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グラフィックボードとは? 自作PC初心者でも分かるよう丁寧に解説

こんにちは!パソコン大好きシルバー( @game_chu_s)です!

「自作PCに興味が出てきた!」なんて話を最近よく聞きます。

ゲーミングPCをいろいろと調べているうちに出会う「グラフィックボード」という名称。

「どんなものなんだろう? グラフィックボードがないとゲームできないのかな?」と悩む人も多いのではないでしょうか。

とりわけPC初心者には、グラフィックボードといわれてもよくわからないですよね。

そんなわけで本記事は「グラフィックボードとは? 自作PC初心者でも分かるよう丁寧に解説」について書きました。

グラフィックボードの種類や特徴をおさえて自作PCにチャレンジしてみましょう!

この記事の監修者
マクリン

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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。ガジェット・家電のレビューサイト「マクリン」を運営しています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動。株式会社makuri代表。プロフィール詳細

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グラフィックボードとは?

グラフィックボードはGPU(Graphics Processing Unit)が取り付けられたパソコン内部のパーツ

グラフィックボードとは、GPU(Graphics Processing Unit)という画像処理装置が取り付けられたパソコン内部のパーツです。

GPU(画像処理装置)はグラフィックボードの頭脳部分!

また、GPUに冷却するためのファンなどを取り付けた状態のものを「グラフィックボード」と呼びます。

GPUに、冷却するためのファンなどを取り付けてグラフィックボードと呼ぶ

GPUとグラフィックボードは若干違うものを指しているので少し注意が必要です!

グラフィックボードは、映像をディスプレイに映し出すためには欠かせないアイテムなんです。

また、グラフィックボードにはさまざまな呼び方がありますが、これらは全て同じものを表しています。

  • グラフィックボード
  • グラフィックカード
  • ビデオカード

グラフィックボードの種類

グラフィックボードで検索をすると、どれを選んでいいか困るくらいたくさんでてきます。

実のところ、グラフィックボードの種類は大きく分けて2種類しかありません。

  • NVIDIA社のGeForceシリーズ
  • AMD社のRadeonシリーズ

どちらのシリーズも、型番・ゲーミングデバイスメーカーによって商品数は異なります。

NVIDIAのGeForceシリーズのほうがメジャーなので、初心者の方はそちらを選ぶことをおすすめします!

グラフィックボードを使用する4つのメリット

グラフィックボードの画像処理装置のGPU。

CPU(中央処理装置)に内蔵されている場合が多く、これをオンボードグラフィックボードといいます。

GPUがCPUに内蔵されているなら『グラフィックボードは必要ないのでは?』と思う方も多いと思います!

グラフィックボードを別につけるメリットは主に4つあります。

グラフィックボードを使用する4つのメリット
  1. 快適に3Dゲームをプレイしながら配信できる
  2. マルチモニターにできる
  3. VRを楽しめる
  4. 2D・3D画像や動画編集がスムーズにできる

どんなメリットがあるのか確認していきましょう!

快適に3Dゲームをプレイしながら配信できる

最近のMMO、FPS、バトロワ系ゲームのほとんどは3Dゲームです。

型の古いPCでゲームをしていて「画面がカクカクする」ことを経験した方も多いのではないでしょうか。

3Dゲームを快適にプレイするためには、グラフィックボードが欠かせません。

というのも、美しい景色やバトルシーンなど、目まぐるしく変化するグラフィックを表示させるには、複雑な処理が必要だからです。

グラフィックのことはグラフィックボードに任せるというイメージですね…!

