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ECOVACS DEEBOT X1 OMNIをレビュー!デザイン・機能性ともに最高峰の全部入りロボット掃除機

評価:4

どうも、部屋の清掃はロボット掃除機コードレス掃除機のお世話になりマクリンまくり @Maku_ring)です。

我が家で愛用しているSwitchBot S1 Plusふくめ、通常清掃・水拭き・ゴミ収集が全部可能なモデルが増えてますが、気になるのがデザイン性水拭きの弱さ

メカメカしい見た目のロボット掃除機が多く、水拭きもおまけレベルで「もうちょっとキレイにしてほしい…」と感じることも多々あります。

そんな僕の心をギュッと掴むモデルが「ECOVACS DEEBOT X1 OMNI」です。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの外箱

僕でも知ってる著名デザイナーJACOBヤコブ JENSENイェンセンの手掛けたデザインは、複雑な機能を多数搭載するにもかかわらず、シックで洗練された外観に見事おさめています。

吸引力は他の追随を許さぬ5,000Paなのにくわえ、水拭きもかなり強力。

2枚のモップが回転しながらフローリングをゴシゴシこすってくれ、清掃した後の汚水を見ると「こんなに汚れてたのか…!」と驚愕きょうがくするほどです。

スマートスピーカーに頼らない独自の音声操作システムや機能盛りだくさんのアプリなど、まさに最高峰に相応しいモデル。

そこで本記事は外観と付属品を紹介した後、機能面を紹介していきます。

メリット
  • 吸引力が5,000Paと強力
  • 水拭きも強力
  • 自動ゴミ収集ステーション搭載
  • 正確なマップ描画
  • 複数フロア対応
  • モップの給水・洗浄・すすぎ・乾燥まで自動完結
  • スマートスピーカーいらずの音声操作
デメリット
  • デカい
  • 20万円近くする
  • 通常吸引と水拭きの切り替えが手動
  • 音声の認識が若干悪い
ご提供品
本記事はECOVACS様から商品を提供いただき、レビューしています。
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マクリン

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マクリン

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プロフィール

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの外観と付属品

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIは、通常吸引と水拭きに対応するロボット掃除機です。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIは通常吸引と水拭きに対応するロボット掃除機

製品名 ECOVACS DEEBOT X1 OMNI
サイズ 約362 x 362 x 103mm(本体のみ)
約448 x 430 x 578mm(ステーション)
重量 約4.4kg(本体のみ)
約14.3kg(全自動クリーニングステーション)
ダスト容量 400mL
水タンク容量 80mL
紙パック容量 3L
吸引力 最大5,000Pa
バッテリー容量 5,200mAh
駆動時間 約260分(清掃のみ)
約140分(清掃と水拭き)
充電時間 約410分
消費電力 45W(本体)
35W(モップ洗浄時)
1000W(ゴミ収集時)
価格 198,000円

 
掃除機本体はシルバーとブラックのツートーンで、ややスペーシーな見た目をしています。


 
上部には自動モードボタンと円状のTrueMapping距離センサーがついています。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIのTrueMapping距離センサー
 
前面には左からカメラのインジケーターライト・TrueDetect 3Dセンサー・AIVI カメラを搭載しています。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの前面にカメラのインジケーターライト・TrueDetect 3Dセンサー・AIVI カメラ
 
背面には充電コネクター、側面には給水のIN/OUTがあります。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの充電コネクター


 
トップカバーをパカッと開けると、ダストボックスがのぞきます。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIのトップカバーを外した状態
 
格納されているハンドルを上に持ち上げると、ダストボックスはそのまま分離できます。


ECOVACS DEEBOT X1 OMNIのダストボックス
ダストボックスのフロント部には、2種類のフィルター(高性能フィルター / スポンジフィルター)が付いています。

赤いレバースイッチは電源で、その上にはWi-Fiインジケーターがあります。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの電源スイッチ
 
底部には他のロボット掃除機と同様、ローラー型のメインブラシとプロペラ型のサイドブラシを搭載しています。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの底部
 
