ガジェットの中でもワイヤレスイヤホン大好きマクリン( @Maku_ring)です。
Bluetooth接続によって、全てのケーブルを廃したイヤホンを「完全ワイヤレスイヤホン(フルワイヤレスイヤホン)」と呼びます。
完全ワイヤレスイヤホンは通勤・出張時の相棒です。
世に出回っているワイヤレスイヤホンの価格は、千円台から数万円までとさまざま。

数々の失敗を経て、いまも使い続けている完全ワイヤレスイヤホンは、安いのに性能が優秀で、本当の意味でおすすめできるものです。
そんなわけで本記事では、ワイヤレスイヤホンを選ぶポイントとおすすめのモデルを紹介します。
なお、ノイズキャンセリング搭載ワイヤレスイヤホンのランキングは、こちらの記事を参考ください。
タップできるもくじ
完全ワイヤレスイヤホンを選ぶポイント
「完全ワイヤレスイヤホンはBluetooth接続だから音質が良くない」というのは、もはやひと昔前のイメージ。
各メーカーが本気でこの分野に参入してきたこともあり、有線接続との音質差はどんどん縮まってきています。
それとともに、さまざまな特徴をもった完全ワイヤレスが出てきています。
フルワイヤレスを選ぶ上で、大きく2つのポイントがあるので挙げていきます。
充電方式
収納ケースの充電方式は、イヤホンを決める上で大事な要素のひとつ。
ちょっと前のモデルはMicro USBポートであり、ケーブルの互換性も低く、使いにくいものでした。
近年のモデルはUSB Type-Cポートをそなえるようになり、他のデジタル機器と汎用性の高い仕様に変わってきました。
また一部のモデルは、ワイヤレス充電器に置くだけで充電できるワイヤレス充電に対応し、ケーブルレスで扱えるようになっています。
基本的にはUSB-C充電対応であれば大丈夫ですが、充電を少しでもラクにしたいならワイヤレス充電モデルがおすすめです。
音質コーデック
音を楽しむデバイスなので、音質も当然大事なポイントのひとつです。
そこで気にすべきスペックが音質コーデック。
コーデックとは「Bluetoothで音声データを送るときのデータ圧縮方式」の総称です。
その種類は多岐にわたるものの、ワイヤレスイヤホンで主流のコーデックは以下の4種類。
コーデック | 機能 | 対応機器 |
---|---|---|
SBC | 標準的なコーデック | ほぼ全てのBluetooth対応機器 |
AAC | SBCより高音質 | 主にiPhone |
aptX | AACより高音質・低遅延 | 主にAndroid |
aptX Adaptive | aptXより低遅延、高音質 | 主にAndroid |
基本的に低遅延であるほど、動画再生時に映像と音のズレがおさえられ、違和感なく鑑賞できるようになっています。
ただし、iPhoneはSBC・AACのみ対応で、aptXは非対応です。
したがって、視聴デバイスがiOS端末なのであればSBC・AAC対応でよく、Android端末であればaptXにも対応するイヤホンを選ぶといいでしょう。
コスパ最強の安い完全ワイヤレスイヤホンおすすめ20選
完全ワイヤレスイヤホンを選ぶポイントをふまえ、コスパにすぐれるおすすめモデルを紹介します。
音質ふくめ、以下の4点から独自の評価軸で1~5の点数(0.5点刻み)を付けています。
- 音質 どの音域がクリアに聴こえるか
- 連続再生時間 4時間以上あることが望ましい
- 音声操作 Siri/Googleアシスタントで操作が可能か
- 防水・防滴対応 汗をかく運動時・雨天時の使用を加味
ご参考までにAirPods Proの評価は以下のとおりです。

