ガジェットの中でも充電器大好きマクリン( @Maku_ring)です。
新しいモノが出たら思わず買ってしまうので「これは買うべきじゃなかった……」という失敗をたくさん経験してきました。
数々の失敗を経て、いまも使い続けているスマホのUSB充電器は、本当の意味でおすすめできるものです。
そこで本記事は「【2023年】今すぐ買うべきUSB急速充電器のおすすめ20選【スマホからPD対応まで】」について書きました。
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USB急速充電器とは?
USB急速充電器とはその名のとおり「モバイル機器やノートPCを急速充電するためのUSB機器」のことです。
モバイルバッテリーとよく混同されがちですが、充電器は本体内にバッテリーを内蔵せず、コンセントを差してケーブルあるいはワイヤレスでデバイスを充電します。
この「バッテリーを内蔵しない」「コンセントを有している」の2点が、充電器とモバイルバッテリーの大きなちがいです。
ひとえに充電器といっても、携帯性を重視したものから大型までさまざまなタイプがあります。
いろいろな種類を使ってみて、僕の行き着いた「使いやすいスマホのUSB充電器」は以下のとおりです。
- 小型である
- ポート数は最大4口まで
- 高出力である
持ち運ぶことも視野に入れた場合、小型であることは必須。
近年は、次世代パワー半導体のGaNを搭載する充電器が次々と登場し、コンパクトな高出力モデルが増えています。
また、USBポート数は5つ以上あったところで、同時に使う機会は案外少なく、4口までが実用的です。
それから出力(ワット数)は、デバイスの充電速度にかかわる大事な要素になってきます。
ワットは「電圧 x 電流」の掛け算で算出され、各デバイスごとに対応ワット数は細かく分かれます。
各デバイスの急速充電時に必要なワット数を挙げていきます。
- iPhone(11シリーズまで) 18W
- iPhone(12シリーズ以降)・iPad Air/Pro 20W
- PPS対応のAndroidスマホ(Super Fast Charging対応) 25W
- MacBook Air 30W
- 13インチMacBook Pro 61W
- 14インチMacBook Pro(8コアCPU) 67W
- 14インチMacBook Pro(10コアCPU) 96W
- 16インチMacBook Pro 140W
このようにデバイスによってワット数は異なり、おぼえきれないほど多岐にわたります。
なお、USB PD規格の最大は100Wであり、小型の100W対応充電器も増えているので、それらは以下の記事で紹介しています。
デバイス・メーカー別におすすめの充電器
デバイスによって最適な充電器は分かれるのでそれぞれ紹介します。
iPhoneにおすすめの充電器
12シリーズ以降のiPhoneから、付属品の充電器がカットされたため、iPhone用充電器を別途用意する必要があります。
iPhone 12/ 13シリーズは、有線充電時だと30分で50%充電できる「高速充電」に対応しています。
ただし、充電器の出力が20W以上に対応している必要があります。
それを知らずに昔のiPhone充電器を使ったりすると、5Wにしか対応していないので「ぜんぜん充電されない……!」ということになりかねません。
最新のiPhoneで高速充電できる20W対応充電器を、下記記事にて特集しています。
PPS対応Androidスマホにおすすめの充電器
PPS(Programmable Power Supply)とはUSB PD 3.0(USB Power Delivery 3.0)のオプション機能で、PPS対応デバイスに最適な充電が可能となっています。
PPS対応デバイスとPPS対応充電器をPD対応ケーブルでつなぐことで、従来のPDをしのぐ出力(25W以上)と速度で充電できます。
ただし、現時点でその対応機種は多くなく、Galaxy S21など一部のAndroidスマホにとどまります。
Galaxyの場合、PPS対応充電器で充電されていると「超急速充電」と表示し、それでPPS対応充電器か否か判断できます。
実際に使って「良い」と感じたおすすめのPPS対応充電器を、下記記事にて特集しています。
置くだけ充電できるおすすめのワイヤレス充電器
iPhoneふくめ、近年のスマホは置くだけ充電の「ワイヤレス充電」に対応しています。
有線充電にくらべて充電速度は落ちるものの、それ以上にケーブルの抜き差しなしに充電できる利便性が勝ります。
スタンド型・パッド型・マグネット型と、使用シーンに応じて自分に最適なワイヤレス充電器は異なります。
そこで下記記事では、各形状ごとにおすすめのワイヤレス充電器を特集しています。
MacBook Air/Proにおすすめの充電器
MacBookの充電器は、Airが30Wの電源アダプタ、13インチと14インチのPro(8コアCPU)が61Wと67Wのアダプタ、14インチのPro(10コアCPU)は96Wと、多岐にわたります。
いずれも小さくなく、ワット数さえ合わせられれば、小型の代用充電器に変えたほうがベターです。
各モデルに合った充電器を集めてみたので下記記事を参考ください。
Apple Watchにおすすめの充電器
Apple Watchはバッテリー内蔵のスマートウォッチであるため、充電をわすれると、外出時に「バッテリー残量がない……!」ということになりかねません。
そういった事態に見舞われないよう、Apple Watchの磁気充電器を常に携帯しておきたいところ。
Apple Watchの充電器は大きく、直挿しのコードレスタイプと巻き取りケーブルタイプ、スタンドタイプの3つに分かれています。
Apple Watchに最適な充電器を集めてみたので下記記事を参考ください。
Anker(アンカー)でおすすめの充電器
数ある充電器メーカーでもおすすめなのがAnker。
ひとめでAnkerと分かる洗練されたデザインにくわえ、スマホ用からノートPC用、単ポートから多ポート仕様まで実にバリエーションに富んでいます。
また、一度買えばほぼ故障知らずの品質の高さも人気の理由です。
Ankerでおすすめの充電器を集めてみたので下記記事を参考ください。
CIOでおすすめの充電器
AnkerとならんでおすすめのメーカーがCIOです。
小型化・高出力化に特化したメーカーで、他社にはない独創的かつ魅力的なモデルを数多くリリースしています。

こちらの記事では、CIOでおすすめの充電器を集めてみたので参考ください。
1ポートタイプのおすすめUSB充電器
それでは数あるスマホのUSB急速充電器から、まずは1ポートタイプを紹介します。
製品名 | サイズ | 重量 | 出力ポート数 | 出力 |