駆動時に回転するウォッシャブルモップは、底面にそのまま取り付けるだけで水拭きモードとして使えます。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIのウォッシャブルモップ

マクリン
ただ、通常吸引と水拭き清掃がモップの付け外しでしか切り替わらないのはちと不便…。

付属品は以下のとおりです。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの付属品

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの付属品
  • ECOVACS DEEBOT X1 OMNI
  • 全自動クリーニングステーション
  • ダストバッグ
  • ウォッシャブルモップパッド
  • 電源コード
  • メンテナンスツール
 

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIのレビュー

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの特徴を紹介します。

 

給水・排水・モップ洗浄・乾燥まで行う全自動クリーニングステーション

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIは、充電ベースを兼ねた全自動クリーニングステーションを搭載しています。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの全自動クリーニングステーション

マクリン
さすがにゴツい…!

中央部には集塵室があり、引き出すとゴミ収集用のダストバッグが覗き、容量は3Lで約50日分のゴミが貯められます。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの集塵室
 
ダストバッグはスライドすると取り外せるようになっています。


 
トップカバーを開くと、汚水タンク・清水タンク、真ん中にはアクセサリー保管ボックスが格納されています。


 
汚水タンクには水拭き後の水が貯まり、清水タンクはX1 OMNIへ給水する用の水を貯めておけます。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIの汚水タンク・清水タンク・アクセサリー保管ボックス
 
アクセサリー保管ボックスは、スペアのモップパッドとクリーニングブラシをしまえるようになっています。

マクリン
全自動クリーニングステーションはその名のとおり実に多彩!

通常吸引後に本体が戻ってくると、充電を開始するとともに本体内のゴミを収集してくれます。

吸引音は爆音というほどではありませんが、ややうるさいです。ただそれほど長い時間ではないので、不快には感じないでしょう。

水拭き後であれば、ゴミ吸引後に本体内の水を汚水タンクへ排水します。


 
トップカバーを開けると、汚水タンクにくみあげられているのが分かります。


 
さらに驚いたのが、モップの洗浄・乾燥機能までもち合わせていること。

水拭き途中でモップが汚れたら、クリーニングステーションへ一旦戻り、モップの洗浄・乾燥をクリーニングベースで行い、清掃を再開してくれるのです。

まさに全自動の名に恥じない多機能ぶりを発揮してくれます。
 

優秀なマッピング機能

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIは「True Mapping2.0」を搭載し、高精度のマッピング機能をそなえています。

従来のレーザーマッピングに比べ、壁までの距離、家具の位置や形状を高速に測定できるとの触れ込みですが、マッピングの速度ではそこまでの差を感じませんでした。

ただ後述しますが、正確性ではかなり高いレベルにあると感じました。

各設定や操作は、専用アプリ「ECOVACS HOME」から行えます。

ECOVACS HOME

ECOVACS HOME

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Wi-Fiは2.4GHz帯ならびに2.4GHz/5GHz混在(おそらくメッシュWi-Fi想定)をサポートし、5GHz帯単独ではつなげないので注意ください。


 
初めての場所で清掃する際は、最初にマッピングをざっと実施し、部屋全体の間取りの把握を行いますが、これがかなり正確。



マクリン
まだ清掃してないにもかかわらず、我が家の間取りの全容をほぼ捉えてました…!

