どうも、MacBook Proユーザーのマクリン( @Maku_ring)です。
10コアCPUの14インチMacBook Proや前世代の16インチは96W USB-C電源アダプタになり、これまためちゃくちゃゴツい……!
今期の16インチMacBook Proは、さらに大きい140W USB-C電源アダプタになり、現時点で代替になりうる小型充電器は存在しません。
このように充電器が高出力化するなか、100Wクラスのコンパクトな充電器を求める声が増えてきています。
近年、スイッチング素子もシリコンから窒化ガリウムに置き換わって小型化が進み、小さい100Wチャージャーがどんどん出てきています。
そこで本記事では、100台以上の充電器をもつ僕が、おすすめの100W充電器を6つ紹介していきます。
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100W充電器の選び方
100W対応の充電器を選ぶうえで、いくつかのポイントがあるので紹介していきます。
同時充電する機器数でポート数を決める
100W対応の充電器は1〜4ポートまで存在しますが、どのポート数の充電器を選ぶべきか迷うもの。
基本的には「どの機器をふだん充電することが多いのか」という視点で、充電器のポート数を決めるといいでしょう。
例えばノートPCしか充電しないのであれば1ポートで十分ですし、スマホやタブレットも充電するなら2ポートがおすすめです。
あわせてモバイルルーターやイヤホンも充電する機会が多いなら、4ポートの充電器を選びましょう。
窒化ガリウム(GaN)搭載の充電器にする
高出力になるほど充電器のサイズは大きくなりますが、そのうえで気にすべきなのがGaN(窒化ガリウム)搭載かどうかという点です。
従来の充電器は、スイッチング素子にSi(シリコン)を搭載していましたが、近年はGaNに置き換わってきています。
SiよりGaNのほうが入力電圧に対する電流の立ち上がりが速く、スイッチのオンオフにともなう発熱をより抑えることができます。
そのことで充電器の内部パーツを小型化できるので、結果として充電器のサイズが小さくなります。
100Wの充電器は高出力であるがゆえに発熱も大きく、GaN充電器をできるだけ選びたいところです。
おすすめの100W充電器を紹介
100W対応充電器の中でもポート別におすすめのモデルを紹介します。
左スライドで全表示
製品 | ||||||
サイズ | 約70 × 60 × 34mm | 約69 x 69 x 31mm | 約60 x 42 x 39mm | 約55 × 85 × 30.5mm | 約65 x 65 x 32.2mm | 約68 x 61 x 31mm |
重量 | 約216g | 約213g | 約178g | 約207g | 約203g | 約234g |
出力ポート数 | 1(USB Type-C x 1) | 2(USB Type-C x 2) | 3(USB Type-C x 2 / USB Type-A x 1) | 4(USB Type-C x 2 / USB Type-A x 2) | 4(USB Type-C x 3 / USB Type-A x 1) | 4(USB Type-C x 3 / USB Type-A x 1) |
Anker 317 Charger (100W)
「Anker 317 Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブル」は、1ポートタイプの100WクラスUSB-C充電器です。
サイズは約70 × 60 × 34 mmと、名刺ケース以下のコンパクトサイズであり、96W Apple 純正アダプタから約60%の小型化を実現しています。
重量は約209gであり、96W Apple 純正アダプタより100g程度軽いです。
多くの充電器がケーブル別売りである中、本機は最大100W対応のUSB-Cケーブルも付属している点がポイント高いです。
最大100W出力であり、14インチMacBook Pro(12コアCPU)でも急速充電が可能です。
PPSにも対応し、PPS対応スマホで20W以上の超急速充電が確認できました。
Anker 317 Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブルは、1ポート100Wチャージャーのマストバイモデルです。
Anker PowerPort III 2-Port 100W
個人的にもっとも愛用してる100W充電器が「Anker PowerPort III 2-Port 100W」です。
製品名 | Anker PowerPort III 2-Port 100W |
---|---|
サイズ | 約69 x 69 x 31 mm |
重さ | 約213g |
出力ポート数 | 2(USB Type-C x 2) |
USB-C 出力(1ポートのみ使用) | 5V 3A / 9V 3A / 15V 3A / 20V 5A(最大100W) |
USB-C 出力(2ポート同時使用) | 上部:5V 3A / 9V 3A / 15V 3A / 20V 3A(最大60W) 下部:5V 3A / 9V 3A / 15V 2.66A / 20V 2A(最大40W) |
PPS出力(1ポートのみ使用) | 3.3V-16.0V 5.0A(最大80W) |