---|---|---|---|---|
「DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger」![]() |
約28 x 28 x 33mm | 約35g | 1(USB-C x 1) | 最大20W |
「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」![]() |
約36 x 29 x 29mm | 約38g | 1(USB-C x 1) | 最大30W |
「Anker PowerPort Atom III Slim」![]() |
約75 x 46 x 16mm | 約57g | 1(USB-C x 1) | 最大30W |
「Anker Nano II 45W」![]() |
約35 x 38 x 41mm | 約68g | 1(USB-C x 1) | 最大45W |
「CIO NovaPort SOLO 65W」![]() |
約52 × 41 × 28 mm | 約95g | 1(USB-C x 1) | 最大65W |
「Baseus 100W」![]() |
約55 x 67 x 30mm | 約170g | 1(USB-C x 1) | 最大100W |
DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger
「DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger」は、最大20W対応の1ポート充電器です。
iPhone 12シリーズやiPad Proの高速充電にも対応しています。
ホワイト・ブラックのよくある色以外に、チャコールグレー・オリーブグリーン・ネイビーブルーのパステルカラーが用意され、男女問わず使いやすい色がそろっています。
省スペースを実現しつつ、プラグが格納でき、裏面には製品情報が芸術的な文字詰めで入っています。
サイズは約28 x 28 x 33mmと、20W充電器の折りたたみ式プラグで3cm角を唯一下回り、世界最小サイズを実現しています。
プラグむき出しのタイプをふくめても、Appleの5W充電器やAnker PowerPort III Nano 20Wと並ぶ超小型となっています。
重量は約35gでAnkerよりやや重いものの、折りたたみ式では最軽量。
iPhone 12 Pro充電時の出力は20W近くあり、最大値に近いワット数を計測しました。
30分充電で50%に到達するハイスピードぶりで、フル充電まで急ぐときほど重宝します。
サイズ・デザイン・性能ともに完成度高くまとまった、本命の20W充電器です。
DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerレビューはこちら

Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」は、1ポートタイプの30W充電器です。
サイズは約36 x 29 x 29mmと同クラスの最小設計であり、もちろん卵サイズ未満です。
同クラスのAnker 711 Charger (Nano II 30W)やBELLEMOND Ultra Mini 30Wとほぼ同等であり、これまでプラグむき出しでないと実現できなかった極小サイズを、格納型で実現できるようになりました。
MacBook Airの30W純正アダプターと並べても、約70%程度小型化できています。
重量は約38gであり、同クラスの最軽量にせまりつつ、MacBook Air充電器と比べても半分未満の軽量設計です。
USB-Cは最大30W出力にまで対応し、MacBook Airでも急速充電可能です。
iPhone 14 Pro充電時も22W以上を記録し、高速充電にもしっかり対応していることが確認できました。
PPSにも対応し、Galaxy S21などPPS対応スマホとの組み合わせで、20W以上の超急速充電に対応しています。
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)は「プラグが格納できるiPhone 14・MacBook Air用充電器が欲しい人」におすすめのモデルです。
Anker PowerPort Atom III Slim
世界最薄のPD対応急速充電器「Anker PowerPort Atom III Slim」です。

最大出力は30Wであり、MacBook Airならば急速充電できる高出力です。
サイズは約75 x 46 x 16mmで、GaN(窒化ガリウム)採用により超薄型サイズにおさまっています。
Anker PowerPort Atom PD 1やAnker PowerPort III miniと比べると、床置き面積は大きいものの、1.6cmの薄さは断トツで、さすが世界最薄といえる仕上がりになっています。
MacBook Airの純正アダプター(30W)と比べても、その薄さは際立っています。
重量は純正アダプターの約106gに対し、Anker PowerPort Atom III Slimは約57gと約半分の軽量化を実現し、世界最軽量(約54g)のAnker PowerPort Atom PD 1に迫る軽さです。
Anker PowerPort Atom III Slimは、最大30W出力のUSB-Cを備えています。
USB-CにAnker PowerLine+ II USB-C & ライトニング ケーブルを組み合わせることで、最新のiPhoneでも約30分で50%に到達する高速充電に対応しています。
USB-C電圧電流チェッカーでiPhone XS充電時のワット数(電流 x 電圧)を確認したところ、10Wを超える値を示していました。
USB-Cは最大30W出力に対応しているため、MacBook Airや一部のノートPCも急速充電することができます。
MacBook Air充電時の出力値は、最大出力に迫る27.8Wであり、PowerIQ 3.0の能力が発揮されていました。
世界最薄かつ折りたたみプラグ式で、ノートPCふくめてあらゆるデバイスにフルスピード充電。
Anker PowerPort Atom III Slimは、30W出力の1ポート充電器として大本命の充電器です。
Anker PowerPort Atom III Slimレビューはこちら

45Wバージョン
Anker PowerPort Atom III 45W Slimレビューはこちら

Anker Nano II 45W
「Anker Nano II 45W」は、1ポートタイプの45W充電器です。
白あるいは黒一色のデザインから一新され、シルバーとブラックグレーのツートーンで洗練された雰囲気に仕上がっています。