それから音質評価ではSONY WF-1000XM4が満点です。
それでは数ある完全ワイヤレスイヤホンの中でコスパ抜群の20製品を紹介いたします。
製品名 | 重量(イヤホン/ケース込み) | 音楽再生時間 | 音楽再生時間(ケース併用) | ドライバー | 防水性能 | 対応コーデック | 充電ポート | ANC |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Soundcore Life Note 3S」![]() |
約9g/約59g | 最大5時間 | 最大35時間 | 13.4mmドライバー | IPX4 | AAC/SBC | USB-C・ワイヤレス | – |
「EarFun Air Pro 2」![]() |
約11g/約54g | 最大7時間(ANC:最大6時間) | 最大34時間(ANC:最大27時間) | 10mmチタンコンポジットダイナミックドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C・ワイヤレス | |
「SOUNDPEATS Air3 Pro」![]() |
約9g/約37g | 最大6時間(ANC:最大5時間) | 最大24時間 | 12mmダイナミックドライバー | IPX7 | AAC/SBC / aptX / aptX Adaptive | USB-C | |
「EarFun Free Pro 2」![]() |
約9g/約38g | 最大7時間 | 最大30時間 | デュアル6mmドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C・ワイヤレス | |
「Belkin SOUNDFORM Freedom」![]() |
約11g/約59g | 最大8時間 | 最大36時間 | PEEK + TPUの2層構造の7mmダイナミックドライバー | IPX5 | AAC/SBC/aptX | USB-C・ワイヤレス | – |
「SOUNDPEATS H2」![]() |
約10g/約56g | 最大5時間 | 最大20時間 | バランスド・アーマチュアドライバー 8mmダイナミックドライバー |
IPX4 | AAC / SBC / aptX / aptX Adaptive | USB-C | – |
「AVIOT TE-D01q」![]() |
約13g/約48g | 最大11時間 | 最大33時間 | 10mmダイナミックドライバー | IPX4 | AAC/SBC | USB-C | |
「EarFun Free 2」![]() |
約12g/約49g | 最大7時間 | 最大30時間 | 6mmダイナミックドライバー | IPX7 | AAC/SBC/aptX | USB-C・ワイヤレス | – |
「SOUNDPEATS Mini Pro」![]() |
約10g/約37g | 最大7時間(ANC:最大5時間) | 最大21時間 | バランスド・アーマチュアドライバー 10mmダイナミックドライバー |
IPX5 | AAC / SBC / aptX / aptX Adaptive | USB-C | |
「Soundcore Life A2 NC」![]() |
約13g/約68g | 最大7時間(ANC:最大6時間) | 最大35時間(ANC:最大30時間) | 11mmダイナミックドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C | |
「JBL WAVE 200TWS」![]() |
約9g/約48g | 最大5時間 | 最大20時間 | 8mmダイナミックドライバー | IPX2 | AAC/SBC | USB-C | – |
「Soundcore Life P3」![]() |
約10g/約60g | 最大7時間(ANC:6時間) | 最大35時間(ANC:30時間) | 9㎜ダイナミックドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C / ワイヤレス | |
「Soundcore Life P2 Mini」![]() |
約9g/約47g | 最大8時間 | 最大32時間 | 10mmドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C | – |
「Soundcore Liberty Neo 2」![]() |
約12g/約59g | 最大10時間 | 最大40時間 | 8mmドライバー | IPX7 | AAC/SBC | USB-C・ワイヤレス | – |
「SOUNDPEATS T2」![]() |
約11g/約48g | 最大10時間(ANC:最大7.5時間) | 最大30時間(ANC:最大22.5時間) | 12mmダイナミック型ドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C | |
「HUAWEI FreeBuds 4i」![]() |
約11g/約47g | 最大10時間(ANC:最大7.5時間) | 最大22時間(ANC:最大16.5時間) | 10mmダイナミックユニット | なし | AAC/SBC | USB-C | |
「EarFun Air Pro SV」![]() |
約9g/約43g | 最大6時間(ANC:最大5時間) | 最大24時間(ANC:最大18時間) | 10mmウール複合ドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C・ワイヤレス |
1. Soundcore Life Note 3S
「Soundcore Life Note 3S」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
重量はイヤホン片側で4.3gと、10円玉とほぼ同じという驚きの軽さを実現。
アンカー初のインナーイヤー型であり、軽快な装着感と耳当たりの良さをもち、光沢感のあるツルッとした質感です。
バッテリー性能はイヤホン単体では最大5時間と短いものの、ケースふくめると最大35時間と、日常使いには充分なレベルです。
ケース背面にはUSB Type-Cポートをそなえ、ワイヤレス充電にも対応しています。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | ― | 2タップ |
曲送り | 2タップ | ― |
音量を上げる | ― | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ― |
音声アシスタント | 2秒長押し | 2秒長押し |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話拒否 | 着信中に2秒長押し | 着信中に2秒長押し |
通話終了 | 通話中に2秒長押し | 通話中に2秒長押し |
エントリーモデルの位置づけながら、専用アプリ「Soundcore」に対応しています。
コントロールの項目から「1タップ」「2タップ」「2秒間長押し」のタッチ操作内容を変更できます。
動画に対する音声の遅延を抑える「ゲームモード」や、好みのヒーリングサウンドを作り出せる「睡眠モード」も搭載し、アプリの機能性は充分すぎるほど。
音質は迫力ある低音をベースに、クセがなく聞きやすいサウンドに仕上がっています。
中音と高音が少し控えめな一方、低音の量感はかなりリッチで迫力あるサウンドを実現しています。
粒の細かさや音場の広さはあまり感じられないものの、価格を考えると妥当でしょう。


2. EarFun Air Pro 2
「EarFun Air Pro 2」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
装着検出センサーを搭載し、イヤホンの脱着にともなう音楽の自動停止・再生に対応しています。
イヤホン単体で約11g、ケースをふくめて約54gと標準的な重量です。
イヤホン単体で約7時間、チャージングケースをふくめると約27時間の再生が可能です。
USB-Type-Cによる充電にくわえ、ワイヤレス充電もサポートしています。
低価格ながら、最大40dbのノイズ低減効果をうたうアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載しています。
車・電車・バスの走行音といった低音域はしっかり軽減してくれるものの、甲高い音や話し声などの中音域以上は少し残る感じがありました。
外音取り込みの拾い込みも自然で、さすがにイヤホンを付けていないのと同程度のレベル(= AirPods Pro級)ではないものの、電子音ぽさのない仕上がりでした。
装着感は少し浅く、イヤーチップで支えている感覚があります。
タッチ操作で音量調整まで可能なのはうれしいポイントですが、欲をいえば「1タップで再生 / 停止」にしてほしかったところ。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | 2タップ | 2タップ |
停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | – | 3タップ |
曲戻し | 3タップ | – |
音量を上げる | – | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | – |
音声アシスタント | – | 2秒長押し |
モード切り替え | 2秒長押し | – |
低音寄りの設計ではあるものの、音場が広がり、中高音域にもスポットが当たるバランスの良い優等生にシフトしました。
分離感も良く、多くの楽器が鳴る楽曲でも各楽器をしっかり聴き分けられるのもありがたいです。
高音域も尖った感じがなく、きれいに響くので、EarFun Air Proと比べても音楽ジャンルを選ばないイヤホンに進化したともいえます。

