにくわえ、HDDが1TB搭載されているので、容量の心配もありません。
どのパーツも優秀なスペックで構成されていることを考えると、コスパ最強モデルといっても過言ではありません。
20万円台の予算でゲーミングPCを探している人にぜひおすすめしたいモデルです。
ゲーミングPC初心者向けのエントリーモデル|Lenovo Legion T550
製品名 | Lenovo Legion T550 |
製品番号 | 90RC01L5JM |
CPU | Ryzen 7 5800 |
GPU | GeForce RTX 3060 LHR 12GB |
メモリ | 16GB DDR4 |
SSD | 256GB NVMe |
HDD | 2TB |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
価格 | 154,800円 |
- グラボはRTX 3060搭載
- SSD 256GBとHDD 2TBの大容量
- 実況配信にも耐えられるスペック
- 低価格でゲーミングPC初心者におすすめ
「Legion T550」は、ロースペックからミドルスペックに焦点を当てたモデル。
その中でもおすすめしたい構成が、製品番号90RC01L5JMの直販モデルです。
Ryzen 7は第12世代のCore i7と比べると見劣りしますが、グラボがミドルクラスのRTX 3060を搭載し、フルHDでゲームを快適に楽しむには十分なスペックです。
SSDが256GBと少なめですが、2TBのHDDが搭載されているので容量の問題はありません。
快適にゲームを遊びたいけど価格は20万円以下でおさえたい、という人はこのモデルを検討してみてください。
LenovoのゲーミングノートPCおすすめ4選
LenovoのゲーミングノートPCのおすすめを紹介します。
機種名 | 特徴 | CPU | メモリ | グラボ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
Legion 770i | カスタマイズ可能なハイスペックノート | Core i7-12800HX | 16GB | GeForce RTX 3070 Ti 8GB | SSD 1TB | 345,180円 |
Legion Slim 770i | 薄型軽量なのにゲームも快適に遊べる | Core i7-12700H | 16GB | GeForce RTX 3060 Laptop 6GB | SSD 1TB | 227,920円 |
Legion 570 Pro | ゲームプレイに最適化されたミドルスペックノート | Ryzen 7 6800H | 16GB | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU 4GB | SSD 512GB | 161,700円 |
Legion T550Pi | 10万円以下で買える初心者向けゲーミングノート | Core i5-10300H | 8GB | GeForce GTX 1650 4GB | SSD 512GB | 114,800円 |
ゲーミングノートPCのおすすめは、こちらの記事でも紹介していますので、あわせて参考ください。
カスタマイズ可能なハイスペックノート|Lenovo Legion 770i
製品名 | Lenovo Legion 770i |
製品番号 | 82TDCTO1WWJP1 |
CPU | Core i7-12800HX |
GPU | GeForce RTX 3070 Ti 8GB |
メモリ | 16GB DDR5 |
SSD | 1TB NVMe |
HDD | なし |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
価格 | 345,180円 |
- グラボはRTX 3070Ti搭載
- CPUは第12世代Core i7
- 冷却システムはLegion Coldfront 4.0
- さらにカスタマイズ可能な最高級モデル
「Legion 770i」は、最高クラスのハイスペックゲーミングノートです。
このスペックなら、どの構成のモデルでもゲームのみならず、ゲーム実況や動画編集も快適に行えます。
その中でもおすすめしたい構成が、カスタマイズも可能な製品番号82TDCTO1WWJP1のモデルです。
カスタマイズ可能な項目は以下の5点。
- CPU → Core i9 12900HXに変更可能
- OS → Windows11 Pro 64bitに変更可能
- メモリ → 32GBに変更可能
- ストレージ → SSDを512GBまたは2TBに変更可能
- ソフト → Microsoft Office Home & Business 2021を選択可能
グラボ以外は、さらにアップグレードした内容に変更できます。
予算に余裕があってスペック最高なゲーミングノートを求める人は、こちらのモデルを検討してみてください。
薄型軽量なのにゲームも快適に遊べる|Lenovo Legion Slim 770i
製品名 | Lenovo Legion Slim 770i |
製品番号 | 82TF0075JP |
CPU | Core i7-12700H |
GPU | GeForce RTX 3060 Laptop 6GB |
メモリ | 16GB DDR5 |
SSD | 1TB NVMe |
HDD | なし |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
価格 | 227,920円 |
- グラボはRTX 3060 Laptop搭載
- CPUは第12世代Core i7
- 冷却システムはLegion Coldfront 4.0
- スリムな形状で持ち運ぶ機会が多い人向け
「Legion Slim 770i」は、「Lenovo Legion 770i」をスリム・軽量化したモデル。
そんな「Lenovo Legion 770i」でおすすめする構成が、製品番号82TF0075JPのモデルです。
CPUは第12世代Core i7とRTX3060 Laptopの組み合わせで申し分ありません。
このスペックであれば、Apexやフォートナイトでも高画質で120fpsぐらい出せます。
持ち運ぶ機会が多い人、いろいろな場所へ持ち歩いて遊びたい人は、このモデルをぜひ検討してみてください。
ゲームプレイに最適化されたミドルスペックノート|Lenovo Legion 570 Pro
製品名 | Lenovo Legion 570 Pro |