GaN充電器の中でも究極の小型化を追求し、約35 x 38 x 41mmを実現しています。
30Wながらその小ささで反響を呼んだ「Anker PowerPort Atom PD 1」とほぼ同サイズです。
しかも、Anker Nano II 45Wはプラグが格納できちゃいます。
MacBook Airの30W純正アダプターと比較しても、その差は歴然です。
重量も、同出力のGaN充電器である「Anker PowerPort Atom III 45W Slim」より15g以上軽い、約68gにおさえています。
最大45W出力に対応し、MacBook Airなら急速充電、MacBook Pro 13″でも通常充電が可能です。
サイコロサイズの超小型設計で、あらゆるデジタル機器に高出力充電。
Anker Nano II 45Wは、スマホ充電器でもノートPC充電器でも使える45Wタイプでベストの完成度をもつ逸品です。

CIO NovaPort SOLO 65W
「NovaPort SOLO 65W」は、1ポートタイプの60Wクラス充電器です。
サイズは約52 × 41 × 28 mmで、MacBook Proの61W USB-C電源アダプタと並べると、半分未満にまで小型化できています。
同クラスの最小充電器「Anker Nano II 65W」や「CIO G65W1C」と比べても、ほぼ変わらぬサイズにおさまっています。
重量は前のCIO充電器よりやや重いものの、純正アダプターの半分未満であり、モビリティ性は十分。
USB-Cは最大65W出力に対応し、MacBook Airや14インチのProをはじめ、大抵のモバイルノートPCの急速充電が可能です。
PPSにも対応し、PPS対応スマホのGalaxy S21で「超急速充電」と表示しました。
NovaPort SOLO 65Wは「スマホからモバイルノートPCまで、デバイス問わずに急速充電したい人」におすすめです。
Baseus 100W
「Baseus 100W」は、1ポートタイプの100WクラスUSB-C充電器です。
最大出力の100Wは、16インチMacBook Proをはじめ、全てのUSB-C機器が急速充電できる超高出力となっています。
また、世界で初めて「Quick Charge 5.0」に対応し、Quick Charge対応スマホで高速充電できるのにくわえ、USB PD互換やPPS互換も加わりました。
Quick Charge 4+ | Quick Charge 5.0 |
---|---|
最大出力 | |
100W |
100W以上 |
充電速度 | |
15分でスマホ最大50%充電可能 |
5分でスマホ最大50%充電可能 |
USB PD互換 | |
あり |
あり |
PPS互換 | |
なし |
あり |
下位互換 | |
あり |
あり |
- 最大出力が100W以上に
- 充電速度がさらに高速化
- PPSとの互換性ができた
カラーはブラックのみで、メタリックな光沢感をまとい、上質感があります。
サイズは約30 x 55 x 67mmと、100Wクラス充電器ではかなり小さく、名刺ケース以下のコンパクトサイズにおさまっています。
同クラス最小のAUKEY「Omnia PA-B5」には高さが若干およばないものの、こちらはQC 5.0に対応していないため、機能的にはBaseusがまさっています。
また、16インチMacBook Pro純正アダプタ(96W)と比べると、約60%の小型化を実現しています。
重量も約171gであり、16インチMacBook Pro純正アダプタより100g以上軽いのにくわえ、13インチMacBook Proの61W純正アダプタをも下回っています。
最大100W出力であるため、16インチMacBook Proでも急速充電に対応しています。
名刺ケースサイズ以下ながら、100W出力で全USB-Cデバイスをフルスピード充電可能。
Baseus 100Wは、100Wチャージャーのマストバイモデルです。

2ポートタイプのおすすめUSB充電器
実用性の高いUSB充電器が2ポートタイプです。
僕自身、このタイプの使用頻度がもっとも高く、スマホとタブレット、ノートPCとスマホなどの組み合わせで充電することができます。
製品名 | サイズ | 重量 | 出力ポート数 | 出力 |
---|---|---|---|---|
「Anker 323 Charger (33W)」![]() |
約35 x 35 x 40mm | 約56g | 2(USB-A x 1 / USB-C x 1) | USB-A:最大33W USB-C:最大33W ※ポート合計32W(20W+12W)出力 |
「CIO NovaPort DUO 30W」![]() |
約45 x 36 x 28 mm | 約71g | 2(USB-C x 2) | USB-C:各ポート最大30W ※ポート合計40W(20W+20W)出力 |
「CIO NovaPort DUO 45W」![]() |
約45 x 36 x 28 mm | 約63g | 2(USB-C x 2) | USB-C:各ポート最大45W ※ポート合計40W(20W+20W)出力 |
「CIO NovaPort DUO 65W」![]() |
約52 x 41 x 28 mm | 約90g | 2(USB-C x 2) | USB-C(1):最大65W USB-C(2):最大65W ※ポート合計65W(45W + 20W / 30W + 30W / 20W + 20W)出力 |
「Anker PowerPort III 2-Port 100W」![]() |
約69 x 69 x 31 mm | 約213g | 2(USB-C x 2) | USB-C:各ポート最大100W ※ポート合計100W(60W+40W)出力 |
Anker 323 Charger (33W)
2ポートタイプの30Wクラス充電器「Anker 323 Charger (33W)」です。
2ポートながら約35 x 35 x 40 mmという、卵以下のコンパクトサイズにおさまっています。
同クラスの1ポート充電器で最小のAnker 511 Charger (Nano 3, 30W)と比べても、ひと回り大きい程度に収まっています。
重量も60gと抜群の軽量性を実現しています。
USB-Cを1ポート接続で最大33W出力でき、MacBook Airも急速充電可能です。
2ポート同時利用時は合計最大32W出力(20W + 12W)に制限され、出力上はノートPC + スマホの同時充電は厳しく、スマホ 2台あるいはタブレット + スマホの同時充電に適しています。
Anker 323 Charger (33W)は「ノートPC充電器でもスマホ充電器でも使えるコンパクトな2ポート充電器が欲しい人」におすすめです。