3. SOUNDPEATS Air3 Pro
「SOUNDPEATS Air3 Pro」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
重量はイヤホン単体で約9g、ケース合わせて約37gと、かなりの軽量に仕上がっています。
イヤホンだけで最大6時間(ANCで最大5時間)、ケースあわせて最大24時間と、標準より少し短めのバッテリー性能です。
とはいえ、イヤホンの軽さをふまえると健闘しているほうですし、日常使いには問題ないレベルでしょう。
ケース背面にはUSB-Cポートを搭載しています。
ただし、ワイヤレス充電には非対応で、ケースのフル充電には約2時間必要と、充電まわりの性能はもう一歩といったところ。
安定性は高いものの、圧迫感を少し感じる装着性となっています。
装着時にはイヤホン筐体で耳穴周りがグッと広げられる感覚があり、その圧迫感が装着後も少し残るようなイメージです。
イヤホン表面はタッチセンサーになっており、以下の操作が割り当てられています。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 / 停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | ― | 長押し(1.5秒) |
曲戻し | ― | ― |
音量を上げる | ― | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ― |
ANC / 外音取り込み / OFF | 長押し(1.5秒) | ― |
ゲーミングモード / OFF | 3タップ | ― |
音声アシスタント | ― | 3タップ |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
着信拒否 | 着信中に長押し(1.5秒) | 着信中に長押し(1.5秒) |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
再生・停止やANC切り替えはもちろん、曲送り・曲戻しや音量調整など、必要な操作はしっかり割り当てられています。
SOUNDPEATS Air3 Proは、効果のしっかり感じられる中強度のANCと自然な外音取り込みをそなえています。
ANCをオンにすると音が全体的に遠くなる感じがあり、空調などのわずかな環境ノイズは完全に消し去ってくれます。
車のロードノイズなどの騒音も半分以上おさえ、低音域への効きも充分です。
また、独特の立体感から、生演奏のようなリアルなサウンドを堪能できる音質設計となっています。
ほどよい量感でどっしりした迫力を築く低音と、綺麗に再現された高音がとにかく心地いいです。
少しエコーがかかった聞こえ方で、とくに高音が伸びやかな曲では鳥肌が立つほどの臨場感を感じられます。
廉価イヤホンに見られるシャンシャンと軽く鳴る感じがなく、安っぽさをまったく感じないサウンドです。
一方、音場の広さや音のクリアさは乏しい設計となっています。
耳元でボーカルが歌っているような音の近さから臨場感は感じられるものの、遠くで鳴っている音がないので、空間的な広がりは感じられません。
細かいところまで見ると少し気になる部分もありますが、この価格帯では文句なしの高音質です。
とくに独特の立体感が生み出す生演奏のようなサウンドは、6千円台とは思えないほど。


4. EarFun Free Pro 2
EarFunの「EarFun Free Pro 2」です。
イヤホン・ケースともにアルミニウム製で、7千円台とは思えないほどの質感と抜群の美しさをもっています。
重量はイヤホン単体で約9gと耳に負担を感じない軽さで、ケースふくめても約38gとかなりの軽量性を実現しています。
イヤホン単体で最大6時間、ケースをふくめると最大30時間(5回分)と標準的なバッテリー性能です。
ひとつはケース背面に備えているUSB-Cポートからの充電です。

もうひとつはポンと置くだけで充電できるワイヤレス充電にも対応し、バッテリーまわりは万全です。
さらに、格安ながらアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載しています。
EarFun Air Pro 2と同等の最大40dbのノイズ低減効果という触れ込みで、実際の効きも同程度といったところ。
とくに車のエンジン音やロードノイズといった低音域への効きが強く、ANCオンの状態であればすぐそばを車が通ってもあまり気にならないほど。
一方、中音域以上への効きは甘めで、人の話し声などは若干遠くなるくらいでした。
外音取り込みはかなり自然で、装着したままふつうに会話できます。
周囲音をマイクで拾うためノイズは若干あるものの、日常的に使う分には気にならないレベルです。
表面はタッチセンサーとなっており、以下の操作が割り当てられています。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 / 停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | – | 3タップ |
ゲームモードオン/オフ | 3タップ | – |
音量を上げる | – | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | – |
音声アシスタント | – | 2秒長押し |
ANC/外音取り込み/オフ | 2秒長押し | – |
音質はEarFun Air Pro 2と同様、バランスの良い優等生タイプです。
低音域がしっかり土台を築きながらそこへ中音域が気持ちよく伸び、安定感のあるサウンドです。
EarFun Air Pro 2は、パキッとした音を求める方は少し物足りなさを感じる、上質で柔らかい音質設計でしたが、EarFun Free Pro 2はそこから丸みを少し取り除いたような印象。
中高音域ともに尖った感じがしないのにボヤッとした印象もない、人をより選ばない正統派でクセのないサウンドとなっています。
どの音も主張しすぎない一方でそれぞれの音程もしっかり聴こえ、音楽ジャンルを問わず、さまざまな楽しみ方ができる仕上がりです。

5. Belkin SOUNDFORM Freedom
「Belkin SOUNDFORM Freedom」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
樹脂光沢が映えるデザインで、プラスチック素材ながらチープに見えない造りとなっています。
イヤホン単体で約11g、ケースをふくめ約59gと標準的な重量です。
ケースは約52 x 55 x 31 mmとコンパクトサイズで、フタ部分はグロスな質感です。
USB Type-Cケーブルによる急速充電(15分で2時間再生)にくわえ、ワイヤレス充電にも対応しています。
イヤホン単体で最大8時間、ケース込みで36時間の連続再生に対応しています。
タッチセンサーに対応し、指でイヤホンをタップすることで基本的な操作を行えます。
- 右1回タップ 音量を上げる
- 左1回タップ 音量を下げる
- (右/左)2回タップ 再生/一時停止/受話/終話
- 右3回タップ 曲送り
- 左3回タップ 曲戻し
- (右/左)長押し 音声アシスタント(Siri・Google)/着信拒否
中高音域はカラッとした元気の良いサウンドをかなで、バックグラウンドの楽器隊の音色までクリアに聴こえます。
低音はパワフルかつビート感がやや強めなので、ROCK & POPSやEDMと合わせるといい感じです。
コーデックはAAC・SBCのほか、apt-Xにも対応しています。
また、Apple以外のモデルでは初のiOS「探す」機能に対応しています。
紛失防止タグ「AirTag」のように、Bluetoothの範囲外でもFind My Networkを使い、現在の在り処をトラッキングできます。