また、グラフィックボードに搭載されたエンコーダに対応する配信ソフトがあれば、プレイ画面を共有したり配信したりしながらゲームを楽しめます。

マルチモニターにできる

2枚以上のマルチモニターにしたいなら、グラフィックボードが欠かせません。

CPUに内蔵されたオンボードのグラフィックボードでは、複数モニターの画像を処理できないためです。

たとえばモニター全画面にゲームを表示させ、もう1枚のモニターで調べ物をしたいときにマルチモニターは便利です。

マルチモニターの使用目的はゲームだけではありません。

複数の画面を開いて仕事をする場合にも有効です。

ただし、モニターの数が多くなれば多くなるほど、PCが重たく感じることもあります。

VRを楽しめる

VR(バーチャル・リアリティー)を楽しむためにもグラフィックボードは必須です。

ゴーグル状のヘッドセットで、画像を左目用と右目用にわけて映し出しているからです。

左右別々に画像を映し出すことで、立体に表現しているのですね。

VRヘッドセットによってグラフィックボードの必要スペックが違ってきますので、購入前によく確認しておくことが大切です。

2D・3D画像や動画編集がスムーズにできる

DVDやBlu-rayの美しい映像をPCで再生させたい場合も、グラフィックボードの出番。

画像処理が得意なグラフィックボードだからこそ映像を楽しめるのです。

たとえばPCを地デジに対応させた場合でも、グラフィックボードの有無で映像の美しさが違ってきます。

また、処理が複雑になってくる画像編集や動画編集も、グラフィックボードを搭載させたPCだと処理がスムーズです。

画像や動画のデータは大きいためです。

PCの動きがカクカクすると感じるなら、グラフィックボードの入手を考えてみてもよいでしょう。

グラフィックボードの確認方法

自分のPCがどのグラボを搭載しているのか確認してみましょう。

確認方法は以下のとおりです。

Windowsの確認方法

一番下の「検索」にdxdiagと入力してDirectX 診断ツールを起動
DirectX 診断ツールの上部にあるディスプレイタブを選択

確認しておく項目は以下のとおり。

  • 名前:グラフィックボードの商品名
  • チップの種類:搭載されているGPUを表す
  • メモリの合計:グラフィックボード専用のメモリ容量
注意
グラフィックボードメモリは増設できません。

メモリが大きいほどグラフィックボードの処理は速くなります。

MaxOSの確認方法

アップルメニューを開き「このMacについて」を選択する
システムレポートをクリック
左側にあるグラフィックス/ディスプレイをクリック
グラフィックボードが表示される

グラフィックボードのメーカー

グラフィックボードのメーカーでも人気のあるメーカーについて解説します。

メーカー名特徴生産国
ASUS(エイスース)PCやマザーボードの生産もしている
ローエンドからハイエンドまで対応
台湾
MSI(エムエスアイ)2000年出荷量世界1位獲得
見た目がかっこいい
冷却性能と静音性を重視
台湾
玄人志向(くろうとしこう)サポートは薄い分価格を抑えている日本
ZITAC(ゾタック)コスパが良い中国
GIGABYTE海外ではASUSについでシェア第2位
ローエンドからハイエンドまで対応
台湾

ASUS(エイスース)

台湾のPCパーツメーカーで、マザーボードで有名です。

世界シェアは第1位なんですよ!

正式名称は、ASUSTeK Computer Inc.(エイスーステックコンピューターインク)といいます。

ASUSのグラフィックボードは信頼性が高いため、迷ったらASUSといわれるほどです。

他のグラボメーカーと比べると価格は若干高めですが、高品質で安定した動作のグラボをお探しならASUSがおすすめです。

価格以上の価値があるといえます!

MSI(エムエスアイ)

冷却性と静音性を重視しているのが、MSIのグラフィックボードです。

正式名称は、MicroStar International(マイクロスターインターナショナル)といいます。

2000年には、グラフィックボードの出荷量が世界1位となりました。

個性的なデザインなため、見た目にもこだわりたい方におすすめです

CFD販売(玄人志向)

日本のメーカー玄人志向は、その名のとおり玄人やマニア向けのPCパーツブランドです。

他のメーカーより安価なのが魅力。

安い理由はカスタマーサポート排除しているからです。

サポートに人件費がかからない分安いのですね。

また、日本語のマニュアルが付属していないのも玄人志向の特徴です。

他では扱っていないような珍しいパーツがあるのも玄人志向の特徴。

玄人志向だけに、上級ユーザーから支持されています。

玄人志向のグラフィックボードは「保証がついていないのでは?」といわれる場合があります。

たしかにキワモノシリーズは初期不良交換のみになりますが、キワモノシリーズ以外のグラフィックボードには1年の保証がついています。

低予算におさえたい方におすすめです。

ZOTAC(ゾタック)

GeForceのみの取り扱いなのがZOTACの特徴です。

比較的安価なアイテムが多く、コスパがよいです。

PCはパフォーマンスがよければよいほどグラフィックボードの大きさは比例して大きくなります。

ですが、ZOTACのグラフィックボードはハイパフォーマンスのモデルでも、グラフィックボードの大きさを小さめにおさえています。

グラフィックボードが大きくなればPCケースも大きくなりますが、ZOTACのグラフィックボードなら省スペースを叶えられます。

サイズをおさえたい方におすすめです。

GIGABYTE(ギガバイト)

PCパーツメーカーのGIGABYTE。

グラフィックボードだけではなく、マザーボードやCPUクーラーでも名をはせています。

独自のゲームブランドを展開し、グラフィックボードやゲーミングPCを発売しているメーカーです。

比較的安価なのが魅力で、独自の冷却システムが大きな特徴。

低価格と安定性を重視したい方におすすめです。

グラフィックボードまとめ

本記事は「グラフィックボードとは? 自作PC初心者でも分かるよう丁寧に解説」について書きました。

ゲームをスムーズにプレイするためには、グラフィックボードが重要です。

自作PCに挑戦するなら、まずは自分のPCにどんなグラフィックボードが積まれているのか確認してみましょう!

また、こちらの記事では、グラフィックボードを搭載するおすすめのゲーミングPCを紹介していますので、合わせてぜひご覧ください!

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