CIO NovaPort DUO 30W
1ポート使用ならノートPC用になる、2ポートタイプの30WクラスUSB-C充電器「NovaPort DUO 30W」です。
表面にはキズつきにくいシボ加工が施され、長期間愛用できるデザインに仕上がっています。
サイズは約45 x 36 x 28 mmでNovaPort DUO 45Wと共通の筐体を採用し、卵サイズ未満の最小設計を実現しています。
同クラス1ポートのMacBook Airの純正充電器と比べても、半分未満におさまっています。
これまで同出力・同ポートの最小サイズであったInnergie C3 Duoと並べても、スリム設計であり、世界最小となっています。
重量は約71gで、MacBook Air用充電器より軽いものの、NovaPort DUO 45Wのほうがなぜか軽いです。
1ポート接続では上下ともに各ポート最大30W出力に対応し、MacBook Airなど一部のモバイルノートPCも急速充電可能です。
PPSにも対応し(3.0V-11.0V 3A)、Galaxy S21では「超急速充電」が確認できました。
2ポート接続だと20Wずつに分配され、iPhone 2台やiPhone + Androidスマホはもちろん、iPhone + iPadの組み合わせでも同時に急速充電できます。
NovaPort DUO 30Wは「ふだんはノートPCの充電器として使い、スマホやイヤホンもときどき充電したい人」におすすめです。
2ポート仕様の30W充電器は他になかなか無く、携帯性も抜群なので、ふだん使いで重宝します。
CIO NovaPort DUO 45W
1ポート使用ならノートPC用でも使える、2ポートタイプの40WクラスUSB-C充電器「NovaPort DUO 45W」です。
サイズは約45 x 36 x 28 mmであり、卵サイズ未満の最小設計を実現しています。
MacBook Airの純正充電器(30W USB-C電源アダプタ)よりポート数が多いにもかかわらず、半分未満におさまっています。
ほぼ同仕様の出力ポートをもつ、これまでの最小サイズがAnker 521 Charger (Nano Pro)でしたが、本機はプラグが格納できるにもかかわらず、さらなるスリム化を実現しています。
重量は約63gで、Ankerで85g、MacBook Air用充電器でも100gちょっとなので、かなりの軽量設計であることが分かります。
1ポート接続だと上下いずれも各ポート最大45W出力に対応し、MacBook Airなど一部のモバイルノートPCなら、このサイズ感ながら急速充電も可能です。
PPSにも対応し、PPS対応スマホのGalaxy S21を充電したところ「超急速充電」と表示され、PPSであることが確認できました。
2ポート接続は20Wずつに分配され、iPhone 2台はもちろん、iPhone + その他スマホやiPhone + iPadといった組み合わせでも同時に急速充電でき、かなり使いやすいです。
NovaPort DUO 45Wは「スマホ・タブレットを2台同時急速充電したい人かつ、ノートPCもときどき充電したい人」におすすめです。
CIO NovaPort DUO 65W
「NovaPort DUO」は2ポートタイプの65WクラスUSB-C充電器です。
「Nova Intelligence」という出力振り分け機能を搭載し、充電デバイスに組み合わせで最適な出力配分に振り分けてくれます。
USB-C(上) | USB-C(下) | Total |
65W | 65W | |
65W | 65W | |
20W | 45W | 65W |
20W | 20W | 40W |
30W | 30W | 60W |
表面には粗いシボ加工が施され、すりキズ・ひっかきキズの目立ちにくいデザインに仕上がっています。
サイズは約52 x 41 x 28mmであり、65Wクラスの2ポート充電器の中でもダントツに小さい卵サイズを実現しています。

同じく65Wの2ポートでも小さいほうである「Anker PowerPort III 2-Port 65W」と並べると、高さが4分の3におさえられ、本機がいかに小さいか分かります。
重量は約90gで、先ほどのAnkerやMacBook Air純正充電器すら100gを超える中、100gを切る軽量設計です。
1ポート接続では上下いずれも各ポート最大65W出力に対応し、MacBook Pro(13・14インチ8コアCPU)ふくめ、大抵のモバイルノートPCでも急速充電できます。
PPSにも対応し、PPS対応スマホの充電時は「超急速充電」と表示されます。
2ポート使用時はデバイスの組み合わせで出力が変わり、iPhone + iPadなら20Wずつの出力が可能となっています。
それからMacBook Air 2台だと30Wずつの出力になります。

NovaPort DUOは「スマホ・タブレット・モバイルノートPCをあらゆる組み合わせで急速充電したい人」におすすめです。
Anker PowerPort III 2-Port 100W
「Anker PowerPort III 2-Port 100W」は、2ポートタイプの100WクラスUSB-C充電器です。
サイズは約69 x 69 x 31 mmで手のひらに載る大きさであり、100Wクラスの2ポートではかなり小さくまとまっています。
同クラスであるMacBook Pro 14″の96W USB-C電源アダプタと比べても、約75%の小型化を実現しています。
重量は約213gと、96W USB-C電源アダプタから80g程度軽量化できています。
100W対応のUSB-Cケーブルが別途必要で、絡みにくいケーブル「Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル」やThunderbolt 4対応の「Anker Thunderbolt4ケーブル」がおすすめです。
1ポート使用時は、PD規格最大でもある最大100W出力に対応し、14インチMacBook Proふくめ、ほぼ全てのデバイスが急速充電できます。
2ポート使用時は上部:最大60W、下部:最大40Wに分配され、13インチMacBook ProとAirの組み合わせでも2台同時に急速充電できます。
100Wの2ポートでありつつ、どこでも持ち運べるサイズ感。
Anker PowerPort III 2-Port 100Wは「ノートPCでも2台同時に急速充電したい人」におすすめです。
PowerPort III 2-Port 100Wレビューはこちら

3ポートタイプのおすすめUSB充電器
汎用性の高い3ポートタイプのUSB充電器です。
このタイプは多くありませんが、タブレット・スマホ複数台持ちでもカバーできます。