6. SOUNDPEATS H2
「SOUNDPEATS H2」は生活防水仕様(IPX4)のBluetoothワイヤレスイヤホンです。
イヤホンは軸がシュッと伸びた形状で、シルバーのボディにゴールドのタッチセンサー部と、ゴージャス感強めの外観に仕上がっています。
重量は、両耳あわせて約10g、ケースふくめて約56gと標準的です。
ケースは銀白色で光沢感が強く、見た目にもかなりツルッとしています。
イヤホン単体で5時間、ケース併用で最大20時間の使用が可能で、ロングバッテリー化している今のワイヤレスイヤホンの中ではかなり平凡なバッテリー性能といえます。
充電方式はUSBタイプC(USB-C)ポートのみに対応し、残念ながらワイヤレス充電には非対応です。
表面はタッチセンサーになっており、軽くタッチするだけで、音量調整ふくめ全ての操作が可能です。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 / 停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | – | 1.5秒長押し |
曲戻し | 1.5秒長押し | – |
音量を上げる | – | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ― |
ペアリングモード | 左右同時に6秒長押し | 左右同時に6秒長押し |
音声アシスタント | – | 3タップ |
ゲーミングモード | 3タップ | – |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
着信拒否 | 着信中に1.5秒長押し | 着信中に1.5秒長押し |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
H2は低音から中音域にかけて厚みをもたせた音設計で、ウォームでキレのあるサウンドを楽しめるイヤホンに仕上がっています。
ただし、H1ほどシャキッとしておらず、人によってはボヤッと感じるかもしれませんが、ボーカル音はよりナチュラルに聴こえ、再現性は高いです。
音の味付けもそれほどされてないため、高音域の伸びやかさも抑えられ、物足りないと感じる人もいるかもしれません。
解像感や繊細さ重視ならH1ですが、聴き心地や原音に素直なサウンドを好む人にはH2がおすすめです。

7. AVIOT TE-D01q
AVIOTの「AVIOT TE-D01q」です。
丸みを帯びたデザインにマイク部の突起がカッコよく、ブラックオニキスというカラーのとおり、石のような光沢感をまとっています。
カラーはブラック以外にレッドスピネル・ピンククオーツ・パールホワイト・ラピスブルーの4色があり、カラバリは豊富です。
重量はイヤホン単体で約13g、ケースをふくめても約48gと、軽量におさめています。
まるで指輪ケースのようなキュービック形状のケースで、手のひらにも充分おさまるコンパクトなものとなっています。
イヤホン単体で最大11時間、ケースをふくめると最大33時間の連続再生が可能であり、通常モデルの約2倍を実現しています。
背面には互換性の高いUSB Type-Cの充電ポートをそなえ、15分充電で3時間駆動できる急速充電にも対応しています。
AVIOT TE-D01qはあっさりした装着感で、奥までギュッと入れ込むタイプのイヤホンが苦手な人にもおすすめできます。
操作はタッチセンサー式で操作しやすいものの、確認音は鳴りません。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | 1タップ | 1タップ |
停止 | 1タップ | 1タップ |
曲送り | – | 2タップ |
曲戻し | – | 3タップ |
音量を上げる | 3タップ | – |
音量を下げる | 2タップ | – |
受話 | 着信中に1タップ | 着信中に1タップ |
通話終了 | 通話中に1タップ | 通話中に1タップ |
10mmダイナミックドライバーの恩恵で、迫力・深みのある低音を中心に、クリアで開放感のあるサウンド設計となっています。
音場の広さや解像感の高さはハイエンドモデルにさすがにゆずるものの、同価格帯では最高クラスの音質に仕上がっています。
パワフルでダイナミックかつ繊細な音を奏でられるイヤホンなので、ROCK & POPSやEDM、クラブミュージックと相性抜群です。
ANC性能も優秀で、車や電車の走行音、足音、エアコン・扇風機などの低音ノイズをかき消してくれるのにくわえ、甲高い物音なんかもわりと抑制してくれます。
外音取り込みも電子音感のない自然な仕上がりで、完成度は上位モデルのTE-D01tとほぼ変わりません。


8. EarFun Free 2
「EarFun Free 2」は完全防水仕様(IPX7)のワイヤレスイヤホンです。

Qualcomm TrueWireless Mirroringに対応し、親機側だけでなく子機側でも片耳使用が可能となっています。
黒で統一されたシンプルなデザインで、「earfun」の刻印部分はタッチセンサーとなっています。
ケースのサイズは約66 x 39 x 29mmで、横長で手のひらにもおさまるコンパクトなサイズ感。
イヤホン単体で最大7時間、ケースをふくめ最大30時間使用可能です。
USB-C充電にくわえ、ワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで充電できます。
数千人もの耳の形を分析したというだけあり、本体の形状も耳に合っていてフィットしやすいです。
表面はタッチセンサーなので、タッチするだけで音量調整ふくめた全操作が可能です。
- (右/左)を2回タップする 再生/停止/受話/終話
- 右を3回タップする 曲送り
- 左を3回タップする 曲戻し
- 右を1回タップする 音量アップ
- 左を1回タップする 音量ダウン
中音域の解像度が高い音設計で、高音域もそこそこ伸びがあり、ボーカル・ギター・ドラムのスネア音がクリアに出せるイヤホンです。
低音はそれほど強めではありませんが、ROCK & POPSに映えるモデルに仕上がっています。
また、高音質の圧縮方式「apt-X」「AAC」に対応し、iPhoneとAndroidスマホの双方で、解像感の高いサウンドを実現可能なのもポイント高いです。