PPS出力(2ポート同時使用) | 上部:3.3V-16.0V 3.0A(最大48W) 下部:3.3V-16.0V 2.0A(最大32W) |
最大出力 | 100W |
価格は税込み6,990円、2ポートです。
カラーはホワイトのみで、表面はツルッとして光沢感があります。
1ポートでは各ポート最大100W、2ポートだと上部:最大60W + 下部:最大40Wに分配され、MacBook Pro(通常充電)+ iPadの組み合わせでも充電可能です。
我が家がちょうど、MacBook Pro + Airで使っていて、コンセントが少なくてもこの充電器のおかげでケンカにならずに済んでますw
USB-C自体はPPS対応でもあるので、PPS対応スマホでも高速充電可能です。
サイズは約69 x 69 x 31 mmで、先ほどのBaseusよりは大きいものの、手のひらサイズにおさめています。
純正アダプタ(96W)と比べ、約75%の小型化を実現しています。
重量は約213gなので、96W純正アダプタより80g程度軽量化しています。
2ポートの100Wチャージャーでは「Anker PowerPort III 2-Port 100W」をおすすめします。
Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)
次に紹介するのは、3ポートタイプの100WクラスUSB急速充電器「Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)」です。
サイズは約60 x 42 x 39mmとやや横長ではあるものの、同クラスの3ポートでは最小におさまり、まさに卵サイズ。
同社の120W充電器「Anker 737 Charger」と並べても、奥行がかなりおさえられているのが分かります。
MacBook Proの96W USB-C電源アダプタと比べると約45%もの小型化を実現し、同じく100W/3ポートのAnker 736 Chargerよりさらに小さいのが分かります。
重量は約177gであり、Anker 736 Chargerや96W純正アダプターが200〜300gである中、かなり軽くできています。
USB-Cは、1ポート接続だとどちらも最大100W出力に対応し、100W入力を要するMacBook Pro(14/16インチ)でも急速充電可能です。
2・3ポート接続時は、いずれのポートでも合計最大100W出力に対応しています。
USB-C x 2でつないだときは60W + 40Wに分配されるようで、MacBook ProとAirのような組み合わせならノートPC 2台同時に急速充電できます。
USB-C + Aの2ポート接続でも最大100Wに対応し、こちらはノートPC + スマホで充電可能です。
3ポート接続時の出力は80W + 10W + 10Wに配分されるようで、ノートPC + スマホ(イヤホン・スマートウォッチ)x 2が同時充電できます。
Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)は「ノートPCとモバイル機器が同時充電できる3ポートがほしい人」におすすめです。
Baseus CCGAN100US
Baseusの「CCGAN100US」です。
製品名 | Baseus CCGAN100US |
---|---|
サイズ | 約30.5 × 55 × 85 mm |
重さ | 約200g |
出力ポート数 | 4(USB Type-C x 2 / USB Type-A x 2) |
USB-C 出力 | 5V 3.0A / 9V 3.0A / 12V 3.0A / 15V 3.0A / 20V 5.0A / PPS 3.3V-20V 5A(最大100W) |
USB-A 出力 | 4.5V 5.0A / 5V 4.5A / 5V 3.0A / 9V 3.0A / 12V 3.0A / 20V 3.0A(最大60W) |
最大出力 | 100W |
価格は税込み6,999円、こちらも4ポートです。
カラーはブラックとホワイトの2色あります。
こちらも100W対応のPD対応USB-Cケーブルが付いています。
サイズは約55 × 85 × 30.5mmと4ポートではかなり小型で、1ポートのBaseusと並べても高さがややある程度におさまってます。
純正アダプタ(96W)と比べると、約75%の小型化を実現しています。
複数ポート接続時の出力バランスは、UGREENよりBaseusのほうが使いやすいです。
USB-C 1 | USB-C 2 | USB-A 1 | USB-A 2 | Total |
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
60W | 60W | |||
60W | 60W | |||
65W | 30W | 95W | ||
30W | 65W | 95W | ||
15W(2ポート合計) | 15W | |||
65W | 30W | 95W | ||
60W | 20W | 18W | 98W | |
60W | 20W | 15W(2ポート合計) | 95W | |
65W | 15W(2ポート合計) | 80W | ||
65W | 15W(2ポート合計) | 80W |
1ポート接続だとUSB-C側が100Wですが、2〜4ポート接続時もUSB-C側は60W以上の出力が担保されています。
ノートPC充電しながら2〜3個のモバイルガジェットを充電したいときは、使い勝手抜群の出力構成です。