製品名 | サイズ | 重量 | 出力ポート数 | 出力 |
---|---|---|---|---|
「CIO NovaPort TRIO」![]() |
約43 x 28 x 59mm | 約92g | 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) | USB-C:各ポート最大65W USB-A:最大18W ※ポート合計60W(45W+15W)出力 |
「Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)」![]() |
約66 × 38 × 29mm | 約124g | 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) | USB-A:最大22.5W USB-C:各ポート最大65W ※ポート合計65W出力 |
「CIO NovaPort TRIO 65W3C」![]() |
約43 x 28 x 59mm | 約92g | 3(USB-C x 3) | USB-C:各ポート最大67W ※ポート合計65W(45W + 20W / 30W + 30W / 20W + 20W + 20W / 30W + 30W + 5W)出力 |
「MATECH Sonicharge 100W Pro」![]() |
約32.2 × 61 × 61 mm | 約178g | 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) | USB-A:最大30W USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大65W ※ポート合計83W(65W+18W)出力 |
「Anker 736 Charger (Nano II 100W)」![]() |
約67 × 57 × 32 mm | 約205g | 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大100W USB-A:最大22.5W ※ポート合計93W(45W+30W+18W)出力 |
「Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)」![]() |
約80 x 43 x 32mm | 約197g | 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大100W USB-A:最大22.5W ※ポート合計120W出力 |
「UGREEN Nexode 140W」![]() |
約76 x 76 x 35mm | 約299g | 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) | USB-C(1):最大140W USB-C(2):最大100W USB-A:最大22.5W ※ポート合計132.5W出力 |
CIO NovaPort TRIO
「CIO NovaPort TRIO 65W」は3ポートタイプの60WクラスUSB急速充電器です。
USB-C x 2 + USB-Aのポート構成で使いやすく、3ポートながら約43 x 28 x 59mmの卵サイズを実現しています。
Apple 67W USB-C電源アダプタ(14インチMacBook Pro充電器)の半分未満なのにくわえ、30W USB-C電源アダプタ(MacBook Air充電器)よりさらに小さいのは驚き。
重量は同クラス唯一の100g切りで抜群の軽量設計となっています。
1ポート使用なら65W出力に対応し、13・14インチMacBook Pro(8コアCPUのみ)ふくめ、モバイルノートPCの急速充電が可能です。
USB-C 2ポート接続時では「Nova Intelligence」という出力の自動振り分け機能に対応しています。
MacBook Air 2台みたいな組み合わせなら充電器側もそれを認識し、30Wずつの出力が可能となっています。
ノートPC + スマホ(タブレット)の組み合わせでは、45W + 20W(つなぐ側が逆だと20W + 45W)出力で充電されます。
3ポート接続時はUSB-C(上)が最大45W出力で、残り2ポートで15Wを分け合う形に制限されるものの、ノートPC + モバイル機器 x 2台の3台同時充電が可能です。
CIO NovaPort TRIO 65Wは「ノートPC・スマホ・タブレットを同時充電したい人」におすすめです。
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)
「Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)」は、3ポートタイプの65WクラスUSB急速充電器です。
サイズは約66 × 38 × 29mmの筒形状で、卵よりやや横幅はあるものの、高さは同程度におさまっています。
前モデル「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」とはほぼ同サイズですが、USB-C上下いずれも65W対応になったことで、ポートのアイコンが「PC + スマホ」から「PCのみ」に変わりました。
Apple 67W USB-C電源アダプタ(14インチMacBook Pro充電器)の半分程度なのにくわえ、30W USB-C電源アダプタ(MacBook Air充電器)とも遜色ないサイズ感。
重量は約124gで同クラス最軽量のNovaPort TRIO 65Wにはさすがにおよばないものの、同クラスのApple充電器から80g程度軽い設計です。
USB-Cはいずれも単ポート最大65W出力に対応し、13・14インチMacBook Proの急速充電が可能です。
USB-C複数ポート接続時に最大65Wまでの範囲内で、各デバイスに適切な出力に分配してくれる機能(Dynamic Power Distribution機能)を搭載しています。
例えばMacBook 2台のときは充電器側もそれを認識し、30Wずつ出力されます。
つづいてノートPC + スマホで充電すると、これらは45W + 20W出力に配分されます。
3ポート接続時は40W + 15W + 10Wに分配されるようで、MacBook Air + iPhone 13 + AirPodsといった組み合わせでも一気に急速充電できます。
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)は「ノートPC・スマホ・イヤホンを同時充電したい人」におすすめです。
CIO NovaPort TRIO 65W3C
3ポートタイプの60WクラスUSB-C充電器「NovaPort TRIO 65W3C」です。
