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4Kプロジェクターのおすすめはどれ?代表3機種(Nebula・BenQ・XGIMI)を比較!

どうも、プロジェクターを愛用しマクリンまくり @Maku_ring)です。

最近はプロジェクターも進化し、単なる投影機器ではなく、テレビや動画プレイヤーとして使う家庭も増えてきました。

かくいう我が家もそうで、やはりおすすめなのが超高解像度で投影できる「4K対応のプロジェクター」ですね。

価格自体は最低でも20万円前後とそれなりに高く、特別なときに買いたい一品ですが、一台あれば長く使えますし、満足度もかなり高いです。

そこで本記事では4Kプロジェクターの代表機種を比較し、それぞれどういう人にどれがおすすめなのか紹介していきます。

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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

4Kプロジェクターの代表3機種を比較

我が家にはちょうど、4Kプロジェクターの代表的な3機種(Anker Nebula Cosmos MaxXGIMI HORIZON ProBenQ TK700STi)があります。

Anker Nebula Cosmos MaxとBenQ TK700STiとXGIMI HORIZON Pro
 
Nebulaがオーバル形状のスペイシーデザイン、XGIMIはパンチングメッシュのアルミボディ、BenQはビジネスプロジェクターぽい雰囲気に仕上がってます。

Nebula Cosmos Maxのサイズは351 x 249 x 99mm

Nebula Cosmos Max

XGIMI Horizon Proはパンチングメッシュのアルミデザイン

XGIMI Horizon Pro

BenQ TK700STiはAndroid TV 9.0搭載のホームプロジェクター

BenQ TK700STi

 
これらのスペックは以下のとおりです。

左スライドで全表示

製品名 Nebula Cosmos Max
XGIMI HORIZON Pro
BenQ TK700STi
サイズ 約351 x 249 x 99mm 約208 x 218 x 136mm 約312 x 246 x 110mm
重さ 約3.6kg 約2.9kg 約3.1kg
明るさ 1500ANSIルーメン 2200ANSIルーメン 3000ANSIルーメン
解像度 4K(3840 x 2160) 4K(3840 x 2160) 4K(3840 x 2160)
スピーカー 40W(10W x 4) 16W(8W x 2) 5W(5W x 1)
OS Android TV 9.0 Android TV 10.0 Android TV 9.0
価格 179,980円 176,880円 200,000円

 
それでは各項目で比較していきます。

 

サイズ・重量で比較

Nebulaの横幅が約351mm、BenQが約312mmとけっこう大きめな一方、XGIMIは縦横ともに約200mm程度と省スペース設計です。

同じ4Kプロジェクターというくくりの中でも、XGIMI Horizon Proだけはかなりコンパクトに仕上がっています。

重量はNebulaが約3.6kg、BenQが約3.1kgに対し、XGIMIは約2.9kgともっとも軽いです。

XGIMI HORIZON Proの重量は約2.9kg

とはいえ、いずれもずっしりしており、両手でしっかりホールドしないと持ち運びは難しいです。

サイズ・重量面で見ていくと、XGIMI HORIZON Proがすぐれています。

Point
XGIMIがもっとも軽量・省スペース設計
 

インターフェースで比較

拡張性の面で重要になるインターフェースを比較していきます。

Anker Nebula Cosmos MaxとBenQ TK700STiとXGIMI HORIZON Proのポート類
 
NebulaはHDMI x 2とUSB Type-A(USB 2.0)x 2、光デジタル端子を搭載しています。

Anker Nebula Cosmos Maxの端子類
 
BenQはHDMI x 2(右側はeARC)、RS232とオーディオ出力端子、USB-A(USB 2.0)が付いています。

BenQ TK700STiのインターフェース
 
XGIMIは光デジタル端子にUSB-A(USB2.0)、HDMI x 2とLANポート、オーディオ出力端子と充実しています。

XGIMI HORIZON Proのインターフェース

Nebulaはオーディオ出力端子、BenQが光デジタル端子がついてない、XGIMIは両方ともついててLANポートまでそなえるので、インターフェースはXGIMIがもっとも豊富です。