製品番号 | 82RY0012JP |
CPU | Ryzen 7 6800H |
GPU | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU 4GB |
メモリ | 16GB DDR5 |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | なし |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
価格 | 161,700円 |
- グラボはRTX 3050 Ti Laptop搭載
- 冷却システムはLegion Coldfront 4.0
- 最長11時間のバッテリー駆動
- コスパ最強なミドルスペック
「Legion 570 Pro」でおすすめしたい構成は、製品番号82RY0012JPのモデルです。
Ryzen 7 6800Hは第12世代のCore i7-12700Hと比べ、性能は若干劣る程度。
しかし、消費電力はCore i7よりもRyzenの方が上なので、ノート向きなCPUといえます。
また、グラボはRTX 3050Tiが搭載されているため、Apexやフォートナイトで高画質でも100fps以上を出せます。
ストレージは少し物足りないとはいえ、このスペックで16万円台はお買い得。
「ゲーミングノートでゲームを楽しみたいけど、予算は20万円以下でおさえたい」という人におすすめです。
10万円以下で買える初心者向けゲーミングノート|Lenovo Legion 550Pi
製品名 | Lenovo Legion T550Pi |
製品番号 | 82AY001SJP |
CPU | Core i5-10300H |
GPU | GeForce GTX 1650 4GB |
メモリ | 8GB DDR4 |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | なし |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
価格 | 114,800円 |
- GTX 1650 4GB搭載
- 11万円台が魅力
- 画質にこだわらなければゲームも快適
- カジュアルにゲームを楽しみたい人向け
「Legion T550Pi」は、ゲーミングPC初心者向けのエントリーモデルです。
その中でもおすすめしたい構成は、製品番号82AY001SJPのモデル。
このモデルの一番の特徴は、ゲーミングノートにもかかわらず11万円台であることでしょう。
価格が安い分、スペックは落ちるものの、低画質ならApexやフォートナイトも十分遊べるスペックです。
動画編集も、エフェクトを多用しないシンプルな動画であれば、カクつくことはありません。
「ゲームもクリエイティブな作業もカジュアルに楽しみたい」という人におすすめです。
Lenovoの口コミ・評判
ここでは、LenovoのゲーミングPCに関する口コミや評判を紹介します。
良い口コミ
最近は人気声優やYoutuber、VtuberがPRしていることもあり、ポジティブな意見が多い印象です。
なかでも特に多いのはコスパの良さ。
「低価格のわりにスペックが高く、ゲームも快適に遊べている」という意見が多く見受けられます。
また、スタイリッシュなデザインやデスクトップのLEDライティングも好評のようです。
悪い口コミ
ネガティブな口コミの多くは、サポート対応の悪さでした。
とはいえ、サポート対応に対する不満の声は、どのBTOメーカーでも少なからずあるものです。
それにネガティブな意見よりも「迅速に対応してもらった」「丁寧なサポートだった」という好印象な意見の方が多いです。
近年はとくに、修理サポートが日本国内で行われるようになったので、サポートの質は改善傾向にあります。
サポートの悪い評判は、それほど気にする必要はなさそうですね!
LenovoでゲーミングPCを買うときの注意点
LenovoでゲーミングPCを買うときの注意点を解説します。
- カスタマイズ可能なモデルが限られている
- デスクトップはノートPCほどラインナップが豊富ではない
- モデルによっては納期が長め
- モデルの違いがPC初心者にはわかりづらい
- キーボードや内蔵イーサーネットが無いモデルに注意
- モニターセットはゲーミングPC向きなモニターとは限らない
カスタマイズ可能なモデルが限られている
Lenovoはラインナップが豊富に用意されている分、カスタマイズ可能なモデルは限られています。
また、カスタマイズ可能であっても変更可能なパーツは限られています。
たとえばメモリやストレージを変更できても、CPUやグラボはカスタマイズできないことが多いです。
そのため、自分好みのPCに仕上げたい人には不向きかもしれません。
しかし、PC初心者でパーツにくわしくない人にとっては、構成済みのラインナップから選べた方が安心、という面もあります。
カスタイズできるのはLenovo直販のみです!
デスクトップはノートPCほどラインナップが豊富ではない
LenovoはゲーミングPCにかぎらず、ノートPCのラインナップは豊富です。
その一方、デスクトップのラインナップは少なめ。
Lenovoのサイトでも、デスクトップよりもノートPCのほうが主役的扱いをされています。
これはLenovoがノートPCを主力としているためですが、デスクトップを中心に探しているユーザは物足りなさを感じるかもしれません。
モデルによっては納期が長め
納期は即納の1~2営業日が最短ですが、モデルによっては2週間以上かかるものがあります。
カスタマイズ可能なモデルは納期が長めの傾向があり、最長で3~4週間かかることも。
納期が長くても問題ない場合はいいですが、数日以内に入手したい場合は別のBTOメーカーで探したほうがいいケースもあるでしょう。
モデルの違いがPC初心者にはわかりづらい
Lenovoはさまざまなラインナップ を用意することで、ユーザーの選択肢を広げています。
しかし、これが逆にユーザーを迷わせる原因になっていることもあります。
その一番の原因は、サイト内の商品紹介ページと商品検索にあります。
Lenovoの商品検索は、絞り込み検索の項目が他の国内BTOメーカーのように細かく分かれていません。
性能と価格に違いが出やすいグラボは、絞り込み検索の項目にすら含まれていません。
そのため、PC初心者には価格の違うモデルの差異がわかりづらく、購入モデルを決めきれない可能性があります。
こういう場合は、サポートに問い合わせるか、PCの詳しい知人に相談しましょう!