「Nova Intelligence」を搭載し、2ポート・3ポート接続時に最大65Wの範囲内でデバイスに合わせて出力を適切に配分してくれます。
USB-C1 | USB-C2 | USB-C3 | Total |
---|---|---|---|
67W | 67W | ||
67W | 67W | ||
67W | 67W | ||
30W | 30W | 60W | |
45W | 20W | 65W | |
20W | 20W | 20W | 60W |
30W | 30W | 5W | 65W |
同クラス3ポート充電器で最小のNovaPort TRIO 65Wと同じ筐体を共有しているため、約43 x 28 x 59mmの卵サイズを実現しています。
Apple 67W USB-C電源アダプタの約半分を実現するのみならず、30W USB-C電源アダプタよりコンパクトに仕上がっています。
重量は約113gと、3ポート充電器なのを忘れるほどの軽量設計。
USB-Cはいずれも各ポート最大67W出力に対応しています。
1ポート接続の場合、13・14インチMacBook Proをはじめ、ほぼ全モバイルノートPCの急速充電に対応しています。
MacBook Air/Pro 2台といった組み合わせだと、30Wずつの出力になります。
MacBook Pro + スマホ(タブレット)でつなぐと、モバイル機器側が20W、ノートPC側は45Wで分配されます。
さらにスマホを3台つなぐと20Wずつに分かれ、スマホ充電器としても優秀。
MacBook Air/Pro 2台とイヤホンを接続した場合、30Wずつと5Wに分配され、各デバイスに合わせた3台同時充電も余裕でこなせます。

MATECH Sonicharge 100W Pro
「MATECH Sonicharge 100W Pro」は3ポートタイプの100WクラスUSB急速充電器です。
本機の大きな特徴のひとつがサイズ(約61 × 61 x 32.2mm)で、100Wクラス最小なだけでなく、名刺ケース以下のコンパクト設計を実現しています。
同クラスの2ポート「Anker PowerPort III 2-Port 100W」と並べても、ポート数が多いのに若干小さいのです。
MacBook Proの96W USB-C電源アダプタと比べても、約35%小型化しています。
重量も、100Wクラスでも1ポート級の約178gにとどまり、96W純正アダプターの約295gに対し、100g以上軽くできています。
ケーブル別売りの充電器も多い中、本機は100W対応のUSB-Cケーブル(2m)が付属しているので良心的です。
1ポート接続なら最大100W出力に対応し、14インチMacBook Pro(10コアCPU)や前の16インチMacBook Proすら急速充電可能です。
超急速充電のPPSにも対応し、PPS対応スマホのGalaxy S21を充電したところ、青色の充電グラフィックとダブルの稲妻マークが表示され、PPS対応が確認できました。
USB-Cの2ポート接続時は65W + 30Wに分配され、ノートPC(13インチ/14インチ8コアMacBook Pro)+ タブレットはもちろん、MacBook Pro + Airの同時急速充電もこなせる強力布陣です。
USB-C(上)+ USB-Aの2ポート接続でも65W + 30W(QC)なので、QC対応スマホとの組み合わせでも、同時に急速充電可能です。
3ポート同時使用時は合計83Wに制限されるものの、USB-C(上)側は65W出力を維持できます。
MATECH Sonicharge 100W Proは「ノートPCを急速充電しつつ、他2ポートでスマホやイヤホンを同時充電したい人」におすすめです。
Anker 736 Charger (Nano II 100W)
「Anker 736 Charger (Nano II 100W)」は3ポートタイプの100WクラスUSB急速充電器です。
サイズは約67 × 57 × 32 mmでMATECH Sonicharge 100W Proより高さはややあるものの(幅は4mmスリム)、それでも名刺ケース以下のサイズ感におさめています。
MacBook Proの96W USB-C電源アダプタと比べても、約35%小型化しています。
重量は約205gであり、96W純正アダプターより90g程度軽量化しています。
1ポート接続では上下とも最大100W出力に対応し、14インチMacBook Pro(10コアCPU)や前の16インチMacBook Proも急速充電可能です。
USB-CはPPSにも対応し、PPS対応スマホのGalaxy S21を充電した際、20W以上の超急速充電が確認できました。
USB-Cの2ポート接続時は60W + 40Wに分配され、ノートPC2台の組み合わせでもカバーできるバランスの良い出力配分です。
USB-C(下)+ USB-Aの2ポート接続でも60W + 22.5W(QC)であり、USB-A側の高出力を維持しつつ、ノートPC充電が可能です。
3ポート接続時は上からそれぞれ45W + 30W + 18Wに分配されるものの、ノートPC2台 + スマホ(タブレット)の組み合わせで3台同時充電に対応しています。
Anker 736 Charger (Nano II 100W)は「ノートPCも無理なく充電できる高出力の3ポートがほしい人」におすすめです。
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)
「Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)」は3ポートタイプの120WクラスUSB急速充電器です。
USB-Cは各ポート最大100W出力、USB-Aは単ポート最大22.5Wで、複数ポート使用時に最大120Wの超高出力まで対応しています。
USB-C(上) | USB-C(下) | USB-A | Total |
---|---|---|---|
100W | 100W | ||
100W | 100W | ||
22.5W | 22.5W | ||
合計120W | 120W | ||
合計120W | 合計120W | 120W | |
合計24W | 24W | ||
合計120W | 120W |
サイズは約80 x 43 x 32mmの筒形状でスリムに仕上がり、65Wクラスと比べても少し大きい程度におさまっています。
MacBook Proの96W USB-C電源アダプタと比べても、約40%小型化しています。
重量は約197gと100WのAnker 736 Chargerよりなんと軽く、96W純正アダプターより100g程度軽量化しています。