9. SOUNDPEATS Mini Pro
「SOUNDPEATS Mini Pro」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホン単体は約10gと標準的なものの、ケースをふくめると約37gとかなりの軽量モデルとなっています。
イヤホン単体で最大7時間(ANCオンで5時間)、ケースふくめ最大21時間です。
充電用ポートはUSB-Cに対応し、汎用性の高いポートなのはありがたいです。
耳に軽く入れただけでしっかりホールドされ、装着感はかなり快適です。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | ― | 1.5秒長押し |
音量を上げる | ― | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ― |
ANC / 外音取り込み / OFF | 1.5秒長押し | ― |
ゲーム(低遅延)モード | 3タップ | ― |
音声アシスタント | ― | 3タップ |
ペアリングモード | 6秒長押し | 6秒長押し |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話拒否 | 着信中に1.5秒長押し | 着信中に1.5秒長押し |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
「再生 / 停止」はもちろん、「モード切り替え」や「音量調整」まで、多くのアクションをイヤホンから操作できます。
ただ、長押しに曲送りが割り当てられていたり、曲戻しはできなかったりと、操作割り当てには少しクセがあります。
ANCはアンダー1万円とは思えない強度で、周囲のノイズを大きく低減してくれます。
屋外ではイヤホン装着で10の音が6〜7に、そこからANCオンで2〜3になるイメージで、車のロードノイズへの効きをかなり実感しました。
外音取り込みも自然な仕上がりで、イヤホン未装着時とほぼ変わらない聴こえ方でした。
音を変に強調していないため、耳を刺すような鋭さも感じません。
ANC性能も外音取り込みも、良い意味で期待を裏切る完成度です。
SOUNDPEATS Mini Proはハイブリッド機構のドライバーにより、音~高音をバランス良くカバーし、フラットでキレのある音質設計です。
丸みをおびた柔らかい音というより、実際の発声に忠実なパキッとしたシンプルな音を奏でてくれます。
ただ、シンプルであるがゆえに音の厚みも感じづらく、ライブ音源などの迫力には欠ける部分も。

aptX Adaptiveは高音質・低遅延を実現するコーデックですので、対応するAndroidスマホを持っている人はぜひお試しください。
10. Soundcore Life A2 NC
「Soundcore Life A2 NC」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホン単体で約13g、ケースふくめて約68gであり、軽量モデルの多い同社の中ではやや重め。
ケースはたまご型のマットな質感でパカッと開く機構です。
イヤホン単体で最大7時間(ANCで6時間)、ケースをふくめ最大35時間(ANCで30時間)使用可能です。
ケース背面には、使い勝手の良いUSB-Cポートを備えています。
また、10分の充電で1.5時間駆動する急速充電にも対応しています。
表面はタッチセンサー式で感度も高く、正確に操作できます。
- 右2回タップ 再生/一時停止
- 右2秒押し モード切り替え(ノイズキャンセリング / 外音取り込み / 通常)
- 左2回タップ 曲送り(次の曲)
- (右/左)2回タップ 受話/終話
- (右/左)2秒押し 着信拒否
ドンシャリ感が強めで、Ankerの中でもトップクラスの音質に仕上がり、アンダー1万円ではピカイチ。
高音域は刺さる感じが少しあるものの、クリアで爽快感があり、低音域には迫力があり臨場感も強いです。
中音域は、やや平坦な印象がありますが、表現力の面ではすぐれています。
ROCKやEDMにはぴったりで、ライブ感にあふれる派手なサウンドが楽しめます。
Anker初のANC搭載であるものの、その性能はアンダー1万円では最高クラス。
2万円台のモデルとも遜色なく、AirPods Proほどではないものの、近いレベルで外音を抑制してくれます。
外音取り込み機能も地味に優秀で、全ての周囲音を取り込む「全ての外音」と音声重視で取り込む「音声フォーカス」で切り替えられるようになっています。

11. JBL WAVE 200TWS
「JBL WAVE 200TWS」は防滴仕様(IPX2)の完全ワイヤレスイヤホンです。
ケースの重量は約48gと標準的なものの、イヤホン単体では約9gと、耳に負担を感じない軽さ。
充電用ポートはUSB Type-Cをそなえ、15分の充電で1時間駆動できるクイック充電にも対応している一方、残念ながらワイヤレス充電には非対応です。
イヤホン単体で最大5時間、ケースふくめ最大20時間(4回分)使用可能です。
ロングバッテリーのイヤホンが増えている中、少し控えめなバッテリー性能。
軸部分の飛び出しも長すぎず、イヤホンも片側約4gであるため、装着感はかなり軽めです。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 / 停止 | 1タップ | 1タップ |
曲送り | 2タップ | 2タップ |
曲戻し | 3タップ | 3タップ |
音声アシスタント | 長押し | 長押し |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
マイクミュート | 通話中に長押し | 通話中に長押し |
左右イヤホンで全く同じ操作で分かりやすいものの、可能な操作が限定的なのが残念なポイント。
あと、欲をいえば音量調節も欲しかったところです。
中高音域にフォーカスした、素直でフラットな音質設計となっています。
女性ボーカルやギターの音が綺麗に響くため、アカペラやギターソロのある曲で個性を発揮するイヤホンです。
低音は弱く、音の迫力や立体感は少し感じづらい音質設計なので、ドラムやベースを中心としたロックを楽しむのには向かないかなと。
音の迫力や臨場感をノリノリで楽しむというよりは、綺麗な音色をじっくり堪能するといった楽しみ方が合うイヤホンといえます。
そのため、作業中・移動中にBGMとして音楽を楽しむといった使い方に適しています。