キーボードや内蔵イーサーネットが無いモデルに注意
キーボードやマウス、内蔵イーサーネットといった細かい製品仕様は、よく確認しておかないと失敗するかもしれません。
これらが付属するかどうかはモデルによって差異があり、同じような構成でもキーボードが付属していないケースが多々あります。
したがって確認せずに購入すると
- 「当然付属していると思っていたキーボードがなかった」
- 「Wi-Fiが弱いから有線LANも使いたかったのに、有線LANを差し込む口がなかった」
という状況になりかねません。
前述の商品検索の話ともつながりますが、残念なことにLenovoのサイトは決して見やすい構造ではありません。
必要な情報を見逃さないように、製品仕様をしっかり確認することが必要です。
モニターセットはゲーミングPC向きなモニターとは限らない
モデルによっては、モニターもセットで付いてくる構成のものがあります。
ただし、モニターはゲーミングモニターが必ずしもセットとは限りません。
ビジネス向けのモニターがセットになっている場合、最大でも60fpsまでしか出せないので注意が必要です。
したがって、セットになっているモニターのリフレッシュレートは必ず確認しましょう。
モニターは「ゲーミングモニターのおすすめ」でくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
LenovoのゲーミングPCよくある質問
LenovoのゲーミングPCに関し、よくある質問を回答します。
Lenovoが「やめとけ」「買ってはいけない」と言われる理由は?
LenovoのPCが「やめとけ」「買ってはいけない」と言われる理由は2つあります。
1つめは、Superfish事件です。
これは2014年にLenovoのノートPCにプリインストールされていたSuperfishが、マルウェアであることをユーザーによって指摘されたことから始まった事件です。
Superfishは別の広告会社が作ったソフトですが、広告表示方法が不正な方法で行われていたため、セキュリティ上の欠陥を生んでいました。
現在はすでに対策済みですが、外部からの攻撃を許してしまう重大なセキュリティホールであったため、大きく報道されました。
2つめの理由は、2015年に発覚したLenovo Service Engineのセキュリティ脆弱性問題です。
LenovoのPCのBIOSファームウェアに含まれるプログラムに、セキュリティ上の欠陥が見つかったのです。
こちらもすでに対策済みですが、セキュリティの問題が立て続けに発覚したことから、Lenovoに対する不信感が強まりました。
このときのイメージから「LenovoのPCを使うのは危ないぞ」「買わないほうがいい」という噂が立つようになってしまったのです。
しかし、Lenovoはこの時の苦境を乗り越え、今やPCの世界シェアNo.1企業になりました。
過去のイメージを引きずった噂に惑わされるよりも、世界が認める現在のLenovoを評価することが大事でしょう。
モニターも一緒に買うならThinkVisionがいい?
Lenovoが発売しているThinkVisonをゲーミングPCのモニターに、と考える人もいるかもしれません。
しかし、ThinkVisonはゲーミングモニターではありません。
リフレッシュレートは60Hzなので、Apexやバトロワ系ゲームのように100fps以上を求められるゲームには適していないのです。
ゲーム目的であれば、ゲーミングPCにはゲーミングモニターをそろえるのが一番です。
Lenovoのサブスク「スグゲー」でレンタルはあり?
「スグゲー」は、LenovoのゲーミングPCをサブスクでレンタルできるサービスです。
「ゲーミングPCをすぐに買いそろえるのは厳しい」という人に向いています。
ただし、以下の2点に注意してください。
- 契約が1年契約か2年契約のどちらかしか選べない
- 年間契約が切れるまえに解約できない
つまり、エントリーパッケージを1年間契約したとすると途中解約はできないので、月額1万円の1年分、12万円の費用が必ず発生します。
「スグゲー」を利用するかしないかは、以上の注意点をふまえたうえで十分に検討することをおすすめします。
ゲーミングPCに詳しくない初心者は、お試し感覚で利用するといいかもしれませんね!
LenovoのゲーミングPC「Legion」まとめ
本記事では、LenovoのゲーミングPCについて以下の6点を解説しました。
Legionは、ロースペックからハイスペックまで、豊富なラインナップを取り揃えています。
しかもコスパのいいモデルが多く、低価格で高性能なゲーミングPCを探している人におすすめです。
価格帯も豊富なので、予算にあわせて目的に沿ったゲーミングPCを選べますよ!
当サイトでは、ほかにもおすすめのゲーミングPCを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。