1ポート接続ではいずれも最大100W出力に対応し、100WクラスのMacBook Proでも急速充電可能です。
USB-Cの2ポート接続時は最大120W出力まで可能であり、各デバイスに適切な出力に分配してくれます。
MacBook Pro(13・14インチ8コアCPU)のような60WクラスのノートPCなら2台同時充電です。
MacBook ProとAirを組み合わせると、充電器側も認識して適切に分配してくれます。
3ポート接続時の出力は100W + 10W + 10Wに配分されるようで、MacBook Pro + スマホ2台の組み合わせでも同時充電できます。
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)は「ノートPCも複数台充電できる小型の3ポートがほしい人」におすすめです。
UGREEN Nexode 140W
「UGREEN Nexode 140W」は、3ポートタイプの140WクラスUSB急速充電器です。
サイズは約76 x 76 x 35mmであり、Apple純正140W USB-C電源アダプタと比べ、22%の小型化を実現しています。
Ankerの120W充電器「Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)」と並べると、ワット数が小さいのと空間設計の妙で、Ankerのほうがかなり小さくまとまっています。
重量は約299gと、1ポートのApple 140W USB-C電源アダプタより少しだけ重め。
USB-Cは下側(USB-C1)だと単ポート最大140W出力に対応し、純正ケーブルなら16インチMacBook Proすら急速充電可能です。
PPSにも対応し、PPS対応スマホでの超急速充電をサポートしています。
USB-Cの2ポート接続時は最大130Wに抑えられるものの、65Wずつに分配され、60WクラスのノートPCを2台同時に急速充電可能です。
3ポート接続時も65W + 45W + 22.5Wとバランス良く分配され、ノートPC2台 + スマホといった組み合わせでも同時充電できます。
UGREEN Nexode 140Wは「ノートPCを複数台充電できる3ポートがほしい人」におすすめです。
4ポートタイプのおすすめUSB充電器
ハイパワーの4ポートタイプUSB充電器です。
ノートPC複数台とスマホ・タブレットまで充電できるので、据え置き使用に適しています。
製品名 | サイズ | 重量 | 出力ポート数 | 出力 |
---|---|---|---|---|
「CIO NovaPort QUAD 65W」![]() |
約48 x 28 x 55mm | 約100g | 4(USB-C x 3 / USB-A x 1) | USB-C:各ポート最大65W USB-A:最大18W ※ポート合計65W(50W+15W)出力 |
「KOVOL 4-IN-1 USB-C充電器」![]() |
約45 × 45 × 76 mm | 約252g | 4(USB-A x 2 / USB-C x 2) | USB-A:各ポート最大18W USB-C:最大65W ※ポート合計65W(30W+20W+15W)出力 |
「Baseus GaN II Pro Charger」![]() |
約85 x 55 x 30.5mm | 約207g | 4(USB-A x 2 / USB-C x 2) | USB-A:各ポート最大60W USB-C:各ポート最大100W ※ポート合計95W(60W+20W+15W)出力 |
「UGREEN CD226」![]() |
約69 × 69 × 33mm | 約215g | 4(USB-A x 1 / USB-C x 3) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大100W USB-C(3):最大22.5W USB-A:最大22.5W ※ポート合計96W(45W+30W+10.5W+10.5W)出力 |
「MATECH Sonicharge 130W」![]() |
約84 × 69 × 33 mm | 約296g | 4(USB-A x 2 / USB-C x 2) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大100W USB-A(1):最大18W USB-A(2):最大18W ※ポート合計115W(65W+30W+10W+10W)出力 |
「Anker 547 Charger (120W)」![]() |
約99 x 70 x 34mm | 約392g | 4(USB-C x 4) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大60W USB-C(3):最大20W USB-C(4):最大20W ※ポート合計120W(50W+30W+20W+20W)出力 |
「Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)」![]() |
約68 x 61 x 31mm | 約234g | 4(USB-A x 1 / USB-C x 3) | USB-C(1):最大100W USB-C(2):最大100W USB-C(3):最大100W USB-A(1):最大22.5W ※ポート合計150W出力 |
CIO NovaPort QUAD 65W
4ポートの65Wクラス充電器「NovaPort QUAD 65W」です。
本機がすごいのはそのサイズで、わずか約48 x 28 x 55mmであり、ほぼ卵サイズを実現しています。
Apple 67W USB-C電源アダプタ(14インチMacBook Pro充電器)の半分近くなのにくわえ、30W USB-C電源アダプタ(MacBook Air充電器)より小さくおさまっているのはびっくり。

重量も67W純正充電器の約200gちょっとに対し、本機は100gジャストと抜群の軽量設計です。
1ポート使用時は最大65Wに対応し、13インチ・14インチMacBook Proふくめ、ほぼ全てのモバイルノートPCを急速充電できます。
PPSにも対応し、PPS対応スマホのGalaxy S21で「超急速充電」と表示し、20W以上の出力が確認できました。
USB-C 2ポート使用時は「Nova Intelligence」に対応し、最大65Wまでの範囲で各デバイスに最適な出力を配分してくれます。
例えばMacBook Air x 2台なら30Wずつの出力、ノートPC + スマホでは、45W + 20W(接続側が逆だと20W + 45W)出力で充電されます。
4ポート接続時は上2ポートが最大50W内で最適に振り分け、残り2ポートで15Wを分け合う形に制限されるものの、ノートPC + モバイル機器 x 3台の4台同時充電が可能です。