12. Soundcore Life P3
「Soundcore Life P3」は完全防水仕様(IPX5)のBluetoothワイヤレスイヤホンです。
イヤホン本体は、軸のシュッと伸びたスタイリッシュな形状をしています。
イヤホン単体で約10g、ケースふくめて約60gと標準的な重量です。
ケース上部にはキラリと光るロゴがプリントされ、光沢感のあるマット仕上げの筐体がエレガント。
ラインナップはブラックふくめ、ネイビー・ライトブルー・オフホワイト・コーラルレッドの5色で、無骨なガジェットのイメージを覆す爽やかなカラーリングなので、幅広いユーザーが使いやすいです。
同社のANC搭載モデルではエントリーモデルにもかかわらず、ワイヤレス充電にも対応し、この機能を削らなかったのはかなりポイント高いです。
耳の先端が安定するようにその周りをしっかりと密閉し、フィット感は良好です。
タッチセンサーの感度は、シングルタップがあまりよろしくなく、余韻を少し残すような感じでグッと押してあげるのがおすすめです。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | – | 2タップ |
停止 | – | 2タップ |
曲送り | 2タップ | – |
曲戻し | – | – |
音量を上げる | – | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | – |
モード設定 | 2秒長押し | 2秒長押し |
音の解像感は最上位のLiberty Air 2 Proにゆずるものの、低音が強めで中高音もくっきり聴こえ、同価格帯ではトップクラスの音質です。
低音の量感がそこそこあるにかかわらず、ナチュラルで開放感のある中高音域もクリアかつ分離感も良く、各楽器の音にバランス良くフォーカスをあてられています。

ROCK & POPSやEDM中心に、ダイナミックな低音と安定した中音域を楽しむのにぴったりのイヤホンです。
さらに、8千円台で最強クラスのノイキャン性能をほこります。
兄貴分のSoundcore Life A2 NC、最上位のSoundcore Liberty Air 2 Proと並び、AirPods Proと同等レベルで、車のエンジン音やタイヤ音、電車の走行音といった低音ノイズを抑え込んでくれます。
キーボード音や空調音といった、比較的近くで発している音もかなり小さくしてくれます。
ただし、外音取り込みはもうちょっとがんばってほしいというのが正直なところ。


13. Soundcore Life P2 Mini
「Soundcore Life P2 Mini」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホン本体はSoundcore Life P3と同様、軸の伸びた形状をしているものの、軸はショートでAirPods Proと同程度におさまっています。
イヤホン単体で約9gと軽く、ケースふくめても約47gです。
充電端子はUSB Type-Cポートで、10分の充電で1時間分の再生が可能な急速充電にも対応しています。
Soundcore Life P2 Miniは、アプリ非対応であるにも関わらず、3回タップでイコライザーモードの切り替えに対応しています。
アプリなしでイコライザーをそなえるのは本機のみの特徴です。
3回タップするたび「通常モード 低音モード ボーカルモード」の3つが順に変わっていきますが、モードの出来は正直微妙。
ボディ部分が耳の中にほど良くハマる感じで装着でき、軽快性と安定感のあるつけ心地です。
タッチセンサーの認識は、1タップ・2タップは問題ないものの、3タップは通らないことがあるので注意ください。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | 2タップ | 2タップ |
停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | – | 2秒長押し |
曲戻し | 2秒長押し | – |
イコライザーの切り替え | – | 3回タップ |
音声アシスタント起動 | 3回タップ | – |
中低音域が前面に出る音設計であり、バスドラムは少し鳴り響く傾向があるので、パワフルな感じを受けます。
一方、中音域のボーカルやギター・ピアノは、かなり繊細で上手く表現できています。
この音域の豊潤さは、4千円台のイヤホンの平均値を大きく上回ります。
中高音域に来ると、ボーカル音やシンバルが自然な音色に少し欠け、実際よりも軽く、若干とがる傾向があります。
ROCK & POPSやEDM中心に、パワフルな低音と豊かな中音域を聴くのに最適なイヤホンです。
Soundcore Life P2 Miniレビューはこちら

14. Soundcore Liberty Neo 2
「Soundcore Liberty Neo 2」は、完全防水仕様(IPX7)の完全ワイヤレスイヤホンです。


イヤホンの形状はゴロンと丸みを帯び、ロゴの印字部分はザラついた質感で、タッチ操作に対応しています。
イヤホン単体で約12g、ケースふくめて約59gと、標準的な重量です。
前モデル「【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo」はメタリックコーティングが施され、指紋が付きやすかったのに対し、本機のケースはシンプルかつ洗練され、サラリとした触感で指紋も目立たくなりました。
バッテリーはイヤホン単体で約10時間、ケースをふくめると最大40時間の連続再生が可能であり、前モデルの約2倍に伸びました。
USB-C充電にくわえ、ワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで簡単に充電できます。

イヤーウィングのおかげでしっかりフィットし、少しひねるだけで密閉性は抜群です。
- 左1回タップ 音量小
- 右1回タップ 音量大
- 左2回タップ 音声アシスタント
- 右2回タップ 再生 / 一時停止
- 左1秒押し 前の曲へ
- 右1秒押し 次の曲へ
音質は低音から中音にかけて迫力があり、Soundcore Life A2 NCと同じく若干ドンシャリ系ではありつつ、高音域はまろやかで耳に刺さるイヤな感じがありません。
前モデル「【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo」と同様、ROCKやHIP HOP、EDMと組み合わせてパフォーマンスを発揮するイヤホンに仕上がっています。
音質コーデックはSBC・AACのみに対応しています。
価格的に仕方ないですが、ノイズキャンセリングはついていないので、周囲音を抑えて音楽を堪能したい方は、同社だとSoundcore Liberty Air 2 ProかSoundcore Life A2 NCが適しているでしょう。