マッピングを終えて清掃を始めると、X1 OMNIの軌跡がリアルタイムで描かれていきます。


 
動き方は部屋の輪郭りんかくをおおよそなぞってから、内周を往復して埋めていく感じで清掃します。


 
清掃時の音は静かというほどではないものの、耳障りでもありません。


 
清掃中になにか他の作業をしても問題ないレベルでした。


 
清掃後に完成した3Dマップを見ると、正確かつきれいな間取りが出来上がっていました。


 
吸引力も5,000Paと、現状のロボット掃除機では最強レベルなので、前日に清掃したばかりなのに細かい髪の毛・ホコリがしっかり取れていました。


 
アプリ上で「カスタム」をタップすると、清掃禁止エリアの設定が可能です。


 
カーペットを自動検知し、吸引力を上げる機能もついています。


 
吸引力は「静音」「標準」「最大」「最大+」と4段階から切り替え可能で、水量も「低」「中」「高」の3段階から選べます。


 
清掃予約ももちろん可能です。


 
ラボ機能では新しい機能が試せるようで「戦略的な粒子状物質除去」なるものが追加されていました。

アプリの機能はかなり多いものの、UIは若干使いづらいので慣れが必要だという印象でした。

強力な水拭きモード

ECOVACS DEEBOT X1 OMNI最大の特色ともいえるのが、水拭きの強力さです。

ウォッシャブルモップを背面にいちいち付け外ししないと、水拭き・通常吸引の切り替えができないのは不便ですが、これだけしっかり水拭きできると、まさにクイックルワイパー要らず。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIで水拭きしている様子
 
対のモップが高速回転しながら床をゴシゴシきれいにしていってくれます。


 
水量「中」で水拭きしたところ、床がほんのり濡れる程度で使いやすい吐出量でした。


 
水拭き後の汚水タンクはかなり汚れており、本機がいかにきれいにしてくれたかが分かります。


汚水タンクは匂いの原因になりそうなので、タンクもこまめにすすいだほうが良さそうです。
 

独自の音声操作に対応

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIは、他のモデルのようにスマートスピーカーと連携せずとも、独自の音声操作をそなえています。

マクリン
つまり、X1 OMNIさえあれば音声操作できちゃう!

開始とストップだけでなく、モード切替や消耗品の期限、清掃エリアの指定など、細かな指示も可能です。


 
「OK, YIKO(オーケー、イコ)」というウェイクアップボイスを投げかけ、「ここです」とX1 OMNIが答えた後に命令を伝えることで、そのとおりに動いてくれる仕様です。

この点に若干クセがあり、「ここです」と答える前に指示を出すと、そのとおりに動いてくれないので、ひと呼吸待つようにしましょう。

水拭き開始時の音声操作です。

MEMO
水拭きの場合、清水タンクの水をX1 OMNI内に給水してから清掃開始します。
 
ややしっかりめに声をかけないと認識しなかったりするので、X1 OMNIに声を届かせる意識で音声操作しましょう。

 

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIはこんな人におすすめ

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIは「水拭きまでしっかりできるロボット掃除機が欲しい人」におすすめです。

おまけレベルの水拭きを搭載するモデルが多い中、モップでしっかり水拭きしてくれるので、通常吸引ともども頼りになります。

クリーニングステーションも全自動の名に相応しい機能性を発揮し、掃除機本体への給水・排水にくわえ、モップの洗浄や乾燥まで行える万能ぶり。

20万円近くするだけに、他の追随を許さぬ性能を持ちますが、「通常吸引・水拭きの切り替えが手動」「音声認識が若干悪い」など、弱点もあるのでそこは注意ください。

水拭き重視なら本機がもっともおすすめですが、それ以外の機能面もふくめるなら、SwitchBot S1 PlusEufy RoboVac L35 Hybrid+も選択肢に入れるといいでしょう。

 

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIレビューまとめ

本記事は「ECOVACS DEEBOT X1 OMNIをレビュー!デザイン・機能性ともに最高峰の全部入りロボット掃除機」について書きました。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNIは、通常吸引と水拭きともに高レベルでこなす、最高峰のロボット掃除機です。

スマートスピーカーに頼らない独自の音声操作システムや機能盛りだくさんのアプリなど、ユーティリティも抜群。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

メリット
  • 吸引力が5,000Paと強力
  • 水拭きも強力
  • 自動ゴミ収集ステーション搭載
  • 正確なマップ描画
  • 複数フロア対応
  • モップの給水・洗浄・すすぎ・乾燥まで自動完結
  • スマートスピーカーいらずの音声操作
デメリット
  • デカい
  • 20万円近くする
  • 通常吸引と水拭きの切り替えが手動
  • 音声の認識が若干悪い
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