世界最小・最軽量の4ポートで、接続ポート数に合わせてノートPCからスマホまで急速充電できる柔軟性。
NovaPort QUAD 65Wは、持ち運びできる4ポート充電器なら、かなりおすすめのモデルです。
KOVOL 4-IN-1 USB-C充電器
「KOVOL 4-IN-1 USB-C充電器」は、60Wクラスの4ポートタイプのUSB急速充電器です。
単ポート65Wの高出力ながらサイズは約45 × 45 × 76 mmであり、コンビニの手巻き寿司をちょっと短くしたくらいのサイズ感です。
ポート面を正面から見たときの表面積は、14インチMacBook Pro 67Wアダプタとほとんど変わらないので、なかなかの省スペース設計なのが分かります。
折りたたみプラグ式ではなくAC入力ケーブルが付き、コンセントから離れた位置でも使いやすいのはありがたいです。
重量はケーブルをふくめても約252gです。
USB-Cの単ポート接続だと最大65W出力に対応し、13インチ・14インチMacBook Proなども急速充電できる出力です。
こちらのUSB-CはPPSにも対応し、PPS対応スマホであれば20W以上の超急速充電に対応しています。
USB-C + USB-A + USB-Aの3台接続時は45Wと15W(= USB-A x 2)に分けられ、MacBook Air/Proとスマホ2台を同時に充電できます。
4ポート接続時でもUSB-Cは30W出るため、MacBook Air(30W)+ タブレット(20W)+ スマホ2台(合計15W)の同時充電が可能です。
KOVOL 4-IN-1 USB-C充電器は「ケーブルタイプの小型4ポート充電器が欲しい人」におすすめです。
Baseus GaN II Pro Charger
「Baseus PD 100W USB充電器 4ポート」は、4ポートタイプの100WクラスUSB-C充電器です。
単ポートではUSB-Cが最大100W、USB-Aは最大60W出力できるものの、接続ポート数によって出力ワット数が細かく分かれています。
USB-C 1 | USB-C 2 | USB-A 1 | USB-A 2 | Total |
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
60W | 60W | |||
60W | 60W | |||
65W | 30W | 95W | ||
30W | 65W | 95W | ||
15W(2ポート合計) | 15W | |||
65W | 30W | 95W | ||
60W | 20W | 18W | 98W | |
60W | 20W | 15W(2ポート合計) | 95W | |
65W | 15W(2ポート合計) | 80W | ||
65W | 15W(2ポート合計) | 80W |
サイズは約30.5 × 55 × 85 mmと、4ポートではかなり小型におさまり、名刺ケース以下のサイズにおさまっています。
同クラスの16インチMacBook Pro純正アダプタ(96W)と比べると、約76%の小型化を実現しています。
100W対応のPD対応USB-Cケーブル(1m)が付属し、充電器の能力が最大限発揮できるのはうれしいポイント。
重量は約207gであり、16インチMacBook Proアダプターからは90g近くの軽量化に成功しています。
USB-C 1ポート接続で使用した場合、MacBook Pro 16″のようなパワフルなノートPCでも急速充電できる最大100Wをサポートしています。
本機はPPS対応充電器でもあり、PPS対応スマホを組み合わせると、最大25W以上の超急速充電が可能です。
最大25Wの「Super Fast Charging」に対応するGalaxy S21に充電したところ、21W程度とスマホ随一の高出力が確認できました。
PDにも対応するのでiPhone 12シリーズも当然高速充電可能で、ちょうど上限値の20.0Wまで出力していました。
USB-C 2ポート接続時は65W +30Wの出力ができるため、例えばMacBook Pro 13″ + MacBook Airみたいな組み合わせでも、2台同時に急速充電可能です。
3・4ポート使用時は、USB-Cポート以外の出力がしぼられるものの、USB-Cは60W以上をキープしています。
したがって、ノートPCを充電しながらスマホやモバイルルーターを同時充電といったことにも対応できます。
手のひらサイズの4ポート構成ながらパワフルで使いやすく、家族や友人とポートをシェアしたい、あるいは複数機器を同時充電したいなどの要望を満たしてくれます。
Baseus GaN II Pro Chargerレビューはこちら

UGREEN CD226
UGREEN「CD226」は、4ポートタイプの100WクラスUSB-C充電器です。
単ポートではUSB-Cが最大100W、USB-Aは最大22.5W出力できるものの、接続ポート数によって出力ワット数が細かく分かれています。
USB-C 1 | USB-C 2 | USB-C 3 | USB-A 2 | Total |
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
22.5W | 22.5W | |||
22.5W | 22.5W | |||
65W | 30W | 95W | ||
65W | 22.5W | 87.5W | ||
10.5W | 10.5W | 21W | ||
45W | 30W | 22.5W | 97.5W | |
45W | 30W | 22.5W | 97.5W | |
45W | 30W | 10.5W | 10.5W | 96W |
ロゴ面はグレー、ポート面はブラックのツートーンに仕上げられています。
4ポートタイプながらプラグが格納できるので持ち運びにも適しています。
約33 × 69 × 69 mmの手のひらサイズであり、16インチMacBook Pro純正アダプタ(96W)と比べても、約74%の小型化を実現しています。
Baseusの同クラス4ポート「GaN II Pro Charger」と比べても、高さは小さくおさまっています。
重量は約233gであり、16インチMacBook Proアダプターから60g程度軽量化しています。
USB-Cを1ポート接続で使用した場合、MacBook Pro 14″でも急速充電できる最大100Wをサポートしています。
2ポート接続時は65W +30Wの出力に対応し、MacBook ProとAirの組み合わせでも同時充電可能です。
3・4ポート使用時は、USB-Cポートの出力が制限されるものの、ノートPCとスマホを2台ずつ充電するという力技にも対応可能です。