Soundcore Liberty Neo 2レビューはこちら

15. SOUNDPEATS T2
「SOUNDPEATS T2」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホン単体で約11g、ケースふくめて約48gと、標準的な重量です。
ケースは約65 x 29 x 42mmとコンパクトにまとまり、デニムのポケットに入れてもかさばりません。
小型ながら強力なバッテリーをもち、イヤホンだけで最大10時間(ANCオンで約7.5時間)、ケースふくめ最大30時間(ANCオンで約22.5時間)使用できます。
ケースの充電端子は、他のガジェットとも親和性が高いUSB Type-C対応で、使い勝手が良いです。
5千円台ながら最大35dBのノイズ低減効果のあるアクティブノイキャン(ANC)を搭載しています。
アンダー1万円ではEarFun Air Proと並んでトップクラスの遮音性を発揮します。
ホワイトノイズは少しあるものの、バスや地下鉄、飛行機など騒音の多い環境でも周囲の雑音をかき消し、没入感のあるサウンドを楽しめます。
また、外音取り込み機能にも対応し、イヤホンをつけながらでも車の走行音に気づけたり、周囲の人とスムーズに会話できます。
表面はタッチセンサーであり、音量調整ふくめて全操作が可能です。
- (左/右)2回タップ 再生 / 停止
- 右1回タップ 音量を上げる
- 左1回タップ 音量を下げる
- 右長押し 曲送り
- 左長押し モード切替(外音取り込み ANC ノーマル)
- (左右)3回タップ 音声アシスタント起動
- 着信中に(左/右)2回タップ 受話 / 終話
- 着信中に(左/右)長押し 着信拒否
低音のボリュームがあるものの、重低音というほどではなく、余韻の響く仕上がりとなっています。
高音もシャキシャキッとした感じでなく柔らかいので、長時間でも聴き疲れしにくいのはありがたいです。
中・高音域も良い意味でクセがなく、全体としてよくまとまっています。
音質コーデックはSBCとAACのみに対応しています。


16. HUAWEI FreeBuds 4i
「HUAWEI FreeBuds 4i
スポーツ・雨天時にイヤホンを使う機会がなければ気にすることはありませんが、他モデルの多くは防水モデルなので、できれば搭載してほしかったところ。
カラーはエレガントで清潔感あるセラミックホワイト、ビビッドなレッド、シックなブラックの3色展開です。
イヤホンは光沢感のあるシンプルなデザインで、軸はかなり長め。
ケースサイズは約62 x 48 x 25 mmとFreeBuds Proより幾分コンパクトで、手のひらに充分収まるサイズ感です。
イヤホン単体で約11g、ケース込みで約47gと標準的な重量。
イヤホンだけで最大10時間(ANCオンで約7.5時間)、ケースふくめ最大22時間(ANCオンで約16.5時間)使用できます。
ケースの充電ポートは、他のデジタル機器とも互換性が高いUSB Type-C対応です。
急速充電をそなえ、10分の充電で4時間使用でき、いざというときにも安心。
HUAWEI FreeBuds 4i
走行音・空調音・タイピング音といった低音域はしっかり低減し、中音域(人の話し声など)もマイルドに抑制してくれます。
しかも、FreeBuds Proで感じた閉塞感がほぼ無いにもかかわらず、ノイキャンの効きは大差ないので、FreeBuds 4iのほうが性能は高いのではと個人的には思います。
装着感は軽く、ほど良いフィット感なので長時間つけても痛くなりませんでした。
イヤホンにはタッチセンサーが搭載されるものの、その操作はかなり限定的。
ダブルタップと長押ししかなく、操作も再生・停止・ANC切り替えのみにしか対応していません。
- ダブルタップ 再生/停止/受話/終話
- 長押し ANC切り替え
専用アプリ「HUAWEI AI Life」を使えば、ダブルタップと長押しに音量調整や曲送り・曲戻しが割り当てられるものの、このアプリが現時点でiOS非対応です(Androidのみ対応)。
HUAWEI FreeBuds 4i
低音域はタイトで締まりがあり、高音域は刺さる感じがなく、まろやかに処理されています。
ただし、中音域の存在感がやや弱く、ボーカル音などが低音域の強さで奥に追いやられる感があります。
とはいえ、個人的には低音が気持ちよく、好みの音設計ではあります。

17. EarFun Air Pro SV
「EarFun Air Pro SV」は生活防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホン本体は、スティック部の角ばった形状と控えめなロゴがスマートな、シックで落ち着きのあるデザインです。
装着センサーは非搭載なので、耳からの脱着にともなう自動再生・停止には対応していません。
ケースはフタの天面が空いているのが最大の特徴で、穴からイヤホンのスティック部が覗く斬新な設計。
ケースサイズは約46 x 57 x 22mmと、AirPods Proと同程度のサイズ感。
重量はイヤホン単体で約9g、ケースふくめ約43gと少し軽めです。
イヤホン単体で最大6時間(ANCオンで5時間)、ケースふくめ最大24時間(ANCオンで18時間)です。
ケース背面には汎用性の高いUSB Type-Cの充電ポートをそなえ、10分間の充電で2時間再生できるクイック充電にも対応しています。
さらにはワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで充電可能です。
本機はなんと、同社初となる専用アプリ「EarFun Audio」に対応しています。
まだ粗削りな部分があるものの、今後も随時アップデートしていくとのことで期待大です。
- ANC・外音取り込み設定
- イコライザー設定
- タッチ操作カスタマイズ
- イコライザー設定
- ゲーム(低遅延)モード設定
本機のANCは、Free Pro 2やAir Pro 2と同等、最大40dBのノイズ低減効果との触れ込みです。
とくに車のロードノイズなどの低音域への効きが強く、音楽を再生していれば、車がそばを通ってもあまり気にならないほど。
一方、人の声など中音域への効きは甘く、カフェで利用した際には周囲の話し声がわずかに遠くなった程度でした。
外音取り込みは自然で、常時オンでもストレスを感じませんでした。
ただし、周りの音をマイクで増幅させているため、装着時と比べるとノイズが少し増えている感覚はあります。
他のスティックタイプイヤホン同様、装着性は快適かつ安定しています。
耳に引っ掛けてスティック部を回転させると、ググッと収まっていき安定します。
スティック部上面はタッチセンサーであり、デフォルトで以下の操作が可能となっています。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | ー | 3タップ |
曲戻し | ー | ー |
音量を上げる | ー | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ー |
ゲーム(低遅延)モード | 3タップ | ー |
音声アシスタント | ー | 長押し(2秒) |
ANC / 外音取り込み / OFF | 長押し(2秒) | ー |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
通話拒否 | 着信中に長押し(2秒) | 着信中に長押し(2秒) |
マイクミュート / 解除 | 通話中に長押し | 通話中に長押し |
音のバランスは「低音 中音 高音」の順で強く、全体的に柔らかく丸みを感じる音質設計です。
低音はリッチな量感をともないつつ、どっしりとした迫力もそなえ、サウンドに厚みと臨場感を形成しています。
粒の細かさはあまりないものの、ボヤっとした印象もなく、いうなれば音の柔らかさと迫力の良いとこ取りをしたサウンドです。
サウンド全体の仕上がりは非常に良く、作業そっちのけで音楽に浸ってしまったほどです。