4ポートの100Wチャージャー2個目は「CCGAN100US」をおすすめします。
MATECH Sonicharge 100W Pro X
4ポートタイプの100WクラスUSB充電器、MATECHの「Sonicharge 100W Pro X」です。
USB-C単ポート使用時は最大100W出力ですが、接続ポート数によってワット数が異なります。
USB-C 1 | USB-C 2 | USB-C 3 | USB-A | Total |
---|---|---|---|---|
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
20W | 20W | |||
22.5W | 22.5W | |||
65W | 30W | 95W | ||
65W | 20W | 85W | ||
65W | 22.5W | 87.5W | ||
65W | 20W | 85W | ||
65W | 22.5W | 87.5W | ||
10W | 10W | 20W | ||
45W | 30W | 20W | 95W | |
45W | 30W | 22.5W | 97.5W | |
65W | 10W | 10W | 85W | |
65W | 10W | 10W | 85W | |
45W | 30W | 10W | 10W | 95W |
同クラスの4ポート充電器では世界最小級の約65 x 65 x 32.2mmにおさまっています。
MacBook Proの96W純正アダプターと比べると、ポート数4倍にかかわらず、ひと回り小さいです。
重量はApple 96W純正アダプターの約3分の2にまでおさえています。
多くの充電器がケーブルをそなえていない中、本機は100W対応ケーブルに収納ケースまでしっかり付いているので良心的。
USB-C 1/2(上2つのポート)は、単ポート接続で最大100W出力でき、14・16インチMacBook Proふくめた多くのノートPCを急速充電可能です。
2ポート使用時は65Wと30Wに分配され、MacBook ProとAirといった組み合わせでも同時に急速充電できます。
USB-C1〜3を使って3台の機器を充電する場合、45W/30W/20Wに分かれるので、この場合もノートPCを2台充電しつつ、モバイル機器を充電するといったことができます。
4ポート全部使ったときは45W/30W/10W/10Wに出力されるので、ノートPC2台の充電は十分可能ですが、残り2ポートが10Wずつになるので、スマホだと通常充電になるケースがあるので注意ください。
Sonicharge 100W Pro Xは「ノートPC複数台とモバイル機器をまとめて充電したい人」におすすめです。
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)
最後に紹介するのは、4ポートタイプの150WクラスUSB-C充電器「Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)」です。
USB-Cは単ポート最大100W出力、USB-Aは単ポート最大22.5Wで、複数ポート使用時も最大150Wまで対応しています。
USB-C1 | USB-C2 | USB-C3 | USB-A | Total |
---|---|---|---|---|
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
22.5W | 22.5W | |||
合計150W | 150W | |||
100W | 22.5W | 122.5W | ||
100W | 22.5W | 122.5W | ||
合計150W | 150W | |||
合計150W | 150W | |||
合計150W | 150W |
サイズは約68 x 61 x 31mmと、Apple 140W USB-C電源アダプタから40%の小型化を実現しています。
重量は約234gであり、ひときわ軽くできています。
USB-Cを1ポート接続で使用した場合、16インチMacBook Pro(2020)でも急速充電できる最大100Wまで対応しています。
こちらのUSB-CはPPSにも対応し、PPS対応スマホで20W以上の超急速充電をサポートしています。
USB-C 2ポート接続時は合計150W出力まで対応し、ノートPC2台同時充電すらカバーできるパワフルぶり。
3・4ポート接続時も合計150W出力に対応しているので、最大でノートPC2台 + タブレット・スマホの組み合わせでも急速充電可能です。
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)は「ノートPC複数台とモバイル機器を一気に充電したい人」におすすめです。
おすすめの100W充電器まとめ
本記事は14インチMacBook Proや前世代の16インチMacBook Proに使える、おすすめの100W充電器を紹介しました。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。







こちらの記事を拝見してAnkerのものを購入しました!丁寧かつわかりやすいご解説、ありがとうございます!!
ガジェット野郎Aチーム様、
ありがとうございます!
また遊びに来てください。
マクリン