LANポートも付いていると、Wi-Fiネットワークの良くない環境下でも有線LANでカバーできるので重宝します。

Point
XGIMIのインターフェースがバリエーション豊か

明るさと投影距離で比較

解像度はいずれも4Kで同じなので、明るさと投影距離の部分を比べていきます。

明るさはNebulaが1500ANSIルーメン、BenQが3,000ANSIルーメン、XGIMIが2,200ANSIルーメンで、数値だけ見るとBenQが一番明るいということになります。

NebulaとXGIMIとBenQの明るさ比較

(左)BenQ /(中)XGIMI /(右)Nebula

ただ、このルーメンというのも、測定方法によって多少ブレる部分があるので、実際に投影して比較していきます。

あくまで肉眼レベルでの比較ではありますが、Nebulaが一番暗く、XGIMIがもっとも明るく、くっきりしている印象です。

Nebula

XGIMI

BenQ

 
投影距離はけっこう異なります。

100インチ投影時の距離でXGIMIは約2.65m、Nebulaは約2.66mに対し、BenQは約2mとダントツに短い距離で同サイズを投影できます。

BenQ TK700STiは2mで100インチ投影可能

狭い会議室・小さい部屋で投影しなきゃいけない場面で短焦点設計だと重宝します。

そういう意味で、より短い距離で同じ投影サイズを実現できるBenQのほうがより日本向きかなというのは感じました。

3機種で唯一1.2倍のズーム機能も付いています。

BenQ TK700STiのズーム機能

Point
肉眼ではXGIMIがもっとも明るく、BenQが約2m@100インチの短焦点設計
 

スピーカーで比較

スピーカーの出力はBenQが5W、XGIMIは16W、Nebulaが40Wです。

XGIMIはHarman Kardon製のスピーカーを8W x 2機搭載し、こちらもなかなか優秀。

XGIMI HORIZON ProはHarman Kardon製のスピーカーを8W x 2機搭載
 
ただ、Nebulaは他2機種と一線を画し、四方に10Wずつ搭載の40W出力であり、全方位からサウンドに包まれる360°スピーカーに仕上がっています。

Nebula Cosmos MaxのスピーカーはDolby Digital PlusとSound Dimensionを搭載
 
ドルビーサウンドの恩恵で、音の解像度と立体感ともにずば抜けています。

したがって、スピーカーの完成度という点ではNebulaがダントツの仕上がりといったところ。

Point
Nebulaのスピーカーがもっともパワフル

投影調整面で比較

それでは投影調整面を比較していきます。

まずBenQフォーカス調整が手動なものの、台形補正機能を搭載し、垂直方向のみ歪みを自動で修正してくれます。

BenQ TK700STiは台形自動補正機能搭載

このクラスにしてはちょっとさみしい感じがします。

次にNebulaは、垂直方向の台形自動補正(水平は手動)にくわえてオートフォーカスを搭載し、ある程度は使いやすくできています。

Nebula Cosmos Maxはオートフォーカス搭載
 
それからXGIMIはすごくて、オートフォーカスにくわえ、垂直水平ともに±40°の台形自動補正機能が付いています。

さらに障害物自動回避もつき、上記のように他の映像や物体とカブっても自動でかわしてくれます。

あとはスクリーンなど枠のあるところにおさめるときも、自動でその枠内におさまる自動スクリーンアジャスト機能もついています。

Point
XGIMIの投影調整機能は盤石
 

Android OSで比較

OSにはいずれもAndroid TVを搭載し、BenQNebulaAndroid TV 9.0XGIMIAndroid TV 10.0を搭載しています。

9.0と10.0でUIに差はなく、使い勝手の優劣も感じませんでした。

BenQ TK700STiはAndroid TV 9.0搭載

Android TV 9.0

XGIMI HORIZON ProはAndroid TV 10.0搭載

Android TV 10.0

いずれもアプリストアにはGoogle Playを収録し、数千以上のAndroidアプリがインストールできて楽しめます。

ただ、Netflixへの対応は各社異なり、BenQ TK700STiは非対応、Nebulaは「Nebula Manager」経由、XGIMIは「DesktopManager」経由でインストールできるようになっています。

また、Nebulaのみリモコン以外にスマホアプリからの操作に対応し、専用アプリ「Nebula Connect」をインストールすることで、スマホからでも直感的に操作できるようになります。

Point
Android OSは変わらないが、BenQのみNetflix非対応
 

Nebula・XGIMI・BenQはどんな人におすすめ?