コスパ最強の安い完全ワイヤレスイヤホンまとめ
本記事は「【おすすめ】コスパ最強の安い完全ワイヤレスイヤホン20選【1万円台以下】」について書きました。
ひとえに完全ワイヤレスイヤホンといっても、サウンドの味付けはさまざまで、得意な音域も異なります。
価格の安いイヤホンも数多く出ていますが、冒頭で申し上げたとおり、安物は音質もチープであることが多いです。
本記事で紹介したイヤホンであれば、価格をおさえつつ音も妥協していませんので、好きな音楽ジャンルと照らし合わせ、自分好みのモデルを見つけてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
製品名 | 重量(イヤホン/ケース込み) | 音楽再生時間 | 音楽再生時間(ケース併用) | ドライバー | 防水性能 | 対応コーデック | 充電ポート | ANC |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Soundcore Life Note 3S」![]() |
約9g/約59g | 最大5時間 | 最大35時間 | 13.4mmドライバー | IPX4 | AAC/SBC | USB-C・ワイヤレス | – |
「EarFun Air Pro 2」![]() |
約11g/約54g | 最大7時間(ANC:最大6時間) | 最大34時間(ANC:最大27時間) | 10mmチタンコンポジットダイナミックドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C・ワイヤレス | |
「SOUNDPEATS Air3 Pro」![]() |
約9g/約37g | 最大6時間(ANC:最大5時間) | 最大24時間 | 12mmダイナミックドライバー | IPX7 | AAC/SBC / aptX / aptX Adaptive | USB-C | |
「EarFun Free Pro 2」![]() |
約9g/約38g | 最大7時間 | 最大30時間 | デュアル6mmドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C・ワイヤレス | |
「Belkin SOUNDFORM Freedom」![]() |
約11g/約59g | 最大8時間 | 最大36時間 | PEEK + TPUの2層構造の7mmダイナミックドライバー | IPX5 | AAC/SBC/aptX | USB-C・ワイヤレス | – |
「SOUNDPEATS H2」![]() |
約10g/約56g | 最大5時間 | 最大20時間 | バランスド・アーマチュアドライバー 8mmダイナミックドライバー |
IPX4 | AAC / SBC / aptX / aptX Adaptive | USB-C | – |
「AVIOT TE-D01q」![]() |
約13g/約48g | 最大11時間 | 最大33時間 | 10mmダイナミックドライバー | IPX4 | AAC/SBC | USB-C | |
「EarFun Free 2」![]() |
約12g/約49g | 最大7時間 | 最大30時間 | 6mmダイナミックドライバー | IPX7 | AAC/SBC/aptX | USB-C・ワイヤレス | – |
「SOUNDPEATS Mini Pro」![]() |
約10g/約37g | 最大7時間(ANC:最大5時間) | 最大21時間 | バランスド・アーマチュアドライバー 10mmダイナミックドライバー |
IPX5 | AAC / SBC / aptX / aptX Adaptive | USB-C | |
「Soundcore Life A2 NC」![]() |
約13g/約68g | 最大7時間(ANC:最大6時間) | 最大35時間(ANC:最大30時間) | 11mmダイナミックドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C | |
「JBL WAVE 200TWS」![]() |
約9g/約48g | 最大5時間 | 最大20時間 | 8mmダイナミックドライバー | IPX2 | AAC/SBC | USB-C | – |
「Soundcore Life P3」![]() |
約10g/約60g | 最大7時間(ANC:6時間) | 最大35時間(ANC:30時間) | 9㎜ダイナミックドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C / ワイヤレス | |
「Soundcore Life P2 Mini」![]() |
約9g/約47g | 最大8時間 | 最大32時間 | 10mmドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C | – |
「Soundcore Liberty Neo 2」![]() |
約12g/約59g | 最大10時間 | 最大40時間 | 8mmドライバー | IPX7 | AAC/SBC | USB-C・ワイヤレス | – |
「SOUNDPEATS T2」![]() |
約11g/約48g | 最大10時間(ANC:最大7.5時間) | 最大30時間(ANC:最大22.5時間) | 12mmダイナミック型ドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C | |
「HUAWEI FreeBuds 4i」![]() |
約11g/約47g | 最大10時間(ANC:最大7.5時間) | 最大22時間(ANC:最大16.5時間) | 10mmダイナミックユニット | なし | AAC/SBC | USB-C | |
「EarFun Air Pro SV」![]() |
約9g/約43g | 最大6時間(ANC:最大5時間) | 最大24時間(ANC:最大18時間) | 10mmウール複合ドライバー | IPX5 | AAC/SBC | USB-C・ワイヤレス |