各項目の総括は以下のとおりです。

総括
  • XGIMIがもっとも軽量・省スペース設計
  • XGIMIのインターフェースがバリエーション豊か
  • 肉眼ではXGIMIがもっとも明るく、BenQが約2m@100インチの短焦点設計
  • Nebulaのスピーカーがもっともパワフル
  • XGIMIの投影調整機能は盤石
  • Android OSは変わらないが、BenQのみNetflix非対応

そのうえでBenQ・Nebula・XGIMIがそれぞれどういう点でおすすめなのか、紹介していきます。

まずBenQは、ちょっとイマイチという印象をもたれるかもしれないですけど、他2機種にはない点が、唯一の「ゲーミングプロジェクター」である点です。

BenQ TK700STiの外観

3つのゲームモードを搭載するだけでなく、投影映像の応答速度も高くて他のプロジェクターが35〜40msのところ、ダントツの速さを実現しています。

製品 BenQ TK700STi 通常のDLPプロジェクター
4K@60Hz 16.67ms 約40ms
フルHD@120Hz 8.33ms 約20ms
フルHD@240Hz 4.16ms 約15〜20ms

したがって、残像・ちらつきのないゲームプレイが堪能できます。

大画面でゲームをつないでプレイしたい人や、狭い部屋で大画面を楽しみたい人におすすめのプロジェクターです。

次にNebulaは、なんといっても音響の素晴らしさ

他2機種とは一線を画す、10Wスピーカー x 4機搭載のパワフル仕様であり、Dolby Digital PlusとSound Dimension搭載により、全方位からサウンドに包まれる360°スピーカーを実現しています。

大画面とともに迫力の音響もプロジェクター内蔵のスピーカーで楽しみたい人は、Nebulaが間違いなくおすすめです。

あとはスマホアプリに唯一対応し、操作性でもすぐれています。

最後にXGIMIです。

多くの面で他2機種にくらべて優位性があり、4Kプロジェクターをどれかひとつ選べといわれたら、XGIMI HORIZON Proがもっともおすすめです。

デザイン性や質感も高く、投影調整でもオートフォーカス・垂直水平の台形自動補正・障害物自動回避・スクリーンアジャストと全部ついているので、使ってて困る場面はまずありません。

音響面はやはりNebulaにゆずるものの、それでもHarman Kardon製のスピーカーを搭載し、それなりにしっかりした音響なので、弱点のないホームプロジェクターといえます。

 

4Kプロジェクターまとめ

本記事では4Kプロジェクターの代表的な3機種(Anker Nebula Cosmos MaxXGIMI HORIZON ProBenQ TK700STi)を比較しました。

「とにかくおすすめの一台はどれ?」と訊かれたら、XGIMIがおすすめですが、BenQはゲーミングプロジェクター、Nebulaは音響にスマホアプリと、各社それぞれに特色があります。

20万円程度するものの、満足度は高いので、予算がゆるすなら購入をぜひ検討してみてください。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

【BenQ TK700STiレビュー】RPGやFPSもこなす4K対応のゲーミングプロジェクター 【Anker Nebula Cosmos Maxレビュー】4K対応かつAndroid TV 9.0搭載で最強レベルのホームプロジェクター! 【XGIMI HORIZON Proレビュー】史上最高にパワフルで使いやすいホームプロジェクター Android搭載プロジェクターのおすすめをモバイルとホーム型に分けて紹介

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